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競馬G1予想
G1予想[240]第35回 マイルチャンピオンS(2018年11月18日)

 時代はアエロリットを指名!

 

 NHK杯の紀平梨花のフリー演技には卒倒。見事な3アクセル。こんな高校生が日本にいるのかと唖然とした。思えば、いまや日本は「女の子の時代」だ。卓球の伊藤美誠の中国チャンピオン3連続撃破もすごかった。

 こうなったら、ここは牝馬だろう。人気になろうと、アエロリットだ。逃げなくとも、十分に勝てる。今度の鞍上は、天才ライアン・ムーアである。

 

 世界の競馬を見ても「女の子の時代」である。凱旋門賞はエネイブルが2連覇。おまけにブリーダーズCターフまで勝った。

 馬券はデータより、世の中の情勢に左右される。そう思っていたほうが、買う楽しみがます。データ検討で疲れた頭で馬券を買って、かつてどれほど時間を無駄にしただろう。

 

 なにしろ、このマイルCSの後は、ジャパンCにアーモンドアイが控えている。「女の子の時代」は間違いなく続いていく。有馬記念もアーモンドアイがぶっこ抜き、2着にも牝馬が来るという「年」になる予感がする。

 それにしても、片山さつきだけは、一刻も早く辞めてほしい。 

 女の子ばかりか、日本では外国人騎手の時代も続いている。

 ライアン・ムーアが淀のマイルを一気に駆け抜ける。

 結論:アエロリットから枠連、馬連総流し。

 
G1予想[239]第43回 エリザベス女王杯(2018年11月11日)
2018年 11月 10日(土曜日) 05:55

レッドジェノヴァの激走に乾杯!

 ニューヨーク滞在中なので、今回の中間選挙の結果を踏まえて買ってみることにした。

 今回の中間選挙は、大方の予想通り、下院は民主党、上院は共和党となり、「ねじれ議会」となったが、中間選挙は大統領信任選挙とも言えるので、トランプはとりあえず信任されたと言っていい。

 悪夢だが、「仕方ない。2020年まで大統領をやっていいよ」ということだ。

 

 ただし、ここニューヨークは、トランプの「ト」の字もない。ニューヨークは民主党の鉄板の牙城だからだ。ニューヨークはトランプの出身地、マンハッタンのど真ん中にはトランプタワーが建っているではないかなどといっても、そんなことは選挙にはまったく関係ない。ここの人々は、ほぼ誰もトランプなど相手にしていない。

 

 日本では、中間選挙はアメリカの議会選挙だけと思われがちだが、上院、下院議員を選ぶだけではない。州知事、州上院議員、州議会議員、州最高裁判事、州務長官、市議会議員、教育区委員などを選ぶ。よって、全部の候補者ななど知っている人間などいない。連邦議会候補、州知事以外は、みなテキトーに支持政党に投票しているだけだ。

 

 しかも、投票日は火曜日である。また、事前に選挙人登録をしないといけない。よって、時間給や契約の一般ワーカーは、選挙に行けるわけがない。その結果、投票率は4割に満たないというひどいもので、世界でも最低レベル。「民意」など反映されないと思ったほういい。

 一般ワーカーがみな投票に行ったら大変なことになるので、エスタブリッシュ連中は、この時代錯誤のシステムを変えないのである。

 

 というわけで、上院議員選挙は、現職のキルステン・ギリブランド議員(民主党)が、予想通りに圧勝した。相手の共和党候補も女性だったが、なんといっても彼女は、民主党の女性議員のなかではエース的な存在であり、2020年の大統領候補の1人である。

 同じく知事選では、2020年の大統領候補と目されている、現職の州知事アンドリュー・クオモ氏が難なく3選を果たした。

 

 そんなか、最大の注目となったのが、下院の第14選挙区。

下院は人口比により全米で435の選挙区があり、そのうち、ニューヨーク州には27選挙区があるが、その一つの第14選挙区で、なんと29歳という若い女性、アレクサンドリア・オカシオコルテス候補(民主党)が当選したのだ。

 最年少の女性連邦議会議員の誕生である。

 しかも、異色なのが彼女の経歴。元バーテンダーだ。バニー・サンダーズ議員(バーモント州で上院選当選)の申し子を看板に戦ったが、共和党候補に完勝した。

 

 それでは本題。このエリザベス女王で買うのはレッドジェノヴァだ。JRAの馬名由来では、「冠名+イタリアの都市名。母名より連想」となっていて、ニューヨークなど関係ないではないかと思うかもしれないが、それは浅知恵というもの。

 なにしろ、母はコロンバスサークル、母の母はマンハッタンフィズである。コロンバスサークルといえば、セントラルパーク南西に位置する円形のロータリー。ニューヨークの名所の一つだ。ロータリー中央にはクリストファー・コロンブスの像がある。これは、アメリカ大陸上陸400 年を記念して、1892 年にシチリア人芸術家のガエターノ・ルッソによって建てられたもの。コロンブスはイタリア人である。

 

 マンハッタンフィズは、カクテルの女王と呼ばれる「

マンハッタン」のこと。ウィスキーをベースに、ベルモット、ビターズ、レモンの皮、炭酸を加えた濃厚なカクテルだ。

 というわけで、元バーテンダーのアレクサンドリア・オカシオコルテス議員の誕生を祝すに、レッドジェノヴァほど最適な馬はいない。ニューヨークから馬券を買うなら、レッドジェノヴァは鉄板だ。

 結論:3枠5番レッドジェノヴァから枠連、馬連、総流し。
 
G1予想[238]第158回 天皇賞・秋(2018年10月28日)
2018年 10月 25日(木曜日) 02:13

神になったルメール、レイデオロで鉄板!

 

   C・ルメール騎手がすごいことになっている。

 先週の日曜は、7番人気のフィエールマンで菊花賞を勝ってしまい、前週の秋華賞で牝馬3冠を達成したアーモンドアイに続いてG1を2連勝。今年、G1通算5勝となって、年間最多勝記録タイまであと1勝となった。

 G1ばかりではない。ここのところ、サウジアラビアRCのグランアレグリア、府中牝馬Sのディアドラ、秋華賞のアーモンドアイ、富士Sのロジクライと、今月だけで重賞5勝。今月に唯一勝ちを逃した毎日王冠でも3番人気のステルヴィオで2着しているので、重賞連対率100%である。

 

 こうなると、もう「神」の領域なので、これに従うしかない。つまり、G13連勝をどうぞしてください。重賞連対率100%を続けてください。そうお願いするしかないのだ。

  けっして逆らってはいけない。

 

 しかし、一般馬券ファンは、「まさか、そこまで続かないだろう。ものごと、そんなにうまくいくわけない。そろそろ外しごろ」と考える。

 なぜ、こう考えるのだろうか?

 それは、自身の経験則による。多くのファンは、馬券で3連勝するなどということは「希」(まれ)にしか経験していない。そうして、痛い目に何度もあっている。だから、ほかの人間もそうなるに違いないと考えるのだ。

 しかし、残念ながら、人間は千差万別。自分に当てはまることが、他人に当てはまるとは限らない。

 

 よって、ここはルメールを買うほかない。つまり、レイデオロである。1番人気なる可能性が高いが、買うほかないのだ。

 天皇賞は、「天皇」にふさわしい名前の馬が勝つという「伝説」がある。となると、やはりレイデオロである。レイデオロは、スペイン語で「黄金の王」。ダービーはもとより、天皇賞を勝つために生まれてきたような馬だ。しかも父は、ハワイを統一した偉大な王、キングカメハメハである。

 さらに、天皇賞はNHKがテレビ中継する。レイデオロの馬主はキャロットファームで、所属はキャロットクラブ。その代表の手島龍一氏は元NHKワシントン支局長。さらに、レイデオロの出資者の1人は元NHKアナの草野仁氏である。

 こうなると、鉄板中の鉄板だろう。

 結論:レイデオロから枠連、馬連総流し。 

 
G1予想[237]第79回 菊花賞(2018年10月21日)
2018年 10月 18日(木曜日) 23:34

「KISSの原則」で馬連3頭BOX買い

 

 ものごとはシンプルにしないと伝わらない。記事を書くときは、いつもそう考えてきた。残念ながら、私が編集者をしていた週刊誌では、そのような信条を持った先輩はいなかった。そこで私は、『ワシントンポスト・ハンドブック』の翻訳版(ジャパンタイムズ出版)を常に手元に置いて、記事を書いていた。

 ワシントンポストでは、先輩編集者は後輩たちに、常にこう言っていた。

 

「Keep it simple, stupid!」(常にシンプルにしておけ!この間抜け!)

 

 これは、ロッキード社の技術者ケリー・ジョンソンの口癖とされ、頭文字をとって「KISSの原則」(KISS principle)と呼ばれている。

 これは、設計、デザインなどだけではなく、おそらくこの世の中のあらゆることに適用できる原則だ。プレゼン、論文、資料作成なども、この原則に基づかないと失敗する。

 記事においては、読む側にちゃんと伝わるように、わかりやすくシンプルに書けということである。

 レオナルド・ダヴィンチもこう言っている。

 「単純であることは究極の洗練だ」

 

 そこで思うが、いまの競馬の予想はファクターを組み合わせすぎ複雑すぎる。だから、当たらない。ものごとは複雑にすればするほど問題が起こりやすくなる。

 ただし、ものごとをシンプルにするのはバカではできない。優秀だからできるのだ。

 

 というわけで、今回の予想になるが、買う馬は次の3頭だ。この3頭の馬連ボックスを買う。

 エタリオウ(父ステイゴールド)、アフリカンゴールド(父ステイゴールド)、コズミックフォース(父キングカメカメハ)。

 なぜ、この3頭なのか?

 それは、この3頭には、1度も2000m未満のレースを走ったことがないという共通点があるからだ。つまり、初めから長距離適性を重視して使われてきた馬たちなのである。

  「シンプル・イズ・ベスト」だ。

 

 結論:5枠9番エタリオウ、5枠10番アフリカンゴールド、6枠11番コズミックフォース。この3頭(9)(10)(11)の馬連ボックス。

 枠連も抑えてみると、5-5、5-6の2点。

 
G1予想[236]第23回 秋華賞(2018年10月14日)
2018年 10月 12日(金曜日) 15:18

アーモンドアイから馬単で10点

 

 アーモンドアイで鉄板、牝馬3冠間違いなしというレースだ。いつもなら、即蹴りだが、なぜか当てたくなり、馬単で何点か買ってみようなどと、絶対、やってはいけないことをしたくなった。

 そこで、出走18頭を2分類して、その片方に総流しをすることにした。2分類とは、社台グループ関係馬(馬主あふいは生産が社台の馬)か、社台グループ関係以外の馬かである。

 

 まず、大本命のアーモンドアイだが、この馬は馬主が(有)シルクレーシングで、生産牧場がノーザンファームである。シルクレーシングの代表の米本昌史氏は社台牧場の当主であった故・吉田善也氏の次男、吉田勝己氏の娘婿である。まぎれもない社台グループだ。

 しかも、シルクはアーモンド以外に、プリモシーン(生産:ノーザンファーム)とサラキア(生産:ノーザンファーム)の2頭を加えた3頭出しである。

 

 では、この3頭以外に、社台グループ関係馬はどれだけいるだろうか?

 

 ラテュロス(馬主:社台レースホース、生産:社台コーポレーション白老ファーム)、パイオニアバイオ(生産:ノーザンファーム)、ラッキーライラック(馬主:サンデーレーシング、生産:ノーザンファーム)、サトノガーネット(生産:社台コーポレーション白老ファーム)、トーセンブレス(生産:社台ファーム)、ゴージャスランチ(馬主:吉田千津、生産:社台ファーム)、ハーレムライン(馬主:吉田千津、生産:社台ファーム)、ダンサール(馬主:G1レーシング、生産:ノーザンファーム)

 

 なんと出走馬18頭中11頭が社台グループ関係馬である。こうなると、もう、これに素直に従うしかない。

 しかし、こう決めた後、なぜか当たらない気がしきりにする。

 結論:6枠11番アーモンドアイから馬単で、1、5、6、7、8、13、14、15、16、18へ10点勝負。

 
G1予想[235]第97回凱旋門賞(2018年10月7日)
2018年 10月 04日(木曜日) 00:56

上位人気馬を蹴ってキューガーデンズを指名

 

  以下が、現時点での「Prix de l'Arc de Triomphe」出走予定馬とそのオッズ。

 Radbrokers Online Bettingより。

 

Enable(2.0)GB、英、牝4、エネイブル

Sea Of Class(4.0)JRE、英、牝3、シーオブグラス

Waldgeist(7.5)GB、仏、牡4、ヴァルトガイスト

Cracksman (13.0)GB、英、牡4、クラックスマン

Kew Gardens(13.0)IRE、愛、牡3、キューガーデンズ

Study Of Man(26.0)IRE、仏、牡3、スタディオブマン

Talismanic(34.0)GB、仏、牡5、タリスマテック

Capri(34.0)IRE、愛、牡4、カプリ

Defoe(34.0)IRE、英、牡4、デフォー

Neufbosc(34.0)FR、仏、牡3、ヌフボスク

Cloth Of Stars(51.0)IRE、仏、牡5、クロスオブスターズ

Patacoy(51.0)FR、仏、牡3、パタスコイ

Hunting Horn(51.0)IRE、愛、牡3、ハンティングホーン

Magical(51.0)IRE、愛、牝3、マジカル

Clincher(51.0)JPN、日本、牡4、クリンチャー

Salouen(67.0)IRE、英、牡4、サルウィン

Way To Paris(67.0)GB、仏、牡5、ウェイトゥパリス

Tiberian(101.0)FR、仏、牡6、ティベリアン

Nelson(101.00)IRE、愛、牡3、ネルソン

Louis D'or(101.0)IRE、仏、牡3、ルイドール

 

 日本馬はクリンチャーたった1頭しか出走しない。それも、まったくの人気薄で、勝つ可能性はほぼない。それなのに、なんと、パブリックビューイングが新宿アルタビジョンとHUBで行われる。ともかく、日本馬が出走する海外G1は、なんでもかんでも馬券発売をすると、JRAは決めたようだ。

 そこで思うが、日本馬が出走しなくとも、主な海外G1はみな馬券発売をしたらいいと思うが、どうだろうか?

 日本馬が出走しないと、売り上げが上がらない。ファンサービスにもならないと思っているとしたら、大きな間違いではなかろうか。

  

 さて、今回の凱旋門賞の最大の注目は、昨年の覇者エネイブルが勝つかどうかである。セプテンバーSで復帰すると、危なげない完勝。これでは、ふたたび1番人気になって当然だが、もちろん蹴る。

 毎回、同じことことをしているが、ともかく、1番人気からは入らないのだ。さらに、上位人気馬からも入らない。よって、2番人シーオブグラス、3番人気ヴァルトガイスト、4番人気クラックスマンも蹴る。

 

 今回、行くのはキューガーデンズ。Kew Gardensは、英国ロンドン郊外にある王立植物園。パリのロンシャンで行われる凱旋門賞に、英国の地名馬を買うのはどうかと思うが、どうやら、この馬が5番人気になりそうなので、ここから行くことにした。

 かつて、何度も5番人気馬から買っていたことがある。これを何カ月か続けたが、たった1回しか当たらなかった。そのことを思い出し、この凱旋門賞でやってみる。

 いまやA.オブライエン厩舎のエース的存在になったこの馬は、英セントレジャーを勝っての挑戦。勝つ可能性もありそうなので、とても不安だ。

 結論:キューガーデンズから馬連総流し。

 
G1予想[234]第52回スプリンターズS(2018年9月30日)
2018年 9月 27日(木曜日) 02:41

ワンナイスムーンとムーンクエイク
「月光馬券」で勝負! 

  まず、記録のために、一般的な予想をまとめておく。ざっと、こんなところだろう。

 1番手はファインニードル。今年に入り充実し、高松宮記念を制して一気にスプリント界のトップに躍り出た。ここで春秋スプリントGI連覇を狙う。始動戦となったセントウルSを快勝しているので、1番人気になるだろう。ただ、中山コースは過去2度大敗している点と、デムーロから戸崎に乗り替わった点が気がかり。

 

 続くのはレッドファルクスか。ここは3連覇がかかるが、高松宮記念8着、安田記念9着後の休養明けという点が不安。とはいえ、最も得意な中山1200なら復活の可能性は十分だ。

 レッツゴードンキは現在国内スプリントGIで3戦連続の2着を続けている。4度目の正直があるかどうか。昨年はぶっつけで臨んで2着。その反省からか今年はキーンランドカップでひと叩きして5着。仕上がりはいい。 

 今年の出走メンバー中、最も勢いがあるのが6歳牡馬のアレスバローズ。CBC賞と北九州記念を連勝してサマースプリントのタイトルを獲得して、ここに臨む。

 

 ラブカンプーは前走のセントウルSで2着。レースでは先手を奪ったものの、道中でネロに絡まれたことで、ゴールでファインニードルに差された。しかし、それでも近4戦は重賞で2、2、3、2着。3歳牝馬ながらこの安定感は大きな魅力だ。

 キーンランドカップ1着から臨むナックビーナスも可能性十分。春は高松宮杯3着と充実。近4走、2、3、3、1着と堅実に差してくる。

 香港馬ラッキーバブルズは全盛期と比べると力が少し落ちるが、昨年のチェアマンズスプリントプライズなどを勝っているG1馬。一発はある。

 函館SS1着から臨むG1馬セイウンコウセイも争覇圏。

 

 というわけで、買うのは、上記で1ミリも触れなかったムーンクエイクとワンナイスムーン。名付けて「月光馬券」。

 今週は「中秋の名月」の週で、いま月は満ちている。月曜日は夜9時ぐらいまで晴れていたので、名月をはっきり見ることができた。

 ただ、これからだんだんに欠けていく。レースのある30日は月齢20.4で半月に近くなる。

 ムーンクエイクは前走、キーンランドカップ9着惨敗だが、ルメールが乗るので人気にはなるだろう。しかし、ワンナイスムーンにいたっては、前走、朱鷺ステークス勝ちとはいえ人気にはならないだろう。

 結論:ムーンクエイクとワンナイスムーンの2頭を軸に、枠連、馬連総流し。ムーンクエイクとワンナイスムーンの枠連と馬連の2点を勝負馬券に。

 
G1予想[233]第59回宝塚記念(2018年6月24日)
2018年 6月 18日(月曜日) 23:36

G1馬でない馬のなかから
パフォーマプロミスを指名

 

 上半期の総決算であるグランプリレースというが、最近はそうなっていない。2008年以降、4勝を含む7連対の天皇賞(春)が最有力ステップだが、天皇賞(春)の1~2着馬は[0-1-2-11]と1度も勝っていない。これは、3200m→2200mと距離が大きく短縮されることに加え、京都外回り→阪神内回りとコース替わりすることも大きいと思われる。

 次は、JRAの宝塚記念のファン投票の最終結果だが、上位10頭のうち、出走してくるのは、3頭だけ(○印)。これをもってしても、宝塚記念が上半期の総決算とは言い難くなっている。

《第59回宝塚記念ファン投票=最終結果》
1
位 ○ サトノダイヤモンド 63599票 牡5歳 栗東・池江泰寿厩舎

2位 × スワーヴリチャード 60523票 牡4歳 栗東・庄野靖志厩舎

3位 × シュヴァルグラン 56768票 牡6歳 栗東・友道康夫厩舎

4位 × レイデオロ 51444票 牡4歳 美浦・藤沢和雄厩舎

5位 ○ サトノクラウン 50879票 牡6歳 美浦・堀宣行厩舎

6位 × レインボーライン 45103票 牡5歳 栗東・浅見秀一厩舎

7位 ○ キセキ 40539票 牡4歳 栗東・角居勝彦厩舎

8位 × アルアイン 38664票 牡4歳 栗東・池江泰寿厩舎

9位 × アーモンドアイ 37450票 牝3歳 美浦・国枝栄厩舎

10位 × モズカッチャン 33467票 牝4歳 栗東・鮫島一歩厩舎

 

 結局、現時点での最終出走予定馬は、次の16頭ということになった。

 

 アルバート 58キロ 藤岡康太

 ヴィブロス 56キロ 福永祐一 

 キセキ 58キロ M・デムーロ

 サイモンラムセス 58キロ 小牧太

 サトノクラウン 58キロ 石橋脩

 サトノダイヤモンド 58キロ C・ルメール

 ステファノス 58キロ 岩田康誠

 ストロングタイタン 58キロ 川田将雅

 スマートレイアー 56キロ 松山公平

 ゼーヴィント 58キロ 池添謙一

 タツゴウゲキ 58キロ 秋山真一郎

 ダンビュライト 58キロ 武豊

 ノーブルマーズ 58キロ 高倉亮

 パフォーマプロミス 58キロ 戸崎圭太

 ミッキーロケット 58キロ 和田竜二

 ワーザー(香港調教馬) 58キロ H・ボウマン

 

 メンバーを見ればわかるように、このなかに春の実績馬は1頭もいない。春シーズンのG1勝馬はいなし、好走馬もいない。天皇賞(春)の最先着馬は4着のミッキーロケットであるし、大阪杯出走馬はサトノダイヤモンドだけのうえ7着に敗けている。かろうじてドバイターフ2着のヴィブロスがましと言えるぐらいだ。

 結局、「昔の名前で出ています」馬が主流ということになる。

 となると、一昨年のダービー馬、有馬記念馬サトノダイヤモンドが復活期待で1番人気になり、昨年の菊花賞馬キセキが前走の日経賞9着でも2番人気になりそうだ。前走、香港のQE2世C7着のタンビュライトも、強い4歳世代ということで人気になるだろう。昨年の宝塚記念馬サトノクラウンもまだまだ捨てきれない。また、香港の強豪ワーザーも、十分に勝負になるとして遠征してきただけに侮れない。

 というわけで、本命不在、混戦の宝塚記念となった。

 

【過去10年、宝塚記念・優勝馬と前走、人気】

 

2006年ディープインパクト(天皇賞(春)1着)1番人気

2007年アドマイヤムーン(Qエリザベス2世C 3着)3番人気

2008年エイシンデピュティ(金鯱賞1着)5番人気

2009年ドリームジャーニー(天皇賞(春) 3着)2番人気

2010年ナカヤマフェスタ(メトロポリタンS 1着)8番人気

2011年アーネストリー(金鯱賞3着)6番人気

2012年オルフェーヴル(天皇賞(春) 11着)1番人気

2013年ゴールドシップ(天皇賞(春) 5着)2番人気

2014年ゴールドシップ(天皇賞(春) 7着)1番人気

2015年ラブリーデイ(鳴尾記念1着)6番人気

2016年マリアライト(目黒記念2着)8番人気

2017年サトノクラウン(大阪杯6着)3番人気

 

【宝塚記念、主な過去データ】

 

■このレースでG1初制覇する馬が多い。1984年以降、15頭もG1馬を誕生させている。2001年以降、宝塚記念で初めてG1を優勝した馬は、2001年メイショウドトウ、2002年ダンツフレーム、2008年エイシンデピュティ、2010年ナカヤマフェスタ、2011年アーネストリー、2015年ラブリーデイ。

■阪神が舞台だけに関西馬が圧倒的に強い。

■前走1~3着が勝つレース。例外はオルフェーヴル(天皇賞・春11着)とゴールドシップ(同5着、同7着)の2頭だが、両馬ともすでにG1馬だった。

■過去10年前走4着以下から巻き返した6頭中5頭は前走が天皇賞・春だった。

■前走がG2以下で5着以下に敗れた馬の連対実績は皆無。

■優勝馬はすべて4月以降にレースを使っていた。もっとも間隔が空いていたのが、2010年ナカヤマフェスタの中8週。

■過去10年を見ると、1~3着の延べ30頭はすべてG1かG2を優勝していた。

■過去20年では、1番人気[7-6-2-5]、2番人気[4-2-2-12]、3番人気[2-2-5-11]、4番人気[0-1-3-16]、5番人気[1-2-0-17]、6〜9番人気[5-5-6-64]、10番人気以下[1-2-2-97]。やはり1~3番人気が強い。

■過去20年、脚質別では、逃げ[3-0-5-13]、先行[7-11-7-54]、差し[8-2-6-74]、追込[2-7-2-81]

■過去10年で計4頭の1番人気に支持された牝馬がいるがいずれも敗退。

■過去20年で1~2番人気がともに1~3着に入ったのは4回だけ。

■過去20年で最多の出現枠は8枠6勝[8-1-4-31]。次は6枠5勝[5-0-0-35]。2枠、4枠、7枠は、2着はあるが0勝。

 

【今年の宝塚記念は?】

 さて、世の中、めまぐるしく動いているが、今週は月曜日の朝に大阪で地震があったことが衝撃だった。改めて地震の怖さを認識した。

 サッカーW杯でドイツがメキシコに敗け、ブラジルがスイスと引き分けた後、ゴルフの全米オープンをケプカが勝つのを見た直後に、テレビに地震速報が流れた。なんだ、大阪と思って、その後寝てしまったが、午後起きてニュースを見ると、かなりの規模の地震だった。近畿地方では、あの阪神淡路大震災以来の大きな地震だ。

 

 そこで思い出すのは、阪神淡路大震の年の宝塚記念である。あの年の宝塚記念は、阪神競馬場ではなく、「震災復興支援競走」と名付けられ、京都競馬場で行われた。そして、誰もが忘れがたい出来事が起こった。

 あのときの1番人気はライスシャワー。ライスシャワーは後方から行き、3コーナーの下りに差し掛かかると、いきなり躓いて転倒。乗っていた的場均は、大きく投げ出された。杉本清アナの実況「大歓声が上がった。おっと、1頭落馬! 1頭落馬! こればなにが落馬したんでしょうか?ライスシャワー落馬!ライスシャワー落馬であります!」を覚えている方も多いと思う。

 

 ライスシャワーはその場で予後不良とされて殺処分となった。いまも京都競馬場のパドック奥に建てられた記念碑に、当時の記憶が眠っている。このときの宝塚記念は呪われたレースで、1着になったダンツシアトルもレコードでの激走の反動で屈腱炎になり引退。最下位になったナリタタイシンもレース後に屈腱炎が再発して引退している。また、3着のエアダブリン、14着のネーハイシーザーも屈腱炎を発症し、その後、長期休養となっている。

  というわけで、今年は、あまり買う気が起こらない。なんかイヤな予感がして買う気にならない。しかし、競馬ファンの性で、結局は馬券を買ってしまうのは間違いない。では、イヤイヤなにを買うかだが、こういうときは、単純な買い方にしようと思う。

 つまり、G1馬は全部けり、この宝塚記念を勝てば初G1となる馬のなかから1頭選ぶことにした。

 ところが、G1馬でない馬は、なんと11頭もいる。

 アルバート、サイモンラムセス、ステファノス、ストロングタイタン、スマートレイアー、ゼーヴィント、タツゴウゲキ、ダンビュライト、ノーブルマーズ、パフォーマプロミス、ミッキーロケット

 

 そこで、このなかから重賞未勝利のサイモンラムセスとノーブルマーズをまず外し、残った馬のなかから前走着順がいちばんいい馬を選ぶことにした。パフォーマプロミスだ。

 パフォーマプロミスは3歳時2戦、4歳時2戦、5歳時の昨年やっと7戦してオープン馬となったばかり。そして、今年の年明けに日経新春杯で初重賞制覇。その後の目黒記念で3着して、なんとか出走にこぎつけた。常識的に考えたら、この程度の実績しかない馬が、宝塚記念を勝つとは信じられない。なら、買ってみよう。

 

 結論:パフォーマプロミスから枠連、馬連総流し。

 

 
G1予想[232]第68回 安田記念(2018年6月3日)
2018年 6月 01日(金曜日) 20:44

素直にスワーヴリチャードの単勝

 

 連日、日大アメフト部の不祥事が騒がれている。それにしても、日本がこれほどまでに嘘が横行する社会になったことが信じがたい。「森友・加計問題」にしてもそうだが、すべて問題をこじらせているのは、当事者が嘘つきだからだ。

 ここ十年あまり、私たちはテレビ画面を通して嘘つきばかりを見せられてきた。食品偽装事件、耐震偽装事件では、当初はみな信じられないとシラを切ったものだ。そして、最近では、ほぼどこの会社でも、データ改ざんが行われたいたことが発覚した。東レ、日立、神戸製鋼、三菱マテリアル、スバル、日産-----、そして東芝に及んでは粉飾会計まで横行していた。

 これでは、財務省だろうと内閣府だろうと、みんな嘘をつくのは当たり前だ。日大アメフト部の内田監督なんか、かわいいものに見えてくる。

 

 いったい、日本人はどうしてしまったのだろうか? 嘘をついてはいけないというのは、人間社会における最低限のモラルではないのか?

 首相から役人、企業人、スポーツ人間まで、みんな嘘をついている。こんな社会で、なんで、まともに馬券を買えるだろうか?

 なにも信用できない。

 

 ただし、馬券に関しては、信用できる馬ではなく、信用できない馬を買うのが鉄則である。つまり、本命に押されても、なにかいまいちという馬が狙い目だ。今年の安田記念は、そういう観点から見ると「大混戦」という下馬評で、おそらくスワーヴリチャードが1番人気になるだろうが、「大本命」というわけではない。

 

 となると、ここは、じつに素直にスワーヴリチャードを買うほかないと思う。豪華メンバーで混戦などと、誰でも言えることを言って、「スワーヴリチャードはまだ信用できません」などと言っている評論家には、死んでもらうしかない。なぜなら、馬券は信用できないから買うのだ。信用できる馬は、けっして幸せをもたらさない。

 

 結論:1枠1番スワーヴリチャードの単勝1点。

 

 
G1予想[231]第85回日本ダービー(2018年5月27日)
2018年 5月 28日(月曜日) 13:32

フィンランドのオウルにいるので
ステイフーリッシュから総流しをかける

 

 皐月賞で人気馬が総崩れになったことで、今年のダービーの予想は一気に難しくなった。皐月賞までの勢力図が大きく変わってしまったからだ。 

 しかし、皐月賞を例外として、それまでの実績は実績なのだから、それでダービーを予想するべきだという見方がある。なぜなら、皐月賞には、出ていれば大本命になっていたダノンプレミアムが出ていなかったからだ。

 いや、そうはいっても、皐月賞の結果は結果、尊重すべきだという見方もある。なにしろ、勝ったエポカドーロは悠々と2馬身も抜け、稍重とはいえタイムもそこまで悪くなかったからだ。2、3着となったサンリヴァルもジェネラーレウーノもそれなりに強い競馬をしている。

 

 さあ、どうすればいいのか?

 人間の心理というのは面白い。馬券を買うとなると、2つの心理の間を揺れ動く。1つは「過去の実績による安心感」、もう1つは「未知への憧れ」だ。

 1つめから考えれば、皐月賞上位馬は当然、人気になる。また、皐月賞では敗れたが、1番人気になったワグネリアン、2番人気になったステルヴィオも捨てきれない。しかし、2つめから考えれば、皐月賞に出なかったダノンプレミアムは、今回、「未知への憧れ」に最適の馬だ。それまでの4戦4勝はパーフェクトとも言える圧勝で、距離さえこなせば死角はないと、誰もが思うからだ。

 というわけで、やはりダノンプレミアムが1番人気になるだろう。

 

 しかし、当然だが、私はダノンプレミアムも、ほかの有力馬も買わない。ダービーでそんなことはするのは無謀だという人間がいる。なぜなら、ダービーはまず間違いなく3番人気以内の馬が勝つからだ。

 以下、過去20年のデータは、まさにそれを示している。

 

 1番人気【11・3・3・3】、2番人気【3・2・0・15】、3番人気【5・5・3・7】、4番人気【0・1・1・18】、5番人気【0・5・0・15】、6〜9番人気【1・0・10・69】、10番人気以下【0・4・3・171】

 

 なんと過去20回のダービーのうち、19回が3番人気以内であり、例外は2010年のエイシンフラッシュ(7番人気)だけだ。驚くべきことに、過去30年までさかのぼってもこれは同じ。エイシンフラッシュというのは、グレード制が導入された1984年以降で、最低人気のダービーの勝ち馬なのだ。

 

 それなのに人気馬でない馬を買うのか?もちろん買う。それは、私の馬券の買い方が、馬券を買うレースのあるとき、どう生き、なにを考えていたかを、最大の基準としているからだ。  

 

 その日、その時は、一生のうち1回しかない。毎年、ダービーはあるが、いつの年のダービーもそれ1回きりである。それなのに、単に的中させたいだけで、過去データやメデイアの記事、予想家の予想を参考にして、それを基に馬券を買う。そんなことを毎年繰り返して、馬券を買ってきた。そうして、常に負け続けてきた。

 もちろん、的中させたことはしばしばあるが、トータルすれば負けだ。

 

 そこで、50歳を超えたぐらいから、私は、馬券の買い方を変えた。あらゆることから自由になって、馬券を買うことにした。そして、身の程知らずのおカネを賭けなくなった。

 過去データ、実績、タイム、血統、調教などどうでもいいのだ。もっと、どうでもいいのは予想家、競馬記者の予想だ。要するに、馬券的中をゴールとしないことに切り替えた。

 こうすると、負けてもダメージはなく、純粋に競馬を楽しめるようになった。相変わらず負け続けたが、すべては納得のうえだ。もちろん、大金を賭けて「これで勝負!」なんて言っていた若い時は懐かしいが、時の流れには逆らえない。

 

 今回買うのはステイフーリッシュである。

「ステイフーリッシュ」と言えば、誰もが、「あのスティーブ・ジョブズの伝説のスピーチですね」と答える。競馬を知らない人間なら、この答しかない。

 “Stay hungry, stay foolish”(いつでもお腹をすかしていろ、そしていつもバカでいろ)と、2005年6月、スタンフォード大学の卒業式で、ジョブズはこうスピーチを締めくくった。以来、この言葉は、起業を目指す世界の若者の「合言葉」になった。

 

 

 では、なぜステイフーリッシュなのか?

 それはいま、私がフィンランドのオウルに滞在しているからだ。よって、このブログは、この街の一画にあるホテルの一室で、外の景色を見ながら書いている。

 オウルは、フィンランドのシリコンバレーというところで、世界中からIT系の起業家、つまり将来のスティーブ・ジョブズが集まってきている。ここには、世界のITテクノロジーをリードするサイエンスセンター、オウル大学、ノキアのR&D拠点と、数百のスタートアップ企業がある。

  2020年から4Gは5Gに切り替わるとされるが、この「5G革命」の中心地が、オウルである。

 こうして、ステイフーリッシュを買うと決めると、この言葉は、起業家とともに馬券プレーヤーへのメッセージではないかと思うようになった。

 「いつもバカでいろ」。それで馬券を買えばいい。

 

 結論:5枠10番ステイフーリッシュから枠連、馬連、総流し。

  

 
G1予想[230]第79回オークス(2018年5月20日)
2018年 5月 15日(火曜日) 22:11

気がつけばカンタービレの差し切り

 

 桜花賞でノーステッキの差し切り圧勝を決めたアーモンドアイ。間違いなく、断然の1番人気になるだろう。父がロードカナロアなので距離不安もささやかれるが、問題ないという見方が強い。となれば、2冠馬誕生は決まったようなものだ。

  ならば、この馬から買う。そうするのが当然だが、もちろん、買わない。的中させるために馬券を買う。そんなことは、とうの昔にやめてしまった。

 

 買うのはカンタービレ。

 カンタービレとは、イタリア語の「cantabile」で、音楽発想記号の一つ。その意味は「歌うように、なめらかに、自然に」ということで、演奏するとき、「歌うようになめらかにしなさい」ということ。

 しかし、そんなことより、漫画の『のだめカンタービレ』のほうがピンとくる。アニメにもテレビドラマにもなったこの漫画で、私は初めて「カンタービレ」の意味を知った。そうして、それまでクラシック音楽に無縁だったのに、クラシックに関して多くの知識を得た。

 ドラマでは、主人公「のだめ=野田恵」を上野樹里が演じたが、彼女の演技はまさにピッタリはまっていたので、毎回、欠かさず見た。

 

 馬券というのは、私的理由で買うものだ。予想して買うのは、負けたい人、あるいはいくらでも遊ぶおカネを持った人、あるいは予想家がやることで、庶民は、楽しんで買っていれば、それでいいのだ。

 悲壮感を持って、アーモンドアイに大金をつぎ込んで、それで勝ったとしても、それは本当の勝ちではない。

  結論:カンタービレから枠連、馬連総流し。

 
G1予想[229]第13回ヴィクトリアマイル(2018年5月13日)
2018年 5月 10日(木曜日) 22:08

馬名からもっともふさわしくない
カワキタエンカから総流し

 有力馬は5指に余り、大混戦模様となっている。そこで、以下、記録のために、下馬評を記しておきたい。

 ミスパンテールはなんとここまで4連勝。前走、ステップレースとしてもっとも重要な阪神牝馬Sを勝ち、絶好調で臨んでくる。問題は、東京コースはオークス(10着惨敗)でしか走ったことがないこと。

 昨年の最優秀3歳牝馬でオークス馬のソウルスターリングが牝馬路線に戻って参戦。昨秋は、古馬牡馬混合の王道路線を歩むもイマイチ伸び悩んだ。しかし、牝馬同士となると話は別。フランケル産駒であることからマイルに距離短縮はプラスだろう。

 

 リスグラシューは、1番人気で挑んだ前走の阪神牝馬ステークスでは超スローの展開に泣き3着に敗れたが、最後の決め脚は目立っていた。東京コースで末脚が炸裂する可能性が。

 昨年の勝馬アドマイヤリードは、牝馬らしい末脚の持ち主。ただ、前走の阪神牝馬Sは4着と届かなかった。以前、府中牝馬Sで見せた32秒台の末脚は、東京の長い直線でこそ活きる。

 

 アエロリットは、昨年のNHKマイルカップの勝馬。東京マイル巧者と言える。秋華賞は距離が長いせいか大敗したが、マイルならば怖い。前走は中山記念2着で、体調も万全。

 レッツゴードンキは、6歳になったがタフな活躍を続けている。今年はフェブラリーステークス5着、高松宮記念2着。ヴィクトリアマイルは今年で3度目の挑戦。しかし、過去2回は10着、11着と大敗。

 レーヌミノルはマイルチャンピオンシップで古馬牡馬相手に4着好走。マイルは巧者と言える。距離短縮でスピードが活きる。

 

 というわけになるが、買う馬はもちろん、上記した中にはいない。

 これは、常々思っていたことだが、秋にはエリザベス女王杯、そしてこのヴィクトリアマイルと、なぜ英国女王の名前を冠したG1が、日本に二つもあるのだろうか?欧州至上主義が過ぎないだろうか?もうそろそろ、日本独特のレース名を冠したらどうだろうかと思う。「卑弥呼マイル」なんてどうか。 

 ただし、ヴィクトリアは、ローマ神話に登場する勝利の女神から取ったそうで、英国とは関係ないとのことだが、本当なのだろうか?

 

 と、そんな思いで出走馬の名前を見ていると、純粋日本語の馬名の馬は1頭しかいないことに気がついた。カワキタエンカだ。馬主は川島吉男氏なので、カワキタは川北でエンカは演歌ということなのだろう。

 どこからどう考えても、ヴィクトリアマイルにふさわしくない馬名だが、コイウタ(恋歌)が勝ったこともあるので、来てもまったく不思議ではない。

 問題はカワキタエンカが逃げ馬で、東京コースを走ったことがないこと。東京のマイルは逃げ切れるコースではないこと。さらに、騎手が大野拓弥で勝負弱いことだ。しかし、それだからこそ買う意味があるのではないか。

 結論:4枠7番カワキタエンカから枠連、馬連総流し。

 
G1予想[228]第23回NHKマイルカップ(2018年5月6日)
2018年 4月 30日(月曜日) 13:37

パクスアメリカーナの時代は続いている

 

 南北首脳会談が終わり、米朝首脳会談(トランプvs.ロケットマン)を待つばかりとなった。トランプは超楽観的で、28日(日本時間29日)のツイッターでは、こんなことを言っている。

《Just had a long and very good talk with President Moon of South Korea. Things are going very well, time and location of meeting with North Korea is being set. Also spoke to Prime Minister Abe of Japan to inform him of the ongoing negotiations.》

 やはり、安倍首相はトランプからインフォームされないと、なにがどうなっているのかなにもわかっていないのかと、情けなくなる。 

 

 

 いずれにしても、この世界はアメリカが仕切っている。私たちは、アメリカが「覇権」(hegemony)を握る世界に生きている。これを「パクスアメリカーナ」と呼ぶ。

「パクス:Pax」はラテン語で「平和」。覇権国がつくり出した平和がパクスであり、現代は「パクスアメリカーナ」(Pax Americana:アメリカの平和)の時代だ。

 

 

 このパクスアメリカーナに露骨に挑戦しているのが中国で、中国は建国100年に当たる2049年に、覇権をアメリカから奪い、「パクスチャイナ」をつくり出そうとしている。しかし、世界の覇権の歴史を見ると、覇権挑戦国が次の覇権国になった例はない。習近平は自信があるようだが、無理だろう。

 しかし、トランプのような“自分の無知を誇り”とし、習近平もプーチンも、そして金正恩まで「いいヤツ」などとのたまう大統領だと、今後、どうなるかわからない。

 

 パクスアメリカーナになる前、世界の覇権国は大英帝国(ブリティッシュエンパイア)だった。世界は「パクスブリタニカ」だった。大英帝国は、第一次世界大戦を直接の転機として没落し、覇権はアメリカに移った。その覇権を、いままでアメリカは維持してきている。第二次大戦後、これに挑戦したのはソ連だったが、ソ連は冷戦で敗戦して挑戦権すら失い、いまはプーチンが一人で強がっているだけだ。

 

 というわけで、ここは「覇権馬券」で勝負する。軸はもちろん、パクスアメリカーナ。ここから枠連、馬連で総流しをかける。そして、パクスアメリカーナの前はパクスブリタニカなので、本線はタワーオブロンドンになる。前哨戦の一つのアーリントンカップは、タワーオブロンドンが勝ち、パクスアメリカーナが2着という「英米馬券」だった。よって、ここは覇権交代が起こり、パクスアメリカーナが勝ちタワーオブロンドンが2着の「米英馬券」で決まると予想する。

 結論:パクスアメリカーナから枠連、馬連総流し。本線はタワーオブロンドン。

 

 
G1予想[227]第157回天皇賞・春(2018年4月29日)
2018年 4月 25日(水曜日) 13:09

アーモンドの次はチェスナットで!

 

 ついにトランプが“ロケットマン”金正恩を「高潔な人物」(honorable)と言い出した。

 "Kim Jong-un, he really has been very open and I think very honorable from everything we're seeing."

(金正恩はとてもオープンで、これまで見てきたところ、とても高潔な人物だとオレは思うよ)

 これを聞いた仏マクロンは、言葉を失った。

 こうなると、もう、なにがあってもおかしくない。

 

  で、ここまでのG1を振り返ると、桜花賞はアーモンドアイ、大阪杯はスワーヴリチャード、皐月賞はエポカドーロが勝った。波乱はあったが、いずれも、本命視される馬がいた。

 しかし、ここはいない。混戦という下馬評だ。実績からシュヴァルグラン、強い4歳代表とうことでクリンチャー、阪神大賞典の勝ち馬レインボーラインが人気になるだろうが、本命という存在にはなりえない。

 ただし、春の天皇賞というのは、およそ「本命馬の墓場」といったレースになるので、荒れるか荒れないかということは思考の外に置き、“通用しそうもない”馬を指名したい。

 

 よって、ここはチェスナットコート。前走、日経賞を追い込んでガンコの2着。重賞実績はこれだけ。強い4歳世代といっても、このメンバーに入るとどうしても見劣る。買うほかないだろう。

 

 桜花賞がアーモンドなら、天皇賞はチェスナット。どちらもナッツで、今年はナッツの年かもしれない。そういえば、韓国の“ナッツ姫”が、今週またニュースになっていた。

 

 結論:チェスナットコートから枠連、馬連総流し。

 

 
G1予想[226]第78回皐月賞(2018年4月15日)
2018年 4月 09日(月曜日) 22:47

出走馬中、前走最低着順馬で
武豊に見捨てられたグレイルの一発

 

 皐月賞というと、「もっとも速い馬が勝つ」という格言が毎年持ち出される。そして、そのうえで予想記事が書かれる。しかし、よくよく考えると、なにも皐月賞でなかろうと、すべてのレースでもっとも速い馬が勝つのだ。

 だから、そんな前提で予想している人間の予想など、読む気にもならない。

 

 今年の3歳馬でもっとも速い馬はダノンプレミアムである。しかし、回避してしまい、下馬評は一気に“混戦模様”となった。しかし、それでも、弥生賞でダノンプレミアムには敗れたが実績断然のワグネリアンか、スプリングSの勝ち馬ステルヴィオが人気を分け合うだろう。そして、キタノコマンドールが“名付け親”がたけしということで、オフィス北野騒動によって、時局馬券では1番人気になるだろう。

 

 よって、これらの馬はすべて軸から外す。勝つと確信できる馬、勝ちそうな馬、そして話題の馬の馬券を買ってはいけない。買った瞬間、馬券プレーヤーたる資格を失い、ただの「当てたい人間」に転落する。

 

 今回買うのは、グレイル。全出走馬中、前走が7着という「最低着順」を記録しているうえ、武豊がジャンダルムと天秤にかけて見捨てた馬ということで、買う価値は十分ある。

 結論:グレイルから枠連、馬連総流し。

 
G1予想[225]第78回桜花賞(2018年4月8日)
2018年 4月 06日(金曜日) 02:05

桜が散った後の桜花賞は、
ラッキーライラックとリリーノーブル
「花馬券」馬単1点勝負!

 

 桜花賞は、桜の満開時に行われてこそ、風情がある。「阪神競馬場は桜が満開です」というアナウンスがないと、桜花賞という感じがしない。しかし、今年の桜はもう散ってしまった。桜花賞だというのに阪神競馬場に桜はない。

 よって、「桜=ピンク=8枠は間違いなく来ない」という説に説得力がある。

ならば、葉桜だから「葉=緑=6枠」という話になるかというと、そうでもない。

 

 買うのは、やはり、鉄板の1番人気馬ラッキーライラックだ。なぜなら、ライラックが咲くのは、桜が散った後だからだ。ライラックはもちろん英語「lilac」で、和名はムラサキハシドイと言うのだそうだ。札幌市はライラックを市の花に指定している。ライラックの花の色は紫、白、赤などさまざま。香りはとてもいい。

 英語のLilacを、フランス語では「リラ」(Lilas)と呼ぶ。よく、「リラの花咲く頃」と言うが、これはいちばん良い気候のことを指すのだそうだ。まさにいま、桜が散った後は、この馬しかいない。

 

 しかし、ダントツ人気だから、相手は絞るほかない。となると、やはりリリーノーブルになる。リリー=「百合」は、一般的にライラックの開花後、5月半ばぐらいから咲き出すからだ。

 つまり、ラッキーライラック−リリーノーブルで「花馬券」が完成する。この「花馬券」、じつは、すでに昨年の阪神JFで完成している。1着ラッキーライラック、2着リリーノーブル。このときは真冬、季節外れだったが、そんなことはきっぱり忘れて買ってみたい。

 

 結論:1枠1番ラッキーライラック−5枠9番リリーノーブルの馬単1点勝負。

 
G1予想[224]第62回大阪杯(2018年4月1日)
2018年 3月 27日(火曜日) 02:02

もっとも気にいらないトリオンフを買う

  2016年のセレクトセールにおいて、常連の里見治氏や金子真人氏に混じって億超えの高額馬を競り落とし、総額約7億円も使った新進の馬主がいた。なんとこの新進馬主は、1歳馬の最高価格となる2億6000万円で「オーサムフェザーの2015」を落札したため、セリに来ていた関係者、取材に来ていたメディアなどが騒然となった。

 この馬主とは、KTレーシング。2013年に馬主登録したばかりで、代表は黒川哲美氏という52歳の保険代理店オーナーだ。

 黒川氏は1966年横浜生まれで、大手メーカーの保険部門に入社後、石油ディーラーの子会社である生命保険募集代理店「アローファイナンシャルサービス」の代表を経て、2004年に独立。株式会社TFKを設立して、この会社を生命保険14社・損害保険10社の商品を扱う総合保険代理店に育てあげたという経歴の持ち主である。

 

 黒川氏の保険営業は、法人を白地から開拓するもので、そのやり方は「セミナー営業」として有名。このやり方で黒川氏は、全国に27もの本支社を構え、保険の総合代理店や退職金などのコンサルティングを大々的に手掛ける企業をつくりあげたのである。簡単に言うと、黒川氏は「保険成金」と言うことになる。

 じつは私は、このような「平成立志伝」になる人物が大嫌いである。おまけにそういう人間が馬主になって高額馬を買い、それで重賞レースを勝つことが気に入らない。じつは、里見治氏も金子真人氏もそういう方なのだが、こちらのほうは、あまり嫌いではない。所有馬が飛び抜けてすごいので、素直に認めてしまうからだろう。

 

 と、長くなったが、この大阪杯に、黒川氏の馬が出走している。トリオンフである。強い4歳世代のなかで、スワーヴリチャード、アルアイン、タンビュラントに次ぐ4番手評価。前走、小倉大賞典を勝ったばかりの馬だ。そこで今回は、この馬を買うことにした。

 なぜ買うのか? その理由は、上記したように馬主が大嫌いだからだ。好き嫌いと馬券とはまったく関係ない。どんなギャンブルでもそうだが、嫌いだからベットするというのは、じつは「やるべき一手」の一つと考えるからだ。最近、このやり方をしていないこともある。

 

 トリオンフは、黒川氏が高額馬を買いまくった2016年の1年前、2015年の北海道サマーセールで864万円 でセリ落とされた馬である。この時点で、黒川氏は馬に大金を投じていなかった。

 2014年4月21日誕生という“遅生まれ”のトリオンフは、洞爺湖町のレイクヴィラファームの生産馬。父はタートルボウル(アイルランド産、父ディームダイヤモンド)。仏G1のジャンプラ賞(芝1600m)の勝ち馬で、社台スタリオンステーションがフランスでの種牡馬実績に目をつけて導入した種牡馬だ。

 ところが、そんな安馬、生産牧場、血統ともにそれほどでもない馬が、ここに来て急成長、ローカル重賞を勝ってG1に出走してきた。

 長いこと競馬を見てきたが、こういう馬はほぼ負ける。ほんの稀に勝ってスターダムにのしあがることがあるが、それは10数年に1回ぐらいの話だ。ただ、一つだけ書いておきたいことがある。昨年、トリオンフが函館の新馬戦を勝つ1カ月ほど前、父のタートルボウルは種付け後に心不全を起こして死んでいる。人間で言うと「腹上死」ということになる。

 本当に、どこからどこまで、好きになれない馬である。

 

 結論:トリオンフから枠連、馬連総流し。

 
G1予想[223]第23回ドバイワールドC(2018年3月31日)
2018年 3月 27日(火曜日) 01:58

ウエストコーストは鉄板なのか?

 

 日本で馬券が発売されるのは、次の4レース。(  )内は発送予定時間=日本時間)。で、この4レースを予想してみることにした。

 

 第6R ドバイゴールデンシャヒーン(23:40)

 第7R ドバイターフ(24:35)

 第8R ドバイシーマクラシック(25:10)

 第9R ドバイワールドカップ(25:50)

 

ドバイゴールデンシャヒーン(G1)ダート1200m

  日本馬は、マテラスカイ(牡4歳)がただ1頭、武豊を鞍上に出走する。ブックメーカーの前売りオッズを見ると、どこもまったくの人気薄だから、日本発売でどこまで買われるのか見もの。もちろん、買えない。

 ここは、BCスプリントの勝ち馬でロイエイチ(Roy H)が、前売りで断然の1番人気に押されている。どのブックメーカーも2倍を切っている。たしかに、この馬のスピードは抜けている。したがって、馬券の鉄則からいって、即座に蹴る。

 2番人気は、前哨戦のマハブアルシマールを7馬身の大差で逃げ切った地元馬ジョーダンスポート(Jordan Sport)。この馬のスピードもすごい。よって蹴る。

 こうして買うのは、3番人気マインドユアビスケッツ(Mind Your Biscuits)。この馬から馬連総流し。昨年のこのレースの優勝馬だが、BCスプリントではロイエイチに3馬身差完敗しているので、来るわけがない。

 結論:マインドユアビスケッツから馬連総流し。

 

ドバイターフ(G1)芝1800m

 15頭立てのなか、日本馬はネオリアリズム(牡7歳)、ディアドラ(牝4歳)、リアルスティール(牡6歳)、ヴィブロス(牝5歳)、クロコスミア(牝5歳)と、なんと5頭も出走する。昨年の勝ち馬ヴィブロスは、どのブックメーカーでも、前売りオッズでは2、3番人気になっているので、ブックメーカーもアタマのなかが、シンプル(単純バカ0なことがわかる。

 いずれにしても5頭も出ているのだから、日本馬がらみの馬券は売れに売れるだろう。しかし、これは日本だけの話。買えるわけがない。

 結局、日本馬の見どころは、この5頭のうち4頭が外国人騎手--------ネオリアリズム(J.モレイラ)、ヴィブロス(C.デムーロ)、ディアドラ(Cルメール)、リアルスティール(M.バルザローナ)ということで、その駆け引きに尽きる。

 現地では、日本馬と同じく4頭を出している地元ゴドルフィン勢のなかから、ステップレースを戦ってきたベンバトル(Benbatl)が1番人気になっている。

 そこで、ここは、日本勢もゴドルフィン勢も全部蹴って、日本では馴染み薄のBCマイル2着馬ランカスターボマー(Lancaster Bomber)を買う。厩舎はA.オブライエン、騎手はライアン・ムーアという黄金コンビだが、前走、わざわざ香港に行き、香港マイルで5着と惨敗しているので来るわけがない。

 結論:ランカスターボマーから馬連総流し

(注)ランカスターボマーは、第二次世界大戦時の英国の爆撃機(bomber)から名付けられているが、「bomber」は「ボマー」と発音する。「b」はサイレンスだ。なのに、JRAの出馬表も日本のスポーツ紙も「ランカスターボンバー」と、「ボマー」を「ボンバー」としている。最低だ。

 

ドバイシーマクラシック(G1)芝2410m

 レイデオロ(牡4歳)、サトノクラウン(牡6歳)モズカッチャン(牝4歳)の3頭が出走する。ブックメーカー前売り1番人気は、重馬場の凱旋門賞で2着し、ここでは格上と思われているクロスオブスターズ(Cloth of Stars)。ただし、抜けた人気ではない。レイデオロはもしかすると、2番人気になる可能性がある。となると、日本発売で間違いなく1番人気。それも、ダントツ人気が予想される。そうなると買えるわけがない。来たらあきらめるという、しごく当たり前の買い方をするしかない。競馬に愛国心はいらない。

 したがって、ここは、日本馬3番手の牝馬モズカッチャンでいく。3年前にここを勝った同じ牝馬ジェンティルドンナに比べたら、明らかに落ちる。しかも、前走は京都記念で3着。まあ、来ないだろう。

 結論:モズカッチャンから馬連で総流し。厚めは、ライアン・ムーアが乗るアイダホ(Idaho)、L・デットーリが乗るポエッツワード(Poet’s Word)の2頭。

 

ドバイワールドカップダート2000m 

 日本馬は、昨年も出走したアウォーディー(牡8歳)1頭のみの出走。どのブックメーカーの前売りオッズでも50倍以上というまったくの圏外。1番人気は、ペガサスWC2着馬のウエストコースト(West Coast)で2倍、2番人気はダート初挑戦のタリスマニック(Talismanic)で7.5倍、3番人気はフォーエヴァーアンブライドルド(Forever Unbridled)で8倍となっている。

 戦歴を見れば、ブリダーズC3着、ペガサスWC2着のウエストコーストの力が抜けている。出走馬のなかでウエストコーストと対戦歴のある馬たちは、みなウエストコーストに5馬身以上離されている。そこで、このレースのみ、まともにウエストコーストを買ってしまうことにした。

 このワールドカップは、アメリカ最強馬が出たときは、ほぼ勝っている。昨年のアロゲートも、一昨年のカリフォルニアクロームも本当に楽勝だった。となると、ウエストコーストは来そうもない。買うほかないだろう。

 結論:ウエストコーストからフォーエヴァーアンブライドルド(Forever Unbridled)、ノースアメリカ(North America)の2頭に絞り、馬単で流す。

 
G1予想[222]第48回 高松宮記念(2018年3月25日)
2018年 3月 21日(水曜日) 01:55

香港馬ブリザードでどうか?

 

 世の中の移り変わりは早い。あっという間に平昌オリンピックが終わり、相撲も日曜日で千秋楽。テニスで、大坂なおみが快挙達成。選抜高校野が始まってしまった。大阪桐蔭と東海大相模の2強対決とされているが、静岡、東邦、智弁和歌山、明徳義塾、創成館の5校も要注意だ。

 

 アメリカではトランプが相変わらずで、ティラーソンを解任し、世界に関税戦争を仕掛けていい気になっている。そんななか、中国では習近平が終身皇帝になり、ロシアではプーチンがインチキ選挙でついに第4帝国を発足させてしまった。

 もはや、日本の衰退はどうしようもない局面になってきたが、はたして安倍首相はやめるのだろうか?アッキー爆弾を抱えていては、どうしようもないだろう。

 

 というわけで、高松宮記念の検討に入るが、正直、まったく予想がつかない。時事馬券にしようかと思ったが、“森友学園関連馬” “財務省関連馬” “理財局関連馬” “佐川関連馬”などどこにもいない。これでは、どうしていいのかわからない。一説によると、佐川氏は虚偽答弁をした。つまり、嘘をついたわけで、「嘘」は「真っ赤」だから、レッドファルクスが来るというが、1番人気のうえに、こじつけが過ぎて、とても買えない。

 

 そこで、もっとも単純化して、たった1頭しか参戦していない外国調教馬、香港のブリザードを指名する。昨年のスプリンターズSで来日して5着、ここを勝ったのはレッドファルクスだから、レッドファルクスよりは弱いと、フツーなら考える。なら、買いだ。弱い馬こそ買う。しかまお、日本の時事とはなんの関係もない。

 

 結論:2枠3番ブリザードから枠連、馬連総流し。

 

 
G1予想[221]第35回フェブラリステークス(2018年2月18日)
2018年 2月 17日(土曜日) 08:44

冬季オリンピック開催中、ゴールドドリームが激走!

 

 フェブラリーは2月だから2枠流しでいいんじゃないかと、ここ10年2枠流しをやってきたAくんというプレーヤーがいる。結果はどうだったか?

 2008年5-8 680円、2009年7-8 1490円、2010年2-2 910円、2011年 6-7 480円 2012年 2-8 1050円、2013年 1-3 6180円、2014年7-8 10560円、2015年 2-7 1260円 2016年 4-7 530円、2017年 2-5 470円

 なんと、この10年で4回も2枠が来ている。的中率4割なのだから、下手な予想よりよほどいい。しかし、残念ながら、いずれも配当が低く、トータルではトリガミになる。ただし、Aくんは今年も2枠を買うという。その理由は、「的中することがいちばん。当たればうれしい」からだそうだ。死んだ方がいいだろう。

 ただし、枠で買うなら、現在、冬季オリンピック(五輪)開催中なので、5枠ということになる。2枠より、こちらのほうが買ってみる意義があると思うが、どうだろうか? 

 さらに五輪ということで煮詰めてみると、なんとゴールドドリームが最適ではないかと思えきた。五輪と言えば、なんといっても「ゴールド(金)メダル」。誰もが金メダルを夢見る。これほどぴったりはまる馬はいない。ゴルドドリームの激走だ!

 結論:7枠14番ゴールドドリームから、枠連、馬連総流し。

 
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