光文社ペーパーバックスは2002年11月創刊、約150点を刊行
2002年11月、日本初の欧米型ペーパーバックスを目指して創刊、8年間で約150冊の本を世の中に送り出してきた。創刊時から私がずっと編集長を務めたが、2009年6月をもって休刊した。 創刊時、ともかく誰も真似できない、そして、これまでの日本の書籍にないものをつくろうと考えた。そのため、タテ組をやめてヨコ組を採用し、ジャッケットも帯も、過剰包装のため廃した。さらに多文化主義に基づいて編集することにし、本文中のキーワードには英訳をつけた。 創刊当初は、英語の学習本や異文化理解の本も出したが、その後、経済、社会、政治、ビジネスなどにテーマをシフトし、時事的ななトピックをカバーしたクオリティジャーナリズムを追求した。 約150冊のなかで、、『日本がアルゼンチンタンゴを踊る日』(B・フルフォード)『内側から見た富士通 成果主義の崩壊』(城繁幸)『起業バカ』(渡辺仁)『ウォー ター・マネー』(浜田和幸)『国家破綻以後の世界』(藤井厳喜)『主権在米経済』(小林興起)『亡国から再生へ』(高杉良)などが、とくに印象に残っている。
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