G1予想[052]第71回桜花賞(4月10日) |
2011年 4月 10日(日曜日) 02:33 |
がれきの山の中から誕生するニューヒロイン、カフェヒミコ、ハブルバブル、ライステラス
女王レーヴディソールの回避で、押し出されるように人気になったホエールキャプチャ。この馬が、「はたして桜の女王にふさわしいかどうか?」が、今回の桜花賞予想の最大のポイントだ。 それで、スポーツ紙も予想紙も評論家たちも、みな同じ視点になっている。まとめてみると、ざっと以下のよう。 ■成績 過去6戦着外なし。前走クイーンCでは、伸びあぐねるダンスファンタジアを尻目に快勝。2歳女王決定戦の阪神JFでも女王レーヴディソールの2着と善戦。 ■枠順 8枠16番と外。しかし、過去10年で8枠は4連対。しかも、2006年以降に外回り変更後、8枠は3連対と好調。 ■最終追い切り 栗東・坂路を池添騎手が追い切り【51.6-37.3-23.8-11.7】。4F51秒6、ラスト1F11秒7という好タイム! ■脚質 どんな競馬でもできる。芙蓉Sでは逃げ切って、後のスプリングS馬オルフェーヴルを完封。次走のファンタジーSでは、後方から追い込んで結果は3着もメンバー最速のアガリを記録。 ■コース 今回の阪神1600メートルは、外回りになって差し馬が好走しやすい傾向にあるので、中団から抜け出す競馬をすれば不安なし。 ■1番人気 最近の桜花賞は1番人気が堅実。過去10年の1番人気の成績は【4-3-2-1】と7連対。 ■不安点 過去10年でクイーンC組は【0-1-3-14】でなんと未勝利。桜花賞とは相性がよくないこと。
なんのことはない。みな、「なんとなく大丈夫だろう」と考えているのだ。すなわち、「これだ!」という積極的なスタンスではなく、消極的な予想に終始しているのである。東日本大震災で日本中が打ちひしがれているだけに、この心理状態は無理もないと思う。 しかし、そんなことでいいのだろうか? 耳タコができたAC広告「日本は強い国。みんなでやれば乗り越えられる」と行くのだろうか? 行くわけがない! こういうときこそ、とんでもない馬が勝たなければいけない。無難な予想は、超ド級の地震、津波の前に粉々に打ち砕かれ、がれきの山の中から、想像だにしなかったニューヒロインが現われてこそ、日本は再生する! そこで、とんでもないニューヒロイン、希望の星となれる馬を探してみると、何頭かいる。当然だが、人気がないことが条件だ。そして、再生日本にふさわしい馬名を持つこと。この2点こそが、じつは、今回の桜花賞の最大のポイントだ。
まず、2枠3番、カフェヒミコ。ヒミコ(卑弥呼)は日本古代史の伝説のヒロイン。しかも、母親はヤマトダマシイである。また、この馬は外国産馬で、アメリカ産。すなわち、世界最強の同盟国アメリカの「オペレーション・トモダチ」が、強力に味方してくれる。 続いて、3枠6番、ハブルバブル。言わずと知れたディープインパクト産駒。ディープインパクトと言えば、深い衝撃。まさに、今回の大震災を連想させる。ただ、今回、ディープインパクト産駒は、マルセリーナ、メデタシとほかに2頭いるが、これは馬名から見て、いらない。とくに「メデタシ」は、いくらなんでも早すぎる。そこで、ハブルバブルとなる。 ではなぜ、ハブルバブルなのか? それは、震災後の景気回復には、どうしてもバブルが必要だからだ。日本はこのまま沈んではいけない。そのためには、バブルを起こさなければならい。ここは、超ド級の「震災バブル」が必要なのだ。 というわけで、単勝はこの2頭。また、この2頭の馬連、馬単の裏表をまず買う。
さらに、もうひとつ、また違った見地からの買い方もある。それは、現在、日本の最大の問題である「福島原発」から、福島関連馬を買うことだ。今回のメンバーで福島競馬場で走ったことがある馬は3頭だけ。フォーエバーマーク、ラテアート、ライステラスの3頭だ。この3頭のうち、「炊き出し」に欠かせない「お米=ライス」から、ライステラスははずせない。 そこで、ライステラスの単勝を追加。さらに、ライステラスからフォーエバーマーク、ラテアートに流し、さらに、カフェヒミコ、ハブルバブルにも流す。そして、カフェヒミコ、ハブルバブル、ライステラス3頭の組み合わせすべてを押さえる。 以上、今回もまた日本復活馬券だが、 これら全部を握りしめて、桜の花びらが風に舞うのをしっかりと見ておきたい。
第71回桜花賞 芝・外1600メートル(3歳、オープン、国際、牝、定量) 1 -1 フォーエバーマーク 牝3 55.0 吉田豊 |