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     このサイトは、山田順の個人的なウェブサイトです。

  コンテンツの一部は情報発信のために書いていますが、ほとんどは個人的な記録の蓄積を目的としています。

 

 *このサイトのイラストは、「海の素材屋」
(http://uminosozaiya.com/)のフリー素材を使わせてもらっています。
 素晴らしいイラストをありがとう。 
 

  以下のブログとは別にメールマガジン(有料)
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 また、YAHOO!ニュース「個人」欄でコラムを
   書いています。

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 産経新聞運営のサイト『IRONNA』 でも
 コラムを書いています。

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 最新刊3冊

   

『米中冷戦 中国必敗の結末』(MdN)

https://books.mdn.co.jp/books/3219403034/
『コロナショック』(MdN新書)

 https://www.amazon.co.jp/gp/product/4295200077?pf_rd_r

『コロナ敗戦後の世界』 (MdN新書) 

https://www.amazon.co.jp/コロナ敗戦後の世界-MdN新書-山田-順/

dp/4295200913/ref=sr_1_2?dchild=1&qid=1606968867&s

=books&sr=1-2 

 

近著4冊

  

永久属国論(さくら舎)

www.amazon.co.jp/o/ASIN/4865811176/hnzk-22

東京「近未来」年表 (さくら舎)

 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784865811773

希望の地としての新興アジア

-私たちが失ったものがそこにある(実務教育出版)

地方創生の罠-イースト新書(イーストプレス)

隠れ増税(青春出版)

https://www.amazon.co.jp/dp/4413045114

     

 



[220]移民に賛成?反対?どちらにしてもいまある議論は無意味。その理由は? PDF 印刷
2014年 12月 13日(土曜日) 23:13

「あなたは移民に賛成ですか?それとも反対ですか?」と聞かれたら、イエスかノーかで答えるしかない。しかし、イエスであろうとノーであろうと、そもそもこの問題に答えること自体が無意味だ。

 なぜなら、この論争は、解禁すれば日本に移民がやってくることを前提にしているからだ。

 現在、政府の経済財政諮問会議の専門調査会では、移民問題が議論され、やがて報告書が出ることになっている。はたして、どんな結論が出るかは予測できないが、最近の世論の大勢は反対のようだ。移民反対の署名運動まで起こり、『移民亡国論』のような本も出版されているからだ(もちろん、賛成派の本も出版されている)。

 で、私だが、移民受け入れには「賛成」である。著書にもそう書いてきた。だから、一部メディアから取材を受けたこともある。しかし、積極的に移民を受け入れろと発言する気はあまりない。なぜなら、賛成しようと反対しようと、この問題の本質は、いま行われているような論争では解決されないからだ。

 なぜ、そうなるのか、以下説明してみたい。 

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[219]誰も書かない「景気を回復させてはならない」というアベノミクスの“裏目的” PDF 印刷
2014年 11月 25日(火曜日) 04:41

今回の総選挙は、結局「アベノミクス解散」ということになった。安倍晋三首相自らがそう言い、アベノミクスの是非を問うとしたので、これに沿って国民は投票するほかない。 

 となると、自民党は圧勝するだろう。各メディアはさまざまな選挙予測を出しているが、いずれも自民党は議席を減らす、あるいは過半数割れまでありえるとしているが、そうはならないと思う。

 なぜか? それは、アベノミクスは、始めた以上止められないからだ。第3の矢の構造改革は別として、いまの異次元緩和を止めたら、どうなるかは自明だ。1度打ったカンフル注射は、続けて打ち続けない限り、経済も財政も破綻してしまう。

 それなのに、野党、とくに民主党は「大胆な金融緩和には市場環境を踏まえた柔軟な金融政策を」などと、意味不明なことを言っている。選挙の争点になったアベノミクスに反対せざるをえないのだろうが、なにをしていいのかわからないのは明白だ。

 結局、現在の不況下では、もはや打つ手はない。だらだらと異次元緩和をやり続けていくしかない。つまり、アベノミクスというのは、日本経済と財政の延命策である。

 本来、やってはならないことだったのに、やってしまった以上引き返せない。「出口なし」ということだ。

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[218]日本はとうとう大不況に突入してしまった PDF 印刷
2014年 11月 16日(日曜日) 16:55

「今回の総選挙には大義がない」「いや大義がある」「いったいなにが争点なのか?」「消費増税先送りは国民に信を問う立派な争点だ」「なんでいまなのか?」「いまやれば自民党が勝てるから」「アベノミクスの失敗隠しでは?」「そうではない、アベノミクス自体はうまくいっている」などと、今回の解散総選挙をめぐって、メディアから一般国民まで意見が割れて、わけがわからなくなっている。

 そこで、いったいなぜこうなったのか? を、きちんと整理しておきたい。まず、政局的な話は除いてみる。すると、今回の解散総選挙は、たった一つの原因でこうなったことがわかる。

 それは、日本が「大不況」に突入したということだ。景気があまりに悪い。たったこれだけだけである。大義があるかないか、争点があるかないかなど、どうでもいいのだ。

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[217]「アマゾンに怒る日本の出版社」(産經記事)に、本を書く側として思うこと PDF 印刷
2014年 11月 07日(金曜日) 22:56

11月7日の産經新聞に、『「Amazonが牙をむいてきた」怒る日本の出版社 契約内容で各社を“格付け”、Amazon優位に懸念』という記事が掲載された。

 書いたのは海老沢類記者で、私のコメントも載っている。そこで、この記事が投げかけている問題を考えてみたい。

「アマゾンと出版社の対立」は、現在、各国で起っている。 

 アメリカでは、すでにアシェットおよびオーサーズギルト(作家連合)がアマゾンと対立している。また、フランスやドイツなど、欧州でも同様の問題が起っている。

 これは、書籍流通をアマゾンに独占されると、いずれ出版社も著者もアマゾンの言いなりになるになるほかなくなるのではないかという恐怖感があるからだ。

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[216]これは地獄への道。日銀の追加緩和ではっきりしたアベノミクスの「金融詐欺」 PDF 印刷
2014年 11月 01日(土曜日) 15:46

10月31日、日銀が異次元緩和第2弾(追加緩和:黒田バズーカ砲第2弾)を発表した。また、政府は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の株の運用比率を引き上げる改革案を承認した。

 その結果、株価がなんと755円も上がり、円は一時112円台を記録した。

 そこでまず、いったいなにが起こったのか整理してみたい。

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[215]凱旋門賞で惨敗の真因は、「過去の教訓を活かさない挑戦」と「欧州至上主義」! PDF 印刷
2014年 10月 08日(水曜日) 01:00

「今年こそは」と期待されていた凱旋門賞で、またしても日本からの遠征馬が惨敗した。ここ2年続けてオルフェーヴルが2着だったから、3頭が遠征した今年は、例年以上に期待が大きかった。

 しかし、ハープスター(牝3)の6着を筆頭に、世界ランキング1位のジャスタウェイ(牡5)は8着、ゴールドシップ(牡5)は14着と、まったく歯が立たなかった。はっきり言って「惨敗」である。

 この惨敗に、メディアは今年もお決まりのことを言った。つまり、「馬はよく頑張った」「力は出し切った」と、健闘(?)を誉めたたえ、「世界の壁は厚かった」で締めくくったのだ。

 はたして、こんな総括でいいのか? いいわけがないと思う。

 そこで、なぜ、こうも日本調教馬が凱旋門賞で負け続けるのか?なぜ、毎年、同じことを繰り返すのかを考えてみたい。

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[214]アベノミクス崩壊か? 安倍政権を支えてきた「ネットB層」が陥った罠 PDF 印刷
2014年 10月 04日(土曜日) 01:27

アベノミクスによるバブル崩壊が近づいてきた。

 10月になってから、デパートやスーパーなどの9月の売上高速報値が出だしたが、軒並みマイナスで、個人消費は悪化の一途をたどっている。1日に出た日銀短観の大企業・製造業の業況判断はたった1ポイントの改善だけで、全産業では3ポイントの悪化。翌2日には、株価は大幅に下落した。円安も進み、1ドル110円を一時的に突破した。

 ついこの間まで、「円安によって景気はよくなる」と言っていた人たちまで、最近は「円安は懸念材料」と言い出した。また、それにともない、アベノミクス悲観論が台頭してきている。

 アベノミクスが始まったときからこれを批判し、「金融・財政政策のトリック」「単なるバラマキ政治の延長」と言ってきた人たちの見方のほうが正しかったと言える。

 見苦しいのは、アベノミクス賛同派の専門家まで、最近はアベノミクスを批判するようになったことだ。「これ以上の増税はありえない」などと言っているのを聞くと、彼らがいかに日和見なのかわかって、哀しくなってくる。

 アベノミクスが正しい経済政策と言ったのだから、出た数字がいくら悪かろうと、徹底的にこれを続けろと主張すべきだ。日銀の黒田総裁が言ったように、これは“異次元”のバズーカ砲なのだから、なんでそんなに数字にビビるのだろうか?

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[213]ドルベースでは株価もGDPも大幅下落。もういい加減、誰かアベノミクスを止めてほしい! PDF 印刷
2014年 9月 29日(月曜日) 03:37
『花子とアン』のエンディングにあきれ果てて、その後、なにかもの哀しくなってしまった。いまもなおその後遺症が続いている。ホント、なんとかならなかったのだろうか? 最終週に登場した脳科学者の演技にあきれ、年を取っても若いときと同じ演技でとおすヒロインにあきれ、出版記念会の学芸会的演出にあきれ、余りに「あきれ」が多すぎて、番組終了後は、1時間は呆然としていた。「命がけの本の出版記念会で客をほったらかして家に帰り、続編の翻訳を始める」なんて作家がいるわけがない。

 せめて、本を持って故郷・甲府に帰り、そこで「おとう」の墓に行ってほしかった。そこに麦藁帽子が飛んできたほうが、どんなにすっきりしたことか。

 というわけで、本題のアベノミクスだが、こちらはもう、もっとあきれ果てるとしか言いようがない事態になってきた。安倍首相が力強く言ってきたことは、なにも起っていないばかりか、日本経済はどんどん悪化しているからだ。

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[212]消費税10%議論は時間の無駄。もう決まっている「できレース」を見ても意味はない。 PDF 印刷
2014年 9月 15日(月曜日) 23:45

消費税の10%への引き上げについて、政府要人の発言が次々に伝えられている。谷垣禎一・自民党幹事長は、13日のテレビ番組で、「大きな方向はあまり先送りしないでやっていかないといけない」と述べ、予定どおり2015年10月に実施すべきだとの考えを示した。 

 また、麻生副総理・財務相は12日のアジア欧州会議(ASEM)財務相会議後の記者会見で、「上げないことによって世界中からの信用が落ち、国債を売り浴びせられると、影響が見えない。そうならないようにする対応が大切」と述べ、同じく予定どおりの引き上げを示唆した。

 マスコミも最近は、「消費税率の再引き上げ」の議論を活発化させている。エコノミストや評論家も「この状況で引き上げるべきでない」という反対派から「予定どおり引き上げるべきだ」という賛成派に別れて、議論を戦わせている。

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[211]アマゾンが出版社を4ランクに分けて契約交渉。なにが問題か? 解決策は? PDF 印刷
2014年 8月 29日(金曜日) 13:47

8月28日、朝日新聞が一面で「アマゾン、出版社格付け、電子書籍、有利な契約優先」という記事を掲載した。

 それによると、アマゾンは、出版社がアマゾンに支払う販売手数料の高さ、電子書籍の品ぞろえの充実度などに応じて出版社を4ランクに分け、ランク上位の社から優先的にウェブ上のプロモーションを行っているという。このやり方を一部の出版社は受け入れたが、大手は軒並み反対しているという。

 じつは、これは出版界ではすでに周知のことだが、記事の論点がズレているのではないだろうか? というのは、アマゾンのやり方を告発しているように読めるからだ。

 この記事は、アマゾンが有利な契約を優先することがあたかも不公平であるような書き方をしている。そして、「格付けが下の出版社の書籍は読者の目に触れにくくなり、出版社にとって死活問題」になると言っている。

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[210]そもそも「女性活用」で経済成長ができるというのは本当なのか? PDF 印刷
2014年 8月 19日(火曜日) 04:14

現在、政府はアベノミクスの成長戦略の一つ「女性活用」に、積極的に取り組んでいる。最近では「女性が活躍できる環境づくり」を掲げ、女性の登用に積極的な企業に対して、補助金を出すことも決まった。

 この補助金は、来年度に創設され、女性幹部を増やせばもらえるようになる。また、女性の登用が進む企業には、物品や資材などを調達する際に、政府から優遇措置を受けられるようになる。

 こうした政策の目標は、安倍首相が公言しているように、「2020年までに指導的地位を占める女性の割合を30%にまで引き上げる」 とされる。

 つまり、政府は力づくでも「女性活用」を進め、それによって経済成長できると信じているようだ。

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[209]株価暴落と史上初の経常赤字でわかったアベノミクスの失敗。早急に政策転換を! PDF 印刷
2014年 8月 09日(土曜日) 23:14

8月8日は、日本経済にとって悪いニュースが二つ重なった。一つは、株価の暴落。日経平均が454円余りも暴落して1万4778円と、抵抗ラインとされた1万5000円台をあっさりと割り込んで引けたこと。もう一つは、財務省が発表した2014年上半期(1~6月)の国際収支の状況で、経常収支が5075億円の赤字を記録し、比較可能な1985年以降で初めてという異例の事態になったことだ。

 しかし、どちらのニュースも、メディアは重大な出来事とは捉えていなかった。私としては、これはアベノミクスが失敗している、あるはまったくうまくいっていない現れだと思うが、そうは捉えていないのだ。

 株価の下落は「オバマ大統領がイラクでの限定的な空爆を承認したことで地政学的リスクが高まったこと」と、まるで他人事。史上初の経常赤字も、「原発停止で燃料の輸入が増え、企業が生産拠点を海外に移転して輸出が伸び悩み、貿易赤字が膨らんだから」と、解説しているにすぎなかった。

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[208]鶏肉偽装なんて氷山の一角。中国の本当の問題は「空気」「水」「油」の汚染だ! PDF 印刷
2014年 7月 25日(金曜日) 03:03

またも中国で食品偽装事件が発覚、大騒ぎになっている。ニュースやワイドショーを見ていると、識者たちはいろいろな見解を述べているが、私にはどれもピンとこない。というか、どんな見解も的外れとしか思えない。

 なぜなら、今回は鶏肉などの加工肉が問題とされているが、問題は中国の全食品に及んでいるからだ。つまり、識者たちが言うように「安全管理意識を徹底させる」「HACCPを徹底導入する」「抜き打ち検査をする」なんてコメントは、まったく意味をなさない。

 

 鳥インフルエンザ、冷凍ギョーザ中毒事件などを受け、日本企業は、これまで取引先である中国企業の安全管理やトレーサビリティの徹底を図ってきた。しかし、今日まで、中国側の安全意識が改善されたと、私は聞いたことがない。つまり、この問題はそんなことでは解決できないのだ。

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[207]「アマゾンが出版市場を支配する時代」到来に、気分が落ち込んでしょうがない PDF 印刷
2014年 7月 02日(水曜日) 15:26
最近の出版界の状況を示す各種のデータ、そして最近の日米の出版界の状況を見て、なにかこう、非常に暗い気分になっている。いままで以上に本当に暗い。

 そこで、なぜそうなのか、ここに書き留めておきたい。 

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[206]都議会ヤジでいくら“お祭り”しても「女性が輝く日本」はやって来ない PDF 印刷
2014年 6月 30日(月曜日) 00:51

都議会での女性差別ヤジで、マスコミもネットも“お祭り騒ぎ”になっている。W杯で日本代表が惨敗したので、その憂さを晴らしているようだ。まさに。左村河内問題、小保方晴子問題に続く、今年3番目の超A級ネタだ。いまや、日本中が「正義」を振りかざし、「女性差別はいけない」と叫んでいる。

 しかし、これで、本当に女性差別がなくなるだろうか?なくなるわけがないと、私は思う。なぜなら、今回のお祭りの標的はじつは「女性差別」ではなく、ヤジの犯人、旧世代オヤジたちだからだ。さらに範囲を広げても、“こんなもんでなんとかなる幕引き”を計った都議会ぐらいだろう。 

 つまり、この問題の本質、「日本は先進国では考えられない女性差別国家」そのものは、またもウヤムヤに成るに決まっている。

 なんでそう思うか?って、それは、過去にも同じようなことがあり、それをキッカケにして、女性の地位が向上したことはなかったからだ。

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[205]W杯惨敗で思う「日本代表」を世界レベルにするためのたった一つの方法 PDF 印刷
2014年 6月 28日(土曜日) 18:19
W杯の日本代表が0勝2敗1分という惨憺たる成績で終わったことで、日本中に失望感、虚脱感が広がっている。

 しかし、よくよく考えてみれば、その責任の多くはメディアにあると思う。なぜなら、メディアは彼らの本当の実力を知っていながら、それをあえて無視して「史上最強」と煽りに煽ったからだ。

 しかも、そのメディアが、今度は一転して、「やっぱり世界のレベルは上だった」なんて言っている。そんなこと、いまさら聞く気もしない。

 なぜなら、そんなことは何十年も前から言われてきたことだからだ。そのため、日本はこれまで、フィジカル面を強化し、個人のスキルを向上させ、さらに世界に通用する戦術を身につけようとしてきたのでははないだろうか。

 とすれば、今回もまた「世界のレベルは上」という結論では、次回もまた、世界に追いつくために同じことが繰り返される。何十年やってもダメなものが、次回、監督を代え、選手を入れ替えただけで、上手くいくだろうか?

 私にはけっしてそうは思えない。では、どうすればいいのだろうか?

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[204]W杯初戦負け。予想された敗戦なのにそれを伝えず、完敗したのに「完敗」と言わない“言霊信仰”が腹立たしい PDF 印刷
2014年 6月 17日(火曜日) 00:11

W杯初戦相手コートジボアールに、日本は、世界の大方のメディアや専門家の予想通り、完敗した。スコアは2-1だが、あれは「完敗」だ。

 だから、普通なら、日本のメディアも「日本、予想通りの敗戦」あるいは「日本、完敗」と書くべきだろう。それほど、日本チ―ムの負け方はひどかったし、とくに後半は、手も足も出なかったと言っていい。

 ところが、日本のスポーツマスコミの見出しに「完敗」の文字はなかった。また、多くのテレビ番組も、「惜しかった」という編集の仕方をしていた。実際、そう言って悔しがるコメンテーターばかりだ。しかも彼らの多くは、「まだ次がある」「終わったことは忘れよう」と言うだけで、まったく批判精神というものがない。

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[203]集団的自衛権の問題を「日本の近・現代史」から考える:日本人は国家とはなにかがわかっていない! PDF 印刷
2014年 6月 02日(月曜日) 20:54

集団的自衛権をめぐる論争が迷走している。「戦争ができる国にしていいのか」という幼児的な反対論も広がり、政府内部も、自民党と公明党の間でグレーゾーンをめぐって話がこじれている。いったいなぜ、こんなことになってしまうのか?

 この問題の本質を、歴史をさかのぼって考えてみた。

 まず、私の立場をはっきりさせておくと、これはじつに簡単で、集団的自衛権を行使できるようにすることには賛成だ。なぜなら、集団的自衛権は主権国家が持つ「固有の権利」だし、その権利を世界の中で日本だけが行使できないことなどあってはならないからだ。

 ところが、これまでの日本政府は集団的自衛権を「保有しているが行使できない」と解釈してきた。この解釈自体が間違っている。で、なぜこんな訳のわからない解釈になったのかというと、日本国憲法の呪縛があるからだ。

 すなわち、憲法第9条では、第1項で「戦争の放棄」、第2項前段で「戦力の不保持」、第2項後段で「交戦権の否認」を謳っている。要するに、日本はフォース(軍)を持っていないことになっているので、個別だろうが集団的だろうが、すべてがこじつけにしかならないのだ。日本国憲法は、ひと言で言えば「リーガル・フィクション」(法的偽装)である。

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[202]グローバルエリートより、英語を話すグローバルヤンキーを養成せよ! PDF 印刷
2014年 5月 15日(木曜日) 14:57

最近、マスコミ業界や広告業界、マーケティング業界では、「マイルドヤンキー」の話題で持ち切りだ。マスコミ関係者と広告業界関係者が酒場に集まると、決まってこの話になる。そうして、マイルドヤンキーがどんな若者たちなのか? ひとつひとつその例を挙げて、「まさか」「へえー」といった言葉が飛び交う。

 マスコミ関係者は、こうした例を「面白いネタ」と考え、広告関係者は新しい消費世代の鉱脈発見と捉えている。つまり、この問題が、じつは日本の貧困化、経済衰退を大きく反映していることまで深堀りはしない。

 “ヤンキー経済”が広がっているので、それにどう乗っていくかというような話ばかりになる。それは、マイルドヤンキー論の震源地となったネタ本、博報堂の原田曜平氏の『ヤンキー経済消費の主役・新保守層の正体』という本のタイトルに象徴されている。つまり、マイルドヤンキーは、これからの「消費の主役」であり「新保守層」というのだ。

 しかし、本当にそうなのだろうか?

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[201]アメリカは日本を本当に守るのか? 中国はわれわれの敵なのか? 安全保障を考える PDF 印刷
2014年 5月 15日(木曜日) 12:51

中国との尖閣諸島の領有権問題、そしてそれに絡むウクライナ情勢、さらにこうしたことを受けて議論されている集団的自衛権問題、ついに起こった中国とベトナムの南シナ海での衝突など……本当にいま日本が巻き込まれそうな国際情勢はきな臭い。だから、国内世論は錯綜している。まるで、かつての日中戦争時、太平洋戦争開戦時の状況を見ているようだ。

 ただ、こうした議論に、なぜか戦略的な大きな視点が欠けているのが、本当に気になる。どういうことかというと、日本は中国と対決していく。その基盤となる日米同盟は堅持する。さらに、そのためには集団的自衛権が必要という流れが、自然とできあがっていることだ。

 この枠組みから外れた議論、考え方がほとんどない。それが本当に気になる。完全にズレている「日本を戦争する国にするのか」という方々はほっておくとして、まともに議論している方々、メディアなどに、巨視的な視点がないのはなぜなのだろうか? 

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[NEWS]新著『すべてを手に入れた「1%の人々」はこう考える』(6月3日発売)の紹介 PDF 印刷

『すべてを手に入れた「1%の人々」はこう考える』

 (ヒカルランド、1490円)

 現在、私たちが暮らすこの世界は「格差社会」とされ、「99%と1%の差がどんどん広がっている」と言われています。そこで、99%の人々はがどのように誕生し、どのような考え方で生きているのかを、これまでの取材からまとめてみたのが、この本です。

 

 いま、「お金持ちになるための本」「成功するための本」が数多く出ていますが、本書はそういう本とは違って、“お金持ちになる方法”はとくに明確に書いていません。なぜなら、そんな法則も、誰でもがなれる方法などないからです。あるなら、誰もが「お金持ち」「成功者」になっています。しかも、私はお金持ちでないし、ただの庶民です。

 というわけで、本書で描いたのは、主に現代の富裕層の実態とその考え方です。

 とくに、現代の起業家がどんな考え方で生きているのか?は、あまり紹介されていないので、紙幅を割いています。たとえば、アメリカの富裕層が信奉するアイン・ランドの著作や思想、現代さかんに言われている「慈善資本主義」などについても、おそらく日本で初めて触れています。

 

 

 Amazon.co.jp: 99%が知らない富裕層になる方法 すべてを手に入れた「1%の人々」はこう考える

 

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