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Horse Race(競馬G1予想/随時更新)

 ここでは、JRAのG1レースの予想記事を掲載しています。記事は、G1のある週の金曜日までに書き、アップしています。

 ただし、この予想記事は、当てるという目的で書いていないので、ほかのどんな予想記事とも中身が違います。

 また、予想コラムだけではなく、そのときどきの競馬に関するエッセイもここに、アップしています。

 

 

 



G1予想[409]第83回 ドバイミーティング(2023年3月25日)
2023年 3月 20日(月曜日) 00:40

 今年のドバイミーティング(メイダン競馬場)は、例年と違う。なんと、日本から計6競走に27頭が出走する。なんでこんなことになったのか。以下、日刊ゲンダイの記事を転載する。

 

【ドバイワールドカップデー】メイン14頭中日本馬が8頭の異常事態

  13日(月)、JRAから25日(土)にドバイのメイダン競馬場で行われるドバイワールドカップデーに選出され、招待を受諾したJRA所属馬が発表された。


 同時に勝ち馬投票券の発売も。後半のGⅠ4鞍が対象で、6Rドバイゴールデンシャヒーン(ダート千二)、7Rドバイターフ(芝千八)、8Rドバイシーマクラシック(芝二千四百十)、9RドバイワールドC(ダート二千)がそう。

 今年のドバイ出走馬は大挙27頭。ワールドCはパンサラッサ、ヴェラアズール、テーオーケインズなど8頭も。シーマクラシックはイクイノックス、シャフリヤールなど3頭、ターフはドウデュース、セリフォスなど4頭、ゴールデンシャヒーンはレモンポップ、レッドルゼルなど4頭が顔を揃える。

 他にもアンダーカードであるGⅡUAEダービー(ダート千九)にはドゥラエレーデ、ぺリエールなど5頭。GⅡゴドルフィンマイル(ダート千六)にバスラットレオンなど3頭。昨年は7競走に22頭が出走して5勝を挙げた日本勢。果たして今年はどうなるのか。

 過去にドバイターフでは6勝(前身のドバイデューティフリーも含む)し、シーマクラシックは4勝。芝の中長距離戦は積極的な参戦が目立っていたが、今年の特徴は何といってもワールドCの多さ。ジャパンC馬ヴェラアズール、東京大賞典↓川崎記念を連勝中のウシュバテソーロ、フェブラリーSを連覇したカフェファラオ、昨年のUAEダービー馬クラウンプライド、皐月賞馬ジオグリフ、チャンピオンズC馬ジュンライトボルトにテーオーケインズ、前走がサウジC勝ちのパンサラッサの8頭。芝馬からダート馬までズラリと勢揃いである。

 これまでワールドCの大挙参戦は17年の4頭。アウォーディーの⑤着が最高だった。

 18年以降は1頭ずつの参戦だった(20年は新型コロナの影響で中止)ことからすると、今年の多さは異常。出走予定馬14頭中、8頭だから、もはやどこの競馬か分からない状況だ。

 この背景のひとつが近年の日本馬のダートでの好成績か。

 21年にマルシュロレーヌがBCディスタフに勝利。これが初の米国ダートGⅠ制覇だった。

 すると昨年はドバイでゴドルフィンマイル=バスラットレオン、UAEダービー=クラウンプライドとGⅡ2勝。今年はパンサラッサがサウジC優勝の快挙である。

 また、このワールドCでもチュウワウィザードが21、22年と②③着。オールウェザーだった11年にヴィクトワールピサが優勝した例はあるが、ダートでは②着が最高。8頭出しの今年、“ついに”となるか……。

 

 JRAの海外競馬サイト

https://world.jra-van.jp/race/dubai/

 以下は、出走予定馬

 6R[ドバイゴールデンシャヒーン]

リメイク(牡4、栗東・新谷功一厩舎)
ジャスティン(牡7、栗東・矢作芳人厩舎)
レモンポップ(牡5、美浦・田中博康厩舎)
レッドルゼル(牡7、栗東・安田隆行厩舎)

シーズィーロケット (セ9、(海外)P.ミラー厩舎)
ガナイト (牡4、(海外)S.アスムッセン厩舎)
ホプキンズ (牡5、(海外)B.バファート厩舎)
ムーヒーブ (牡5、(海外)M.コスタ厩舎)
ロードブロック (セ5、(海外)O.リファイ厩舎)
シベリウス (セ5、(海外)J.オドワイヤー厩舎)
サウンドマネー (牡5、(海外)B.シーマー厩舎)
スーパーオチョ (牡4、(海外)A.サンチェス厩舎)
スイッツァランド (セ9、(海外)B.シーマー厩舎)
タズ (セ6、(海外)B.シーマー厩舎)

 7R[ドバイターフ]

ドウデュース(牡4、栗東・友道康夫厩舎)
セリフォス(牡4、栗東・中内田充厩舎)
ヴァンドギャルド(牡7、栗東・藤原英昭厩舎)
ダノンベルーガ(牡4、美浦・堀宣行厩舎)

アルファリーク (セ6、(海外)M.アル・メイリ厩舎)
エルドラマ (牡5、(海外)R.ヴァリアン厩舎)
グロリアスドラゴン (セ8、(海外)P.ング厩舎)
ジュンコ (セ4、(海外)A.ファーブル厩舎)
ロードノース (セ7、(海外)J&T.ゴスデン厩舎)
マスターオブザシーズ (セ5、(海外)C.アップルビー厩舎)
ネーションズプライド (牡4、(海外)C.アップルビー厩舎)
オーダーオブオーストラリア (牡6、(海外)A.オブライエン厩舎)
リアルワールド (セ6、(海外)S.ビン・スルール厩舎)
シリア― (セ7、(海外)D.オメーラ厩舎)
シャールズスパイト (牡6、(海外)R.アトフィールド厩舎)
サーバスカー (セ7、(海外)W.ナイト厩舎)

 8R[ドバイシーマクラシック]

イクイノックス(牡4、美浦・木村哲也厩舎)
ウインマリリン(牝6、栗東・手塚貴久厩舎)
シャフリヤール(牡5、栗原・藤原英昭厩舎)

ボタニク (セ5、(海外)A.ファーブル厩舎)
ドバイフューチャー (セ7、(海外)S.ビン・スルール厩舎)
エミリーアップジョン (牝4、(海外)J&T.ゴスデン厩舎)
モスターダフ (牡5、(海外)J&T.ゴスデン厩舎)
レベルスロマンス (セ5、(海外)C.アップルビー厩舎)
ロシアンエンペラー (セ6、(海外)D.ホワイト厩舎)
セニュールトーバ (セ5、(海外)C.ファウンズ厩舎)
ウォーレンポイント (セ4、(海外)C.アップルビー厩舎)
ウエストオーバー (牡4、(海外)R.ベケット厩舎)
ザグレイ (牡4、(海外)Y.バルブロ厩舎)

 

9R[ドバイワールドカップ]

 

ジュンライトボルト(牡6、栗東・友道康夫厩舎)
カフェファラオ(牡6、美浦・堀宣行厩舎)
クラウンプライド(牡4、栗東・新谷功一厩舎)
ジオグリフ(牡4、美浦・木村哲也厩舎)
パンサラッサ(牡6、栗東・矢作芳人厩舎)
ヴェラアズール(牡6、栗東・渡辺薫彦厩舎)
テーオーケインズ(牡6、栗東・高柳大輔厩舎)
ウシュバテソーロ(牡6、美浦・高木登厩舎)

アルジールス (セ6、(海外)S&E.クリスフォード厩舎)
ベンドゥーグ (牡4、(海外)B.シーマー厩舎)
カントリーグラマー (牡6、(海外)B.バファート厩舎)
エンブレムロード (牡5、(海外)A.アブドゥルワーヒド厩舎)
リモース (セ6、(海外)B.シーマー厩舎)
サルートザソルジャー (セ8、(海外)F.ナス厩舎)

 
G1予想[408]第53回 高松宮記念(2023年3月26日)
2023年 3月 19日(日曜日) 23:45

なぜか牡馬の「アグリ」を指名する

 連勝馬というのは、必ず人気になる。3連勝、4連勝していればなおさらだ。だから、ここではアグリは1番人気の可能性もある。何しろ、未勝利から4連勝で、前走は阪急杯(G3)を勝ち切っている。

 本来、こういう馬は買わない。人気馬は率先して外し、まったく来そうもない馬を買うのが、馬券の流儀だ。

 

 ただし、今回も、なぜかアグリを買ってしまう。

 名前の由来は「人名」と言おうことだから、NHKの朝ドラ「あぐり」から来ているのだろう。あの朝ドラは、作家吉行淳之介、女優吉行和子の母・あぐりをモデルにしたもので、洋髪美容師の草分けとして生きたあぐり(田中美里)を描いていて、毎回見ていた。

 ドラマ放映中も語られたが、あぐりの由来は、女の子ばかり生まれたので、今回は「最後の女の子であってほしい」という願いから付けられたのだと言う。なら、牝馬のはずだが、この馬は牡馬。どうなっているのか。

 

 一説には、アグリは英語の「アグリカルチャー」(農業:Agriculture)からきており、大地にしっかり根を張ってしっかりとした人生を送ってほしという願いを込めて「アグリ」と名づけられたともいう。

 いずれにせよ、連帯するなら、人気薄馬を連れてきて欲しい。

 

結論:アグリから馬連、枠連、総流し。

 

 
G1予想[407]第40回フェブラリーS(2023年2月19日)
2023年 2月 18日(土曜日) 21:01

初参戦の外国馬シャールズスパイトから

 

 次の東スポの記事を読んで、カナダからの参戦馬シャールズスパイト(Shirl's Speight)を買うことにした。シャールズスパイトのレイティングは116で、今回の日本馬15頭より上。ただし、その数値は芝レースによるもので、オールウェザーのマリーンSは勝っているが、ダートでは5、3着と未勝利。日本のダートが合うかどうかもわからない。そのため、ほとんど人気がない。

 よって、東スポ記事を読まなくても買うのだが、読んだらますます買いたくなった。

 となると、坂井瑠星に乗り替わった1番人気レモンポッとの馬連1点に絞りたいが、いちおう馬連総流しをしてみたい。それに、枠連総流し加えておこう。

 

【フェブラリーS】レース史上初参戦の外国馬シャールズスパイト 注意すべきはオーナーの〝豪運〟

  GⅠフェブラリーステークス=2023年2月19日(日曜)東京競馬場、ダート1600メートル

 カナダから参戦するシャールズスパイト(牡6=R・アトフィールド厩舎)の「勝利のカギ」を握るのは〝伝説的オーナー〟の後押し!?  

 フェブラリーSに外国馬として初参戦するシャールズスパイトは9日に来日し、東京競馬場の国際厩舎で調整中。16日にはアトフィールド調教師も「今までのところ全ての環境に順応できている」と断言しており、異国の地での大一番へ向けて着実に態勢が整いつつある。

 

 同馬のオーナーであるチャールズ・フィプケ氏はダイヤモンド産業界ではその名を知らぬ者がいないほどの企業家で、自然保護活動などの社会活動にも精力的な人物だ。競馬界では、1980年代から北米で競走馬を所有し、カナダ競馬界で殿堂入り。JRAの馬主資格を持ち、現役馬ではカナテープ(牝4・堀)などを所有している。

 

 そんなフィプケ氏だが、今年1月にはコスタリカで殺人バチに襲われるというトラブルに見舞われていた。

  自然保護活動の一環でコスタリカを訪れていたフィプケ氏はバードウオッチングの際に愛用の眼鏡を忘れ、ジャングルで迷子となり、数千匹の殺人バチの攻撃を受けたという。本人が2月に出した公式声明では、同地で緊急治療を受け「耳の穴からは2匹のハチが摘出された」というから、その激しさが分かる。命を落としてもなんら不思議ではなかった。

 

 コスタリカでの治療が功を奏し、九死に一生を得た同氏だったが、声明では「またコスタリカで歩く時は特にハチに注意を払いたいと思います。ありがとう!」との豪胆ぶりだ。

 フィプケ氏だからこそ今回のシャールズスパイト参戦がかなったといえるが、このオーナーのツキが異国の地で思わぬ幸運を呼び込むかもしれない。

 

結論:1枠2番シャールズスパイトから馬連、枠連総流し。

 
G1予想[286]第39回 ホープフルステークス(2022年12月27日)
2022年 12月 19日(月曜日) 18:10

暮れに聞きたいハーツコンチェルト

 

 希望なき国のホープフルステークス。

 有力とされるのは、無傷2連勝で東スポ杯2歳Sを制したガストリック。京都2歳Sの覇者グリューネグリーン、同馬を新馬戦で負かしたミッキーカプチーノ、そして前走の敗戦から巻き返しを狙う素質馬ハーツコンチェルトとフェイト。

 で、ここで指名するのは、ハーツコンチェルト。姉がナスノシンフォニーとナスノフォルテ、母の母がCradlesong(クラドルソング)、Unbridled's Song(アンブライドルソング)という音楽ファミリーの申し子だ。

 

 「アンブライドルド」(Unbridled)というのは、調べてみると、「馬勒を外した」、「馬勒を装着しない」 という意味。転じて「抑制するものがない」、さらに転じて 「乱暴な」 という意味になるという。

 また、「クラドルソング」(cradle song)は、ずばり「子守歌{こもりうた}」だ。

 松山弘平が美しい騎乗で、ハーツコンチェルトを奏でることを期待して、今年を締めくくることにしてみたい。

 

 結論:ハーツコンチェルトから馬連、枠連、総流し。
 
G1予想[286]第67回 有馬記念(2022年12月25日
2022年 12月 19日(月曜日) 17:59

ストーリー性から言って、
ジェラルディーナが母に続くVを飾る!

 

 今年はクリスマスに有馬がある。しかし、私は日本にいない。サンタクロースの国フィンランドからネットで観戦だ。

 よって、早々と買う馬を決めた。

 まずは、以下、「デイリースポーツ」の展望の記事をー。

 

《暮れのグランプリに今年も豪華な顔触れがそろった。歴代最多得票数36万8304票を集め、堂々ファン投票1位に支持されたタイトルホルダーが主役を張る。前走の凱旋門賞では11着と大敗したが、天皇賞・春と宝塚記念を連勝した走りは、間違いなく現役最強と言えるものだった。満を持しての国内復帰戦。再び強さを見せつけ、頂点に君臨するか。

 

 このままでは終われない昨年覇者エフフォーリアが追う。王道を突き進むはずだった春は、大阪杯9着、宝塚記念6着とまさかの結果に。その後は北海道に放牧して、悪い流れを一度リセット。栄光から1年-。連覇で完全復活を遂げたい。

 春のクラシックは皐月賞、ダービーとも2着で涙をのんだイクイノックスだが、ひと夏を越して天皇賞・秋でG1初Vを達成。まだキャリア5戦の3歳馬。伸びしろしかない。

 

 破竹の3連勝でジャパンCを制したヴェラアズールは、間違いなく勢いはナンバーワンだろう。エリザベス女王杯Vのジェラルディーナは母ジェンティルドンナとの母子制覇が懸かる。来年2月での騎手引退を発表した福永は、菊花賞2着馬ボルドグフーシュとのコンビで最後のグランプリに挑む。》

 

 というわけで、人気を予想すると、おそらく1番人気はイクイノックスで、2番人気がタイトルホルダーとなるのではないか?

 逃げ切りを図るタイトルホルダーに、追い込んでくるイクイノックス。この2頭で決まれば、それは絵に描いた有馬記念となる。

 これに続くのが、復活をかける昨年の年度代表馬エフフォーリア、さらにJCを制したヴェラアズールだろうか?

  が、今年買うべきなのは、実績も人気もあるこれらの牡馬ではなく、牝馬のジェラルディーナだ。有馬記念はストーリー性の高いG1である。オグリキャップが優秀の美を飾ったり、トウカイテイオーが1年のブランクがあるのに勝ったり、これまで数々のストーリーが生まれてきた。

 よって、今年のストーリーは母と娘の有馬制覇である。母ジェントルドンナに続いて、娘のジェラルディーナが師走の中山のターフを駆け抜け、真の女王となる。クリスマスといえば、なんといっても聖母マリアだ。よって、ジェラルディーナが勝つことが、「クリスマス有馬記念」にもっともふさわしい結末だ。

 

結論:ジェラルディーナの単複。ジェラルディーナから馬連、枠連、総流し。

 
G1予想[286]第74回朝日杯フューチュリティステークス(2022年12月18日)
2022年 12月 13日(火曜日) 21:09

レイベリングが逸脱行動で勝つ!

  まず記録のために、人気の下馬評を書いておきたい。

 1番人気確実なのが、札幌新馬、サウジアラビアRCを連勝中のドルチェモア(牡2歳、栗東・須貝尚介厩舎)。母が桜花賞馬アユサンという血統馬で、「3連勝で2歳王者へ」

と、メディア」は人気をあおっている。

 2番人気は、デイリー杯2歳S2着馬のダノンタッチダウン(牡2歳、栗東・安田隆行厩舎)この馬も血統馬で、ホープフルS勝ち馬ダノンザキッドの弟だ。デイリー杯は位置取りが後ろ過ぎて追い込みきれなかったが、末脚は強烈。

 3番人気は、中京新馬、京王杯2歳S連勝中のオオバンブルマイ(牡2歳、栗東・吉村圭司厩舎)。距離延長がカギとされるが、マイルまでならこなせるという見方が強い。

  4番人気は、ダノンタッチダウンを封じてデイリー杯2歳Sを逃げ切ったオールパルフェ(牡2歳、美浦・和田雄二厩舎)。再度の逃げ切りが期待される。

 

 というわけで、以上の4頭は軸馬にしない。するのは、4番手以降の馬で、そのなかから選んだのが、東京マイルの新馬を勝っただけのレイベリング(牡2歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)。

 新馬勝ちだけの馬がいきなり朝日杯を勝つのは至難の技だが、この馬はやりかねない。それほど鮮やかな勝ち方だったので、おそらく人気になる。となると買う気はしないのだが、馬名がレイベリングなので買うことにした。

 

 レイベリングは日本語英語で読むと「ラベリング」で、これはレッテル貼りのことで、「ラベリング理論」というのがある。

 以下、Wikipediaから、引用してみる。

 

【ラベリング理論(Labeling theory)とは、「逸脱行動」に関する理論であり、1960年代にシカゴ学派に属するハワード・ベッカーらによって提唱された。それまでの、《逸脱行動》を単なる社会病理現象として扱ってきたアプローチとは一線を画し、《逸脱》というのは、行為者の内的な属性ではなく、周囲からのラベリング(レイベリング)=レッテル貼り】によって生み出されるものだ、と捉えるもの。

 それまでの社会病理学的なアプローチでは、たとえば“髪を染めている者が不良だ”などと勝手に定義することによって「《不良の定義》は客観的に成立する」としてしまうような、非常に単純な考え方をしていた。だが、ベッカーは1963年に初版が発刊されたOutsidersにおいてそうした考え方を排し、「逸脱などの行為は、他者からのラベリング(レッテル貼り)によって生み出される」と指摘した。】

  結論:レイベリングから馬連、枠連、総流し。

 
G1予想[403]香港国際 & 第74回 阪神JNF(2022年12月11日)
2022年 12月 09日(金曜日) 18:44

香港国際は日本馬外し。
阪神JNFはリバティアイランドで鉄板!

 

[香港国際]

 なんと4競走に日本馬14頭が出走する。どの馬も有力視されているので、ここは4競走とも日本馬を外すというのが、ベッティングプレーの鉄則だと思う。なにしろ、オッズは日本独自で、馬券発売元はJRAだ。

 サッカーと同じで、日本を応援する、単純ナショナリスト馬券プレーヤーが多すぎるので、冷静なプレーヤーから見れば、彼らはただのカモだ。

 

《香港スプリント》香港馬ウエリントン

 14頭立てで、香港馬8頭、日本馬はジャンダルム、ナランフレグ、メイケイエール、レシステンシアの4頭、それにシンガポール馬2頭という組み合わせ。

 ここは香港現役最強馬とされるウエリントンを買う。前走JCスプリント6着敗退で人気を落としているからだ。こういう馬は、ほぼ来ないだろうが----。

 

《香港ヴァーズ》フランス馬バブルギフト

 ウインマリリン、グロリーヴェーズの2頭が出走。ブックメーカー人気は、愛国オブライエン調教師が送り込んで来たストーンエイジとブルームのG1ホース2頭。ストーンエイジはBCターフ2着からここへで、明らかに勝ちに来ている。よって真っ先に外し、前走、凱旋門賞で17着と惨敗したフランス馬バブルギフトにする。

 

《香港マイル》豪州馬ローズオブインディシーズ

 日本馬サリオス、シュネルマイスター、ダノンスコーピオンの3頭とも人気になっているが、地元人気では3番手以下か。1、2番人気は、カリフォルニアスパングルと香港最強馬ゴールデンシックスティ。カリフォルニアスパングルの近走はゴールデンシックスティとほぼ互角だ。

 となると、どちらも蹴り、人気のない豪州馬ローズオブインディシーズを買う。前走、条件戦でも3着だから、来るわけがない。

 

《香港カップ》日本馬最低人気のジオグリフ

 なんとジオグリフ、ジャックドール、ダノンザキッド、パンサラッサ、レイパパレ の5頭が出るが、ブックメーカー1番人気は地元香港馬ロマンチックウォリアー。今年の香港4歳3冠シリーズをカリフォルニアスパングル(香港マイルに出走)とともにリードし、香港クラシックマイルと香港ダービーで2冠を制覇した馬だ。

 このロマンチックウォリアーに続くのがジャックドール、パンサラッサ。この2頭が2、3番人気だが、日本では1、2番人気になるだろう。よって、ここは日本馬のなかで最低人気のジオグリフを買う。こんな馬が来たらおかしい。

 

[阪神ジュビナイルF]

リバティアイランドの単1点

  アルテミスSをデビューから2連勝で制したラヴェル、同2着も新馬でJRA史上最速タイの上がり3F31秒4を繰り出して勝ったリバティアイランド、札幌2歳Sを制したドゥーラ、そしてもみじステークスを3馬身圧勝したウンブライルの4頭が人気になると思うが、人気などどうでもよく、ここは名前で買う。

 よって、指名馬はリバティアイランド。おそらく1番人気になるだろうが、まあ、仕方がない。なんと言っても、

リバティアイランド(Liberty Island)は、あの「自由の女神像」(Statue of Liberty)があるマンハッタン沖に浮かぶ島。世界を照らす自由を象徴する女神に、誰が逆らえるというのか。
 リバティアイランドの父はドゥラメンテ、母ヤンキーローズ、母の父All Americanなので、こう命名したのだろうが、まさに名は体を表す。

 アルテミスSでは、先に抜け出したラヴェルを猛追するもクビ差届かなかったが、あれは、進路が開かなかったから。今回は、外を回って差し切るだろう。

 結論:リバティアイランドの単1点

 
G1予想[402]第23回 チャンピオンズカップ(2022年12 月4日)
2022年 12月 01日(木曜日) 02:32

松山弘平テーオーケインズで断然か!

  先週のジャパンカップは、まったくの明後日(あさって)。

 まさか、ヴェラアズールが勝つとは。前走アルゼンチン共和国杯2着で、ここでG1初制覇で勝つとは、本当に考えにくい。結果的に運がよかったと言っていい。つまり、2着のC・デムーロのシャフリヤールが内側に斜行さえしなければ、デアリングタクトが追いついていたはずだ。C・デムーロは9日間(開催日4日間を含む)の騎乗停止処分となったが、これは当然だろう。

 

 さて、チャンピオンズCだが、昨年の覇者、テーオーケインズで断然という下馬評だ。前走の盛岡JBCクラシックを快勝して臨むので、昨年以上に人気になる。1.5倍ぐらいではなかろうか。

 こうなると、本来なら買わないのだが、鞍上が贔屓の松山弘平だけに買うしかない。

 となると総流しはするものの、本線の相手は、人気馬から選ばず、下位人気馬となる。考えても無駄なので、最低人気から順に5頭に馬連で流して見学だ。

  松山弘平©️JRA 

 ちなみに、テーオーケインズの馬名は、馬主・小笹公也の冠名テーオー+ケインズ。ケインズといえば、言わずと知れた経済学の権威。『雇用・利子および貨幣の一般理論』は、いまも経済学を学ぶ人間にとって必読の1冊だ。

 ケインズは経済学者であると同時に投資家で、その手法は堅実だったというが、競馬好きでもあったという。はたして、どんな買い方をしたのかは知る由もないが、堅実なら鉄板の1番人気馬を外すような買い方はしなかったと思われる。

 昨年は6馬身のぶっちぎり、今年は3歳勢が強いので、2、3馬身の抜け出しで勝つはずだ。

   結論:テーオーケインズから枠連、馬連、総流し。本線は最低人気から順に5頭。

 

 
G1予想[401]第42回 ジャパンカップ (2022年11月27日)
2022年 11月 22日(火曜日) 22:07

正直者は救われるか、馬鹿を見るか、どっち?
オネストを軸に指名する!
 

 昔は、ジャパンカップとなると、胸がときめき、予想も気合いが入った。それは、外国馬が多数参戦したからだ。しかし、近年はゼロの年もあり、すっかり興味が薄れた。

が、今年は違う。なんと、5頭が出走する。

 

オネスト(C.ルメール)

グランドグローリー(M.ギュイヨン)

シムカミル(G.ブノワ)

テュネス(B.ムルザバエフ)

ブルーム(武豊)

 

 本来なら、ここに凱旋門賞馬のアルピニストと先週のエリザベス女王杯を走ったマジカルラグーンが加わるはずだったが、前者は故障で引退し、後者はまさかの最下位負けに戦意喪失して断念となった。

 

 というわけで、今回は外国馬を買う。最近の傾向では、外国馬を買うのは「自殺行為」だが、もとより、的中を目指しているのではないので、どの馬でもいい。

 色々悩んだが、シンプルにオネストにした。オネストは言うまでもなく「正直な」こと。日本の政治を見ていると、本当に「正直者」がいなくなったと思う。

 本来なら、正直者は報われなければならないが、「正直者が馬鹿を見る」と言う諺がある。どちらが正しいのか、ここはじっくりと考えてみたい。

 

 オネストは、今年のパリ大賞勝ち馬。その後、愛チャンピオンステークスでも2着しているので、G1実績から、この馬が外国馬のなかでもっとも人気になるかもしれない。

 といっても5番人気までは、日本馬になるのではないか。

 

 そこでいちおう、下馬評を書いておくと、おそらく1番人気はシャフリヤール。2021年のダービー馬で昨年はこのレースを3着。今年は海外遠征がメインだったが、凱旋門賞をやめてこちらに回ってきた。続くのが、3才馬のダノンベルーガ。天皇賞・秋の3着の走りは強烈で、十分通用すると見られている。さらに、京都大賞典を2馬身半差で勝ったヴェラアズール。この3頭が上位人気だろう。

 さて、どうなるか?

 

 結論:オネストから馬連、枠連、総流し。

 
G1予想[400]第39回 マイルCS(2022年11月20日)
2022年 11月 15日(火曜日) 20:29

セリフォスからサリオス本線への「神話馬券」

 先週のエリザベス女王杯は、本当にひどかった。坂井瑠星が出ているときは、馬などどうでもよく、坂井から自動的に買うことにしているが、それにしても14着はない。

 2番人気だけに、本当にいただけない。レース後の坂井のコメントは、次のとおり。

「すごく落ち着きがあって雰囲気はよかった。ゲートを出て取りたい位置も取れた。スムーズな競馬はできたのに残り800メートルから手応えがなくなってラストは脚が上がってしまった」

 

 1番人気の3冠牝馬デアリングタクトの6着もひどい。坂井の次に自動的に買うのが松山弘平だが、追い込みきれなかった。松山のコメントは、次のよう。

「1番人気に応えられず申し訳ない。ポジションは取れたし、外が有利な馬場でも一生懸命に走ってくれた」

 

 この2人のコメントを知って思うのは、やはり馬場ということ。レース前の大降りの雨で、馬場は重。その影響で、この2頭とも来ルことができなかったということだろう。

 それにしても、どう見ても坂井や松山より下手な、Cデムーロが勝ったのには驚いた。今回来ている外国人ジョッキーのなかでも群を抜いて下手なうえ、大外をぶんまげて勝つのだから、やはり馬場適正以外にない。良馬場ならジェラルディーナは差しきれなかったはずだ。それなのに、良血開花などと言っている競馬メディアはいい加減すぎる。

 

 さて、今回のマイルCSは、好メンバーがそろった。

 人気になるところを挙げると、牝馬芝マイルGⅠ3勝のソダシ、昨年2着に入ったシュネルマイスター、前走・毎日王冠で2年ぶりの勝利を飾ったサリオス、今年のNHKマイルカップの覇者ダノンスコーピオン、富士ステークスで古馬を撃破したセリフォスといった具合だ。

  このなかで、なぜかソダシがかなりの人気を集めている。それは、データに基づくようで、その理由はというと、まず阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞で阪神マイルG1を2勝しているうえ、マイルは4戦全勝という点だ。

 次に、桜花賞では1分31秒1という破格のコースレコードを記録したこと。さらに、今年は京都競馬場改修工事の影響によって阪神競馬場で開催されるので、同コースの桜花賞馬にとっては有利なことなどが挙げられている。

 

 しかし、というかもちろんというか、買わない。買うのは、3才のセリフォス。セリフォス島(Serifos)は、エーゲ海に浮かぶキクラデス諸島の島で、ギリシア神話の故郷。セリフォスの王ポリュデクテースは、ペルセウスによって石に変えられた。石だから、固いというのは単なるシャレ。で、さらにシャレを高じて、相手本線はサリオス(Salios)。サリオスはローマ神話に登場する戦闘の踊りの発明者というから、ギリシア神話とローマ神話の対決ということでどうだろう。

 結論:セリフォスから馬連、枠連、総流し。相手本線はサリオス。 

 
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