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競馬G1予想
G1予想[043]第35回エリザベス女王杯(11月14日) PDF 印刷
2010年 11月 12日(金曜日) 12:44

3歳牝馬3頭、アパパネ、サンテミリオン、アニイメイトバイオで鉄板


 夜は冷えるようになってきた。季節は確実に移り、家の近所の公園の木々もすっかり紅葉して、風に落ち葉が舞う。京都の晩秋は、ここ横浜よりもっと冷えるだろう。
 そんななか、牝馬たちはどんな夜を過ごしているのだろうか? 今回、この季節をもっとも気に入っているのは、英国馬スノーフェアリーだろう。欧州では、凱旋門賞が終われば、競馬はオフシーズンに入っていく。そこで、ひと稼ぎしようと日本にやってきた。英、愛オークス馬だけに勝てば特典で9000万円の報奨金が出る。当然、ブリダーズカップに向かうより、こちらのほうが魅力的だ。

 しかし、ダンロップ調教師は「日本の軽い馬場に向く」と言うものの、やってみなければわからない。英、愛の芝は重く、日本の高速馬場とはまったく違う。欧州の12ハロン(2400メートル)はスタミナがいるが、日本の2200メートル(エリザベス女王杯)はスピード決着だ。
 去年のような重馬場で、ブエナビスタも届かないような馬場になるならともかく、快晴の京都競馬場では、スノーフェアリーは買えない。
 もう一頭の外国馬、カナダのアーヴェイも前走でG1を制しているが、このときのベルモントは重馬場だった。その前のアーリントンのやや重では8着負けだから、これも圏外だ。カナダの紅葉シーズンは、すでに終わっている。



 ということで、ホームの日本馬だけの争いとなるが、今年ははっきりしていることがある。3歳世代が断然に強いということだ。4歳世代にはブエナビスタがいるが、これが出ていない。この世代で出ているのはヒカルアマランサス、コロンバスサークルの2頭だけ。あとは、5歳牝馬がほとんど。このなかで、メイショウベルーガが人気になっているが、この世代ははっきり言って弱い。それより上の世代のほうがまだ強かったが、出ているのは、たいした実績のない6歳セラフィックロンプと、7歳テイエムプリキュラ、8歳サンレイジャスパーだけ。

 

    

 「ラブストリーでサスペンスでノンフィクション」てなんだろう?

 

 こうなると、馬券は簡単だ。3歳牝馬を強い順に買えばいい。
 アパパネ、アニメイトバイオの秋華賞1、2着馬。そこで、アクシデント負けしたオークス馬サンテミリオン。なんと、よく見ればこの3頭しかいないのだから、なーんだ、本当に簡単だ。この3頭の3連単、3連複から各馬の単勝、複勝まで含めて全種類の馬券を買ってしまえば、必ずそのなかに当たり馬券はある。そのなかで、しいていちばん配当がつきそうな組み合わせは、アパパネを3着にした3連単だろう。サンテミリオンが頭なら、高配当になる可能性が高い。 

 以上で結論が出たが
、こうは買わないのが、私のやり方。この予想は、賭けに勝つこと、お金を殖すことが目的ではない。逆説的にそうなることはあっても、それを目的化した場合、必ず負けるというのが私の考え方だから、当然、3歳牝馬3頭で鉄板であっても、これにはベットしない。

 
 そこで、考えたのが、次の3パターン。
 1番目は、確定枠順にとらわれず、アイウエオ順に出走馬を見ると、アが付く馬は4頭なので、この4頭の馬単、馬連、3連複の組み合わせを全部買うこと。アニメイトバイオ、アパパネ、アーヴェイ、アースシンボルの4頭だ。
 2番目は、年長馬3頭のうち6歳セラフィックロンプと、7歳テイエムプリキュラは逃げ馬なので、この2頭の「行った行った」を買うこと。なんと、騎手は宮崎北斗と国分恭介だ。年長馬に若手騎手が乗るというのも面白い。
 3番目は、尖閣諸島「海保ビデオ」流出記念として、「海」にまつわる名前の馬、騎手を買うこと。残念ながら、今回の馬にはこれに該当するものがないが、騎手は2人いる。鮫島の「島」(シングライクバード)と難波の「波」(サンレイジャスパー)だ。で、この2頭の単、複を勝ってみる。
これが、最終結論だが、これらのすべてが
「海の藻くず」となるのは、間違いないだろう。


    第35回エリザベス女王杯(芝2200m、京都)
 

  1-1 コロンバスサークル(牝4、武豊、美・小島太)
  1-2 セラフィックロンプ(牝6、宮崎北斗、美・武藤善則)
  2-3 レジネッタ(牝5、幸英明、栗・浅見秀一)
  2-4 テイエムプリキュア(牝7、国分恭介、栗・五十嵐忠男)
  3-5 アパパネ(牝3、蛯名正義、美・国枝栄)
  3-6 スノーフェアリー(牝3、R.ムーア、英・E.ダンロップ)
  4-7 サンテミリオン(牝3、M.デムーロ、美・古賀慎明)
  4-8 ブライティアパルス(牝5、藤岡康太、栗・平田修)
  5-9 メイショウベルーガ(牝5、池添謙一、栗・池添兼雄)
  5-10 ヒカルアマランサス(牝4、C.ルメール、栗・池江泰郎)
  6-11 プロヴィナージュ(牝5、佐藤哲三、美・小島茂之)
  6-12 アニメイトバイオ(牝3、後藤浩輝、美・牧光二)
  7-13 サンレイジャスパー(牝8、難波剛健、栗・高橋成忠)
  7-14 アースシンボル(牝5、田中勝春、美・宗像義忠)
  7-15 ムードインディゴ(牝5、川田将雅、栗・友道康夫)
  8-16 アーヴェイ(牝4、J.カステリャーノ、加・R.アトフィールド)
  8-17 リトルアマポーラ(牝5、福永祐一、栗・長浜博之)
  8-18 シングライクバード(牝5、鮫島良太、栗・友道康夫)

 
G1予想[042]第142回 天皇賞 秋(10月31日) PDF 印刷
2010年 10月 31日(日曜日) 02:00

5頭出走の3歳馬の組み合わせ全部買い

 

 やはり、ちゃんと予想すると、競馬は当たらない。しかも外したことで、自己嫌悪に陥る。なぜ、こういう結果が予想できなかったのか? どこかに見落としはなかったか? などと、レース後に考え込んで、今度は外さないようにと、本当にいろいろなことを考える。
 この繰り返しで1週間を過ごすのが多くの競馬ファンだと思うが、あるときから私はそれがイヤになった。 それなのに、先週の菊花賞はローズキングダムとトウカイメロディで堅いと、久しぶりにまともに考えて、結局外してしまった。つくづく、バカである。

 じつは、勝ったビッグウィークはマークしていた。しかし、それはローズとトウカイの2頭の相手としてであり、勝つなどとは思っていなかった。
 だから、勝ったときは、本当に驚いた。
 それでも、ヒルノダムール、クオークスター、アロマカフェなどの人気馬をまったく軽視したのだから、この点はよかったなどと自分を慰めてしまう。とくにマンハッタンカフェ産駒を長距離に向かないと全部蹴ったのは正解だった、などと自分の予想を正当化しようとするのだから、つくづくバカだ。

 競馬は基本的に勝ち馬を当てるゲームであり、それが当たらなかったのだから、潔く諦めるべきである。ともかく、まともに、真剣に予想すると、このようなことになる。だから、いくら考えようとも、その通りに馬券を買ってはいけない。

 というわけで、天皇賞をどうするかだが、とりあえずまとも考えれば、ブエナビスタから買うことになる。今回はともかく女傑ブエナビスタに尽きる。どう見ても、G1を4勝、府中も2戦2勝、着外なしの馬が、いくら牝馬だとはいえ、3着までに来ないとは思えない。いや、ほぼ勝てるはずだ。初コンビとなるのがスミヨンなら、おそらく鮮やかに勝ち切るだろうと思う。事実、みなそう考えるから1番人気だ。

 となると、ブエナから、春の天皇賞馬ジャガーメイル。オールカマーを快勝したシンゲン。宝塚記念3着→札幌記念を制したアーネストリー。トライアル毎日王冠を制したハイレベルな3歳勢のアリゼオ、惜敗のペルーサなどの有力馬の組み合わせを買うことになる。
 なんだ、やはり、ここまで、ほとんど人気順である。
 そこで、少しだけ遊び心を出して、毎日王冠2着なのに人気がないエイシンアポロンを厚めに買おうかとなる。

   

 しかし、当然だが、こういう買い方は絶対しない。もちろん、ブエナビスタは1ミリも買わない。これを買わないのだから、古馬は全部買わない。当然である。古馬はこの馬がいちばん強いはずだから。

 こうなると、いちばん単純なのは、3歳馬全部を買うことだ。こうすると、5頭だてのレースになるのだから、本当に買いやすい。なんだ、答えは簡単ではないか。まず5頭(エイシンアポロン、オウケンサクラ、ペルーサ、コスモファントム、アリゼオ)の単複。それから馬連の組み合わせ全部。これでいいんじゃないだろうか?

 いま、5頭のうち最も人気のない組み合わせ、オウケンサクラ、コスモファントムの馬連5-17の馬連を見たら22392.9倍もつく。3歳馬で人気のあるペルーサ、アリゼオの馬連7-18でも102.4倍。もし、毎日王冠と同じ結果なら、4-18で112.2倍だ。
 
 もちろん、5歳馬も5頭、7歳馬も5頭なので、この世代の世代限定馬券を買ってもいい。ただ、6歳馬は2頭(ジャガーメイルとショウワモダン)だけだから、もっと簡単だ。そこで驚くのは、4歳馬はブエナビスタ1頭だけで、それも牝馬ということ。こんな天皇賞は珍しい。というか、初めてだろう。
 また、こんな季節に台風が来て土曜競馬が順延されたのも珍しい。ただ、そのおかげで、台風一過の晴天の下の天皇賞になるのだから、ここはすっきりブエナビスタが勝つのがいちばんいいと思うが、どうだろう。馬券は1ミリも買わないが、応援はする。

(注)ところで、台風は14号だったので、馬連、枠連とも1-4、そして今回の天皇賞は第142回なので、3連複、3連単1、4、2の組み合わせを買うという方法もある。

 第142回天皇賞(秋)芝2000メートル(3歳上オープン、国際、定量)


  1(1)ショウワモダン   牡6 58.0 柴田善
  1(2)ブエナビスタ    牝4 56.0 C・スミヨン
  2(3)ジャガーメイル   牡6 58.0 D・ホワイト
  2(4)エイシンアポロン  牡3 56.0 蛯名
  3(5)オウケンサクラ   牝3 54.0 北村宏
  3(6)スマイルジャック  牡5 58.0 三浦
  4(7)ペルーサ      牡3 56.0 安藤勝
  4(8)シルポート     牡5 58.0 酒井学
  5(9)トウショウシロッコ 牡7 58.0 吉田豊
  5(10)シンゲン      牡7 58.0 藤田
  6(11)アクシオン     牡7 58.0 武 豊
  6(12)アーネストリー   牡5 58.0 佐藤哲
  7(13)ヤマニンキングリー 牡5 58.0 吉田隼
  7(14)ネヴァブション   牡7 58.0 後藤
  7(15)スーパーホーネット 牡7 58.0 藤岡佑
  8(16)キャプテントゥーレ 牡5 58.0 小牧太
  8(17)コスモファントム  牡3 56.0 松岡
  8(18)アリゼオ      牡3 56.0 福永

 
G1予想[041] 第71回 菊花賞(10月24日) PDF 印刷
2010年 10月 21日(木曜日) 21:26

ローズキングダム、トウカイメロディの2頭は強い!


 先週の秋華賞で時事馬券を買うことにし、「円高」1ドル81円から、1と8を想定して、馬など無視して数字だけで1-8の枠連、馬連などを買ってみたら、かすりもしなかった。また、時事馬券ファンが盛り上がっていた「33人奇跡の生還」(チリの鉱山生き埋め事件)からの3絡みも、まるで関係なかった。
 アパパネは、問題なく強かったと言うしかない。

 さて、今週の菊花賞だが、もう一度「円高馬券」1-8(枠連、馬連)を買おうと思っていたら、なんと1ドル80円になってしまった。0という数字は馬券にないから、結局、円高馬券は成立しないと判断、今週は昔ながらに、オーソドックスに予想してみることにした。

 枠順が発表になったので、さきほどまで出馬表を見ながら、30分ほど考えていた。ただ、真面目に考えれば考えるほど、馬券は当たらない。とくに長い時間考えたときほど、当たらない。そこで、30分で打ち切った。
 以下、30分間考えてみたことを書くと、次のようになる。
 
 やはり、ローズキングダムは強い。ダービーでのクビ差2着を前走の神戸新聞杯でひっくり返したことを考えると、外すわけにはいかない。昔、神戸新聞杯は2000mで勝馬が菊に直結しないこともあったが、いまは2400m。成績は即、菊に結びつく。父キングカメハメハなら、距離面の心配もないだろう。しかも、ダービー馬エイシンフラッシュ(牡3=藤原英厩舎)が取り消してしまったので、さらに有利。
 冷静に考えて、この馬を外す理由はない。

 続いては、北海道で3連勝した上がり馬トウカイメロディ。この馬も相当強そうだ。3連勝の内容もよく、父もチーフベアハートだから距離も問題ないだろう。チーフベアハートといえば、BC馬だが1998年のジャパンカップで来日して、エルコンドルパサーの4着に負けている。このときはラシックスが使えなかったので、能力が発揮できなかったと言われた。

 ほぼこの2頭の一騎打ちではないだろうか。展開を考えると、3角からまくり気味に直線で先頭に立ったトウカイメロディを、武豊ローズキングダムが差して来る。そんなシーンが目に浮かぶ。ローズキングダムが、果たしてゴール前で逆転できるかどうか? そんな菊花賞になるだろう。

 3番手は、成績から見るとヒルノダムール。前走札幌記念では出遅れが響いて4着だが、先着を許したのは古馬の一級戦ばかりで、頭差で競り負けたアクシオンは宝塚記念の3着馬。当然、出走馬中、この世代の2番手の評価をするしかない。しかし、父がマンハッタンカフェというところに難点がある。マンハッタンカフェは自身が菊花賞馬なのに、産駒はなぜか長距離が苦手だ。
 したがって、アロマカフェ、ゲシュタルト、シルクオールディーなどもマンハッタンカフェ産駒なので、信用し難い。中距離までではないか。同じく、血統から考えると、アグネスタキオン産駒のクォークスターも中距離馬で3000mはきついのではないかと思う。

 これなら、父が凱旋門賞馬バゴのビッグウィーク、ゼンノロブロイ産駒のトレイルブレイザー、モンジュー産駒のリリエンタール、スペシャルウィーク産駒のレーヴドリアン、グラスワンダー産駒のシルクアーネストなどのほうが、成績はどうであれ、買ってみる価値はある。

 というわけで、ローズキングダム、トウカイメロディの2頭をアタマの3連単で、3着にビッグウィーク、トレイルブレイザー、リリエンタール、レーヴドリアン、シルクアーネストを置いた10点買い。こんなところでいいのではないだろうか。これ以上考えても仕方ない。

 

  それにしても今回のポスターはひどい(コピーの意味も不明)  

  第71回 菊花賞(京都競馬場3000メートル芝)

   1(1)ヒルノダムール 57 藤田
   1(2)レーヴドリアン 57 福永
   2(3)クォークスター 57 藤岡佑
   2(4)ネオヴァンドーム 57 武 幸
   3(5)シルクアーネスト 57 松山
   3(6)ビッグウィーク 57 川田
   4(7)ミキノバンジョー 57 太宰
   4(8)トレイルブレイザー 57 和田
   5(9)シルクオールディー 57 四位
   5(10)ローズキングダム 57 武 豊
   6(11)リリエンタール 57 安藤勝
   6(12)ビートブラック 57 幸
   7(13)ゲシュタルト 57 池添
   7(14)コスモラピュタ 57 津村
   7(15)トウカイメロディ 57 吉田隼
   8(16)カミダノミ 57 小牧太
   8(17)アロマカフェ 57 柴田善
   8(18)サンディエゴシチー 57 浜中

 
G1予想[040]第15回秋華賞(10月17日) PDF 印刷
2010年 10月 15日(金曜日) 21:00

「円高馬券」枠連1-8、馬連1-8 、馬単8-1、単・複18番で勝負!

 前回のスプリンターズSは、香港馬2頭のワンツー馬券のすべてを買ったが、間が差して単・複を買射忘れたので、ウルトラファンタジーが勝ったのにもかかわらず外してしまった。本当に間抜けだ。

 香港馬を買ったのは、尖閣問題の外交で日本が中国に完敗したからで、香港も中国であることには変わりないからだ。その香港に先週行ってきたが、不況の東京とうって変わって街は活況を呈していた。

 時事問題絡みで馬券を買うのはこれまで何度もやってきたが、思い出してみると、そういうときはたいて予想が面倒なときだ。傑出馬がいない混戦のときは、とくにそう。「どれが勝つかわからないのだから、なんでもいいや」という気分のときが多い。
 今回の秋華賞も有力馬が多すぎて、考えるのが面倒くさい。

 トライアルのローズSを勝ったアニメイトバイオは確かに強かった。しかし、負けたアパパネも悲観する内容ではないし、3着のエイシンリターズも照準は初めから秋華賞のように思え、ここで負けた有力馬はみな巻き返しがあるように思う。
 また、オークスから直行のサンテミリオンもきちんと仕上げてきているから、やはり混戦だ。それに有力馬はみな差してくるだろうし、典型的な逃げ馬もいない。アグネスワルツが逃げるだろうが、武豊のアプリコットフィズが逃げる可能性だってある。すると、逃げ切りも考えられる。



 というわけで、またまた時事馬券になるが、今週の話題といえばなんといっても、「チリ、サンホセ鉱山、33人奇跡の生還」だろう。この時事ネタで人気になっているのが、エーシンリターンズだ。帰ってきた(リターン)33人からの連想だが、なんと騎手の福永は33歳である。
 もう1頭は、サンホセ鉱山の地名から「サン」がつくサンテミリオンだが、これもなんと3枠に入った。
 それで、この2頭の馬単、馬連を中心に勝負し、さらに枠連3ー3を買えば、今週の時事馬券は完成する。

 ただ、私が気になるのは、南半球チリの出来事より、昨日、ついに80円まで進んだ円高だ。この22、23日には20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議が韓国で開かれるので、そこまではこの水準が続きそうだ。
 そこで、今日の円ドル相場だが、15日午前のロンドン外国為替市場は、午前9時半現在、前日終値に比べ25銭円高・ドル安の1ドル=81円10〜20銭で推移している。

    名目為替レート(ドル/円 左目盛)と実質実効為替レート(2005年=100 右目盛)

 


 現在の円高は、インフレ率などを勘案した実質実効レートでみると、ここ15年の平均程度にすぎない。だから、今後もこの状態が続くという見方もあるが、私はそうは思わない。日本の財政赤字は1000兆円規模に達しており、じきに国債消化ができなくなれば、金利上昇が起こる。そうなると、悪性インフレに突入し、円は暴落しかねない。つまり、現在の日本経済の実情を反映していない円高は、ここがピークと考えている。
 
 よって、秋華賞の馬券は、枠連で1-8。当日までに82円台になるかもしれないので、2-8も追加しておく。また、馬連の1-8、2-8ももちろん買うが、万が一79円台に突入もありえるとして7-9も抑えたい。あと、単・複の18番も抑えておきたい
 さらに、馬単の8-1、8-2、7-9も買っておきたい。ただ、これだと80円台が抜けてしまうので、0を10に置き換えて、馬連と馬単の8-10も買うべきだろう。これで歴史的な「円高馬券」の完成だ。

    第15回秋華賞(3歳牝、GI・芝2000m)

1-1 レディアルバローザ(牝3、幸英明、栗・池江泰郎)
1-2 ベストクルーズ(牝3、三浦皇成、栗・松田博資)
2-3 ショウリュウムーン(牝3、四位洋文、栗・佐々木晶三)
2-4 アプリコットフィズ(牝3、武豊、美・小島太)
3-5 サンテミリオン(牝3、藤岡佑介、美・古賀慎明)
3-6 コスモネモシン(牝3、和田竜二、美・清水英克)
4-7 レインボーダリア(牝3、秋山真一郎、美・二ノ宮敬宇)
4-8 オウケンサクラ(牝3、内田博幸、栗・音無秀孝)
5-9 アグネスワルツ(牝3、柴田善臣、栗・宮本博)
5-10 アニメイトバイオ(牝3、後藤浩輝、美・牧光二)
6-11 エーシンリターンズ(牝3、福永祐一、栗・坂口正則)
6-12 アンティフリーズ(牝3、松岡正海、栗・坂口正則)
7-13 ディアアレトゥーサ(牝3、安藤勝己、美・畠山吉宏)
7-14 タガノエリザベート(牝3、小牧太、栗・松田博資)
7-15 アパパネ(牝3、蛯名正義、美・国枝栄)
8-16 クラックシード(牝3、吉田豊、美・鈴木康弘)
8-17 ワイルドラズベリー(牝3、池添謙一、栗・中尾秀正)
8-18 プリンセスメモリー(牝3、浜中俊、美・高橋義博)

 
G1予想[039] 第44回スプリンターズステークス(10月3日) PDF 印刷
2010年 10月 02日(土曜日) 04:26

尖閣諸島衝突事件で中国に完敗。よって香港馬2頭のワンツー!

 尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で「検察の判断」と責任回避、円高無策・経済対策オンチで「雇用、雇用」とだけ叫ぶ管直人首相を見ていると、秋のG1シーズンが到来したのに、まったく気持ちが乗ってこない。

 もはや、この国は完全に衰退期に入った。再生などありえない。それにしても、管直人はいまの日本にまったく必要ない時代錯誤の人物だ。もはや人間の問題ではなく、こういう人間がトップに立てる構造、システム自体が間違っているので、これをなおすのは大変なことだ。きっと、この先、ずっとなおらないだろう。

 本当にどうなるんだニッポン?

 と叫びつつ、じつに憂鬱な気分で、予想に入る。

 予想と言っても、今回はまったく簡単。尖閣問題で中国に完全に手玉に取られたのだから、香港馬2頭を買うしかない。

 ただ、トライアルの2着の足から、グリーンバーディーが人気になるのでがっかりだ。ウルトラファンタジーのほうは人気はないのでいいが、この2頭で決まったら笑うしかない。

 馬券は、単複6、単複7、馬単6-7、7-6の裏表、馬連6-7、ワイド6-7、枠連3-4と、すべて買う。

 

    スプリンターズステークス(G1・芝1200m・中山)

1−1  サンダルフォン  牡7  57.0kg   酒井学  松永幹夫
1−2  ダッシャーゴーゴー  牡3  55.0kg   川田将雅  安田隆行
2−3  サンカルロ  牡4  57.0kg   吉田豊  大久保洋吉
2−4  アイルラヴァゲイン  牡8  57.0kg   津村明秀  手塚貴久
3−5  ビービーガルダン  牡6  57.0kg   安藤勝己  領家政蔵
3−6  グリーンバーディー  セ7  57.0kg   M.デュプレシス C.ファウンズ
4−7  ウルトラファンタジー セ8  57.0kg   H.ライ  P.イウ
4−8  ワンカラット  牝4  55.0kg   藤岡佑介  藤岡健一
5−9  ローレルゲレイロ  牡6  57.0kg   藤田伸二  昆貢
5−10  ファイングレイン  牡7  57.0kg   勝浦正樹  長浜博之
6−11  プレミアムボックス  牡7  57.0kg   幸英明  上原博之
6−12  ヘッドライナー  セ6  57.0kg   内田博幸  西園正都
7−13  マルカフェニックス  牡6  57.0kg   松岡正海  松永昌博
7−14  キンシャサノキセキ  牡7  57.0kg   四位洋文  堀宣行
8−15  ジェイケイセラヴィ  セ6  57.0kg   江田照男  坂本勝美
8−16  ウエスタンビーナス  牝7  55.0kg   柴田善臣  鈴木康弘

 
G1予想[038]第51回宝塚記念(6月27日) PDF 印刷
2010年 6月 26日(土曜日) 02:11

「まじめに」「ひとすじに」逃げろ!アーネストリー 

 とうとう宝塚記念がやってきた。
 宝塚というと、思い出すのはハギノカムイオー、オサイチジョージ、メジロパーマーなど逃げ切った馬ばかり。そして、梅雨時とあって、どろんこの重馬場。一昨年のエイシンデュピティの雨の逃げ切りは、本当に鮮やかだった。
 今年の注目は、やはりブエナビスタ。そして、連覇を狙うドリームジャーニー。ほかでは春の天皇賞を快勝したジャガーメイル、昨年のダービー馬ロジユニヴァース。最大の上がり馬アーネストリーなどか。
 で、枠順確定後、メンバーを確認して、なにが逃げるのだろうか?と考えたが、確たる逃げ馬は不在だ。

   第51回宝塚記念(阪神芝2200m)

1 1 イコピコ 牡4 58.0 岩田康誠 西園正都
1 2 アーネストリー 牡5 58.0 佐藤哲三 佐々木晶三
2 3 ネヴァブション 牡7 58.0 後藤浩輝 伊藤正徳
2 4 スマートギア 牡5 58.0 和田竜二 佐山優 
3 5 ナムラクレセント 牡5 58.0 小牧太  福島信晴
3 6 セイウンワンダー 牡4 58.0 福永祐一 領家政蔵
4 7 マイネルアンサー 牡6 58.0 川田将雅 宮本博 
4 8 ブエナビスタ 牝4 56.0 横山典弘 松田博資
5 9 ロジユニヴァース 牡4 58.0 安藤勝己 萩原清 
5 10 ジャガーメイル 牡6 58.0 ウィリアムズ 堀宣行 
6 11 トップカミング 牡4 58.0 浜中俊  境直行 
6 12 メイショウベルーガ 牝5 56.0 幸英明  池添兼雄
7 13 フォゲッタブル 牡4 58.0 蛯名正義 池江泰郎
7 14 マキハタサイボーグ セ8 58.0 太宰啓介 新川恵 
7 15 (取消)コパノジングー 牡5 58.0 藤岡佑介 宮徹  
8 16 アクシオン 牡7 58.0 藤田伸二 二ノ宮敬宇
8 17 ナカヤマフェスタ 牡4 58.0 柴田善臣 二ノ宮敬宇
8 18 ドリームジャーニー 牡6 58.0 池添謙一 池江泰寿

     
 このメンバーでは、逃げる可能性があるのは、やはりロジユニヴァースだろうか?ダービー以来だった日経賞では2番手に控えたが、これといってハナを主張する馬の見当たらない今回は、思い切った逃げの手に出る可能性がある。ただ、騎手が横山でなく安藤だけに確信が持てない。
 となると、タップダンスシチーで逃げ切った経験のある佐藤哲のアーネストリーの可能性もある。むしろ、枠順からいって、こちらの方が似げる可能性は高いかもしれない。 

       

 ところで、今回は真面目にデータを調べることにし、過去10年の脚質別連対数を見てみると、なんと、逃げ馬の成績はよくない。そのデータは以下のとおりだ。

    《過去10年の脚質別成績》
     逃げ(2-0-3-6)18.2%
     先行(2-5-4-26)18.9%
     中団(6-1-3-41)13.7%
     後方(0-4-0-36)10.0%
     マクリ(0-0-0-2)0.0%

 つまり、逃げより先行、中団からの差しが圧倒的に有利なのだ。また、阪神重賞に連対実績がある馬がやはり有力だ。今走、出走を予定している馬で阪神重賞に実績があるのは、アクシオン(09年鳴尾記念G3で1着)、スマートギア(09年鳴尾記念G3で2着)、イコピコ(09年神戸新聞杯G2で1着)、ドリームジャーニー(09年宝塚記念G1で1着)、ブエナビスタ(09年桜花賞G1で1着)、ロジユニヴァース(08年ラジオNIKKEI賞G3で1着)の7頭である。

 というわけで、今回の結論は、当然のごとくデータにまったく逆らって、逃げる可能性のある馬で阪神重賞に連帯実績のないアーネストリーということになる。

 アーネストリー(earnestly)とは、「まじめに」「ひとすじに」「熱心に」「真剣に」などという意味だ。となれば、どうか「まじめに」「ひとすじに」逃げ切ってほしい。で、アーネストリーの単勝。次にアーネストリー頭の馬単で、相手は、当然、人気薄から選び、イコピコ、ナカヤマフェスタ、フォゲッタブル、トップカミング。それに、ネヴァブション、ジャヤガーメイル、ブエナビスタの人気馬も抑えておく。

 
G1予想[037]第60回安田記念(6月6日) PDF 印刷
2010年 6月 05日(土曜日) 19:04

ビューティーフラッシュ、エーシンフォワード、トライアンフマーチの3頭 

 前哨戦マイラーズCを制したリーチザクラウンと、国際レーティング最上位(118)の香港馬フェローシップが有力と思われるが、人気は割れている。前日売りでは、やはりリーチザクラウンが1番人気だが単勝2.5倍以上では中心馬と言い難く、続くトライアンフマーチ、キャプテントゥーレといった面々も5倍を超えていて、決め手に欠ける。また、香港馬は、2頭が10倍以下で上位人気に入っているが、例年ほどの強力布陣ではない。

 

 そこで、今日までは香港馬3頭をまとめて買ってしまおうかと考えていた。というのは、いま編集している本がオフショア投資の本で、HSBCに取材電話をしたりして、最近、香港との縁が強くなったからだ。しかし、そんな簡単なことでいいのかと考え直した。鳩山首相が辞任して菅直人首相が誕生したこのタイミングでは、やはり、その関連で馬券を買う方が面白いと思ったからだ。

 

 で、それではそんな馬がいるのだろうか?と出馬表を見渡すが、ピンと来る馬はいない。先週のダービーがエーシンフラッシュで、首相就任式にはカメラのフラッシュがつきものだから、今週もビューティーフラッシュでどうか?などというぐらいが、精一杯だ。それにしても、経済がダメ、国際性ゼロの菅直人首相というのは最悪の選択で、これでは今後、日本ははてしなく沈んでいくだけだろう。いま日本に必要なリーダーは、若くて、経済に明るく、英語が話せる人間だ。若いということで言えば、60歳以上なんていうのは論外で、40代がベストだ。思想などはどうでもよく、経済的な現実主義に立脚した考え方を持っていて、標準語の英語が話せなければ、まったく話にならない。

 

 と、話は競馬からそれそうなので、無理やりまとめると、やはり、先週のダービーの余韻が残る東京競馬場ということで、もう一度フラッシュ、もう一度エーシン、もう一度内田博、というのはどうだろうか?こうすると、ビューティーフラッシュ、エーシンフォワード、トライアンフマーチということになる。なんだ、簡単ではないか。そこで、この3頭の単勝、複勝と、ワイド、連単、連複、3連単、3連複、ぜんぶ買ってみることにした。

 

第60回安田記念(GI、芝1600m)

1枠1番 リーチザクラウン(牡4、栗東・橋口)528(+16)

1枠2番 スマイルジャック(牡5、美浦・小桧山)496(+4)

2枠3番 アブソリュート(牡6、美浦・宗像)480(+6)

2枠4番 フェローシップ(セン8、香港・オサリバン)510(-21)

3枠5番 サイトウィナー(セン7、香港・サイズ)474(-12)

3枠6番 ファリダット(牡5、栗東・松元)480(+10)

4枠7番 グロリアスノア(牡4、栗東・矢作)530(前走海外)

4枠8番 キャプテントゥーレ(牡5、栗東・森)470(+6)

5枠9番 スーパーホーネット(牡7、栗東・矢作)490(+16)

5枠10番 ビューティーフラッシュ(セン5、香港・クルーズ)514(-6)

6枠11番 マルカシェンク(牡7、栗東・河内)508(+2)

6枠12番 ライブコンサート(セン6、栗東・白井)478(-10)

7枠13番 マイネルファルケ(牡5、美浦・萱野)520(±0)

7枠14番 マルカフェニックス(牡6、栗東・松永昌)530(+12)

7枠15番 トライアンフマーチ(牡4、栗東・角居)480(+2)

8枠16番 サンカルロ(牡4、美浦・大久保洋)計量不能(前走496)

8枠17番 ショウワモダン(牡6、美浦・杉浦)520(+4)

8枠18番 エーシンフォワード(牡5、栗東・西園)488(+8)

 
G1予想[035]第77回日本ダービー(5月30日) PDF 印刷
2010年 5月 27日(木曜日) 00:02

逃げ切れるわけがないコスモファントムをゴール前まで楽しむ

いよいよ日本ダービーだが、これほど、いろんな問題が立て続けに起こるなかでのダービーも珍しいのではないだろうか?

ここのところ、世界を震撼させているのは、ギリシア国債に端を発した金融危機。世界的に株価が下落し、とうとう二番底がやってきたのかと思わせるし、そんななかで、南アではサッカーワールドカップが始まろうとしている。また、上海万博が始まったというのに、北朝鮮による韓国哨戒艇撃沈事件が起こり、東アジアもかなり危険な状況になってきた。そして、日本はといえば、普天間基地移設問題がもめ続け、結局、元の辺野古移設で決着しそうななか、宮崎県では口蹄疫が拡大している。

 

 これでは、ダービーでなにを買ったらいいのか皆目わからない。ギリシア危機から連想すれば、出走馬の中に唯一ギリシア神話の軍神「アレス」を馬名に付けたトーセンアレスがいる。ヴィクトワールピサの「ヴィクトワール」やダノンシャンティの「シャンティ」もフランス由来の名前だけに、ユーロ危機に絡めることができる。ヒルノダムールの「ダムール」もフランス語の「愛」だ。

 また、ワールドカップから考えると、真っ先に浮かぶのはペルーサで、これはマラドーナの愛称だ。母がアルゼンチンスターだけにこの命名はわかりやすい。さらに、ハンソデバンドもサッカー選手名である。

 

 また、ここは日本だから、やはり最大の問題、普天間移設を考えると、アメリカ軍が連想され、マンハッタンカフェ産駒が4頭(ゲシュタルト、サンディエゴシチー、ハンソデバンド、ヒルノダムール)も出ているので手を出したくなる。また、コスモファントムも、父がStephen Got Evenであり、この問題が結局はGot Evenで終わっただけに可能性がある。母親がSouthern Houseというのも、南国沖縄のことだけに惹かれるものがある。

   最強馬が勝つレースだから最強馬を買わない

 というわけで、正直、今回はどうしていいかわからない。そこで、巷間言われている予想を見ると、今年は「3強ダービー」という見方が大勢を占めている。皐月賞馬ヴィクトワールピサ、青葉賞馬ペルーサ、NHKマイルカップ馬ダノンシャンティが3強で、これに皐月賞2着馬ヒルノダムールと、良血ルーラーシップが続く。

 おそらくこの5頭の決着になるのは間違いないだろうと、私も思う。良馬場なら、着順はどうであれ、この5頭が掲示板に飛び込んでくるだろう。

 

 で、結論だが、先週のオークスがサンテミリオンで的中してしまっただけに、今週はきちんと外したい。つまり、王道に帰って、ほぼ可能性のない馬を買う。

そう、そういうときにいつも買うのは、「迷った時の逃げ馬」で、今回はコスモファントムがこれに当たる。逃げ馬を買っていると、レースを見るとき自分が買った馬を探す苦労が省けるし、ずっと見ていることができる。しかも、逃げ馬が直線でつかまるというのは、負け方としていちばん鮮やかである。

コスモファントムの単複と、コスモファントムから、上記した5頭の馬単と馬連。これでいいだろう。

 まあ、このメンバーではコスモファントムは逃げたとしても、着に残るが精いっぱいだろうが、それでもゴール前1ハロンまで粘れば、レースは見ていて楽しめる。今年のダービーは、ともかくリラックスして楽しみながら見ていたい。

 
G1予想[034]第71回オークス(5月23日) PDF 印刷
2010年 5月 20日(木曜日) 21:33

最近ワインをよく飲むのでサンテミリオンで乾杯というのはどうかな?

桜花賞ではオウケンサクラとショウリュウムーンを買った。2頭の1点に絞った。結果は、2着、4着だった。
桜花賞前に夜桜見物に行き、夜桜に映える月を見て、桜花賞にもっともふさわしい名前の馬を選んでみたら、この2頭になった。漢字にすれば、オウケンサクラが「王剣桜」で、ショウリュウムーンが「昇龍月」となる。これなら、夜桜見物で月を眺めた以上、この2頭を買うしかないではないか?

あとから思い出して、そのときなぜその馬を買ったのかが思い出せなければ、競馬は面白くない。どんな予想にせよ、その馬を選んだ理由は必ずある。しかし、その理由が自身と関係ない、いわゆる一般的な予想に基づいていたとしたら、競馬などしないほうがましだ。データや必勝法は、それこそ山のように存在する。

しかし、それらをすべて無視して、自分にしかわからない理由で馬券を買うのは、じつは簡単なようで難しい。そんなことにお金を賭けるという行為自体が、まったく理に反するからだ。

      桜花賞の結果
1着 アパパネ (蛯名正義)1.33.3
2着 オウケンサクラ(安藤勝己)1/2
3着 エーシンリターンズ(福永祐一)クビ
4着 ショウリュウムーン(佐藤哲三)1/2
5着 アプリコットフィズ(横山典弘)3/4

 桜花賞から1カ月あまり、オークスの週がやってきたが、今日までの報道などをチェックしてみると、桜花賞馬アパパネはそれほど人気になっていない。これは、血統から東京の2400メートルがきついのではと考えられているからだ。
 その点、私が桜花賞で買った2頭は、血統からも、末脚勝負になるとされるレース展開からも、かなり有力視されている。また、2頭とも元気がいい。

 オウケンサクラは、19日の調教で、力強いフットワークで栗東坂路を駆け上がり、好調さをアピールしている。時計は、4F52秒4‐38秒3‐13秒1。ラストは若干時計を要したが、時計のかかる馬場を考慮すれば上々。音無師も「いい追い切りができた」とスポーツ紙にコメントしている。さらに音無師は、「マイルより、むしろ2400メートルの方がいい」と言い、騎手の安藤勝も「折り合いに問題はないし、器用なので十分にこなしてくれると思う」とコメントしている。
 
 ショウリュウムーンも調教は単走だったが、荒れた馬場に苦労しつつも、しっかりしたフットワークで駆け上がった。タイムは4F56秒4‐41秒1‐12秒9。タイムこそ平凡だが、佐々木師は「馬はでき上がっているので、今週は気分を乗せる程度。見た目より時計は速かったし、いい状態だと思う」と、コメントしている。

 

 ↑「女性だけ見ていると…」というコピーも虚しいほど、いまの日本には元気がない

第71回オークス(3歳牝、GI・芝2400m)

1-1 コスモネモシン(牝3、石橋脩、美・清水英克)
1-2 アグネスワルツ(牝3、柴田善臣、栗・宮本博)
2-3 アプリコットフィズ(牝3、四位洋文、美・小島太)
2-4 ショウリュウムーン(牝3、内田博幸、栗・佐々木晶三)
3-5 ギンザボナンザ(牝3、池添謙一、美・池上昌弘)
3-6 オウケンサクラ(牝3、安藤勝己、栗・音無秀孝)
4-7 ニーマルオトメ(牝3、北村宏司、美・田村康仁)
4-8 プリンセスメモリー(牝3、勝浦正樹、美・高橋義博)
5-9 モーニングフェイス(牝3、藤岡佑介、栗・矢作芳人)
5-10 タガノエリザベート(牝3、川田将雅、栗・松田博資)
6-11 ブルーミングアレー(牝3、松岡正海、美・小島茂之)
6-12 トレノエンジェル(牝3、戸崎圭太、美・伊藤正徳)
7-13 アニメイトバイオ(牝3、後藤浩輝、美・牧光二)
7-14 シンメイフジ(牝3、岩田康誠、栗・安田隆行)
7-15 エーシンリターンズ(牝3、福永祐一、栗・坂口正則)
8-16 ステラリード(牝3、三浦皇成、栗・森秀行)
8-17 アパパネ(牝3、蛯名正義、美・国枝栄)
8-18 サンテミリオン(牝3、横山典弘、美・古賀慎明)

 こうなると、桜花賞と同じようにこの2頭を買いたくなる。
 というのは、良馬場なら今度こそ、オウケンサクラが差し切るような気がして仕方ないからだ。続いて桜花賞3着なのにあまり人気がないエーシンリターンズに、やはり末脚が切れるショウリュウムーンなどが突っ込んでくるだろう。アパパネも折り合えば侮れない。つまり、桜花賞上位馬は、それなりに強いし、例年の傾向から見ても、こうなると思う。これが、今回のオークスの私のまともな予想だ。

 では結論といきたいが、当然ながら、ここまで書いてきたこととはまったく違う。

 最近、けっこうワインを飲むようになった。以前は、家での夕食には缶ビールを1本という具合だったが、最近は、家内と一緒にワインを1本飲んでしまうことがある。それで、サンテミリオンということにしてみたい。お酒がらみの馬にはアプリコットフィズもいるが、これは飲んだことはないので見送り。
 
 最近飲むのはカリフォルニアやチリ、ニュージーランド、南アフリカなどの安いワインばかりで、サンテミリオン産の高級赤ワインには手が出ない。それでも、これまで何本かは飲んだことがある。ただ、安いメルロはよく飲んだ。アメリカ人はなぜかメルロが好きで、これは味の問題ではなく、単に英語でメルロが発音しやすいからという説がある。

 で、サンテミリオンの単勝をまず買う。あと、サンテミリオンの相手はなんだろう?と考えて、なぜかタガノエリザベートがいいのではないかひらめいた。おそらく、最後方から追い込んで良くて4、5着だろう。それから、ワインを飲んだ翌朝は目覚めがいいので、モーニングフェイスも買っておきたい。

 というわけで、サンテミリオンからタガノエリザベート、モーニングフェイスの馬単、馬連も買ってみることにする。

 
G1予想[033]第5回 ヴィクトリアマイル(5月16日) PDF 印刷
2010年 5月 15日(土曜日) 23:19

ブエナビスタ、レッドディザイアで鉄板となるかどうか?

やっと、5月らしい、初夏の快晴の週末がやってきた。そして、ブエナビスタ、レッドディザイアという世界でも通用する牝馬2強の対決。明日のヴィクトリアマイルは、見るだけでも楽しいレースになるだろう。緑が揺れ、風光る東京コースで、この2頭はどんなレースをするだろうか?

 桜舞う桜花賞、梅雨のなかの宝塚記念、菊薫る菊花賞、秋晴れのジャパンカップ、寒風吹きすさぶ有馬記念……日本の競馬は、季節の移り変わりのなかで楽しむものだ。若いときはレースや馬券に熱中して、季節を楽しむ余裕などなかったが、いまはレースよりもむしろ季節感を楽しむようになった。

 といっても、グローバルで人や馬も移動するこの時代、季節は移リ変わるものではなくなった。冬の日本が嫌なら、真夏のオーストラリア、ブラジル、一年中夏のハワイや東南アジアのリゾートがある。夏にスキーや雪景色を楽しみたければ、カナダでもアラスカにでも出かければいい。この21世紀、季節は選べるものに変わってしまった。

 人間がそうなら馬もそうだ。ブエナビスタ、レッドディザイアは、ついこの間、熱帯夜のドバイで走った。だから、日本に戻ってきて初夏の風に吹かれれば、日本にずっといた馬たちより、ずっと爽快に感じるはずだ。

 なのに、「ドバイから帰国初戦の2強にスキあり!」という予想が多い。馬券しか興味のないファンには、2強決着ではつまらないので、死角探しに熱中するのはわかる。しかし、どう見てもブエナビスタ、レッドディザイアは強い。この後に宝塚記念に共に出走するというが、梅雨の雨にたたられなければ、そこでも好勝負は間違いないだろう。

  昨年の有馬記念パドックでのブエナビスタ

 となると、今回は、この2頭を買うか、あるいは2頭とも買わないかの2択しかない。
 この欄のテーマは、いかに美しく馬券を外すかにあるので、当然、この買い方しかない。で、もっとも美しく外すとなると、やはり、この2頭を買うべきだ。3連単にして、2頭の1、2着組み合わせでアタマを固定し、3着は総流しにする。

 当たってしまう可能性がもっとも高い馬券を買って外れる。そうして、競馬を予想することがいかに虚しいかを証明する。これが、私が追求してきたテーマの1つだ。さて、今回はどうなるか?
 牝馬限定G1で、直線が長く力を存分に発揮できる東京の1600メートル。ここで、この2頭のどちらかでも来なかった場合、あるいあは2頭とも来なかった場合、「調子落ち」「ドバイ疲れ」などとメディアは書くだろう。
 2年前のヴィクトリアマイルでウオッカが2着に負けたときも「ドバイ帰りの影響」とメディアは書いた。でも、去年は圧勝だった。はたして、結果は?

  第5回 ヴィクトリアマイル(5月16日)   

1 1 ベストロケーション------------ 牝5 55.0 木幡初広 鹿戸雄一
1 2 ヒカルアマランサス----------- 牝4 55.0 内田博幸 池江泰郎
2 3 ラドラーダ---------------------- 牝4 55.0 安藤勝己 藤沢和雄
2 4 ウェディングフジコ------------ 牝6 55.0 吉田隼人 戸田博文
3 5 アルコセニョーラ-------------- 牝6 55.0 武士沢友治 畠山重則
3 6 シセイカグヤ------------------- 牝4 55.0 丸田恭介 宗像義忠
4 7 ミクロコスモス----------------- 牝4 55.0 福永祐一 角居勝彦
4 8 ヤマニンエマイユ------------- 牝7 55.0 吉田豊  浅見秀一
5 9 ブロードストリート------------
- 牝4 55.0 藤田伸二 藤原英昭
5 10 ニシノブルームーン--------- 牝6 55.0 北村宏司 鈴木伸尋
6 11 ブエナビスタ ----------------- 牝4 55.0 横山典弘 松田博資
6 12 ブラボーデイジー----------- 牝5 55.0 北村友一 音無秀孝
7 13 ワンカラット------------------
- 牝4 55.0 藤岡佑介 藤岡健一
7 14 コロンバスサークル--------- 牝4 55.0 蛯名正義 小島太 
7 15 アイアムカミノマゴ----------
- 牝4 55.0 秋山真一郎 長浜博之
8 16 ムードインディゴ-------------
牝5 55.0 上村洋行 友道康夫
8 17 レッドディザイア------------
-- 牝4 55.0 四位洋文 松永幹夫
8 18 プロヴィナージュ------------- 牝5 55.0 佐藤哲三 小島茂之

 
G1予想[032]第15回 NHKマイルカップ(5月9日) PDF 印刷 Eメール
5月6日記

ダイワバーバリアン、エイシンアポロンの馬連1点

 このGWの連休中、下の弟が谷川岳で転落死し、急遽、今朝、旅先のインドネシアから帰国した。弟は41歳、一昨年再婚して、昨年子どもが生まれたばかりだった。葬儀は、この土日の8日と9日にある。つまり、NHKマイルカップが行われているとき、私は火葬場で弟の骨あげをしているはずである。

■谷川岳でスキー滑落 川崎の男性死亡(MSN産経ニュース)-----------------------------------------------------------------------------------

2010.5.4 18:46

http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100504/dst1005041847012-n1.htm

4日午後0時35分ごろ、群馬県みなかみ町湯桧曽の谷川岳(1977メートル)で、スキーをしていた東京都品川区の男性会社員(46)から「友人ががけか ら転落した」と110番通報があった。

 駆けつけた県警沼田署員が、積雪部分から約200メートル下の岩場で倒れている川崎市川崎区下並木、会社員、石田俊介さん(41)を 発見。石田さんは頭を強く打って、間もなく死亡が確認された。

 沼田署によると、現場は谷川岳ロープウエー天神平駅から約1.5キロの、急峻(きゅうしゅん)な山岳地帯。同署で詳しい事故原因を調 べている。

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 そんななかでも競馬をするのか?予想をするのか?というが、私は父が死んだ週も競馬をしていた。1982年11月22日、父は2回目の脳卒中の発作でこの世を去ったが、その週は第2回ジャパンカップがあり、米国最強馬ジョンヘンリーとフランスの名牝エイプリルランの日本での対決が大きな話題になっていた。

 しかし、勝ったのは米国から追加登録で出走したハーフアイストであり、2着もフランスの2番手オールアロングだった。

  私は かつて『Laughing in the Hills』(by Bill Barich)という競馬の本を愛読したが、この本の冒頭で、作者のバリックはガンに冒されながらも馬券を買う母親の姿を描いている。そして、「わが家の連中はみな現実から逃げたがっていた」と記述している。競馬が現実逃避の手段かどうかは別として、この本が不思議な点は、競馬場に出入りする様々な人々の人間模様を描きながら、作者の魂の救済されていく過程が描かれていることだ。

  もちろん、今回のNHKマイルカップに、そんなことを求めるつもりはない。単に、G1だからいつものように馬券を買うだけだ。おそらく、この習慣はなにがあろうと、一生続くだろう。
 

 

 さて、出走馬だが、ステップレースのニュージーランドトロフィー組からは、1着のサンライズプリンス(横山典)、2着のダイワバーバリアン(蛯名)、3着のレト(幸)と、ほとんどの上位入着馬が出走。一方の皐月賞組からは、6着のリルダヴァル(福永祐一)、11着のエイシンアポロン(池添)、13着のガルボ(後藤)が出走する。

  で、人気を見ると、両方のレースの最先着馬、サンライズプリンスとリルダヴァルに集まりそうだ。とくに、サンライズプリンスのニュージーランドトロフィーの勝ち方は強かったから、この馬が人気の中心になるだろう。

 

  しかし、私が買うのは両方のレースの着順2番手馬。つまり、ダイワバーバリアン、エイシンアポロンの2頭。この組み合わせの馬連1点のみにする。なにも考えたくないときは、単純さがいちばんだ。だから。最先着馬の組み合わせ、サンライズプリンスとリルダヴァルでもかまわない。でも、こちらだといかにも的中しそうで買う気にならない。

   競馬は、当たらない馬券を買うからこそ救われるのだ。

 

 
G1予想[031]第141回・天皇賞・春(5月2日) PDF 印刷
2010年 4月 28日(水曜日) 15:08

10歳馬ゴールデンメインから総流し。

本線はナムラクレセント、フォゲッタブル

  今年も淀の3200メートル戦がやってきた。京都競馬場の芝状態はよく、最近の傾向から高速決着が予想されるが、ドリームジャーニーが回避したため人気は散っている。ダイヤモンドS勝ちのフォゲッタブル、昨年の覇者マイネルキッツ、続いて阪神大賞典Vのトウカイトリック、有馬記念3着馬のエアシェイディなどが人気を集めている。また、ドリームジャーニーの回避でホクトスルタンが繰り上がり出走可能になり、勝てば天皇賞父子4大制覇ということで話題を呼んでいる。

     

  だが、今回私が買うのは、10歳馬ゴールデンメインだ。

  10歳馬ということも異例なら、10歳にしてG1初挑戦ということも異例。また、昔なら出走できなかった「せん馬」でもある。異例ずくめだけに、記事にも取り上げられていて、スポニチ記事によると、新川調教師は「昔だったら、ここまで現役を続けられたか」と感慨深げに語り、「セン馬にしたこともあるだろうが、以前と比べてトレセンの施設が充実し、育成場の技術も向上していることが大きい」と、“長寿”の背景を分析している。

 ゴールデンメインは2度の左前屈腱炎などによる長期休養があり、キャリアはまだ23戦。これは、出走予定馬18頭で10番目である。新川調教師も「回数を使っていない分、馬には元気がある」と言うように、昨秋以降の5戦で掲示板を外したのは前走・阪神大賞典(7着)だけだから、ひょっとしたらひょっとするかもしれない。

  ただし、私はひよっとしたらという期待からこの馬を買うわけではない。買う理由は、「メイン」という名前と、デビュー当時、いまは引退していた角田晃一騎手が乗っていたからである。

  私が角田ファンなのは、この欄で何度も書いたからもう触れないが、なぜ「メイン」という名前に惹かれるのか?

  これは、じつに単純な理由で、この馬がデビューした当時、私は何度かメイン(アメリカ、メイン州)に行っていたからだ。当時、私の娘はメイン州のBates Collegeに留学していて、メイン州は私たち家族にとって本当に身近なところだった。だから、メインと聞くとなんでも反応した。

 

  2003年、この馬がデビューした新馬戦の記憶はないが、その後、中京で角田がメインと名前が付く馬で未勝利を買ったときは馬券を買った。その後も出走するたびに馬券を買った。私の競馬はいつの頃からか、予想して買うというやり方でなくなり、買うという理由がなんであれ、たとえ語呂合わせであろうと理由があれば買うようになっていた。で、当時は、メインという名前がけっこう大きな買う理由になっていた。

  ゴールデンメインは、これまで1番人気どころか、2番人気にも1度もなったことがない。うだから、世間で言う「穴馬」で、的中したときの配当は大きかった。ただ、わずかな額しか買っていないので、家内と外食できるぐらいのリターンがあっただけだ。

 

  しばらくして、「そうだゴールデンメインのメインがメイン州のメインであるわけがないだろうが」と私は思い、調べてみると案の定、「Golden Main 」だった。メイン州のメインは「 Maine」である。

  それでもおかまいなしにゴールデンメインが出走するときは、何度か馬券を買った。23戦して5勝2着3回だから、馬連中心の私の買い方では、外した方が多い。切れる脚がないので、スローの上がり勝負では分が悪く、強烈な印象を残さない馬で、なんとなく来たという感じの勝ち方ばかりだった。

 だから、道悪は得意で、時計がかかれば、天皇賞でも勝負になるかもしれない。が、そんなことはどうでもいい。

 

  以下、ゴールデンメインのデータを掲げるが、この馬は1600万下は勝が、オープンは勝ったことがない。去年のステイヤーズSの 2着がオープンでの最高着順だ。だから、こんな馬が天皇賞を勝つわけがない。

■ゴールデンメイン 

   栗毛  2000/04/17生まれ  [栗東] 新川恵厩舎

   父:ラムタラ( Nijinsky  Snow Bride)

   母:フェイヴァーワン (トウショウボーイ  デュランス)

   戦績:23戦[5-3-2-13]

                              《成績一覧》

2003/02/02 京都 雪  3歳新馬 6着 角田晃一56 芝2000 良

2003/04/20 阪神 小雨  3歳未勝利 取消し 角田晃一 56 芝2200 稍

2003/05/11 京都 雨  3歳未勝利 5着 角田晃一 56 芝2000 良

2003/06/01 中京 曇  3歳未勝利  1着 角田晃一 56 芝2000 重

2003/06/15 中京 曇  マカオJCT(500万下)2 着角田晃一 56 芝2000 稍

2003/12/06 中京 小雨  3歳上500万下 1着 角田晃一 56 芝1800 良

2003/12/28 阪神 晴  江坂特別(1000万下) 1着 角田晃一 55 芝2500 良

2004/02/01  京都 晴  松籟S(1600万下) 4着 角田晃一 55 芝2400 良

2004/02/28  阪神 晴  御堂筋S(1600万下)1着 角田晃一 56 芝2500 良

2004/03/27  中山 晴  日経賞(G2) 8着 角田晃一 56 芝2500 良

2004/05/22  東京 小雨  目黒記念(G2) 16着 角田晃一 54 芝2500 稍

2006/11/12  京都 晴  清水S(1600万下)  16着 武幸四郎 57 芝1600 良

2007/06/23  阪神 晴  グリーンS(1600万下) 2着 小牧太 55 芝2400 良

2007/07/21  新潟 曇  日本海S(1600万下) 1着 田中勝春 55 芝2200 稍

2007/09/08  阪神 晴  朝日チャレンジC(G3) 3着 小牧太 56 芝2000 良

2009/02/07  東京 晴  白富士S(OP) 9着 左海誠二 55 芝2000 良

2009/03/08  阪神 晴  大阪城S(OP) 6着 小牧太 55 芝1800 良

2009/04/11  阪神 晴  大阪ハンブルクC(OP) 5着 小牧太 54 芝2400 良

2009/04/11  阪神 晴  大阪ハンブルクC(OP) 5着 小牧太 54 芝2400 良

2009/11/01  京都 雨  カシオペアS(OP) 3着 太宰啓介 55 芝1800 稍

2009/11/14  京都 晴  アンドロメダS(OP) 4着 幸英明 53 芝2000 重

2009/12/05  中山 曇  ステイヤーズS(G2) 2着 北村宏司 57 芝3600 稍

2010/01/17  京都 晴  日経新春杯(G2) 5着 小牧太 54 芝2400 良

2010/03/21  阪神 晴  阪神大賞典(G2) 7着 太宰啓介 57 芝3000 良

 

 ところで、メイン州は森と湖の美しい州である。ヘンリー・デヴィッド・ソロー著「ウォールデン~森の生活」には、メインの美しい自然が克明に描かれている。私が忘れられないのは、森の上に昇る三日月の日本では見られない姿だ。

  三日月のほのかな光で照らされた森を歩くと、どこか見知らぬ国に迷い込んでしまったような気分になる。

  そこで、馬券はゴールデンメインから、ナムラクレセント(クレセントは三日月だから)、フォゲッタブル(忘れられないので)の馬単、馬連2点が本線。あとは、ゴールデンメインから馬単、馬連総流しとする。

 
G1予想[030]第70回皐月賞(4月18日) PDF 印刷
2010年 4月 17日(土曜日) 02:32

ロー ズキングダム、リルダヴァル、ダイワファルコンの3頭買い

 

  桜花賞が終わり皐月賞だというのに、今年は「春爛漫」とはならない。昨日、今日は、雨にたたられたうえ、寒風吹きすさぶ、まるで真冬のような天気だ。天気予報を見ると、皐月賞当日はなんとか回復して晴れマークがついているが、はたして春の陽気が戻るのだろうか?

  重の皐月賞というと、思い出すのは1980年の優勝馬ハワイアンイメージ。このときは、いわゆる「田んぼのような」不良馬場で、勝ち時計は、なんと2分10秒2もかかった。

   1983年、3冠馬になったミスターシービーが勝った皐月賞も不良馬場だった。一般的に不良は追い込みがきかないが、このときのシービーは道中16、17番手を進むと、向正面から一気に進出し、4コーナーでは先頭を切っていたカツラギエースの直後に付け、最後の直線で先頭に立つというレースだった。このときの2着は、追い込んだメジロモンスニーだから、重では逃げ馬、先行馬が有利とは限らない。

   

  この10年ほど、皐月賞が重になったことはない。勝ちタイムも2分を切る1分58~59秒台が主流になって、中距離スピード競走という様相がますます強まってきた。はたして、このまま馬場は回復しないのか? しないとすれば、今年はどんなレースになるのだろうか?

   さて、枠順と人気を見ると、やはり混戦模様だ。前々日オッズでは、単勝ひとケタ台に6頭がひしめいている。1番人気は弥生賞勝ちの13番ヴィクトワールピサだが、4.0倍もある。5番ロー ズキングダムは4.5倍で続いている。そして、リルダヴァル7.4倍、アリゼオ7.9倍、ヒルノダムール9.6倍、12番エイシンアポロン9.9倍までが10倍未満だ。


  1-1 リルダヴァル(牡3、福永祐一、栗・池江泰郎厩舎)
 1-2 ハンソデバンド(牡3、蛯名正義、美・尾形充弘厩舎)

  2-3 トーセンアレス(牡3、田中勝春、美・鈴木康弘厩舎)
  2-4 ネオヴァンドーム(牡3、安藤勝己、栗・藤原英昭 厩舎)

  3-5 ローズキングダム(牡3、小牧太、栗・橋口弘次郎厩舎)
  3-6 ゲシュタルト(牡3、勝浦正樹、栗・長浜博之厩舎)

  4-7 レッドスパークル (牡3、秋山真一郎、栗・藤岡健一厩舎)
  4-8 バーディバーディ (牡3、松岡正海、栗・池江泰 郎厩舎)

  5-9 サンディエゴシチー (牡3、浜中俊、栗・作田誠二厩舎)
  5-10 シャイン (牡3、和田竜 二、栗・川村禎彦厩舎)

  6-11 エイシンフラッシュ(牡3、内田博幸、栗・藤原英昭厩舎)
  6-12 エイシンアポロン (牡3、池添謙一、栗・岡田稲男 厩舎)

  7-13 ヴィクトワールピサ (牡3、岩田康誠、栗・ 角居勝彦厩舎)
  7-14 レーヴドリアン (牡3、藤岡佑介、栗・松田博資厩舎)
  7-15 ダイワファルコン (牡3、北村宏 司、美・上原博之厩舎)

  8-16 ヒルノダムール (牡3、藤 田伸二、栗・昆貢厩舎)
  8-17 ガルボ (牡3、後藤浩輝、美・清水英克厩舎)
  8-18 アリゼオ(牡3、横山典弘、美・堀宣行厩舎)

 

  さて、今回は、選びに選び抜いた3頭の馬単、馬連、3連単、3連複すべての組み合わせを買う。

  なにしろ、この予想は外れる美学を追求している。外れて美しいのは、一見当たりそうに見えて当たらないことだ。とすれば、もっとも単純な買う理由が必要なのではと考えた。その結果、ロー ズキングダム、リルダヴァル、ダイワファルコンの3頭が浮上した。

  どれも有力馬である。どれか1頭ぐらい来るだろう。しかし、この3頭がぜんぶ来ることがあるだろうか?

 

  では、なんでこの3頭を選んだかだが、この3頭がいずれも前走で3着に負けているからだ。そして、全出走馬で前走が3着だったのはこの3頭だけだ。これほど、単純で美しい理由はない。しかし、3頭とも来たら笑うしかない。

 
G1予想[029]第70回桜花賞(4月11日) PDF 印刷
2010年 4月 11日(日曜日) 01:53

オウケンサクラ(王剣桜)にショウリュウムーン(昇龍月)の1点勝負

  今年の春は、なぜか湿りがちで、しかも肌寒い日が続く。桜は咲いたが、快晴の青空の下にピンク色の桜花が匂うというような鮮やかな春の一日が、今日までないままに過ぎた。先週の土曜日、横浜三渓園に夜桜を見に行ったが、途中から雨が降り出し、慌てて帰宅するという情けない花見をしてしまった。

  桜花賞は、毎年、桜花匂う阪神競馬場のマイルに3歳牝馬の精鋭が勢揃いして行われる。フェブラリーステークスがなかった頃は、最初のG1であり、クラシックの開幕戦だったから、桜が開花し、出走予定メンバーが発表されると、それだけで胸が高鳴った。
  そして、今年はどの馬が魔の桜花賞ぺースに翻弄されるのだろうかと考えた。桜花賞の予想は、これがいちばんの難関で、どんな本命馬がいようとペース次第では馬群に沈んだ。
 しかし、いまはコース形態も変わり、魔の桜花賞ぺースもなくなった。

  私が桜花賞をナマで見たのは、1度だけである。
  1992年、ニシノフラワーは、一番人気と直前の河内洋への乗り替わりというプレッシャーを克服して桜の女王に輝いた。桜花賞を2歳女王が勝つのは順当なこととはいえ、直前のトライアルで負けてしまい、騎乗した佐藤騎手が自信をなくして自ら乗り替わりを申し出たということが、当時は大きな話題になった。しかし、この年の桜花賞は魔の桜花賞ペースにならず、ニシノフラワーは直線抜け出すと、堂々たる勝利を飾った。
  このとき、満開の桜のなかを駆け抜けたニシノフラワーと、河内騎手の満面の笑みは忘れられない。

   

  さて、今年の桜花賞だが、混戦模様だ。2歳女王アパパネは、ニシノフラワーと同じように前走トライアルで負けてしまい、断然人気とはなっていない。前日発売の最終オッズ(午後5時30分現在)を見ると、単勝は、アパパネが1番人気だが3.3倍だ。続いてアプリコットフィズが5.3倍、ショウリュウムーンが10.0倍である。

1-1ショウリュウムーン(牝3、佐藤哲三、栗・佐々木晶三)
1-2 ギンザボナンザ(牝3、北村宏司、美・池上昌弘)
2-3 アプリコットフィズ(牝3、横山典弘、美・小島太)
2-4 コスモネモシン(牝3、石橋脩、美・清水英克)
3-5 モトヒメ(牝3、大野拓弥、美・松永康利)
3-6 ワイルドラズベリー(牝3、浜中俊、栗・中尾秀正)
4-7 タガノエリザベート(牝3、川田将雅、栗・松田博資)
4-8 オウケンサクラ(牝3、安藤勝己、栗・音無秀孝)
5-9 アパパネ(牝3、蛯名正義、美・国枝栄)
5-10 レディアルバローザ(牝3、和田竜二、栗・池江泰郎)
6-11 エーシンリターンズ(牝3、福永祐一、栗・坂口正則)
6-12 ステラリード(牝3、藤田伸二、栗・森秀行)
7-13 アニメイトバイオ(牝3、内田博幸、美・牧光二)
7-14 ジュエルオブナイル(牝3、幸英明、栗・荒川義之)
7-15 サウンドバリアー(牝3、渡辺薫彦、栗・安達昭夫)
8-16 ラナンキュラス(牝3、四位洋文、栗・矢作芳人)
8-17 シンメイフジ(牝3、岩田康誠、栗・安田隆行)
8-18 プリンセスメモリー(牝3、勝浦正樹、美・高橋義博)

  ニシノフラワーは、思いだしてみると、じつに桜花賞馬らしい名前だ。西山牧場の馬とはいえ、冠名の下にずばりフラワーを付けたのだから、桜花賞を勝つために生まれてきたような馬ではないか。
 そういう見方で見ると、今年はずばり、オウケンサクラだろうか?これほどふさわしい名前の馬はいないだろう。シンメイフジ、ワイルドラズベリー、アプリコットフィズなどは、桜の女王にはなりえない名前だ。花の名前が違う。

  で、それではオウケンサクラにふさわしいもう1頭(相手)はと見ると、ショウリュウムーンがいいのではとピンときた。漢字にすれば、「昇龍月」(=ムーン:月に昇るドラゴン:龍)。桜に月はぴったりではないか。オウケンサクラ(王剣桜)にショウリュウムーン(昇龍月)。夜桜の枝の間から垣間見える月に向かって登っていく龍が見えるようだ。

  以上、まったく予想になっていないが、それはいつものこと。オウケンサクラ(王剣桜)にショウリュウムーン(昇龍月)の馬連1点勝負としよう。

  ところで、この5月で、私は長年勤めた光文社を退職することにした。社の業績が傾いて、希望退職制度が発表されるや一番で応募した。だから、そうしてもらった退職承認の書類の通し番号は、当前001。ショウリュウムーンは1枠1番である。

 
G1予想[028]第40回高松宮記念(3月28日) PDF 印刷
2010年3月24日記

馬連でサンカルロから総流しすることに決定

 

 今回の高松宮記念には、「エイシン」「エーシン」の冠号馬3頭が出走する。「エイ」「エー」と表記は使い分けているが、同じこと。「エイシン」は昔から馬主として有名な(株)栄進堂会長の平井豊光氏の馬であり、「エーシン」は(株)栄進堂という名義になっているが、こちらは豊光氏の子息で、(株)栄進堂社長の平井宏承氏の馬である。

 おそらく、レース当日は、エイシンファミリー総出で愛馬を応援するに違いない。

 エイシンファミリー3頭のなかで、もっとも人気を集め、勝ち馬候補の1頭として有力視されているのが、エーシンフォワード。トライアルの阪急杯を差し切って絶好調と言っていいから、おそらく2番人気になるだろう。

 では、1番人気の最有力馬はといえば、これはキンシャサノキセキで間違いない。重賞3連勝中で調教も抜群、調子もいいのは明らかだからだ。

 となると、この2頭のどちらかを軸にして買うか、2頭とも買ってしまうかない。常識的な馬券予想では、必ずこうなる。そうして的中すれば、メデタシメデタシだ。

    なぜ、散髪なのか?なぜ、こんなキャッチコピーなのか?

 でも、それが本当にめでたいだろうか? もう何十年も競馬に付き合って、毎回「うん、やはりこの馬しかない」などと、新聞記事やデータを見て結論し、ほぼ人気どおりの馬券を買い続けて的中したとして、それがめでたいのだろうか?

 そんなことは、専門家から素人まで馬券プレーヤーなら、みんなやっていることだ。私も15~16年ぐらい前までやっていた。もちろん、穴馬探しもしたが、どうしてもそれが見つからないときは、「これしかない」と人気馬で絶好調と言われる馬を買った。

 しかし、それで的中してもぜんぜんめでたくない。超確信で、そこに10万円以上の単位で入れて的中したときだけは、たとえ配当が2倍でもうれしかったが、いまはそんなことをする気も起らない。

 

 なぜ、こんなふうになったかと言えば、それは、長年、競馬の世界を見てきて、競馬予想には情報格差がないことを知ったからだ。経済の世界には、「効率的市場仮説」(Efficient Market Hypothesis)というセオリーがある。これは、市場にある情報がすべてのプレー ヤーに行き届いているかぎり、市場では自動的に価格が形成されるということ。

 たとえば、株式の場合、効率的な市場では、相場形成に影響を与える情報はまたたく間に市場参加者(プ レーヤー)に行き渡り、株価は新しく登場した情報を瞬時に反映して変動する。

 つまり、こういう市場では、特定のプレーヤーがほかのプレーヤーを出し抜いて、持続的に儲けることはできないように なっているのだ。なぜなら、どのプレーヤーもほかのプレーヤーを出し抜くような情報を持っていないからである。

 株価を競馬の世界に置き換えれば、オッズである。オッズは、あらゆる情報をもとにして絶えず変動する。しかし、その情報というのは、誰もがこうであろうとした予想である。競馬予想の世界でも、誰もほかのプレーヤーを出し抜くような情報を持っていないからだ。

 投資の世界にプロがいないのと同じように、競馬予想の世界にもいない。まして、競馬はギャンブルであるから、持続的に勝つということは不可能だ。ところが、「G1全レース的中を目指す」などという予想家がいる。救いがたい方々である。こういう方々が、じつはいちばん負ける。

 

 さて、今回買うのは、サンカルロにした。多分、近走の着順からいって人気になるが、これまで1200メートルを1回も走っていないという点で買い目がある。

 相手はどうでもいいのだが、いくら「効率的市場仮説」のようなゴタクを述べても、やはり少しでも当てたい気持ちは抑えられないので、エーシンフォワード、キンシャサノキセキは買う。あと、エーシンのほかの2頭も……なんて思いだしたので、やはり、馬連でサンカルロから総流しにすることに決めた。

 
G1予想[027]第27回フェブラリーステークス(2月21日) PDF 印刷
2月18日記

スーニが外枠に入ったら、頭にして4歳馬3頭に馬単流し

 

 北朝鮮では昨年実施したデノミ以降、激しいインフレが起きているといわれる。金正日総書記が68歳の誕生日を迎えた2月16日は、誕生日を祝う祝賀行事が行われたが、その規模は縮小している。この祝賀の様子を映像で見たが、現在開催中のバンクバー冬季五輪の映像と比べてみると、これが同じ地球上で同時に起きていることなのかと思う。

 中国は春節に入り、帰省ラッシュがピークを迎えた。今年も鉄道などで延べ約25億人の大移動が見込まれるというが、異変が起きている。それは、「帰りたくとも帰れない」若者が増えたことで、これを「恐帰族」と呼んでいる。

  中国でも、就職難でフリーターや低賃金労働に都市部で就く大卒者が増えた。こうした若者を中心に、交通費やお年玉などの出費を考えて、帰省に尻込みする傾向が出ているという。ちなみに、お年玉は中国でもある。故郷に帰って、親戚の子供にお年玉をあげられないというのは屈辱的だ。

 

  さて、フェブラリーステークスで、遅いお年玉を狙う向きも多いだろう。ただ、金杯で逃したお年玉を、春節でもう1度なんていうのは、今年の出走馬を見ると無理のようだ。

  いちおうエスポワールシチーが1番人気になるだろうが、それ以外に有力馬が何頭もいる。超激戦模様だからだ。

  とりあえず、これまでの戦いから、論理的に考えてみる。

 

  まず、エスポワールシチーだが、現在はG1を3連勝中で、充実しきっている。しかも、前走のジャパンカップダートの勝利は、自らハナを切って2着に3馬身以上の差をつけているから、この馬を切るわけにはいかない。

 ただし、今回はローレルゲレイロやリーチザクラウンが参戦するので、マイペースの逃げは期待できない。リーチザクラウンは、クラシックでも常に人気になっていたように、素質的にはG1級だから、こちらが逃げてしまったら、どうなるのか? また、ローレルゲレイロも逃げてG1を2勝しているので、てんが早くなったとき、逃げ馬、先行馬、総崩れもないとは言えない……。

  悩ましいのは、今回、ダート初出走馬が多いことだ。リーチザクラウン、ローレルゲレイロのほかに、スーパーホーネット、ザレマ、レッドスパーダが出走する。とくにレッドスパーダは東京新聞杯で重賞初制覇を飾っているだけでなく、G1のNHKマイルカップでも2着していて、芝なら東京の1600メートルなら本命にしてもおかしくない。血統からも、530キロ台の馬体からも、ダート適性は十分と思える。また、スーパーホーネットもマイルチャンピオンシップで2度の2着がある。

 

  さらに、ここまで触れていないが、昨年の覇者サクセスブロッケンもいる。昨年のレースを見ると、サクセスブロッケンは逃げ粘るエスポワールシチーを交わして勝っている。得意の東京1600メートルが舞台ならば、エスポワールシチーとは差がないだろう。

  またさらに、今年の4歳馬は、実績からもみな強い。古馬を退けてGレースを勝ってきている。とくにステップレースの根岸ステークスを勝ったグロリアスノア。そして、同レースで、58キロの斤量で折り合いを欠いたにもかかわらず、2着とは0秒1差に踏みとどまったスーニは、侮れない。また、ここ2戦は3着といまひとつのテスタマッタも、実績があるうえ、調教状態もいい。

 

 というわけで、結局、論理的な予想では、結論が出ない。というか、どうしていいかわからない。そこで、いつもどおり、すべての論理的思考をやめ、スーニ、グロリアスノア、テスタマッタ、レッドスパーダの4歳馬4頭の馬連全からみを買って、見ていることにする。じつは、もう1頭、ケイアイテンジンという4歳馬がいるが、これはやめておく。

 あと、スーニが外枠に入ったら、頭にして、残り3頭への馬単も買う。スーニの父親は、アメリカ生産馬の「ソト」である。

 それにしても、フェブラリーステークスとは関係ないが、角田晃一が調教師になるのは痛い。もう彼の馬券が買えなくなると思うと、本当にさみしい。

 

■角田晃一(つのだ・こういち)

1970年(昭45)11月18日、鳥取県生まれの39歳。1986年競馬学校騎手課程。1989年渡辺厩舎所属で騎手デビュー。8308戦711勝(2月10日現在)。1991年の桜花賞でシスタートウショウに騎乗しG1初勝利をあげ、その後もジャングルポケットで2001年の日本ダービーを制するなどG1 は10勝。

 
G1予想[026]第54回有馬記念(12月27日) PDF 印刷

12月24日記

もっともストリー性のある馬、それは ミヤビランベリ

 

 今年はいつもと違う有馬記念だ。こんな不思議な年は本当に珍しい。まず、4歳馬が不在。一般的に競走馬は4歳の秋に完成すると言われているが、その4歳馬が一頭も出走しない。こんな年は過去にあっただろうか?

 さらに、今年はジャパンカッブ馬(ウオッカ)も秋の天皇賞馬(カンパニー)も出走しない。そればかりか、ジャパンカップの4着までの入着馬も、天皇賞の5着までの入着馬も出ていない。

 そのせいか、3歳馬は菊花賞馬スリーロールスをはじめにして、なんと7頭も出走する。そして、そのなかのたった1頭の牝馬ブエナビスタが1番人気になるのは確実だ。まさに、過去のどんな年とも違う有馬記念であり、そのため「1年の総決算」的な意味合いはまったくないと言っていい。つまり、今回の有馬記念は、ただの年末G1であって、ここで年度代表馬や最強馬が決まるわけではない。

  今年のJRAストリーCMのポスターも、この有馬が最後

 思えば今年は3歳のG1の勝ち馬はすべて違った。牝馬のほうはブエナビスタが2冠を取ったが、オークスは辛勝であり、秋華賞もエリザベス女王杯も追い込み不発に終わっている。こうなると、3歳馬が主役と競馬マスコミは書き立てるが、はたして本当にそうなのかと不安になる。とくにブエナの場合、横山典に乗り替わったとはいえ、中山コースであの乗り方をしたら届かないだろう。

 

 過去に秋の天皇賞とジャパンカップを勝った日本馬が出走しなかった有馬記念は4回(83年、87年、96年、01年)あり、いずれも人気薄馬が劇走している。このうち私が鮮やかに思い出すのは、83年の有馬記念。この年は私の父が死んだ年でもあり、その1カ月前に1人娘が生まれた年でもあるから、有馬記念をその年の締めくくりとして特別な思い入れで見た。

 勝ったのは、菊花賞4着馬リードホーユー(田原成貴)で、2着はテュデナムキング(郷原洋行)だった。この年は言うまでもなく、ミスターシービーが3冠馬になった年だが、そのシービーは有馬に出走しなかったので、リードホーユーなどの3歳馬は主役とは目されなかった。

 1番人気は7歳馬のアンバーシャダイ。レースはハギノカムイオーが逃げて、リードホーユーは2番手を追走し、4コーナーの内から鮮やかに抜け出して快勝した。アンバーシャダイの追い込みは届かず、2着に一緒に追い込んできたテュデナムキングも交わせなかった。

 テュデナムキングもリードホーユーと同じ3歳馬だったが、直前のダービー卿CTで初重賞勝ちをしたばかりで、まったく人気がなかった。

 

私はリードホーユーから買っていたが、テュデナムキングは無視。アンバーシャダイやその年のオークス馬ダイナカール、5歳牝馬のビクトリアクラウンなどに流していて馬券をハズした。テュデナムキングとアンバーシャダイが外から来たときは当たったと思ったが、アンバーシャダイがテュデナムキングを交わせないとわかった瞬間、力が抜けた。

それにしてもリードホーユーは不思議な馬で、有馬記念後に致命的な故障が判明して、そのまま引退した。つまり、唯一の重賞勝ちが有馬記念、それも3歳馬という記録を残した馬として、いまでも語り継がれている。まさに、有馬記念を勝つためにだけに生まれてきたような馬なのだ。

 

 そんなことが思い出されるから、今年の有馬記念も、強いとされる3歳馬が勝つ可能性が高い。とくに菊花賞の1、2着馬のスリーロールス、フォゲッタブルは有力だろう。G1勝ち馬が全部違った年は、やはり直前のG1馬のほうが有利であり、また強いはずだ。リーチザクラウンやアンライバルドも人気になるが、この2頭のほうが上だろう。

 ただし、ブエナビスタという牝馬が牡馬以上に人気になるのは、今回にかぎってなにか変だ。ジャパンカップで同じ3歳牝馬のレッドディザイアが3着に来たので、たしかに強いが、後ろから行ったら届かないと思う。かといって、中団につけてインを狙っても、中山は京都のように内は開かない。しかも、前には、逃げるテイエムプリキュア、追走のリーチザクラウン、ミヤビランベリがいる。

 

 さて、これを書くまでに過去の有馬記念の映像を、ユーチューブで何本か見た。前記したリード―ホーユーから、シンボリルドルフ、オグリキャップ、マヤノトップガン、マンハッタンカフェ、昨年のダイワスカーレットまで見て思うのは、このレースは本当に不思議なレースだということだ。逃げきりもあるし、中位差し、追い込みある。ただ、総じて中山だけに追い込みは不利である。そこで、今回もまた的中をめざして予想するので、まず、ブエナビスタを切ることにした。

 私は逃げ馬が好きだからよく買う。有馬記念でも何度も買った。しかし、今回のテイエムプリキュアは、まず無理だろう。過去にニットウチドリや去年のダイワスカーレットのような例はあるが、この馬はそれらに比べたら圧倒的に落ちる。ただ、2、3番手を行くと思われるリーチザクラウン、ミヤビランベリ、マツリダゴッホ、シャドウゲイトらが馬鹿にして追走しなかったときだけ怖い。

 

それでは、好位追走から抜け出すであろう馬はなんだろうか?

3歳馬からはスリーロールス、フォゲッタブル、イコピコ、そして古馬からは天皇賞後ここ1本に絞ったドリームジャーニーではないだろうか? ドリームジャーニーは宝塚記念馬だし、右回りが得意なので、古馬のなかでは最有力だと思う。ただ、私がもっとも気になるのは今年もっとも活躍したミヤビランベリだ。2、3番手追走からインを突ければ、暮れの中山の荒れた馬場でもっとも粘りこみがはかれるのは、この馬だと思う。

ミヤビランベリは、日高の零細牧場、原武久牧場の生産馬で、牧場主の原さんは今年69歳にして、初めてG1に生産馬を出走させる。日刊スポーツの記事には、「まだ夢を見ているようで、いまだに信じられない」というコメントが載っている。また、妻の66歳になるナツ子さんとともに「これが最初で最後になるんじゃないか」と言い合っているという。 

原牧場は、老夫婦2人の牧場。後継者もいなくて、廃業を考え始めていた昨年、突如としてミヤビランベリが重賞を勝ち、今年はなんと重賞を3勝して、夫婦を夢の舞台へと連れてきた。

原さんはこれまで2回、脳梗塞で倒れている。そして、妻のナツ子さんも暴れた馬に引きずられ足に大けがをしたことがある。それでも牧場を営んできたという。

 

リードホーユーが有馬を勝つためにだけ生まれてきた馬とすれば、このミヤビランベリも、この老夫婦に最後の夢を与えるためにだけ生まれてきた馬かもしれない。高齢化社会になったいまの日本を思うと、今年の有馬を勝つのは3歳馬でなく古馬であり、しかも、こうしたストリーを持つミヤビランベリがいちばんふさわしのではないだろうか?

ほかの馬のストリーがたいしたことがない以上、私はこの馬から買おうとほぼ決めた。そして、本線も、夢をかなえる意味で、古馬のドリームジャーニーにしようかと思っている。もちろん、3歳馬スリーロールス、フォゲッタブル、イコピコはきちっと押さえる。したがって、結論は、ミヤビランベリからの馬単と、馬連総流しをまず買い、そのうえで本線のドリームジャーニーを厚く、3歳馬スリーロールス、フォゲッタブル、イコピコもやや厚めに買ってみようと思う。ただし、これらの3歳馬がブエナのように後方から追走するとしたら、ブエナともども届かないかもしれない。

 いずれにしても、逃げるテイエムプリキュアを好位で追走し、4コーナーからインを突いてまくった馬が勝つはずだ。 武豊のリーチザクラウンがそれをやるという可能性もある。蛯名のマツリダゴッホもやりそうだが、この馬は外をまくるだろう。だから、ミヤビランベリが勝つためには、ペースがやや早めで、リーチザクラウンとマツリダゴッホと同じようにまくりに出て、直線の坂でバテないことだ。バテないという面では、ミヤビランベリのほうがこの2馬より確実に上だ。

 そして、そこに ドリームジャーニーの最後の瞬発力勝負の中位差しが決まれば、今年の有馬の「夢」は完成する。しかし、こんなにうまくいくはずはないだろうな?

 

 
G1予想[025] 第61回朝日杯フューチュリティステークス(12月20日) PDF 印刷
2009年 12月 19日(土曜日) 18:18

12月19日記

まともに予想すると1、2、3番人気を買うことに。こんなんでいいのか?

 

 ついに有馬記念まであと1週、朝日杯がやってきた。

 2歳チャンピオンの決定戦だから、将来に夢をはせて馬券を買う。そんなレースなのだろうが、今年は本当に不景気だから、とてもそんな気分にはなれない。しかも、この秋のG1は意に反して当てにいったのに、まったく当たらない。やはり、気持ちに余裕がないと、運はついてこないのかと思う。

 さて、今回もまた当てにいくべきだろうか? 先週は、ハズすと決めてカレンナホホエミを買ったらなんと最下位。ハズすのは、本当に簡単だと思った。だから、今回もハズそうと思えば簡単にできるはずだが、やはり当てにいくことにした。今回と有馬記念の2回ぐらいは当てないと、年が越せない。

 

 で、当てようと考えた場合、まずしなければいけないのは、どの馬が勝つか、その可能性のある馬を絞ることである。これが、どんな馬券を買うにしても基本であり、入り口である。だから、間違えると出口(的中)に至らない。

 では、勝つ馬はどれか?

 どう考えてもローズキングダム、トーセンファントム、キングレオポルドの3頭しか考えられない。それほど、この3頭とも前走のレースぶりは鮮やかだった。

 

 ただ、問題はこの3頭が全部人気で、おそらく、1、2、3番人気となることだ。なーんだ、結局、人気馬券ではないか? でも仕方がないか、ハズすよりはマシだと、この3馬の馬連3通りを買うことにした。結局、当たったとしても配当はたいしたことはないが、ともかく当ててみたいと、今週はまったく自分らしくない予想になってしまった。

 そんなわけで、6-8、6-15、8-15の3点勝負。ただ、ローズキングダム、トーセンファントムだと、前回の東スポ杯と同じなので、ローズキングダム、キングレオポルドの組み合わせを厚く買いたい。

 

 最後にひと言。しかし、こんな常識的予想でハズしたら、本当にバカとしか言いようがない。朝日杯って、そこまで堅いレースだったろうか? たしかに人気馬は来ている。データはそうなっているが、データなど過去として無視するのが、私の基本姿勢だったはずだ。年末になって、ついに焼きが回ってきたようだ。

 

 
G1予想[024]第61回阪神ジュベナイルフィリーズ(12月13日) PDF 印刷
2009年 12月 10日(木曜日) 02:21
12月10日記

 

カレンナホホエミ、モトヒメ両馬の単勝と、馬連一点勝負

 

 結局、競馬は当たらない。当てるのを目的とすると、ますます当たらない。この2回のG1で、当てにいってハズしたので、ますますそう思うようになった。ただし、ハズすことはそう難しくない。

 なので、今回はこの基本に返って、どやってハズすかに焦点を絞った。

 が、そうしてメンバーを見ると、ハズすのも難しいのではないかと思える。というのは、大混戦で、どれが来てもおかしくなさそうなレースだからだ。つまり、ハズすはずが的中してしまうなんてことがあってもおかしくないレースだ。

  川崎の全日本2歳優駿も加えて3週連続2歳G1が続く

 いずれにせよ、ハズすための基本は、有力馬をすべて蹴ることである。有力馬、本名馬、実力馬を買ってハズすのが、じつはいちばん美しいハズしかただが、今回は、そんな危ない橋は渡らない。ものの見事にハズすことを第一としたい。

 おそらく、5指に余る有力馬同士の決着が見込まれるから、なおさらそうすべきだろう。それでは、今回有力視されている馬を列記してみよう。

 ジュエルオブナイル、シンメイフジ、ステラリード、タガノエリザベート、アニメイトバイオ、アパパネ、ラナンキュラス、ベストクルーズ……なんと、これだけで8頭になってしまう。 

 で、まず、これを全部切る。これで、ほぼ、どんな馬券を買っても的中しないが、念のために、残りの馬の中から馬名が面白い以外買い目のない馬を軸にする。つまり、カレンナホホエミ、モトヒメ、オルレリアンノオトメ、ミオリチャン、(いずれも出走すればの話)のどれかが、今回の買いだ。 

で、結局、オルレリアンノオトメ、ミオリチャンは出走できるかわからないので、カレンナホホエミ、モトヒメ両馬の単勝と、馬連一点勝負とした。

 
G1予想[023]第10回ジャパンCダート(12月6日) PDF 印刷
2009年 12月 02日(水曜日) 21:05

2009年12月2日記

弱いとされる4歳世代馬3頭をがんじがらめに買ってみる

 

 まず、ジャパンカップの反省から書く。本当は、ギャンブルに反省などありえないのだが、たまに当てにいってハズしたのだから、ショックが大きい。オウケンブルースリは瞬発力勝負に適さないと切ってしまったことが、大反省点である。

 オウケン以外に選んだウオッカ、レッドデザイア、コンデュイットの3頭は、すべて着に来た。オウケンがいなければ、馬券はすべて的中していた。本当にアホである。

 今回のジャパンカップは、予想通り、高速馬場の時計決着。レコードに0秒3差の激闘だった。だから、ブリダーズカップ馬コンデュイットが負けたのは、関係者が言うような疲れが原因ではない。瞬発力がウオッカより劣っただけだ。

 そこで、有馬記念だが、ウオッカが出ない以上、オウケンが本命になるだろう。

 しかし、中山は高速ハイウェイではなく、コース形態からノーマルスピードの粘り込み馬場だ。だから、オウケンは今回と同じ乗り方では届かない。むしろ、今回よく粘ったリーチザクラウンやエイシンデュピティのほうが怖い。

 メンバーがどうなるかまだわからないが、私としては、エイシンデュピティから、もう1度当てるために買ってみたいと思っている。

 

 で、今週はジャパンCダート。

 ジャパンカップをハズしたので、すっかりやる気がなくなっている。前評判は、史上最強世代の現7歳世代vs.3歳世代ということらしが、そんな対決図式は勝手にマスコミ(人間)がつくったものだ。7歳馬のG18勝馬ヴァ―ミリアン中心に、3歳世代のワンダーアキュートやスーニがどう挑むかということらしい。

 しかし、走る馬のほうは、自分が何歳かも知らないだろう。ただ、単にまわりの馬たちと走るだけだ。

 当てようとしても当たらないのが競馬。それなら、人間がつくったこの図式をあえて無視し、前走惨敗の4歳馬サクセスブロッケンと、出ていたら本命視された米G1馬サマーバードの付けたしのティズウェイ(やはり4歳)を買おうと思う。

 さらに4歳馬はといえば、エスポワールシチーがいる。なんと、この3頭しか4歳馬は出ていないのだ。こんな簡単に馬券を買えるレースはないだろう。

 で、結論は、「4歳馬3頭がんじがらめ買い」。

  ただ、やはり若い3歳のほうが怖い。ワンダーアキュート、スーニ、ゴールデンチケット。この3頭のがんじがらめ買いのほうが、ずっと確率は高そうだ。

 
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