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競馬G1予想
G1予想[359]第63回 宝塚記念(2023年6月25日)
2023年 6月 21日(水曜日) 01:14

ダービー落馬のドゥラエレーデを指名


 今年もまたあっという間に、春のG1最終戦、宝塚記念がやってきた。競馬を始めてからというもの、競馬はカレンダー代わりになってきた。有馬記念といえば、冬枯れの芝と木枯らし、宝塚記念といえば、梅雨の雨に濡れたターフが目に浮かぶ。

 はたして、今年の宝塚の天気はどうか? 梅雨の雨が降りしきるのか? それとものつかの間の日差しが差すのか?競馬より、天候の方が気になる。

 

 地球は本当に温暖化し、いまや、季節は2週間から1カ月早くなった。気候変動が激しくなり、梅雨の雨は豪雨に、晴れれば気温30度超えの真夏日になる。

 これでは、日本は熱帯といっていい。

 大本命のイクイノックの名前の意味は、「昼と夜の長さがほぼ等しくなる時、つまり「春分の日」のことで、季節を考えると買えない。そういう視点で見ると、この季節にふさわしい名前の馬は1頭もいない。

 

 で、結局、前走最悪の成績の馬を買うという方法を採用してみることにした。すると、そんな馬は1頭しかいない。ドゥラエレーデだ。なんと、前走はダービーで発馬直後に落馬している。

 

 そもそも、3歳馬は宝塚記念で通用したことがない。1991年から2022年までの間に12頭が参戦したが、2冠馬ネオユニヴァースですら2番人気で4着、牝馬初のダービー馬となったウオッカも1番人気で8着と完敗している。

 となると、ドゥラエレーデなど来るわけがない。

 というわけで、「買い」となる。

 

アスクビクターモア(横山武史)

イクイノックス(C.ルメール)

ヴェラアズール(松山弘平)

カラテ(菅原明良)

ジェラルディーナ(武豊)

ジオグリフ(未定)

ジャスティンパレス(鮫島克駿)

スルーセブンシーズ(池添謙一)

ダノンザキッド(北村友一)

ディープボンド(和田竜二)

ドゥラエレーデ(幸英明)

ブレークアップ(川田将雅)

プラダリア(菱田裕二)

ボッケリーニ(浜中俊)

ミクソロジー(西村淳也)

モズベッロ(角田大河)

ユニコーンライオン(坂井瑠星)

ライラック(M.デムーロ)

 

 結論:ドゥラエレーデから枠連、馬連、総流し。

 

 
G1予想[358]第72回 安田記念(2023年6月4日)
2023年 5月 30日(火曜日) 02:53

有力馬6頭を外して選ぶのはソウルラッシュ

 

 1本被りだったオークス、ダービーと比較すると、今回の安田記念は、有力馬が何頭もいて、人気は割れる。よって、どの馬を選ぶかで、その人間の競馬に対する考え方、好みがはっきり表れる。

 最悪なのが、有力馬がらみをみんな買ってしまうというやり方。これは、不安症候群(損出回避思考)と言って、ギャンブルではもっともやってはいけないことだ。

 

 以下が出走予定馬で、このうち有力馬とされるのは、次の6頭。

 

ソングライン:昨年の安田記念の勝ち馬で、前走、ヴィクトリアマイルを快勝。

セリフォス:昨年秋のマイルCSの勝ち馬。

ジャックドール:前走の大阪杯でG1初制覇。

シュネルマイスター:昨年の2着馬で前走マイラーズCを快勝。

ソダシ:桜花賞馬。昨秋のマイルCS3着、ヴィクトリアマイル2着と順調に来ている。

 安田記念出走予定馬

イルーシヴパンサー(岩田望来)

ウインカーネリアン(三浦皇成)

ガイアフォース(西村淳也)

カフェファラオ(浜中俊)

ジャックドール(武豊)

シャンパンカラー(内田博幸)

シュネルマイスター(C.ルメール)

セリフォス(D.レーン)

ソウルラッシュ(松山弘平)

ソダシ(川田将雅)

ソングライン(戸崎圭太)

ダノンスコーピオン(M.デムーロ)

ドルチェモア(坂井瑠星)

ナミュール(横山武史)

ナランフレグ(丸田恭介)

マテンロウオリオン(横山典弘)

メイケイエール(池添謙一)

レッドモンレーヴ(横山和生)

除外対象馬

インダストリア(未定)

ジャスティンカフェ(未定)

ジャスティンスカイ(未定)

  もちろんだが、有力馬は指名しない。おそらく、有力馬がらみをみんな買ってしまえば的中は間違いないと思うので、それを一切やめる。

 そこで、上記6頭に入らないなかから、ソウルラッシュを選ぶ。全出走馬の中で、前走3着はこの馬ただ1頭だけだからだ。本線は、ダービーで落馬した坂井瑠星が乗るドルチェモア。この馬はなんと、前走のNHKマイル12着と大敗している。大敗馬を買うのが、馬券の常道である。

 結論:ソウルラッシュから馬連、枠連、総流し。厚めはドルチェモア

 
G1予想[357]第90回 日本ダービー(2023年5月28日)

ソールオリエンスの2冠は鉄板!

  毎年のことだが、とくにダービー、ジャパンカップ、有馬記念の3つのレースには、特別な感慨がある。レースがある週になると、過去の様々なことが思い出され、胸が騒ぐのだ。

 そして、最近は、歳をとったせいか、「あと何回、見られるだろうか?」と思って、しみじみとする。日本ダービーは今年で90回である。タニノムーティエが勝った1970年の第37回からずっと見続けてきたから、半数以上のレースを見てきたことになる。

 はたして、第100回をこの目で見ることができるだろうか? そのときは2033年である。

  では、第90回、今年の 日本ダービーだが、出走予定馬18頭は次のとおり。

 現時点で、1番人気は皐月賞馬のソールオリエンス。皐月賞で見せた圧巻の決め手は、東京でさらに切れるだろう。注目点は、コントレイル以来の無敗でのダービー制覇なるかどうかである。

 

グリューネグリーン(石川裕紀人)

サトノグランツ(川田将雅)

シャザーン(岩田望来)

ショウナンバシット(M.デムーロ)

シーズンリッチ(戸崎圭太)

スキルヴィング(C.ルメール)

ソールオリエンス(横山武史)

タスティエーラ(D.レーン)

ドゥラエレーデ(坂井瑠星)

トップナイフ(横山典弘)

ノッキングポイント(未定)

パスクオトマニカ(田辺裕信)

ハーツコンチェルト(松山弘平)

ファントムシーフ(武豊)

フリームファクシ(吉田隼人)

ベラジオオペラ(横山和生)

ホウオウビスケッツ(丸田恭介)

メタルスピード(津村明秀)

 先週のオークスでは、断然の1番人気リバティアイランドが異次元の走りで、6馬身も突き抜けた。あの走りなら、ダービーに出ていても勝ったと思われる。

 はたして、ソールオリエンスがリバティアイランドに匹敵する馬なのかどうか?それは走ってみなければわからない。ただ、牝馬クラシックに続いて牡馬クラシックも2冠馬が誕生したほうが、見ていて楽しい。

 よって、ここはソールオリエンスの単勝、複勝と馬単、馬連、枠連、ワイド、すべて総流しをして。全種類的中をやってみたい。

 

 結論:ソールオリエンスの単勝、複勝。ソールオリエンスからの馬単、馬連、枠連、ワイド、すべて総流し。

 
G1予想[356]第84回 オークス(2023年5月21日) PDF 印刷 Eメール

リバティアイランド、コナコーストで鉄板

 

  今回、買う馬券は決まっている。桜花賞と同じ、リバティアイランドから馬連、枠連総流し、コナコースト厚めだ。そう、桜花賞とまったく同じ。おそらく、これは1番人気かもしれないが、買うほかない。

 馬連はともかく、単勝はリバティアイランドで鉄板、1倍大の1番人気確実だ。なにしろ、桜花賞は絶望と思われた後方3番手から、上がり32.9秒の異次元の脚で突き抜けた。あの走りを見たら、誰もが東京の直線ならブッチ切ると考える。外せないだろう。

 

 本来、競馬予想と関係なく馬券を買っているが、今回は、競馬予想と買う馬券は同じだ。なぜかというと、リバティアイランドもコナコーストも行ったことがある場所だからだ。リバティアイランドは、なんと3回も行っている。週刊誌の旅の取材で行ったとき、そして、後年、娘とNYを訪れたときに行ったとき、それぞれに思い出がある。

 コナコーストも家族で行った。ハワイ島に家族で滞在した1週間は、本当に幸せな1週間だった。

 

[リバティアイランド]

 ニューヨーク市のロウアーマンハッタン沖、ニューヨーク港に浮かぶリバティー島(Liberty Island)に立つ自由の女神像(Statue of Liberty)は、最も愛されているアメリカの風景のひとつで、その姿は抑圧からの解放と人類の自由を象徴する不朽のシンボルです。 しかし、この像を構想したのはアメリカ人ではありません。 1865 年、フランス人政治思想家エドワール・ド・ラブライエがアメリカへの贈り物として、世界を照らす自由を象徴する女神像を建造することを提案したことが発端となりました。 その構想が現実のものとなるまでには長年を要し、フランス人彫刻家フレデリック・オーギュスト・バルトルディが設計した、22 階建てのビルの高さに匹敵する像が現在のリバティー島に完成したのは 1886 年のことでした。 像の完成からほどなくして、アメリカには大量の移民がやってくるようになりました。 自由の女神像を目にしながらニューヨーク港に到着した移民の数は、1892 年から 1954 年の間に 1,200 万人を超えました。 移民にとってアメリカ入国前の最初の上陸地であるエリス島(Ellis Island)も港内にあります。

https://www.gousa.jp/experience/insiders-guide-statue-liberty-and-ellis-island 

 

[コナコースト]

 コナコーストは、かなり広い!北端はキホロベイの少し北側から、南端はホナウナウよりも更に南のマヌカ州立公園の手前まで。

 ハワイ島の西海岸といえば、観光の中心となるのが港町カイルア・コナです。なかでも海沿いに伸びるアリイ・ドライブ沿いには小さな商店が軒を連ね、徒歩での散策が楽しいエリアです。歴史ある教会やヘイアウ(古代の神殿)、フリヘエ宮殿といった史 跡もあるので、ぜひお見逃しなく。また、カイルア・コナの南側のコナコーストには、キャプテン・クックやホルアロアといった趣あるローカルタウンが点在しています。コーヒー農園やアンティークショップなどを訪ねてみるのもおすすめです。

https://www.allhawaii.jp/article/2408/

 

結論:リバティアイランドから馬連、枠連総流し、コナコースト厚め。

 
G1予想[355]第18回 ヴィクトリアマイル(2023年5月14日)

 スタニングローズ心中

 

 ここのところ、馬券がまったく当たらない。予想しても無駄、当たらないとあるとき(ずっと前)に悟ってから、ほぼデタラメ、どうでもいい買い方をしてきたが、それに飽きてまともに予想して馬券を買い出したら、もう完璧に外すようになった。

 例えば、古川奈穂は娘と同じ名前なので、出れば買っていたのに、買い忘れると来る。先週、今週と勝ったというのに、その勝ったレースだけ、ほかのことに忙しく買っていない。

 それにしても、女性騎手5人+角田大河のスマホ使用事件はアホらしい。

 ヤフコメ欄を見ると、「処分が甘すぎる」「競馬学校で再教育させろ」今村と角田に関しては無期限騎乗停止にするべきだ」「反省してんのか」と、叩く声が溢れている。

 スマホ禁止なんて、いまどき、ルールの方が間違っている。公営ギャンブルも含めて、このルール、全廃したらどうか。

 

 と、そんなこんなで、ヴィクトリアマイルだが、「連覇狙うソダシはD.レーンと新コンビ!二冠牝馬スターズオンアースと初対決!」という見出しがあるように、ソダシとスターズオンアースの2頭が抜けた人気になりそうだ。

 もちろん、どちらも買わない。買うのは秋華賞馬スタニングローズ。その後、エリザベス女王杯2番人気14着に大敗、3カ月半の休養を挟んで出走した中山記念では3番人気5着。これでは誰もが見放す。

 さらに見放す馬がもう1頭いる。ソングラインだ。昨年の安田記念の勝ち馬だが、その後、セントウルS5着、サウジに遠征して10着といいところなし。これでは、誰もが手を出しにくい。

 よって、この2頭を、馬連1点で買う。枠連も追加しておく。

 

アヴェラーレ(未定)

アンドヴァラナウト(吉田隼人)

イズジョーノキセキ(岩田康誠)

クリノプレミアム(松岡正海)

サウンドビバーチェ(松山弘平)

サブライムアンセム(三浦皇成)

スタニングローズ(坂井瑠星)

スターズオンアース(ルメール)

ステラリア(団野大成)

ソダシ(D.レーン)

ソングライン(戸崎圭太)

ディヴィーナ(M.デムーロ)

ナミュール(横山武史)

ナムラクレア(浜中俊)

メイケイエール(池添謙一)

ララクリスティーヌ(菅原明良)

ルージュスティリア(川田将雅)

ロータスランド(横山典弘)

 

結論:スタニングローズとソングラインの馬連、枠連のみの2点のみ買う。

 
G1予想[354]第149回ケンタッキーダービー&第28回 NHKマイルC(2023年5月7日)
2023年 5月 03日(水曜日) 20:22

外掛けが決まるか?デルマソトガケ

(ケンタッキーダービー)

 

 今週は日曜(5月7日)の朝(日本時間)に、日本馬2頭、コンティノアール、デルマソトガケが出走するケンタッキーダービーがある。この日の午後に行われるNHKマイルカップより、こちらのほうが競馬として断然面白い。

 今日(5月2日)の日刊スポーツ配信記事は『デルマソトガケ4番人気タイ 未勝利の17番枠克服できるか』というタイトルで、次のように伝えている。

 

《ケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、6日=チャーチルダウンズ)の枠順が米国時間の1日、確定した。

  確定とともに主催者の単勝想定オッズ(モーニングライン)も発表されている。デルマソトガケ(牡、音無)は11倍の想定オッズで、1番人気フォルテの4倍、2番人気タピットトライスの6倍、3番人気エンジェルオブエンパイアの9倍に続き、プラクティカルムーブと並んで4番人気タイの高評価となっている。

 

 フルゲート20頭の激戦。日本調教馬初制覇を狙うデルマソトガケは17番枠に入り、枠順も大きな壁となって立ちはだかりそうだ。主催者が発表したデータでは、スターティングゲートの使用が始まった1930年以降、17番枠は唯一未勝利。88年のフォーティーナイナー以来、連対実績もない。》

 

◆第149回ケンタッキーダービー・G1(5月7日、米チャーチルダウンズ競馬場・ダート2000メートル)

(1)ヒットショー       Mフランコ

(2)ヴァリファイング     Tガファリオン

(3)トゥーフィルズ      Jラブベリー

(4)コンフィデンスゲーム   Jグラハム

(5)タピットトライス     Lサエス

(6)キングズバーンズ     Jオルティス

(7)リインカーネイト     Jヴェラスケス

(8)メイジ          Jカステリャーノ

(9)スキナー         Jヘルナンデス

(10)プラクティカルムーブ  Rヴァスケス

(11)ディスアーム      Jロザリオ

(12)ジェイシズロード    Fジェルー

(13)サンサンダー      BヘルナンデスJr.

(14)エンジェルオブエンパイア Fプラ

(15)フォルテ        IオルティスJr.

(16)レイズケイン      Gコラレス

(17)デルマソトガケ     Cルメール

(18)ロケットキャン     Jアルバラード

(19)ロードマイルズ     Pロペス

(20)コンティノアール    坂井瑠星

以下補欠。

(21)サイクロンミスチーフ  Jロザリオ

(22)マンダリンヒーロー   木村和士

 

 というわけで、なにを買うかだが、それ以前に勝つと思うのは、やはりフォルテ。大本命だが、そうなるべき実績がある。通算成績[6-0-0-1]ですでにG14勝。そのなかでも、ブリーダーズカップジュベナイルとフロリダダービ-では2着馬に1馬身以上差をつけての完勝だ。

 しかし、買わない。

 

 買うのはなんと日本のデルマソトガケ。今回初めて、オーナーの浅沼広幸が皮膚科医で、デルマという冠名が、「デルマトロジスト(皮膚科医)に由来していることを知った。

 これは、ケンタッキーダービーのツイッター公式アカウントで、次のように書かれている(JRA=VANの記事より)

「デルマソトガケのデルマというのはオーナーの職業であるデルマトロジスト(皮膚科医)に由来していて、ソトガケは相撲の決まり手です」

 やはり、日本人、ケンタッキーダービーを日本馬が勝つのを見たい。そんなことあり得ないと思ってきただけに、突破して欲しい。それも決まり手は「外掛け」で。

 坂井瑠星コンティノアール(矢作厩舎)も頑張って欲しい。

    

 結論:デルマソトガケの単・複。馬番17から馬連総流し。

 

団野大成セッションが差し切る

(NHKマイルカップ)

 

 混戦模様である。前哨戦で、朝日杯覇者の2歳王者ドルチェモアが負けたことで中心馬がいなくなった。デイリースポーツ配信記事『2歳王者ドルチェモアが中心も混戦ムード』(2023年04月30日).は、次のようにまとめている。

 

《中心を担うのは、世代のマイル界制圧を目指す2歳王者ドルチェモア。今季初戦のニュージーランドTは主導権を握るも、直線で伸びを欠き7着惨敗。ゲート入りを嫌がるなど、レースに気持ちが向いていない感じだった。ただ、一度使われたことで体調は上向き。須貝師は「調教を見ても、朝日杯の時の走りになっている」と上昇ぶりを強調する。三浦との新コンビで反撃を期す。

 

 ニュージーランドT覇者エエヤンもV候補だ。デビューからの2戦は中距離戦を使われていたが、マイル路線にかじを切ると破竹の3連勝。勢いなら間違いなくナンバー1だろう。同じシルバーステート産駒のカルロヴェローチェもV圏内にいる。ファルコンSは直線で窮屈になる場面がありながらも鼻差の2着。素質は高く、レーンとの初タッグで躍進といく。

 

 アーリントンCを鮮やかに差し切り、重賞V2としたオオバンブルマイ。吉村師は「あの馬場にも対応して、千六も走れた。東京も経験がありますから」と色気ありの様子。歴代最多のレース3勝を誇る名手・武豊とのコンビなら不安はない。
 皐月賞は大敗したダノンタッチダウンも、実績のあるマイルに戻れば見直しが可能。ジュニアCを楽勝したクルゼイロドスルや、ウンブライル、シングザットソング、モリアーナの牝馬勢も侮れない。》

 

 以上、下馬評としては何頭も挙げすぎなので、挙げていない馬を買うことにした。団野大成セッションだ。上記記事に名前が出てこない以外、とくに買う理由はない。強いて言えば、NHKラジオのジャズ番組が「セッション」ということぐらいか。もう一つ、団野大成の腕だ。団野はうまい。一発がある。

 

 結論:セッションから馬連、枠連、総流し。

 
G1予想[353]第167回 天皇賞・春(2023年4月30日)
2023年 4月 27日(木曜日) 04:00

ボルドグフーシュから総流しの爆死狙い

 

 今回はタイトルホルダーの1本かぶりである。ここまでの戦績をみれば、これはもうどうしようもない本命と言える。よって注目は、何馬身離して逃げ切るかだけである。

 本当につまらないレースだが、逆に言えば、面白すぎるレースかもしれない。タイトルホルダーが後続馬群につかまって、馬群に沈んだら、どうなるだろうか?

  以下、「Sportiva」の『天皇賞・春、絶対王者につけ入る隙はあるか?「打倒タイトルホルダー」を果たすのは新装・京都で浮上する、あの産駒』(2023.04.26)という、完全な“釣り”記事を引用する。

 まずは、タイトルホルダーの戦績を延々と述べ、その後、こう言って不安を煽る。

 

《とはいえ、そんな"絶対王者"に対しても死角はないものかと、重箱の隅をつつきたくなるのが競馬をたしなむ者の性である。タイトルホルダーにとって、まず懸念すべきは展開だ。今年の出走メンバーには、アフリカンゴールド(せん8歳)、ディアスティマ(牡6歳)といったハナを主張したい馬が2頭いる。この2頭、あるいは2頭のどちらかが捨て身の逃げ戦法に出たとしたら、どうなるだろうか?》

 

 そして、次のようにたたみかける。

 

《そしてもうひとつ、タイトルホルダーのウィークポイントとして考えられるのが、新装なった京都競馬場だ。

 タイトルホルダーは、俗にいう"偏食ホース"の可能性がある。東京競馬場では一度も勝っていないが、阪神競馬場では3戦3勝。しかも、その3戦はすべてGIだ。

 おかげで、菊花賞や天皇賞・春の圧勝劇は、馬のポテンシャルや長距離への適性もさることながら、通常京都で行なわれるこれらのレースが「阪神で行なわれたことも大きかった」という声もあるほどである。それがもし本当ならば、つまりタイトルホルダーが実際に"偏食ホース"だとすれば、本来の京都が舞台となる今回の天皇賞・春には、若干の不安を覚える。そこに、他馬のつけ入る隙があるように思う。》

 

 こうして、最後にこう結論する。この結論を言っているのは、“ある専門紙記者”とのことだが、これを書いた本人の結論に違いない。

 

《「以前の京都コースを例に考えれば、真っ先に名前が挙がるのは、そこがまるでの自分たちの庭のように走っていたディープインパクト産駒。ディープ産駒による"打倒タイトルホルダー"が実現する可能性はあるかもしれません」

 3年ぶりに京都で開催される天皇賞・春。王者タイトルホルダーと、舞台替わりで台頭が見込まれるディープ産駒たちとの、熱い戦いに注目したい。》

 

 というわけで、ディープインパクト産駒なのはどの馬かとなるが、なんと5頭もいる。

 

アスクビクターモア

ジャスティンパレス

ディアスティマ

デープモンスター

トーセンカンビーナ

 

 このうち、アスクビクターモア、ジャスティンパレスは、タイトルホルダーに次ぐ上位人気確実だから、この記事は、本当に“釣り”である。その意味では、たいした記事である。

 

 というわけで、買うのはボルドグフーシュ(Boldog Hos)。

ハンガリー語で「幸せな英雄」という意味という。社台ファーム生産馬だが、誰がハンガリー語なんかで名前をつけたのだろうか?

 菊花賞、有馬記念とも2着だけに、2番人気になる可能性がある。どう見てもタイトルホルダーなので、ボルドグフーシュを買うのは爆死狙いとしか言いようがない。

 

 結論:ボルドグフーシュから馬連、枠連、総流し。

 
G1予想[352]第83回 皐月賞(2023年4月16日) 印刷
2023年 4月 11日(火曜日) 18:08

北欧神話から
ウインオーディンとフリームファクシの1点勝負

  先週の桜花賞は、1番人気リバティアイランドの異次元の走りに、本当に目を見張った。あんな位置から届くとは信じがたい。上がり3ハロンタイム(推定)は、31秒4とか。  

 馬券は、リバティアイランドからコナコーストを厚めに買って的中した。人気や予想から買ったのではなく、リバティアイランドがNYの自由の女神像の島、コナコーストがハワイ島のリゾートだからだ。つまり、「地名馬券」。こういうことはたまにある。予想して買うと絶対に当たらないが、こういうことで買うとたまには当たる。

 

 というわけで、春のクラシック第2弾、皐月賞となるが、今回は大混戦模様になっている。そこでまず、「日刊スポーツ」のサイトから、「皐月賞見どころ」記事を以下に転載したい。

 

《今年は朝日杯FSの覇者ドルチェモア、ホープフルSを制したドゥラエレーデの2歳G1馬が不在。例年以上に混戦模様となっている。

 波乱ムードも漂う中で、注目は共同通信杯を勝ったファントムシーフ(牡3、西村)だろう。新馬戦と野路菊Sを連勝し、ホープフルSは4着。前走の共同通信杯は2番手から抜け出して快勝した。レースセンスのいい馬で、皐月賞でも勝ち負けになっていい。

 

 ライバルはタスティエーラ(牡3、堀)。共同通信杯は4着に敗れたが、弥生賞ディープインパクト記念で重賞初制覇を決めた。皐月賞と同じ舞台で勝っているのは大きな魅力で、ここも当然、楽しみになる。

 フリームファクシ(牡3、須貝)は未勝利勝ちから3連勝できさらぎ賞を制覇。その3戦はすべて少頭数だけに、多頭数の競馬が鍵にはなるが、センスも能力も相当に高い。レーン騎手の手綱さばきも見ものだ。

 

 2戦2勝のソールオリエンス(牡3、手塚)はヴァンドギャルドの半弟にあたる。前走の京成杯は粗削りなレースぶりでも快勝。まだ心身ともに成長の余地が見込めるが、ポテンシャルはかなり高そうだ。

 

 デビューから3戦無敗でスプリングSを制したのがベラジオオペラ(牡3、上村)。新馬戦、セントポーリア賞は先行策だったが、前走は差す競馬で3連勝を決めた。どんな展開にも対応できそうで、皐月賞の舞台でも好レース必至だろう。

 

 トップナイフ(牡3、昆)は重賞未勝利だが、上位争いしていい実力馬。ここ3戦とも重賞で差のない2着に健闘しており、特に2走前のホープフルSは逃げてドゥラエレーデの鼻差2着と惜しい競馬だった。レースが上手で、大崩れはなさそうだ。

 

 他にも、朝日杯FS2着のダノンタッチダウン(牡3、安田隆)、若葉Sを制したショウナンバシット(牡3、須貝)、新馬戦と若駒Sを連勝して挑むマイネルラウレア(牡3、宮)、すみれSを制した良血シャザーン(牡3、友道)などの有力馬が名を連ねる。》

 

 いくら混戦と言っても、有力馬を挙げないと記事にならないので挙げているが、これだけ挙げると、この中のどれかが来るだろう。そこで、昔なら、レース前まで悩みに悩んで、馬券を買った。

 しかし、いまはそんな愚かなことはしない。悩みに悩み、予想をするほど当たらないのが馬券だと、あるとき、思い知ったからだ。

 

 そこで、今回もまた「馬名」で馬券を買う。そうすると、浮かび上がるのは、ウインオーディンとフリームファクシの2頭。どちらも、北欧神話に登場する名前で、オーディンは北欧神話における最高神、フリームファクシは、オーディンの母の夜の女神ノートの乗る馬車だ。

 

 北欧神話は、ノルウェーやスウェーデン、デンマーク、アイスランド及びフェロー諸島に伝わるもので、キリスト教が入ってくる前まで、北欧ゲルマン人が信じていた神の物語。残念ながら、フィンランドは入っていない。フィンランド人には別の神話がある。

 

 どこの世界の神話にも昼と夜の神が登場する。北欧神話では、夜の神はノート。昼の神はダグだ。ある時オーディンは、母親である夜を司る神ノートと息子の昼を司るダグを呼び、それぞれに馬車を与えた。

 ノートの乗る馬車は「霜のたてがみ」を意味するフリームファクシ。フリームファクシの馬銜 (はみ) から吹き落ちる泡は、朝露となって大地を湿らせる。

 

 一方、ダグの馬車は「光のたてがみ」を意味するスキンファクシ。スキンファクシの輝くたてがみは、天と大地を太陽のように照らし,東の空から西へ駆け抜けてゆく。 オーディンはノートとダグそれぞれ半日ごとに大地の上を通るよう命じる。

 こうして、ノートとダグは世界を交互に周り、昼と夜ができたのだという。

 

 結論:ウインオーディンとフリームファクシの馬連、枠連、それぞれ1点勝負。
 
G1予想[351]第83回 桜花賞(2023年4月9日)
2023年 4月 07日(金曜日) 00:16

大本命リバティアイランドと心中

  地球温暖化の影響で、季節は2週間は早く進むようになった。桜花賞といえば、これまでは桜満開のなかで行われきた。それがもっとも桜花賞らしいが、今年はそうはいかない。桜はすでにほとんど散って、「葉桜」となってしまっている。

 その葉桜のなか、どの馬が1着で駆け抜けるか? 毎年、桜花賞は本当にワクワクする。

 

 さて、先週の大阪杯はデータに、「関東馬は消し」というデータ予想があり、これに逆らって関東馬ヒシイグアス(松山弘平)から総流したら、カスリもせずに終わった。関西馬、武豊騎乗のジャックドールが見事に逃げ切った。

 データは生きていたのだ。では、そのデータというと、以下の通りだ。

 

《過去10年の大阪杯で馬券に絡んだ29頭は栗東(関西)所属馬でした。関東馬は過去10年で31頭出走しましたが、馬券内に入選したのは2020年のダノンキングリー(3着)のみです。これまでグランアレグリアやサリオス、ブラストワンピースにエフフォーリアといった人気馬もことごとく着外に敗れました。関東馬は評価を下げてもよさそうです。今年の出走登録馬で関東馬は5頭います。

・アラタ・スターズオンアース・ノースブリッジ・ヒシイグアス・ラーグルフ

 この5頭は消してもいいでしょう》

 

 では、今回の桜花賞はどうするかというと、これがリバティアイランドの1本かぶり、断然の1番人気である。

 ところが、次のようなデータ予想(「競馬ラボ」)があるので、まずが、それを転載してみる。

[競馬ラボ]リバティアイランドに逆風データ!?「3歳牝馬限定G1」だから狙える逆転候補とは?

 

《今回も過去の傾向から馬券のヒントとなる3つのポイントを紹介。注目馬をピックアップしていきます!

 

【桜花賞のポイント】(過去10年)
 ①1番人気馬は8連敗中
 ②2番人気馬の方が成績優秀
 ③前哨戦をパスした有力馬が5連勝中

 

 キャリアの浅い3歳牝馬限定G1のせいか、1番人気馬の成績は[1-3-1-5]勝率10%、連対率40%、複勝率50%と低調。2014年1着ハープスターの勝利を最後に現在8連敗中で、昨年もナミュールが10着に敗れました。

 

 今年は阪神ジュベナイルFを快勝したリバティアイランドが断然人気に支持されるのは確実。ただ、あくまで過去の傾向から世間の評価ほど絶対的な存在ではないかもしれません。

 

   不振の1番人気とは対照的に活躍が目立つのが2番人気。[4-3-0-3]勝率40%、連対率70%という逆転現象が起こっており、牡馬相手のシンザン記念を勝って2戦2勝のラクトオンタイムが2番人気になるようにあれば強力な逆転候補となります。また2018年からチューリップ賞、フィリーズレビューなどの桜花賞トライアルに使わなかったのが5連勝中。近年は桜花賞に限らず有力馬がG1に直行するケースが激増しており、好走馬のローテに変化が出ているのは要注意でしょう。》

 

 

 もちろん、今回もデータには見向きもしない。よって、反データから、やはり、リバティアイランドを買う。阪神JNFでも買ったが、その理由は名前だ。

 あの「自由の女神像」(Statue of Liberty)があるマンハッタン沖に浮かぶ島が、リバティアイランド(Liberty Island)である。リバティアイランドの父はドゥラメンテ、母はヤンキーローズ、母の父はAll American。この名前系列を受けて、アメリカを象徴する名前をつけたのだろう。ともかく、この馬から総流しだ。

 ただ、リバティアイランドという「地名馬」を選んだのだから、もう1頭の「地名馬」コナコーストを厚く買ってみたい。

 結論:2枠3番リバティアイランドから馬連、枠連、総流し。5枠9番コナコーストを厚めに。

 
G1予想[350]第67回 大阪杯(2023年4月2日)
2023年 3月 30日(木曜日) 21:40

ヒシイグアスが激走する!

 先週は、野球のWBCで日本(サムライジャパン)が劇的な優勝をとげ、週末はドバイで日本馬が3レースを制した。なかでもドバイシーマクラシックスのイクイノックス、ドバイワールドカップでのウシュバテソーロの勝利は鮮やかすぎて、快哉を叫んだ。

 国が傾いて二流、三流に転落しているというのに、スポーツだけは一流だ。頑張れ、日本人!というわけで、大阪杯がやってくる。

 出走馬は、以下の通り。

 

ヴェルトライゼンデ(川田将雅)

キラーアビリティ(団野大成)

ジェラルディーナ(岩田望来)

ジャックドール(武豊)

スターズオンアース(C.ルメール)

ダノンザキッド(横山和生)

ノースザワールド(北村友一)

ノースブリッジ(岩田康誠)

ヒシイグアス(松山弘平)

ヒンドゥタイムズ(池添謙一)

ポタジェ(坂井瑠星)

マテンロウレオ(横山典弘)

マリアエレーナ(浜中俊)

モズベッロ(西村淳也)

ラーグルフ(戸崎圭太)

ワンダフルタウン(和田竜二)

 

 G1となると、データ予想が花盛りとなる。なので、いちおうは目を通す。今回、その中で目に止まったのは、「関東馬は絶不調、消し」というデータだ。

 その内容は、次の通り

 

《過去10年の大阪杯で馬券に絡んだ29頭は栗東(関西)所属馬でした。関東馬は過去10年で31頭出走しましたが、馬券内に入選したのは2020年のダノンキングリー(3着)のみです。これまでグランアレグリアやサリオス、ブラストワンピースにエフフォーリアといった人気馬もことごとく着外に敗れました。

 関東馬は評価を下げてもよさそうです。今年の出走登録馬で関東馬は5頭います。

・アラタ
・スターズオンアース
・ノースブリッジ
・ヒシイグアス
・ラーグルフ

 この5頭は消してもいいでしょう》

 

「なるほど、そうだったのか。ならば、そうしてみようか」というデータだが、私の馬券買いのスタンスはデータ無視、予想と買い目は関係なしです。

 よって、データ上は来ない5頭の中から、ヒシイグアスを軸馬に選ぶ。

 

 イグアスといえば、南米にある世界最大の滝。1度は行って見たいと思ってきたが、今日まで行く機会がなかった。もう年だし、多分、もう行くことはないだろう。

 競馬をやって、競走馬の名前から、世界のいろいろな地名を知ることができた。いわゆる「地名馬」は意外と多い。

 しかし、このレースでの地名馬はヒシイグアス1頭のみ。買いである。

 

「Wikipedia」で、イグアスの滝は次のように解説されている。

 

《イグアス川の下流にある。この滝を含むブラジルのイグアス国立公園とアルゼンチンのイグアス国立公園は、ともにユネスコ世界遺産に登録されている。最大落差80メートル以上。「悪魔の喉笛」(ス:Garganta del Diablo、ポ:Garganta do Diabo) が有名な観光名所である。

 イグアス国立公園は、アルゼンチンとブラジルの国境にあり、イグアスの滝とその周辺の広大な熱帯雨林からなる。イグアスの滝とは、特定の滝の名前ではなく、周辺に点在する大小275の滝の総称である。 雨季に流れ落ちる水量は、毎秒65,000トンにも達し、世界最大量を誇る。2段構造の滝が多く、それがイグアスの滝の大きな特徴でもあり、世界でも有数の自然景観となっている。

 アメリカのエレノア・ルーズベルト大統領夫人が訪れた際、イグアスの滝を見た夫人が「My poor Niagara... (かわいそうなナイアガラ…)」と言ったとされる話は有名で、規模はナイアガラを大きく上回る。》

結論:ヒシイグアスが軸。ヒシイグアスから馬連、枠連、総流し。 

 
G1予想[349]第83回 ドバイミーティング(2023年3月25日)
2023年 3月 20日(月曜日) 00:40

 今年のドバイミーティング(メイダン競馬場)は、例年と違う。なんと、日本から計6競走に27頭が出走する。なんでこんなことになったのか。以下、日刊ゲンダイの記事を転載する。

 

【ドバイワールドカップデー】メイン14頭中日本馬が8頭の異常事態

  13日(月)、JRAから25日(土)にドバイのメイダン競馬場で行われるドバイワールドカップデーに選出され、招待を受諾したJRA所属馬が発表された。


 同時に勝ち馬投票券の発売も。後半のGⅠ4鞍が対象で、6Rドバイゴールデンシャヒーン(ダート千二)、7Rドバイターフ(芝千八)、8Rドバイシーマクラシック(芝二千四百十)、9RドバイワールドC(ダート二千)がそう。

 今年のドバイ出走馬は大挙27頭。ワールドCはパンサラッサ、ヴェラアズール、テーオーケインズなど8頭も。シーマクラシックはイクイノックス、シャフリヤールなど3頭、ターフはドウデュース、セリフォスなど4頭、ゴールデンシャヒーンはレモンポップ、レッドルゼルなど4頭が顔を揃える。

 他にもアンダーカードであるGⅡUAEダービー(ダート千九)にはドゥラエレーデ、ぺリエールなど5頭。GⅡゴドルフィンマイル(ダート千六)にバスラットレオンなど3頭。昨年は7競走に22頭が出走して5勝を挙げた日本勢。果たして今年はどうなるのか。

 過去にドバイターフでは6勝(前身のドバイデューティフリーも含む)し、シーマクラシックは4勝。芝の中長距離戦は積極的な参戦が目立っていたが、今年の特徴は何といってもワールドCの多さ。ジャパンC馬ヴェラアズール、東京大賞典↓川崎記念を連勝中のウシュバテソーロ、フェブラリーSを連覇したカフェファラオ、昨年のUAEダービー馬クラウンプライド、皐月賞馬ジオグリフ、チャンピオンズC馬ジュンライトボルトにテーオーケインズ、前走がサウジC勝ちのパンサラッサの8頭。芝馬からダート馬までズラリと勢揃いである。

 これまでワールドCの大挙参戦は17年の4頭。アウォーディーの⑤着が最高だった。

 18年以降は1頭ずつの参戦だった(20年は新型コロナの影響で中止)ことからすると、今年の多さは異常。出走予定馬14頭中、8頭だから、もはやどこの競馬か分からない状況だ。

 この背景のひとつが近年の日本馬のダートでの好成績か。

 21年にマルシュロレーヌがBCディスタフに勝利。これが初の米国ダートGⅠ制覇だった。

 すると昨年はドバイでゴドルフィンマイル=バスラットレオン、UAEダービー=クラウンプライドとGⅡ2勝。今年はパンサラッサがサウジC優勝の快挙である。

 また、このワールドCでもチュウワウィザードが21、22年と②③着。オールウェザーだった11年にヴィクトワールピサが優勝した例はあるが、ダートでは②着が最高。8頭出しの今年、“ついに”となるか……。

 

 JRAの海外競馬サイト

https://world.jra-van.jp/race/dubai/

 以下は、出走予定馬

 6R[ドバイゴールデンシャヒーン]

リメイク(牡4、栗東・新谷功一厩舎)
ジャスティン(牡7、栗東・矢作芳人厩舎)
レモンポップ(牡5、美浦・田中博康厩舎)
レッドルゼル(牡7、栗東・安田隆行厩舎)

シーズィーロケット (セ9、(海外)P.ミラー厩舎)
ガナイト (牡4、(海外)S.アスムッセン厩舎)
ホプキンズ (牡5、(海外)B.バファート厩舎)
ムーヒーブ (牡5、(海外)M.コスタ厩舎)
ロードブロック (セ5、(海外)O.リファイ厩舎)
シベリウス (セ5、(海外)J.オドワイヤー厩舎)
サウンドマネー (牡5、(海外)B.シーマー厩舎)
スーパーオチョ (牡4、(海外)A.サンチェス厩舎)
スイッツァランド (セ9、(海外)B.シーマー厩舎)
タズ (セ6、(海外)B.シーマー厩舎)

 7R[ドバイターフ]

ドウデュース(牡4、栗東・友道康夫厩舎)
セリフォス(牡4、栗東・中内田充厩舎)
ヴァンドギャルド(牡7、栗東・藤原英昭厩舎)
ダノンベルーガ(牡4、美浦・堀宣行厩舎)

アルファリーク (セ6、(海外)M.アル・メイリ厩舎)
エルドラマ (牡5、(海外)R.ヴァリアン厩舎)
グロリアスドラゴン (セ8、(海外)P.ング厩舎)
ジュンコ (セ4、(海外)A.ファーブル厩舎)
ロードノース (セ7、(海外)J&T.ゴスデン厩舎)
マスターオブザシーズ (セ5、(海外)C.アップルビー厩舎)
ネーションズプライド (牡4、(海外)C.アップルビー厩舎)
オーダーオブオーストラリア (牡6、(海外)A.オブライエン厩舎)
リアルワールド (セ6、(海外)S.ビン・スルール厩舎)
シリア― (セ7、(海外)D.オメーラ厩舎)
シャールズスパイト (牡6、(海外)R.アトフィールド厩舎)
サーバスカー (セ7、(海外)W.ナイト厩舎)

 8R[ドバイシーマクラシック]

イクイノックス(牡4、美浦・木村哲也厩舎)
ウインマリリン(牝6、栗東・手塚貴久厩舎)
シャフリヤール(牡5、栗原・藤原英昭厩舎)

ボタニク (セ5、(海外)A.ファーブル厩舎)
ドバイフューチャー (セ7、(海外)S.ビン・スルール厩舎)
エミリーアップジョン (牝4、(海外)J&T.ゴスデン厩舎)
モスターダフ (牡5、(海外)J&T.ゴスデン厩舎)
レベルスロマンス (セ5、(海外)C.アップルビー厩舎)
ロシアンエンペラー (セ6、(海外)D.ホワイト厩舎)
セニュールトーバ (セ5、(海外)C.ファウンズ厩舎)
ウォーレンポイント (セ4、(海外)C.アップルビー厩舎)
ウエストオーバー (牡4、(海外)R.ベケット厩舎)
ザグレイ (牡4、(海外)Y.バルブロ厩舎)

 

9R[ドバイワールドカップ]

 

ジュンライトボルト(牡6、栗東・友道康夫厩舎)
カフェファラオ(牡6、美浦・堀宣行厩舎)
クラウンプライド(牡4、栗東・新谷功一厩舎)
ジオグリフ(牡4、美浦・木村哲也厩舎)
パンサラッサ(牡6、栗東・矢作芳人厩舎)
ヴェラアズール(牡6、栗東・渡辺薫彦厩舎)
テーオーケインズ(牡6、栗東・高柳大輔厩舎)
ウシュバテソーロ(牡6、美浦・高木登厩舎)

アルジールス (セ6、(海外)S&E.クリスフォード厩舎)
ベンドゥーグ (牡4、(海外)B.シーマー厩舎)
カントリーグラマー (牡6、(海外)B.バファート厩舎)
エンブレムロード (牡5、(海外)A.アブドゥルワーヒド厩舎)
リモース (セ6、(海外)B.シーマー厩舎)
サルートザソルジャー (セ8、(海外)F.ナス厩舎)

 
G1予想[348]第53回 高松宮記念(2023年3月26日) Eメール
2023年 3月 19日(日曜日) 23:45

なぜか牡馬の「アグリ」を指名する

 連勝馬というのは、必ず人気になる。3連勝、4連勝していればなおさらだ。だから、ここではアグリは1番人気の可能性もある。何しろ、未勝利から4連勝で、前走は阪急杯(G3)を勝ち切っている。

 本来、こういう馬は買わない。人気馬は率先して外し、まったく来そうもない馬を買うのが、馬券の流儀だ。

 

 ただし、今回も、なぜかアグリを買ってしまう。

 名前の由来は「人名」と言おうことだから、NHKの朝ドラ「あぐり」から来ているのだろう。あの朝ドラは、作家吉行淳之介、女優吉行和子の母・あぐりをモデルにしたもので、洋髪美容師の草分けとして生きたあぐり(田中美里)を描いていて、毎回見ていた。

 ドラマ放映中も語られたが、あぐりの由来は、女の子ばかり生まれたので、今回は「最後の女の子であってほしい」という願いから付けられたのだと言う。なら、牝馬のはずだが、この馬は牡馬。どうなっているのか。

 

 一説には、アグリは英語の「アグリカルチャー」(農業:Agriculture)からきており、大地にしっかり根を張ってしっかりとした人生を送ってほしという願いを込めて「アグリ」と名づけられたともいう。

 いずれにせよ、連帯するなら、人気薄馬を連れてきて欲しい。

 

結論:アグリから馬連、枠連、総流し。

 

 
G1予想[347]第40回フェブラリーS(2023年2月19日)
2023年 2月 18日(土曜日) 21:01

初参戦の外国馬シャールズスパイトから

 

 次の東スポの記事を読んで、カナダからの参戦馬シャールズスパイト(Shirl's Speight)を買うことにした。シャールズスパイトのレイティングは116で、今回の日本馬15頭より上。ただし、その数値は芝レースによるもので、オールウェザーのマリーンSは勝っているが、ダートでは5、3着と未勝利。日本のダートが合うかどうかもわからない。そのため、ほとんど人気がない。

 よって、東スポ記事を読まなくても買うのだが、読んだらますます買いたくなった。

 となると、坂井瑠星に乗り替わった1番人気レモンポッとの馬連1点に絞りたいが、いちおう馬連総流しをしてみたい。それに、枠連総流し加えておこう。

 

【フェブラリーS】レース史上初参戦の外国馬シャールズスパイト 注意すべきはオーナーの〝豪運〟

  GⅠフェブラリーステークス=2023年2月19日(日曜)東京競馬場、ダート1600メートル

 カナダから参戦するシャールズスパイト(牡6=R・アトフィールド厩舎)の「勝利のカギ」を握るのは〝伝説的オーナー〟の後押し!?  

 フェブラリーSに外国馬として初参戦するシャールズスパイトは9日に来日し、東京競馬場の国際厩舎で調整中。16日にはアトフィールド調教師も「今までのところ全ての環境に順応できている」と断言しており、異国の地での大一番へ向けて着実に態勢が整いつつある。

 

 同馬のオーナーであるチャールズ・フィプケ氏はダイヤモンド産業界ではその名を知らぬ者がいないほどの企業家で、自然保護活動などの社会活動にも精力的な人物だ。競馬界では、1980年代から北米で競走馬を所有し、カナダ競馬界で殿堂入り。JRAの馬主資格を持ち、現役馬ではカナテープ(牝4・堀)などを所有している。

 

 そんなフィプケ氏だが、今年1月にはコスタリカで殺人バチに襲われるというトラブルに見舞われていた。

  自然保護活動の一環でコスタリカを訪れていたフィプケ氏はバードウオッチングの際に愛用の眼鏡を忘れ、ジャングルで迷子となり、数千匹の殺人バチの攻撃を受けたという。本人が2月に出した公式声明では、同地で緊急治療を受け「耳の穴からは2匹のハチが摘出された」というから、その激しさが分かる。命を落としてもなんら不思議ではなかった。

 

 コスタリカでの治療が功を奏し、九死に一生を得た同氏だったが、声明では「またコスタリカで歩く時は特にハチに注意を払いたいと思います。ありがとう!」との豪胆ぶりだ。

 フィプケ氏だからこそ今回のシャールズスパイト参戦がかなったといえるが、このオーナーのツキが異国の地で思わぬ幸運を呼び込むかもしれない。

 

結論:1枠2番シャールズスパイトから馬連、枠連総流し。

 
G1予想[346]第39回 ホープフルステークス(2022年12月27日)
2022年 12月 19日(月曜日) 18:10

暮れに聞きたいハーツコンチェルト

 

 希望なき国のホープフルステークス。

 有力とされるのは、無傷2連勝で東スポ杯2歳Sを制したガストリック。京都2歳Sの覇者グリューネグリーン、同馬を新馬戦で負かしたミッキーカプチーノ、そして前走の敗戦から巻き返しを狙う素質馬ハーツコンチェルトとフェイト。

 で、ここで指名するのは、ハーツコンチェルト。姉がナスノシンフォニーとナスノフォルテ、母の母がCradlesong(クラドルソング)、Unbridled's Song(アンブライドルソング)という音楽ファミリーの申し子だ。

 

 「アンブライドルド」(Unbridled)というのは、調べてみると、「馬勒を外した」、「馬勒を装着しない」 という意味。転じて「抑制するものがない」、さらに転じて 「乱暴な」 という意味になるという。

 また、「クラドルソング」(cradle song)は、ずばり「子守歌{こもりうた}」だ。

 松山弘平が美しい騎乗で、ハーツコンチェルトを奏でることを期待して、今年を締めくくることにしてみたい。

 

 結論:ハーツコンチェルトから馬連、枠連、総流し。
 
G1予想[345]第67回 有馬記念(2022年12月25)
2022年 12月 19日(月曜日) 17:59

ストーリー性から言って、
ジェラルディーナが母に続くVを飾る!

 

 今年はクリスマスに有馬がある。しかし、私は日本にいない。サンタクロースの国フィンランドからネットで観戦だ。

 よって、早々と買う馬を決めた。

 まずは、以下、「デイリースポーツ」の展望の記事をー。

 

《暮れのグランプリに今年も豪華な顔触れがそろった。歴代最多得票数36万8304票を集め、堂々ファン投票1位に支持されたタイトルホルダーが主役を張る。前走の凱旋門賞では11着と大敗したが、天皇賞・春と宝塚記念を連勝した走りは、間違いなく現役最強と言えるものだった。満を持しての国内復帰戦。再び強さを見せつけ、頂点に君臨するか。

 

 このままでは終われない昨年覇者エフフォーリアが追う。王道を突き進むはずだった春は、大阪杯9着、宝塚記念6着とまさかの結果に。その後は北海道に放牧して、悪い流れを一度リセット。栄光から1年-。連覇で完全復活を遂げたい。

 春のクラシックは皐月賞、ダービーとも2着で涙をのんだイクイノックスだが、ひと夏を越して天皇賞・秋でG1初Vを達成。まだキャリア5戦の3歳馬。伸びしろしかない。

 

 破竹の3連勝でジャパンCを制したヴェラアズールは、間違いなく勢いはナンバーワンだろう。エリザベス女王杯Vのジェラルディーナは母ジェンティルドンナとの母子制覇が懸かる。来年2月での騎手引退を発表した福永は、菊花賞2着馬ボルドグフーシュとのコンビで最後のグランプリに挑む。》

 

 というわけで、人気を予想すると、おそらく1番人気はイクイノックスで、2番人気がタイトルホルダーとなるのではないか?

 逃げ切りを図るタイトルホルダーに、追い込んでくるイクイノックス。この2頭で決まれば、それは絵に描いた有馬記念となる。

 これに続くのが、復活をかける昨年の年度代表馬エフフォーリア、さらにJCを制したヴェラアズールだろうか?

  が、今年買うべきなのは、実績も人気もあるこれらの牡馬ではなく、牝馬のジェラルディーナだ。有馬記念はストーリー性の高いG1である。オグリキャップが優秀の美を飾ったり、トウカイテイオーが1年のブランクがあるのに勝ったり、これまで数々のストーリーが生まれてきた。

 よって、今年のストーリーは母と娘の有馬制覇である。母ジェントルドンナに続いて、娘のジェラルディーナが師走の中山のターフを駆け抜け、真の女王となる。クリスマスといえば、なんといっても聖母マリアだ。よって、ジェラルディーナが勝つことが、「クリスマス有馬記念」にもっともふさわしい結末だ。

 

結論:ジェラルディーナの単複。ジェラルディーナから馬連、枠連、総流し。

 
G1予想[344]第74回朝日杯フューチュリティステークス(2022年12月18日)
2022年 12月 13日(火曜日) 21:09

レイベリングが逸脱行動で勝つ!

  まず記録のために、人気の下馬評を書いておきたい。

 1番人気確実なのが、札幌新馬、サウジアラビアRCを連勝中のドルチェモア(牡2歳、栗東・須貝尚介厩舎)。母が桜花賞馬アユサンという血統馬で、「3連勝で2歳王者へ」

と、メディア」は人気をあおっている。

 2番人気は、デイリー杯2歳S2着馬のダノンタッチダウン(牡2歳、栗東・安田隆行厩舎)この馬も血統馬で、ホープフルS勝ち馬ダノンザキッドの弟だ。デイリー杯は位置取りが後ろ過ぎて追い込みきれなかったが、末脚は強烈。

 3番人気は、中京新馬、京王杯2歳S連勝中のオオバンブルマイ(牡2歳、栗東・吉村圭司厩舎)。距離延長がカギとされるが、マイルまでならこなせるという見方が強い。

  4番人気は、ダノンタッチダウンを封じてデイリー杯2歳Sを逃げ切ったオールパルフェ(牡2歳、美浦・和田雄二厩舎)。再度の逃げ切りが期待される。

 

 というわけで、以上の4頭は軸馬にしない。するのは、4番手以降の馬で、そのなかから選んだのが、東京マイルの新馬を勝っただけのレイベリング(牡2歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)。

 新馬勝ちだけの馬がいきなり朝日杯を勝つのは至難の技だが、この馬はやりかねない。それほど鮮やかな勝ち方だったので、おそらく人気になる。となると買う気はしないのだが、馬名がレイベリングなので買うことにした。

 

 レイベリングは日本語英語で読むと「ラベリング」で、これはレッテル貼りのことで、「ラベリング理論」というのがある。

 以下、Wikipediaから、引用してみる。

 

【ラベリング理論(Labeling theory)とは、「逸脱行動」に関する理論であり、1960年代にシカゴ学派に属するハワード・ベッカーらによって提唱された。それまでの、《逸脱行動》を単なる社会病理現象として扱ってきたアプローチとは一線を画し、《逸脱》というのは、行為者の内的な属性ではなく、周囲からのラベリング(レイベリング)=レッテル貼り】によって生み出されるものだ、と捉えるもの。

 それまでの社会病理学的なアプローチでは、たとえば“髪を染めている者が不良だ”などと勝手に定義することによって「《不良の定義》は客観的に成立する」としてしまうような、非常に単純な考え方をしていた。だが、ベッカーは1963年に初版が発刊されたOutsidersにおいてそうした考え方を排し、「逸脱などの行為は、他者からのラベリング(レッテル貼り)によって生み出される」と指摘した。】

  結論:レイベリングから馬連、枠連、総流し。

 
G1予想[343]香港国際 & 第74回 阪神JNF(2022年12月11日) Eメール
2022年 12月 09日(金曜日) 18:44

香港国際は日本馬外し。
阪神JNFはリバティアイランドで鉄板!

 

[香港国際]

 なんと4競走に日本馬14頭が出走する。どの馬も有力視されているので、ここは4競走とも日本馬を外すというのが、ベッティングプレーの鉄則だと思う。なにしろ、オッズは日本独自で、馬券発売元はJRAだ。

 サッカーと同じで、日本を応援する、単純ナショナリスト馬券プレーヤーが多すぎるので、冷静なプレーヤーから見れば、彼らはただのカモだ。

 

《香港スプリント》香港馬ウエリントン

 14頭立てで、香港馬8頭、日本馬はジャンダルム、ナランフレグ、メイケイエール、レシステンシアの4頭、それにシンガポール馬2頭という組み合わせ。

 ここは香港現役最強馬とされるウエリントンを買う。前走JCスプリント6着敗退で人気を落としているからだ。こういう馬は、ほぼ来ないだろうが----。

 

《香港ヴァーズ》フランス馬バブルギフト

 ウインマリリン、グロリーヴェーズの2頭が出走。ブックメーカー人気は、愛国オブライエン調教師が送り込んで来たストーンエイジとブルームのG1ホース2頭。ストーンエイジはBCターフ2着からここへで、明らかに勝ちに来ている。よって真っ先に外し、前走、凱旋門賞で17着と惨敗したフランス馬バブルギフトにする。

 

《香港マイル》豪州馬ローズオブインディシーズ

 日本馬サリオス、シュネルマイスター、ダノンスコーピオンの3頭とも人気になっているが、地元人気では3番手以下か。1、2番人気は、カリフォルニアスパングルと香港最強馬ゴールデンシックスティ。カリフォルニアスパングルの近走はゴールデンシックスティとほぼ互角だ。

 となると、どちらも蹴り、人気のない豪州馬ローズオブインディシーズを買う。前走、条件戦でも3着だから、来るわけがない。

 

《香港カップ》日本馬最低人気のジオグリフ

 なんとジオグリフ、ジャックドール、ダノンザキッド、パンサラッサ、レイパパレ の5頭が出るが、ブックメーカー1番人気は地元香港馬ロマンチックウォリアー。今年の香港4歳3冠シリーズをカリフォルニアスパングル(香港マイルに出走)とともにリードし、香港クラシックマイルと香港ダービーで2冠を制覇した馬だ。

 このロマンチックウォリアーに続くのがジャックドール、パンサラッサ。この2頭が2、3番人気だが、日本では1、2番人気になるだろう。よって、ここは日本馬のなかで最低人気のジオグリフを買う。こんな馬が来たらおかしい。

 

[阪神ジュビナイルF]

リバティアイランドの単1点

  アルテミスSをデビューから2連勝で制したラヴェル、同2着も新馬でJRA史上最速タイの上がり3F31秒4を繰り出して勝ったリバティアイランド、札幌2歳Sを制したドゥーラ、そしてもみじステークスを3馬身圧勝したウンブライルの4頭が人気になると思うが、人気などどうでもよく、ここは名前で買う。

 よって、指名馬はリバティアイランド。おそらく1番人気になるだろうが、まあ、仕方がない。なんと言っても、

リバティアイランド(Liberty Island)は、あの「自由の女神像」(Statue of Liberty)があるマンハッタン沖に浮かぶ島。世界を照らす自由を象徴する女神に、誰が逆らえるというのか。
 リバティアイランドの父はドゥラメンテ、母ヤンキーローズ、母の父All Americanなので、こう命名したのだろうが、まさに名は体を表す。

 アルテミスSでは、先に抜け出したラヴェルを猛追するもクビ差届かなかったが、あれは、進路が開かなかったから。今回は、外を回って差し切るだろう。

 結論:リバティアイランドの単1点

 
G1予想[342]第23回 チャンピオンズカップ(2022年12 月4日)
2022年 12月 01日(木曜日) 02:32

松山弘平テーオーケインズで断然か!

  先週のジャパンカップは、まったくの明後日(あさって)。

 まさか、ヴェラアズールが勝つとは。前走アルゼンチン共和国杯2着で、ここでG1初制覇で勝つとは、本当に考えにくい。結果的に運がよかったと言っていい。つまり、2着のC・デムーロのシャフリヤールが内側に斜行さえしなければ、デアリングタクトが追いついていたはずだ。C・デムーロは9日間(開催日4日間を含む)の騎乗停止処分となったが、これは当然だろう。

 

 さて、チャンピオンズCだが、昨年の覇者、テーオーケインズで断然という下馬評だ。前走の盛岡JBCクラシックを快勝して臨むので、昨年以上に人気になる。1.5倍ぐらいではなかろうか。

 こうなると、本来なら買わないのだが、鞍上が贔屓の松山弘平だけに買うしかない。

 となると総流しはするものの、本線の相手は、人気馬から選ばず、下位人気馬となる。考えても無駄なので、最低人気から順に5頭に馬連で流して見学だ。

  松山弘平©️JRA 

 ちなみに、テーオーケインズの馬名は、馬主・小笹公也の冠名テーオー+ケインズ。ケインズといえば、言わずと知れた経済学の権威。『雇用・利子および貨幣の一般理論』は、いまも経済学を学ぶ人間にとって必読の1冊だ。

 ケインズは経済学者であると同時に投資家で、その手法は堅実だったというが、競馬好きでもあったという。はたして、どんな買い方をしたのかは知る由もないが、堅実なら鉄板の1番人気馬を外すような買い方はしなかったと思われる。

 昨年は6馬身のぶっちぎり、今年は3歳勢が強いので、2、3馬身の抜け出しで勝つはずだ。

   結論:テーオーケインズから枠連、馬連、総流し。本線は最低人気から順に5頭。

 

 
G1予想[341]第42回 ジャパンカップ (2022年11月27日)
2022年 11月 22日(火曜日) 22:07

正直者は救われるか、馬鹿を見るか、どっち?
オネストを軸に指名する!
 

 昔は、ジャパンカップとなると、胸がときめき、予想も気合いが入った。それは、外国馬が多数参戦したからだ。しかし、近年はゼロの年もあり、すっかり興味が薄れた。

が、今年は違う。なんと、5頭が出走する。

 

オネスト(C.ルメール)

グランドグローリー(M.ギュイヨン)

シムカミル(G.ブノワ)

テュネス(B.ムルザバエフ)

ブルーム(武豊)

 

 本来なら、ここに凱旋門賞馬のアルピニストと先週のエリザベス女王杯を走ったマジカルラグーンが加わるはずだったが、前者は故障で引退し、後者はまさかの最下位負けに戦意喪失して断念となった。

 

 というわけで、今回は外国馬を買う。最近の傾向では、外国馬を買うのは「自殺行為」だが、もとより、的中を目指しているのではないので、どの馬でもいい。

 色々悩んだが、シンプルにオネストにした。オネストは言うまでもなく「正直な」こと。日本の政治を見ていると、本当に「正直者」がいなくなったと思う。

 本来なら、正直者は報われなければならないが、「正直者が馬鹿を見る」と言う諺がある。どちらが正しいのか、ここはじっくりと考えてみたい。

 

 オネストは、今年のパリ大賞勝ち馬。その後、愛チャンピオンステークスでも2着しているので、G1実績から、この馬が外国馬のなかでもっとも人気になるかもしれない。

 といっても5番人気までは、日本馬になるのではないか。

 

 そこでいちおう、下馬評を書いておくと、おそらく1番人気はシャフリヤール。2021年のダービー馬で昨年はこのレースを3着。今年は海外遠征がメインだったが、凱旋門賞をやめてこちらに回ってきた。続くのが、3才馬のダノンベルーガ。天皇賞・秋の3着の走りは強烈で、十分通用すると見られている。さらに、京都大賞典を2馬身半差で勝ったヴェラアズール。この3頭が上位人気だろう。

 さて、どうなるか?

 

 結論:オネストから馬連、枠連、総流し。

 
G1予想[340]第39回 マイルCS(2022年11月20日)
2022年 11月 15日(火曜日) 20:29

セリフォスからサリオス本線への「神話馬券」

 先週のエリザベス女王杯は、本当にひどかった。坂井瑠星が出ているときは、馬などどうでもよく、坂井から自動的に買うことにしているが、それにしても14着はない。

 2番人気だけに、本当にいただけない。レース後の坂井のコメントは、次のとおり。

「すごく落ち着きがあって雰囲気はよかった。ゲートを出て取りたい位置も取れた。スムーズな競馬はできたのに残り800メートルから手応えがなくなってラストは脚が上がってしまった」

 

 1番人気の3冠牝馬デアリングタクトの6着もひどい。坂井の次に自動的に買うのが松山弘平だが、追い込みきれなかった。松山のコメントは、次のよう。

「1番人気に応えられず申し訳ない。ポジションは取れたし、外が有利な馬場でも一生懸命に走ってくれた」

 

 この2人のコメントを知って思うのは、やはり馬場ということ。レース前の大降りの雨で、馬場は重。その影響で、この2頭とも来ルことができなかったということだろう。

 それにしても、どう見ても坂井や松山より下手な、Cデムーロが勝ったのには驚いた。今回来ている外国人ジョッキーのなかでも群を抜いて下手なうえ、大外をぶんまげて勝つのだから、やはり馬場適正以外にない。良馬場ならジェラルディーナは差しきれなかったはずだ。それなのに、良血開花などと言っている競馬メディアはいい加減すぎる。

 

 さて、今回のマイルCSは、好メンバーがそろった。

 人気になるところを挙げると、牝馬芝マイルGⅠ3勝のソダシ、昨年2着に入ったシュネルマイスター、前走・毎日王冠で2年ぶりの勝利を飾ったサリオス、今年のNHKマイルカップの覇者ダノンスコーピオン、富士ステークスで古馬を撃破したセリフォスといった具合だ。

  このなかで、なぜかソダシがかなりの人気を集めている。それは、データに基づくようで、その理由はというと、まず阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞で阪神マイルG1を2勝しているうえ、マイルは4戦全勝という点だ。

 次に、桜花賞では1分31秒1という破格のコースレコードを記録したこと。さらに、今年は京都競馬場改修工事の影響によって阪神競馬場で開催されるので、同コースの桜花賞馬にとっては有利なことなどが挙げられている。

 

 しかし、というかもちろんというか、買わない。買うのは、3才のセリフォス。セリフォス島(Serifos)は、エーゲ海に浮かぶキクラデス諸島の島で、ギリシア神話の故郷。セリフォスの王ポリュデクテースは、ペルセウスによって石に変えられた。石だから、固いというのは単なるシャレ。で、さらにシャレを高じて、相手本線はサリオス(Salios)。サリオスはローマ神話に登場する戦闘の踊りの発明者というから、ギリシア神話とローマ神話の対決ということでどうだろう。

 結論:セリフォスから馬連、枠連、総流し。相手本線はサリオス。 

 
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