• ホーム&サイト
  • 時事ブログ
  • メディアNEWS
  • 仕事の記録
  • メルマガ
  • 外食日誌
  • G1予想
  • 問い合わせ

山田順プライベートサイト

A ROAD TO HEAVEN
Home 時事ブログ

All Menu(すべてのメニュー)

  • Home & Commentary(「私の視点」時事ブログ/随時更新)
  • About the Site(このサイトについて)
  • Profile(プロフィール)
  • Media News Selection(メディア業界ニュース)
  • Works(仕事の記録)
  • Mail Magazine(メルマガ:未来地図)
  • Regulars(連載記事/時々更新)
  • Special Articles(特別記事)
  • Works Archive(著作、記事の紹介および一部公開)
  • Horse Race(G1予想、競馬エッセイ)
  • Memories of My Father(作家・津田信アーカイブ)
  • Eating-out Diary(外食日誌)
  • 問い合わせはこちら

Link

  • リンク集

Designed by:
SiteGround web hosting Joomla Templates
Home & Commentary 私の視点/時事ブログ

 

    Welcome to My  Website

     このサイトは、山田順の個人的なウェブサイトです。

  コンテンツの一部は情報発信のために書いていますが、ほとんどは個人的な記録の蓄積を目的としています。

 

 *このサイトのイラストは、「海の素材屋」
(http://uminosozaiya.com/)のフリー素材を使わせてもらっています。
 素晴らしいイラストをありがとう。 
 

  以下のブログとは別にメールマガジン(有料)
 を発行しています。

 こちらから→http://foomii.com/00065

  

 また、YAHOO!ニュース「個人」欄でコラムを
   書いています。

  こちらから→http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamad

  

 産経新聞運営のサイト『IRONNA』 でも
 コラムを書いています。

  こちらから → https://ironna.jp/blogger/97

 Facebook

  こちらから → https://www.facebook.com/profile.php?id=100062248806504

 最新刊3冊

   

『米中冷戦 中国必敗の結末』(MdN)

https://books.mdn.co.jp/books/3219403034/
『コロナショック』(MdN新書)

 https://www.amazon.co.jp/gp/product/4295200077?pf_rd_r

『コロナ敗戦後の世界』 (MdN新書) 

https://www.amazon.co.jp/コロナ敗戦後の世界-MdN新書-山田-順/

dp/4295200913/ref=sr_1_2?dchild=1&qid=1606968867&s

=books&sr=1-2 

 

近著4冊

  

永久属国論(さくら舎)

www.amazon.co.jp/o/ASIN/4865811176/hnzk-22

東京「近未来」年表 (さくら舎)

 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784865811773

希望の地としての新興アジア

-私たちが失ったものがそこにある(実務教育出版)

地方創生の罠-イースト新書(イーストプレス)

隠れ増税(青春出版)

https://www.amazon.co.jp/dp/4413045114

     

 



[115] 日本破綻の引き金を引くのは経常赤字への転落。そのときはいつか? PDF 印刷
2012年 1月 31日(火曜日) 02:43

2012年最初の1カ月が終わった。この1カ月間、毎日のように、日本の将来が暗いというニュースが続いた。なかでも極めつけは、日本が31年ぶりに貿易赤字国に転落したというニュースだろう。

  増税国会が始まったタイミングで、このニュースほどインパクトがあるものはなかった。なぜなら、この先、貿易赤字ばかりか所得収支も赤字になる可能性があるからだ。つまり、日本は経常赤字国に転落してしまうのである。それまでにどれくらいの期間があるかはわからないが、もしそうなったら、日本は間違いなく財政破綻するだろう。

   所得収支で貿易赤字が埋められなくなると、経常収支は赤字になる。これは政府と民間を合わせた日本全体の家計が赤字ということだから、事態は深刻だ。これまでは政府債務の大きさが問題視されてきたが、これはあくまで日本政府の借金である。今日までの日本は、いくら政府の債務が大きくとも、経常収支の黒字によって、市場からは信認を受けていた。

 

続きを読む...
 
[114]「ネットの自由を守れ!」と、ネット企業がSOPA/PIPAに猛抗議!しかし、これは茶番ではないか。 PDF 印刷
2012年 1月 22日(日曜日) 03:11

SOPA/PIPA法案をめぐって、いま、アメリカのネットビジネスや議会は大騒ぎになっている。最近では、Wikipediaが抗議して1月18日を「ブラックアウト・デイ」としてサービスを停止、サイトを1日閉鎖したが、これまでも、グーグル、アマゾン、フェイスブックなどの名だたるネットビジネスも続々と抗議をしてきている。また、20日には、ネット関連企業による大規模なストライキも行われた。

   Wikipediaの抗議画面

 オバマ大統領も自身のブログで「表現の自由を抑制し、サイバー・セキュリティ・リスクを高め、ダイナミックで革新的なグローバルなインターネットの基盤を損なう」と表明したので、ネットの自由は侵害されてはならないものというイメージが広がっている。

  しかし、彼らが抗議する根底になっている「ネットの自由」など、どこにあるというのだろうか? すでにないも同然で、そうしたのはネット企業自身ではないのだろうか?

 

続きを読む...
 
「113] アマゾンが「Kindle」の日本オープンを見送りで、電子書籍ガラパゴスは続く PDF 印刷
2011年 12月 29日(木曜日) 23:36

共同通信は12月27日、アマゾンが日本での「Kindle store」の年内開設を断念し、来春に延期したと報じた。

 アマゾンは日本での電子書籍販売を本格化しようと、これまでに国内の主要な出版社と交渉を行ってきた。その過程で、11月20日には日経新聞が「年内開設」と一面で報道したが、この日経記事は勇み足になったことになる。

  今回の共同電によれば、複数の出版関係者の話として、アマゾンとの交渉が難航している最大の理由は、販売価格の決定権をアマゾンが実質的に握る契約になっているためという。つまり、紙の本と同じような再販制による価格決定権を失うことに、大手各社が二の足を踏んだわけである。

  Kindle store

  これによって、現状の「電子書籍ガラパゴス」状態は、この先も続くことになり、一般書の電子書籍の普及が遅れるのは間違いない。

 

続きを読む...
 
[112] 紙の新聞はやがて終わり、ソーシャルマガジンの時代がやってくる PDF 印刷
2011年 12月 25日(日曜日) 19:56

メディア業界にとって、かなり衝撃的なニュースが二つあるので書き留めておきたい。一つは、先週発表された南カリフォルニア大学(USC)のレポート。もう一つはグーグルが数日前に発表した「Google currents」だ。前者は、アメリカの新聞がほとんど5年以内に消えるという衝撃の予測。後者は、ソーシャルマガジンの時代が訪れたことを実感させるもの。

 まず、南カリフォルニア大学(USC)のレポートだが、USCのデジタル未来センターのジョン・コール教授の発言は、かなり悲観的だ。「米国の新聞がほとんど5年以内に消える」としたうえで、「生き残る可能性のある新聞はNYT、WSJ、Washington Post、USA Todayくらい」と言っている。ここまで冷徹な見方する人はあまりいない。

    NYT.com

   Google currents

続きを読む...
 
[111] 今年のブログ更新はこれで最後に? ブータンは憧れの理想郷なのか? PDF 印刷
2011年 11月 30日(水曜日) 06:39

ブータンの若き国王夫妻が来日して以来、ちょっとしたブータンブームが起こっている。ワンチュク国王(31)と、民間出身のジェツン・ペマ 王妃(21)は、10月の結婚式以来、世界に話題を提供してきたが、今回の来日で、日本各地でつつましい振る舞いと微笑みを振りまいたため、たちまち人気者となった。

  それにともない、ブータンは素晴らしい国だと、ほとんどのメディアが伝え出した。とくにワイドショーは、ブータンが国民の幸福度ナンバーワンの国(国勢調査で国民の98%が「幸福」と答えた)ということを紹介し、絶賛を繰り返した。「失われた日本がここにある」「美しい田園と人々のやさしさは素晴らしい」と、コメンテーターたちは口をそろえた。

 ブータンには 国民総生産(GDP)にかわる国民総幸福量 (GNH) という概念があり、これまでの日本は経済成長ばかりに捉われて、これを忘れてしまったというのだ。しかし、人口わずか70万人のヒマラヤの小さな王国、2010年の1人あたりのGNI(国民総所得)が日本の約22分の1の約1880ドルという、世界でも最貧国の人々が本当に幸せなのだろうか?

 

続きを読む...
 
[110] ヒルズに続いてミッドタウンでクリスマスイルミネーションを見る PDF 印刷
2011年 11月 29日(火曜日) 13:15

11月27日、東京ミッドタウンのクリスマスイルミネーションを、家族で見に行った。1階の「ユニオンスケア・トーキョー」の窓側の席を予約し、娘と娘の台湾人の友人と家内の4人で、ガーデンに灯るイルミネーションを見ながら食事をした。

  このあと、12月半ばに家内はまた入院する。直腸癌の手術を受けて3カ月半が過ぎ、今度は人工肛門を外して肛門復活手術を受ける。東京女子医大の担当医はそれを「クリマスマスプレゼント」と言って、家内を励ましてくれた。私は、年内に次の本の締め切りをかかえているので、今年のクリスマスは家内の病室でPCに向かっていることになりそうだ。

 

続きを読む...
 
[109] 街はすっかり年末ムード。ヒルズに琥珀色のリボンツリーが登場 PDF 印刷
2011年 11月 17日(木曜日) 23:40

東京・六本木の街は、すっかり年末ムードになった。六本木ヒルズの玄関口を上がった「66プラザ」には、高さ約7mのクリスマスツリーが飾られ、ツリーに巻かれた「琥珀色」の光のリボンが目にしみる。また、毛利庭園内の池の湖面に「とめどなく流れる時」をテーマに、高さ4m幅7mの「滝」のイルミネーションオブジェも登場した。

  ヒルズに続くけやき坂通りは、恒例のイルミネーションが一斉に点灯している。このイルミネーションの協賛は日本企業ではなく、サムスン(Samsung Electronics Co.,Ltd.)だ。今年は本当に目まぐるしい1年だったが、もう年の瀬なんて信じられない気分だ。

 

 

 
[108] 「資産フライト」は「絶望フライト」。財政破綻時には、日本もギリシャ、イタリアのようにIMFの監視下に入る PDF 印刷
2011年 11月 08日(火曜日) 02:53

ここのところ、欧州の金融危機が世界の関心事になっている。先週のG20ではイタリアの国際通貨基金(IMF)による監視受け入れが決まり、11月6日にはギリシャでパパンドレウ首相の退任と連立政権の樹立が決まった。

  そうしたなか、最近では「欧州危機は対岸の火事ではない。日本の財政危機のほうが深刻だ。日本もやがてギリシャやイタリアのようになる」という見方が、あらゆるメディアで伝えられるようになった。なにしろ、ワイドショーでもコメンテーターがこうした見方を平気でコメントするのだから、かつてなら考えられないことだ。

  ついこの前まで、「日本が財政破綻する」という見方を、大手メディアは伝えなかった。テレビに出ている専門家も、このことに真っ向から言及した人を見たことがない。しかし、いまや、財務省まで危機をあおるようになった。最近の財務省は、ツイッターからフェイスブックまで使って、財政の深刻さを訴え出したからだ。

  そこで、日本がこの先、ギリシャやイタリアにようになるとしたら、どのようになるのか? を考えてみた。

   

続きを読む...
 
[107] 『資産フライト』発売以後に考えるグローバル経済。世界全体の成長に投資をするのが最善の方法 PDF 印刷
2011年 10月 31日(月曜日) 04:35

10月20日に『資産フライト』(文春新書)が発売されて以来、いろいろな人から連絡がくる。日刊ゲンダイの寺田俊治編集局次長は「あっという間に読んでしまい、まさにこれはいま必要な本だと思った」とすぐに記事にしてくれた。

 名前は書けないが、旧知の未上場企業としては日本有数の会社の会長からも電話があり、「あなたが書いたとおり。私のまわりでこれをしていない人間はいない。とくに資産が10億以上あり、努力しておカネ持ちになった人間は、ほぼ日本を出てしまった」と言われた。それで、久しぶりにこの方に会い、有意義な話をたくさん聞いた。

 この方が言うように、「努力しておカネ持ちになった人間」は、必然の帰結として、資産フライトをするしかない状況に、現在の日本はある。それは、ひと言で言えば日本経済がどんどん衰退しているからであり、努力が報われない未来が目前にせまっているからだ。

続きを読む...
 
[106] なぜ、資産フライトが起こるのか? いまさら国家破産するかしないかの論争は無意味だ! PDF 印刷
2011年 10月 10日(月曜日) 02:49

拙著『資産フライト』(文春新書)がもうじき発売される。ここで描いた富裕層から一般層までがしている資産の海外持ち出しは、もうかなり以前から静かに起こっている。しかし、今日まであまり報道されてこなかった。これは、将来の日本を考えるうえでかなり深刻な問題なのに、なぜなだろうかとずっと思ってきたが、最新の『週刊ダイヤモンド』誌(2011年10月8日号)が、「日本を見捨てる富裕層」として、ついに数十ページを割いて特集した。

 もちろん私は、この特集を読んだ。しかし、見方が甘いのでないかというのが、正直な感想だ。資産フライトは当然のように「海外投資」に通じるが、その方法を『ダイヤモンド』誌は踏み込んで描いていない。

 経済誌だから、日本の金融機関の広告の出稿がある。そうすると、日本の金融機関を通して海外投資をすることのリスク、リターンのなさは詳細には描けない。それが、経済誌の限界だから、仕方ないのだろう。

  私が知るかぎり、日本の金融機関をとおして海外投資をする人々は、よほどのお人好しか、無知かのどちらかだ。日本の金融機関をとおして外貨預金をしたり、海外金融商品(株、債券、ファンドなど)を買ったりすることを「海外投資」と呼ぶこと自体も、はっきり言ってナンセンスだ。

続きを読む...
 
[105]カリスマ経営者スティーブ・ジョブズ氏が死去。彼の本当の功績とはなんだろう? PDF 印刷
2011年 10月 10日(月曜日) 02:43

アップルは10月5日、前CEOスティーブ・ジョブズ氏が死去したことを発表した。彼の死去で、世界中のメディアが追悼報道を繰り広げたが、どうも日本のメディアはポイントがズレているのではないかと思った。ジョブズ氏をまるでITの神様のように讃えているからだ。

  病気療養中だったジョブズ氏は、今年の8月に、アップルのCEOの職をティム・クック氏に委譲していた。だから、容体は相当悪いと思われ、一部メディアは死去の際の予定稿を用意していた。

  しかし、その予定稿には、「革新的」「アイデアマン」などという表現が並び、ジョブズ氏が、まるでコンピューター、ネットという世界を創り出した人物のように描かれていた。 

  

続きを読む...
 
[104]アマゾンの1人勝ちで、電子書籍戦争は終結。いずれ日本でも同じことが起こり、本当の電子書籍時代がやってくる PDF 印刷
2011年 10月 01日(土曜日) 02:53

電子書籍元年と言われた2010年が明けて、じきに1年が経とうとしている。私は、今年の3月に『出版大崩壊 電子書籍の罠』(文春新書)を出し、日本の電子書籍をめぐる動きが空騒ぎに終わるのではないかという見方を書いた。このまま行けば、日本ではアメリカのような電子書籍市場はいつまで経っても形成されない。そればかりか、電子書籍化がもたらす未来は、既存の紙メディア(出版、新聞)にとっては、けっして明るい未来ではないということも書いた。

  こうした私の見方、予測は、どうやら的中しそうだ。この9月28日のアマゾンの新製品発表の内容を知って、この考えはいまや確信に近くなった。

  左から「Kindle Touch」「79ドルの廉価版Kindle」「Kindle Fire」

 

続きを読む...
 
[103] やがて「その日」(ドゥームズデイ)=財政破綻は必ずやってくる。しかし、政府にも国民にも危機感がないのはなぜなのか? PDF 印刷
2011年 9月 26日(月曜日) 03:15

台風15号とともに残暑が去り、秋がやってきた。この2、3日、本当にそれを実感する。じつは、7月初めに家内が癌だとわかり、8月半ばに手術のため東京女子医大に入院。先日退院するまでほとんどつきっきりだったため、季節の移ろい、時局の流れなどを気にかける時間がなかった。

 このサイトの更新も、自宅ではなく、家内の病室からしていた。手術後、ベッドでほとんど眠り続ける家内のかたわらで、PCのキーボードを叩くのは、とてつもなく虚しかった。

 ときどき、病室の窓から、ぼんやりと新宿副都心にそびえる高層ビル群のスカイラインを眺めていた。そうしていると、これまでの人生であったいろいろなことが、心に浮かんでは消えた。そして、そのたびに漠然と、今後どうなるのだろうかと考えては、それ以上考えるのを止めていた。

 8月半ばから今日まで、台風が2回やってきた。大震災後の混乱が続くなか、首相が交代したが、この国はますます悪い方向に向かい出した。そして、世界は経済的な混迷を深め、今後どうなるのかまったくわからない状況になった。

続きを読む...
 
[102] 既存メディアはソーシャルアプリ化するしかないのか?『WSJ 』紙がFacebookアプリを公開 PDF 印刷
2011年 9月 24日(土曜日) 01:48

ソーシャルネットワークがますます力をつけているアメリカでは、既存の紙メディアもSNSに進出せざるを得なくなってきたようだ。このほど、『ウォールストリートジャーナル』(WSJ:Wall Street Journal)は、Facebook向けのアプリ「WSJ Social」のβ版を公開した。これにより、「WSJ」の最新記事はFacebook内で購読できるようになった。

  いまやソーシャルメディアと言えばFacebookだから、WSJもその影響力を無視できなかったのだろう。しかも、先ごろウェブメディア「Poynter.」が報じたところによると、アメリカのネットユーザーは新聞社サイトのようなニュースサイトをほとんど見ていないのだ。これでは、もっともユーザーがいるSNSで自社コンテンツを発信するしかないと思うのも当然だ。

 

続きを読む...
 
[101]のだめ首相の「どじょう政治」で日本の衰退は必須。なぜ、間違った方向にばかり進んでいくのだろうか? PDF 印刷
2011年 9月 05日(月曜日) 10:31

「のだめ・どじょう首相」が誕生して3日たった。野田佳彦・新首相の精一杯の自己アピール発言「どじょうのように泥臭く」にも驚いたが、その後の組閣で「適材適所」など嘘っぱちの超軽量・派閥均衡の「めだかの学校」内閣ができたのには、もっと驚いた。

 さらに、こうした経緯を大メディアが手のひらを返して持ち上げ、ご祝儀報道に終始したのには、もっと驚いた。そんなバカな。ついこの前までの菅・居直り内閣のときは、日本は歴史上かってない国難に直面していたのではないか? それが、「金魚の真似をしないどじょう」の登場で、国難が一気に解決しそうな報道をするのは、どうかしている。

 実際、この1週間で、日本はなにも変わっていないし、野田新首相は将来の日本に関して、ほぼなにも打ち出していない。

 

続きを読む...
 
[100] 世界同時不況に突入!今後「2番底」は確実。いまは超円高だが、それでもドルとアメリカは復活するだろう PDF 印刷
2011年 8月 10日(水曜日) 20:38

世界経済はどうやら「二番底」に向かい出した。米議会で2日に成立した政府の債務上限の引き上げ法で、財政赤字削減策の総額が2兆4000億ドルにすぎなかったことから、投資マネーの大移動と、株の失望売りが始まった。この流れを加速させたのが、5日、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、米国債の格付けをAAAからAA+に引き下げたこと。

   以来、世界は同時株安とドル安、ユーロ安が進み、今日10日なってやっと下落に歯止めがかかった。しかし、この先、景気が上向くことは考えられず、なによりその影響をもっとも受けるのは、この日本だろう。この1カ月あまり、世間を歩いての実感は、日本の景気が相当悪化していることだ。まさに、震災大不況が到来しているといっていいと思う。

    

 

続きを読む...
 
[099] 出版界に衝撃!ハリポタ著者主導による完全自費出版の波紋 PDF 印刷
2011年 7月 27日(水曜日) 16:16

 『ハリー・ポッター』の著者J.K. ローリングさんが「Pottermore」という専用サイトを開設して、『ハリー・ポッター』の全巻E-Book版や関連グッズを直販していく計画を6月23日に発表 した。

 これは、出版界にとっては、出版社はおろか書店さえも通さず、アマゾン、アップル、グーグルも関係ない「究極の中抜き」だったので、その後、多くの波紋を巻き起こした。もし、このような電子書籍のダイレクト販売が成立すれば、もちろん、出版社はいらない。しかも、これまでアマゾンを中心に築かれてきた電子書籍ビジネスも、こういう著者サイトの登場で、大きなターニングポイントを迎える。

  

続きを読む...
 
[098] 東京国際ブックフェアと電子出版EXPOのガラパゴス化に唖然! PDF 印刷
2011年 7月 10日(日曜日) 01:52

東京ビッグサイトで 「東京国際ブックフェア」が7月7日から開催されているので、足を運んだ。今回もまた「国際電子出版EXPO」が同時に開催され、会場はかなり込み入っていた。東京国際ブックフェアは出版社を中心に紙の書籍の商談が行われる場であり、同時に本の宣伝や販売促進の場でもある。

  しかし、今年は大手出版社に目立った展示はなく、講談社、小学館、集英社、角川など、いずれのブースも地味。文春などはブースを出していない。また、海外からの展示ブースも欧米主要国の参加はなく、今年の特別展示のスペインが目立つ程度で、盛り上がりに欠けていた。

 

 

  そこで、やはり、「国際電子出版EXPO」のほうに足が向くが、こちらも、国際といっても目立つのは中国の「方正」だけで、ほぼ国内勢の展示ブースだけ。人だかりはすごいが、完全にガラパゴス化していて、見るべきものはほとんどなかった。去年は「電子書籍元年」と言われ、iPadが発売されて間もなかったこともあって、アップル、グーグルなどのブースがあった。しかし、今年、彼らは日本をまったく無視。そのせいか、国内陣営の電子書籍向けデバイス、コンテンツ、ソリューションが展示されているにすぎなかった。

続きを読む...
 
[097] 再び首都圏を脱出する日は来るのか? まだ残る原発が爆発する可能性 PDF 印刷
2011年 6月 29日(水曜日) 15:29

本当に暑い。すでに午前中に35度を超えた。6月なのに猛暑である。こんな6月は過去にあっただろうか?

  たったいま外に出て近所のコンビニに行き、宅配便を出して戻ってきた。中身はガイガーカウンター。これを湯之上隆氏に発送した。昨夜、私たちのネットワークメンバーの会合で久しぶりに彼に会い、「じつは使いものにならないガイガーカウンターを買ってしまい、いまほったらかしにしている」という話をしたら、「それなら、ボクは今週末に原子力研究所に行くので試してきましょうか」と言われ、急きょ送ることになった。

  なぜ、使いものにならないのか?

 それは、このガイガーカウンターにはデジタル表示の窓がないからだ。つまり、数値が表示されない。それを知らず、ネット検索で1万9800円という破格の安さに飛びついて購入したのは、3月下旬。原発3号機の爆発を見て首都圏を脱出し、宮崎で10日間ほど過ごして戻った直後のことだ。中国製とあったが、「まあいいか。測れればどこ製でも同じだろう」なんて思って、クリックしてしまったのが間違いだった。

      

   中国製ガイガーカウンター「FY-Ⅱ」

 私は、届いて製品を見るまで、測定値が表示されるものとばかり思っていた。これで安心。すぐ測れるなんて思って取り出したら、数値表示の窓がない。それで、説明書を読んで、本当にがっくりときた。妻と娘に「またやったの?本当にネットショッピングが下手ね」と、完全にバカにされた。

続きを読む...
 
[096] 菅首相を辞めさせたいなら議員除名をすればいい。永田町から永久追放だ。いまさら話し合いは無益ではないか? PDF 印刷
2011年 6月 22日(水曜日) 15:13

菅首相の驚異の粘り腰が続いている。辞めるか辞めないのか? 連日、マスコミは大騒ぎを続けている。しかし、辞めようと辞めまいと、日本が直面している政治空白は続く。菅首相が辞めたからといって、この問題は解決しない。また、辞めなかったとしても、解決しない。なぜなら、東日本大震災が起こるはるか以前から、日本の政治家は政局ばかりを繰り返し、政治空白はずっと続いてきたからだ。

 「被災地のみなさんに申し訳ない」などと言って、菅首相を批判しても、それは現時点での方便で、大震災などなくとも、菅政治は初めから機能していなかった。

  誰も決断しない。誰も責任を取らない。それでも日本が動いてきたのは、官僚機構が「昨日と同じ明日」を繰り返してきたからだ。そこにはビジョンはなく、微調整があるだけだったが、それでも日本は動いてきた。昨日と同じ明日を続けるためには、官僚機構ほど強固なものはない。だから、改革と呼ばれたものはすべて微調整の見せかけで、本当の改革が行われたことは、ここ20年間、一度もない。

  改革法案はすべてつぎはぎで、時代を変えるような法案が成立したことなどない。

 

続きを読む...
 
[095] 凱旋門賞は本当に世界最高峰のレースか? 日本馬がこぞって遠征するのは大いに疑問 PDF 印刷
2011年 6月 21日(火曜日) 00:46

今年も宝塚記念がやってきた。2011年も、これで半年が過ぎたことになる。時の流れは、本当に早い。最近では、この時期になると、日本馬の欧州挑戦、とくに凱旋門賞挑戦が話題になる。とくに今年は、この話題で持ちきりだ。

  去年は宝塚を勝ったナカヤマフェスタが惜しい2着。もちろん、そのナカヤマフェスタは再挑戦を決めているが、ドバイワールドカップで世界チャンピオンになったヴィクトワールピサも再挑戦する。また、春の天皇賞馬ヒルノダム―ルも挑戦するし、宝塚記念の結果次第では、エイシンフラッシュも挑戦する可能性がある。

 そこで思うのだが、なぜ、日本の競馬関係者は凱旋門賞がこれほど好きなのだろうか?なぜ日本の競馬関係者は、欧州競馬に、ここまで思い入れが強いのだろうか?

  メディアもファンまた同じ。彼らは、どうしても日本の馬に凱旋門賞を勝たせたいらしい。だから、凱旋門賞を「世界最高のG1」「世界最高峰の舞台」と表現し、そこに出走することを「挑戦」として、挙句の果てには、勝つことを「悲願」とまで書く。

 しかし、本当に、凱旋門賞は世界最高のG1なのだろうか? 勝つことが日本馬の悲願なのだろうか? 私には大いに疑問だ。

    

  Prix de l'Arc de Triomphe、凱旋門賞は今年は10月2日。英国のブックメーカーの現在のオッズ(6月10日)は、1番人気が昨年の凱旋門賞馬ワークフォースと今年の英ダービー馬プールモアで5倍。トどドバイWC優勝のヴィクトワールピサは15倍、昨年凱旋門賞2着のナカヤマフェスタが34倍。

 

続きを読む...
 
More Articles...
  • [094] 安ければ売れる電子書籍!アマゾンの激安セールの結果と日本の電子書籍のいま
  • [093]売上大幅ダウンのダービー後に回想する「日本経済の四半世紀」
  • [092]アマゾンの出版社化と「HTML5」時代の電子書籍について考える
  • [091] 電子版の売上が紙を上回ったとアマゾンが発表。電子書籍普及の背景にあるのは、アメリカの貧困化。紙の本を買うおカネがないこと
  • [090] 日本は復興しない!このまま「さらに失われる10年」に突入!三つの点から検証する日本の長期衰退
  • [089] NHKの電子書籍特集と電子書籍アワードから見えてくる「電子書籍市場」の今後
  • [088]電子自費出版がついに大手出版社の脅威に!アメリカで進展する電子書籍革命
  • 11/04/16●「出版大崩壊 電子書籍の罠」出版記念トークショーのお知らせ
  • [087]ツイッターは結局、有名人の宣伝用メディアなのか?一般人はカモなのか?
  • [086]日本製紙石巻工場の惨状を写真で紹介!被災地ではなにが起こっていたのか?そして、今後の日本はどうなるのか?
  • [085]東日本大震災でプリントメディア(とくに出版界)は大打撃。その現状と、ソーシャルメディアとマスメディアの役割を考える
  • [084]東京に戻って考える「日本の史上最大の危機の10日間」
  • [083] 原発危機で九州・宮崎に疎開5日目。はたして危機は終息するのか?
  • [082]入試ケータイ投稿事件で思う。日本政府は「留学生30万人計画」を即刻中止すべきだ!
  • [081]高城剛氏の出版パーティに出席。改めて彼の生き方、考え方を考える
  • [080]アップルの勝手! 電子書籍の単体アプリを突如排除で、コンテンツ提供業者も出版界も大混乱!
  • [079]ついに「ボーダーズ」が連邦破産法を申請し倒産。紙の時代は終わるのか?
  • [078]大相撲に危機到来!しかし、八百長システムこそが日本の本質。本当に真相究明したら、日本の社会まで崩壊する!?
  • [077]日中GDP逆転、国債の格下げで、ますます加速する富裕層の海外脱出。資産フライトで、財政再建は不可能に!
  • [076]映画『ソーシャル・ネットワーク』がゴールデングローブ賞で4冠獲得。「Facebook」の本質とは?
  • [075] 「自炊の森」が提起した著作権侵害と海賊版について考える
  • [074] ハドカバーはついに叩き売り状態に!電子書籍の影響か?
  • [073]発売2日で68万部!水嶋ヒロ小説。「クズ本ほど売れる」を実証した販売戦略
  • [072]ウィキリークスによる情報漏洩はそんなに大問題か? 茶番劇ではないのか?
  • [071]シャープもソニーも期待外れ。電子書籍元年は幻想に過ぎなかった
  • G1予想[045]第30回ジャパンカップ(11月28日)
  • G1予想[044]第27回マイルチャンピオンシップ(11月21日)
  • G1予想[043]第35回エリザベス女王杯(11月14日)
  • [070]「尖閣映像流出」に関する日本のマスメディアの報道はおかしい
<< 最初 < 前 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次 > 最後 >>

ページ 9 の 11

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML
山田順プライベートサイト, supported by tanken.com, advertized by sanhaku.com

© JUN YAMADA All Rights Reserved.