• ホーム&サイト
  • 時事ブログ
  • メディアNEWS
  • 仕事の記録
  • メルマガ
  • 外食日誌
  • G1予想
  • 問い合わせ

山田順プライベートサイト

A ROAD TO HEAVEN
Home Horse Race(G1予想、競馬エッセイ)

All Menu(すべてのメニュー)

  • Home & Commentary(「私の視点」時事ブログ/随時更新)
  • About the Site(このサイトについて)
  • Profile(プロフィール)
  • Media News Selection(メディア業界ニュース)
  • Works(仕事の記録)
  • Mail Magazine(メルマガ:未来地図)
  • Regulars(連載記事/時々更新)
  • Special Articles(特別記事)
  • Works Archive(著作、記事の紹介および一部公開)
  • Horse Race(G1予想、競馬エッセイ)
  • Memories of My Father(作家・津田信アーカイブ)
  • Eating-out Diary(外食日誌)
  • 問い合わせはこちら

Link

  • リンク集

Designed by:
SiteGround web hosting Joomla Templates
Horse Race(競馬G1予想/随時更新)

 ここでは、JRAのG1レースの予想記事を掲載しています。記事は、G1のある週の金曜日までに書き、アップしています。

 ただし、この予想記事は、当てるという目的で書いていないので、ほかのどんな予想記事とも中身が違います。

 また、予想コラムだけではなく、そのときどきの競馬に関するエッセイもここに、アップしています。

 

 

 



G1予想[259]第68回 安田記念(2019年6月2日)
2019年 5月 31日(金曜日) 13:41

D・レーンのステルヴィオで美しく負ける

 

 最強牝馬アーモンドアイと同世代No.1の牡馬ダノンプレミアムの激突。はたしてこの2頭の対決がどうなるか?それが、今回の安田記念の最大の注目だ。

 しかし、注目や話題と馬券は、まったく別のもの。そんなことおかまいなしに、“美しく負ける”馬券を買うべきだ。となると、ステルヴィオが浮上する。

 終わってみて、「バカじゃないのか」と言われる馬券こそ、買うべき馬券だ。

 

 先週のダービーで、鉄板の1番人気に祭り上げられたサートゥルナーリアが敗れた。そのことで、オーストラリアから来た天才騎手D・レーンに裏切られたと思った競馬ファンは多い。おそらく、そうしたファンの半分以上が、以後、D・レーン買うのをためらうはずだ。もう裏切られるのはごめんだと思うはずだ。

 しかし、何度も裏切られていいのである。そうして負け続ける。これこそがもっとも美しいこと、私のような人間がやるべきことだ。よって、D・レーンのステルヴィオを買って、美しく負けることを選択する。

 結論:4枠8番ステルヴィオから馬連、枠連、総流し。

 
G1予想[258]第85回 日本ダービー(2019年5月26日)
2019年 5月 22日(水曜日) 12:40

トランプが来日中なので
サートゥルナーリアは外せない!

  とうとうダービーになった。

 ただし、今年のダービーは、いつもの年と違う。ダービー後、「大相撲トランプ場所」の千秋楽セレモニーが控えている。なんと、トランプは優勝力士に「トランプ杯」を渡すという。前代未聞のことである。

 

 アメリカ大統領が来日中というのに、イタリア馬名馬、鉄板の1番人気サートゥルナーリアが来るだろうか。サートゥルナーリアは、古代ローマ最大の祭りだ。

 しかも、イタリアはアメリカを裏切って、いま中国に接近中である。さらに、鞍上はオーストラリアの天才ダミアン・レーンだ。

 こうなると、時事馬券、イベント馬券の鉄則として、サートゥルナーリアを外して玉砕するしかない。

 

 しかし、ここで考え直す。ローマ帝国というのは、いまで言えば世界覇権国アメリカである。アメリカ中枢部はローマ帝国の歴史に学び、覇権の防衛を常に考えている。それゆえの米中新冷戦だ。となると、サートゥルナーリアは逆に鉄板中の鉄板ではなかろうか。

 

 というわけで、意に反して1番人気馬を買うことになってしまった。ただし、相手は1頭だけにする。ヴェロックスだ。ヴェロックスはラテン語で「素早い」という意味。ラテン語はローマ帝国の公用語である。

 つまり、これはローマ帝国馬券ということになる。なーんだ、結局、皐月賞の1、2着馬を買うということだ。

 

 ただ、これでは本当に的中してしまいそうなので、おまけとして、絶対外れる馬券も買うことにした。そうしないと、気がすまない。

 皐月賞の1、2着を買うなら、前哨戦の青葉賞と京都新聞杯の1、2着馬の組み合わせはどうだろう。青葉賞はリオンリオン、ランフォザローゼス、京都新聞杯はレッドジェニアル、ロジャーバローズだった。

 

 結論:サートゥルナーリアとヴェロックスの馬連1点。加えてリオンリオン、ランフォザローゼスの馬連、レッドジェニアル、ロジャーバローズの馬連。計、馬連3点買い。

 

 
G1予想[257]第79回 オークス(2019年5月19日)
2019年 5月 15日(水曜日) 16:54

逃げろダミアン!、コントラチェック!

 

 風薫る季節になった。

 この季節、馬たちも気持ちよさそうにターフを走っている。となると、気持ちよく逃げた馬がこの季節にもっとも似合う。私は昔から逃げ馬が大好きで、4コーナーを回って直線に入ったとき、「そのまんま」と叫びたいので、一時期、逃げ馬ばかり買っていた。

 今回もそうしてみたい。

 となると、買う馬は自動的に決まる。コントラチェックだ。これまでの3勝はすべて逃げ切り。しかも、乗るのはオーストラリアからやってきたダミアン・レーン。先週はヴィクトリアマイルでとことん魅せてくれたが、今週は、逃げて魅せてほしい。

 

 とはいえ、オークス2400メートルを逃げ切るのは本当に難しい。これまでを振り返ると、オークスは圧倒的に差し馬が優勢だ。データを見ると、2008年以降で、4角2番手以内で3着入りしたのは3頭のみ。勝ち馬は2017年のソウルスターリング(1番人気)だけという状況。

 

 オークスでの逃げ切りで記憶の残っているのは、1975年テスコガビーと1991年のイソノルーブル。

 テスコガビーは1番人気だったが、桜花賞馬を圧勝したのに、前走のトライアルの牝馬特別で3着に敗れていたので、1番人気と言っても単勝は2倍以上つけていた。

 しかし、軽快に逃げ、2着ソシアルトウショウに8馬身差をつけて優勝。この8馬身差はオークス史上最大着差となった。

 イソノルーブルは逃げ馬にとって不利な大外20番枠を引いた。そのため、4番人気と人気を落としていたが、スローペースに持ち込んで、追いこんだシスタートウショウをハナ差退けて優勝した。

 

 

 はたしてコントラチェックは逃げるのか?

 藤沢調教師は「単なる逃げ馬とは思っていない。逃げて勝っているけど、速い馬がいればその後ろで競馬をすれば問題ない」と言っているが、逃げなければ面白くない。

 先日行われたアメリカのケンタッキーオークスは、Serengeti Empress(セレンゲティエンプレス)が逃げ切った。また、ケンタッキーダービーもMaximum Security (マキシマムセキュリティ)が逃げ切ったが、進路妨害で17着に降着させられた。今年は、逃げ切りの年なのだ。

 ダミアン・レーンよ、まさか抑えないよな。抑えたら、見る気がしない。ダミアンよ、キミなら東京2400メートルを逃げ切れる。

 結論:コントラチェックの単複。コントラチェックから馬連、枠連、総流し。 

 
G1予想[256]第14回 ヴィクトリアマイル(2019年5月12日)

サウンドキアラとアマルフィコースト

 

 史上最強と思えるアーモンドを輩出した現4歳世代は、間違いなく他世代より上だ。と考えれば、ここはこの世代のなかで実績と実力で抜けているミッキーチャームとラッキーライラックを選ぶことになるだろう。しかし、それは勝ち馬予想=競馬予想で、馬券予想ではない。

 馬券は、勝ち馬予想と別物だ。

 

 次が、4歳世代の全出走馬8頭だが、この中から選ぶのは、前走1000万下を勝ったばかりで人気にならないと思われるサウンドキアラ。二番手は阪神牝馬S2着のアマルフィコースト。サウンドキアラは田辺が乗るので面白みがないが、アマルフィコーストには坂井瑠星が乗るので魅力十分だ。瑠星はたいして上手くない。同期の藤田菜々子より下手かもしれない。しかし、人気薄で来るという変な運を持っている。

 

アマルフィコースト/牝4/牧田厩舎・栗東

カンタービレ/牝4/角居厩舎・栗東

サウンドアキラ/牝4/安達厩舎・栗東

サトノワルキューレ/牝4/角居厩舎・栗東

ノームコア/牝4/萩原厩舎・美浦

プリモシーン/牝4/木村厩舎・美浦

ミッキーチャーム/牝4/中内田厩舎・栗東

ラッキーライラック/牝4/松永幹厩舎・栗東

 

結論:サウンドキアラとアマルフィコーストの馬連1点勝負。サウンドキアラから馬連、枠連、総流し。アマルフィコーストから馬連、枠連、総流し。

 

 

 
G1予想[255]第24回 NHKマイルカップ&ケンタッキーダービー(2019年5月5日)
2019年 5月 03日(金曜日) 09:33

 

[NHKマイルカップ]

 D・レーンのグルーヴィットが突き抜ける

 

 桜花賞馬グランアレグリアと朝日杯FS馬で皐月賞4着のアドマイヤマーズの一騎打ちムードになっている。朝日杯FSでグランアレグリアは1番人気に押されて3着だったが、桜花賞馬となったいま、ここで雪辱を果たす可能性がある。となると、またもルメールだ。アドマイヤマーズはデムーロだから、ルメール=デムーロ結着となれば、完全に見飽きた光景である。もういい加減、違う光景を見たいと思わないだろうか。

 しかし、馬券というのは、こういう気持ちを往往にして完全に裏切る。ルメール=デムーロでなんにもなかったとして、終わってがっかりとなるのではなかろうか。

 

 それでもなお、馬券であるから、違う馬を買う。グルーヴィットだ。まだ3戦しかしていない馬が、ここで来るわけがない。しかも、前走のファルコンSは2着とはいえ、勝ち馬ハッピーアワーとの差し比べで完敗している。どう見ても買い目はない。ただ、鞍上がダミアン・レーンだから、まさかの一発があるかもしれない。

 レーンは、ウエスタンオースチラリアの競馬一家の出身。父は騎手のマイケル・レーン。物心ついたころはもう馬に乗っていたというから、日本の武豊と同じような育ちで、天才肌である。

 結論:グルーヴィットから枠連、馬連、総流し。

 

[ケンタッキーダービー]

 ブルーグラスSの勝ち馬ヴェコマの一発

 

 優勝候補の一角オマハビーチが取り消したので、ますます混戦模様になった。日本馬マスターフェンサーがどこまで通用するか見ものだ。

 オッズを見ると、混戦のなかでもやはり2018年最優秀2歳馬のゲームウィナーとサンタアニタダービーの勝ち馬ロードスターの2頭が並んで1番人気。しかし、8.0倍だから、なにが来るかやってみなければわからない。ちなみに、マスターフェンサーは最低人気で67倍。

 こういうレースは迷いに迷う。長年の競馬観から言うと、上位人気馬の決着になると思うが、それでは買っても意味がない。

 で、前哨戦のなかでも評価が低いブルーグラスSの勝ち馬ヴェコマを買う。

 結論:ヴェコマから馬連総流し。

 

 
G1予想[254]第158回 天皇賞・春(2019年4月28日)
2019年 4月 28日(日曜日) 15:12

惨敗続きのクリンチャーを指名 

 

 こんな簡単なレースはない。去年の菊花賞のデジャブになるのが確実だからだ。菊花賞の結果は、1着フィエールマン、2着エタリオウ、3着ユーキャンスマイル、4着ブラストワンピース、5着グローリーヴェイズ。この5頭のうち、4着ブラストワンピースが、その後有馬記念を勝って、史上最強の4歳世代の実力を見せつけた。となると、ここでの上位馬が、同じように力を発揮すると考えるのが自然だ。上位独占で間違いないだろう。

 つまり、フィエールマン、エタリオウ、ユーキャンスマイル、グローリーヴェイズの4頭でなにもないという結論になる。

 

 となると、問題はどう買うかだけだが、やはり頭はフィエールマンにするほかない。菊花賞ではエタリオウとはハナ差だったが、勝ち方は「強い」のひと言だった。よって、フィエールマンの単。フィエールマンから、エタリオウ、ユーキャンスマイル、グローリーヴェイズの馬単3点で、完全的中を目指す。

 以上が、競馬予想である。

 

 しかし、競馬予想で馬券を買ってはいけないのは、何度も指摘してきたとおり。このような馬券を買って的中させることは、馬券のギャンブル性を否定することになるからだ。

 したがって、指名するのはクリンチャー。昨年の天皇賞・春3着以来、フランス遠征をして惨敗、帰国後の有馬記念も16頭立て15着と惨敗。日経賞

も7着に沈んだこの馬を買う理由はまったくない。ここまで死んだふりをしてきたと言えなくもないが、完全に終わったと見るべきだろう。

 よって、ここで買うという結論になる。

 

 結論:8枠12番クリンチャーから馬連、枠連、総流し

 

 
NEWS●G1予想はメルマガのfoomii「驚天動地馬券」でも公開中です!

この欄の[G1予想]は、メルマガのfoomii「驚天動地馬券」でも公開中です

 このメルマガは私一人ではなく、松井政就氏と、田畑良彦氏も参加して、3人で予想や競馬エッセイを配信しています。

 その内容は、以下のとおりです。ただ、このメルマガは有料です。

 私の詳しい予想とエッセイ、ほかの2人の予想とエッセイを読みたいと思われる方は、ぜひ、ご登録ください。

  

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

●奇才3人衆[松井政就、山田順、田畑良彦]による「驚天動地」馬券

http://foomii.com/00077

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

[購読料]540円/月(税込み)

[メルマガの内容]

 定期発行

 •「今週の重賞予想と買い目」:毎週土曜日朝10時までに配信

 •「今週の結果報告&回顧」:毎週月曜日朝10時までに配信

 不定期発行

 •「松井政就の万馬券ダイアリー」(まさかまさかの競馬日記)

 •「山田順の不的中バンザイ」(いままで誰も書かなかった「驚天動地」の競馬論)

 •「田畑良彦の馬券ボヤキ」(次回のための教訓満載)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 

 
G1予想[253]第79回 皐月賞(2019年4月14日)
2019年 4月 10日(水曜日) 15:07

忘れてはいけないもう1頭の3連勝馬サトノルークスで勝負!

 

 10日、3戦無敗のホープフルS覇者、サートゥルナーリアは栗東・CWコースでの3頭併せで余裕の最先着。手綱を執ったルメールは「皐月賞とダービー、両方勝てると思う」と、自信を持って言ったと報道された。

 となると、馬券はサートゥルナーリアを軸にするか、あるいはまったくけってしまうかの2者択一しかない。大多数のプレーヤーは前者を選ぶだろう。この場合、買い方は、どんなに人気が上がろうと、単勝1点しかない。馬連、馬単、3連複、3連単などマルチ馬券にした場合、サートゥルナーリアが来たとしても、ほとんどのプレーヤーが取りガミとなるはずだからだ。

 

 よって、このような本命馬が出現した場合は、好んで来るはずのない馬を買い、いさぎよく負けるのが、馬券の王道となる。サートゥルナーリアは、ほぼ間違いなく勝つ。だからこそ、馬券上はけりなのである。

 

 というわけで、買ってみるのはサトノルークス。このレースには、3連勝馬が3頭出ている。サートゥルナーリア、ダノンキングリー、サトノルークスの3頭だ。そのなかで、もっとも下に見られているのがサトノルークス。よって、この馬を買うのは、どこから見ても無謀である。さらに、池添は先の大阪杯でブラストワンピースに大外を回らすという失敗騎乗をしている。よって、ここでは買うべきという結論になる。

 

 結論:サトノルークスから馬連、枠連、総流し。

 

 
G1予想[252]第79回 桜花賞(2019年4月7日)
2019年 4月 05日(金曜日) 15:05

シゲルピンクダイヤの一発!

 

 現在、NYに滞在中。こちらでは、桜はまだ咲いていないので、桜花賞気分には程遠い。毎年、ブルックリンのボタニックガーデンで恒例の桜祭りが行われるが、それは4月の最終週の土日だ。

 といっても、今週は気温が上がり、摂氏15度を超えるようになった。日本では新元号が「令和」と発表されたが、こちらでは話題にもならない。NYタイムズが「order and peace」と訳したら、政府は慌てて「beautiful harmony」と、海外向けに「正しい英訳元号」を発表した。しかし、どのメディアも完全無視だ。

 しかし、ビューティフル・ハーモニーとはなんなんだろうか? 日本は、コーラスグループなのか? がっくりきた。

 

 さて、阪神JFを勝ち、前走のチューリップSで3連勝としてきた女王ダノンファンタジーが、やはり人気の中心となっているようだ。ただ、次の3頭も人気を集めている。まずは、牡馬に挑戦した朝日杯FSで3着のグランアレグリア。ダノンファンタジーを負かしているのは、この馬だけだ。クロノジェネシスは阪神JF2着馬。前走のクイーンカップを快勝してここに臨んでききた。ビーチサンバは、そのクイーンカップでは出遅れが影響してクロノジェネシスを捉えられなかった。ただし、阪神JF3着、ファンタジーステークス2着と順調にきている。

 というわけで、以上の4頭は1ミリも買わない。どうでもいい。

 

 桜花賞というと、私がいつも思い出すのは、1970年の勝ち馬タマミだ。当時、私は高校生で、まだ競馬を知らず、競馬好きだった叔父に手ほどきを受けたばかり。それで、桜花賞で初めて勝負馬券を買うことにした。といっても高校生のお小遣いからだから3000円(バイトの1日分)。これを、思いきってタマミに投じた。叔父は、「桜花賞は逃げきれない」と言ったが、私は、それまで4連勝してきたタマミの逃げ足に魅せられていた。

 昔から桜花賞は「魔の桜花賞」と言われ、ハイペースになることが多く、逃げ馬は必ず潰れた。

 タマミは、いつも通りスタートしてすぐ先頭にたち、華麗に逃げた。そうして、直線に入ると、まったくの独走状態。2着のスターウィングに4馬身差をつけて圧勝した。

 

 その後の桜花賞で、タマミのように逃げた馬はすべて潰れた。しかし、1975年のテスコガビーは違った。前哨戦の阪神4歳牝馬特別をレコードで逃げ切ると、桜花賞ではなんと単勝オッズ1.1倍という人気になり、またも果敢に逃げた。1頭だけスピードが違うという感じだった。迎えた直線、後続との着差は開く一方となった。

「後ろからはなんにも来ない、後ろからはなんにも来ない!」

 杉本アナは、こう実況した。2着にはジョーケンプトンが入ったが、つけた着差は、なんと1秒7。あんなレースは後にも先にも見たことがない。

 

 現在も桜花賞は阪神芝1600mで行われている。

 しかし、2007年にコースが改修されて、状況はガラリ一変した。ハイペースになることはなくなったのにもかかわらず、逃げ馬はさらに不利になった。スローで展開し、直線勝負というレースになった。完全な差し馬天国である。

 そんななかで、2015年、レッツゴードンキが逃げ切った。

 過去20年で、逃げ馬の成績は[1-1-0-18]。逃げ切ったのは、このレッツゴードンキだけである。

 

 さて、今年の桜花賞はなにが逃げるだろうか?

 これが、まったくわからない。出走馬のうち、これまでのレースから逃げ切った経験のある馬は1枠2番のエールヴォアだけ。しかし、逃げ馬ではない。人気の4枠8番グランアレグリアは、ここまで3戦2番手追走の競馬をしてきているが、逃げるとなると、これはわからない。

 

 というわけで、ここまで逃げ馬について長々と書いたにもかかわらず、差し馬を買うことにした。差し馬のなかでも、もっとも後ろの方から行きそうなのがシゲルピンクダイヤ。

  ピンクダイヤは、ピンク色のダイヤモンド。なぜダイヤがピンク色になるのかいまだにわからないという神秘の宝石だ。しかも、ホワイトダイヤに比べて産出量が少ない。今年の3歳のシゲルの馬は、宝石シリーズなので、いつも年に比べて名前はまともである。よって、桜花賞にふさわしい、この馬を買ってみることにした。ただ、追い込んできて5着がいっぱいだろう。差してきて届かない馬を買う。これが差し馬買いの王道だ。

 

 結論:シゲルピンクダイヤから馬連、枠連、総流し。

 

 
G1予想[251]第63回 大阪杯(2019年3月31日)
2019年 3月 28日(木曜日) 15:01

キセキの逃げ切りに賭ける
 

 5月1日から元号が変わるので、連日、なにかというと「平成最後の〜」とうるさい。元号が変わっても、時の流れが変わるわけがない。時代も変わるわけがない。

 なのに、これだけ叫ばれると、なにか変わるような気になるから、私たちはつくづく洗脳に弱いと思う。そのため、ここでも「平成最後の〜」にちなんで馬券を買おうとするプレーヤーがいる。

 しかし、それにふさわしい馬はいない。たとえば、エポカドーロはイタリア語で「黄金の時代」だが、平成が黄金の時代だっただろうか?ムイトオブリガードはポルトガル語で「ありがとう」だが、平成にありがとうと言えるだろうか? 

 そんななか、すぐに新元号1年となるので、ブラスト「ワン」ピースがクサいという人間がいる。なるほどとは思うが、やめておいたほうがいいと、私は思う。

 

 新元号が発表されてすぐに、統一地方選挙がやってくる。

 しかし、まったく盛り上がっていない。ただ、そんななかで大阪が注目を集めている。松井一郎大阪府知事と吉村洋文大阪市長が互いに立場を入れ替えて挑む「ダブルクロス選挙」になったからだ。はたして、大阪維新は勝てるのか。万が一、大阪府知事も大阪市長も自民党が擁立した候補者が当選するような事態になったら、どうなるだろうか?松井知事と吉村市長の「都構想」大博打が、裏目に出る可能性がある。

 

 というわけで、ここは、自民候補はごめんだから、維新に逃げ切ってもらうほかない。別に維新を応援しているわけではないが、森友学園問題、統計偽装、アベノミクス偽装、北方領土交渉と、嘘まみれの安倍政権にはもううんざりだからだ。

 よって、平成最後の大阪杯のここで買うのは、逃げ馬キセキだ。有馬記念は逃げ切れなかったが、リフレッシュしたここなら、逃げ切れるかもしれない。

 

 結論:逃げ切りにかけてキセキから、枠連、馬連総流し

 
More Articles...
  • G1予想[250]第24回ドバイWC(2019年3月30日)
  • G1予想[249]第49回高松宮記念(2019年3月24日)
  • G1予想[248]第35回 フェブラリーS(2019年2月17日)
  • G1予想[247]第35回 ホープフルS(2018年12月28日)
  • G1予想[246]第63回 有馬記念(2018年12月23日)
  • G1予想[245]第69回 朝日杯FS(2018年12月16日)
  • G1予想[244]第70回 阪神ジュビナイルF(2018年12月9日)
  • G1予想[243]香港国際競走(2018年12月9日)
  • G1予想[242]第19回 チャンピオンズC(2018年12月2日)
  • G1予想[241]第37回 ジャパンカップ(2018年11月25日)
  • G1予想[240]第35回 マイルチャンピオンS(2018年11月18日)
  • G1予想[239]第43回 エリザベス女王杯(2018年11月11日)
  • G1予想[238]第158回 天皇賞・秋(2018年10月28日)
  • G1予想[237]第79回 菊花賞(2018年10月21日)
<< 最初 < 前 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次 > 最後 >>

ページ 6 の 19

What's New(最近の更新)

  • [452]イスラエル・イラン戦争---戦乱が続く世界を見て、じつはなにもわからない自分に慄然
  • [451]温暖化で気候は完全に変わった!今年は空梅雨で、このまま夏に
  • [450]東京湾を行き来する船を眺め、昔を思い、行日々を思い、行く末を思う。
  • 25/06/12●朝日新聞が土曜夕刊を中止。毎日新聞も追随
  • メルマガ[778] このままでは手遅れになる「愛子天皇」。「男系男子」にこだわると皇統は続かない!
  • 25/05/30●取次大手2社の決算が示すのは、本業の取次ビジネスの止まらぬ凋落
  • [449]リノベのため仮住まいに引っ越し。今夏はここで過ごすことに
  • 2025年5月29日●「Yahoo!ニュース」エキスパート欄への寄稿記事(2025年度)一覧
  • メルマガ[761]〜[777] 2024年12月〜2025年5月 全タイトル
  • 25/05/15●インプレスHDが上場を廃止し、出版部門を効率化
  • [448]とうとうトランプの相互関税が発表され、世界中が困惑、市場は大混乱!
  • [447]花冷えのなか、大岡川、赤煉瓦、山下公園、港が見える丘とお花見散歩
  • [446]ニュースはウクライナ停戦とトランプ関税ばかり。桜開花予想は横浜3月25日
  • [445]オレ様大統領トランプに世界中が振り回され、大混乱の日々が続いている
  • メルマガ[754]〜[760] 2024年12月〜2025年1月全8本
  • [外食Diary]MOKICHI 鎌倉
  • 25/02/01●昨日(1月31日)で、「夕刊フジ」と「東京中日スポーツ」が廃刊、デジタルに移行。
  • [外食Diary]八芳園(結婚披露宴)
  • [外食Diary]LUXE DINING HAPUNA(品川プリンスH)
  • 25/01/21●米テレビ局、大量リストラ。ソーシャルネットワーク発展の影響
  • 25/01/21●性加害タレント仲井正広が引退。フジテレビ、スポンサー離れで窮地が続く
  • [444]中居正広「性加害」&フジテレビ「女子アナ上納」スキャンダルで思うこと
  • 25/01/15●2025年、出版関連メディアはどうなる?
  • [443]ロサンゼルスで史上最悪の大火。「トランプ2.0」の年が始まった。
  • 2025年1月10日●地方紙のコラムを書いて約2年経過
  • [外食Diary]レッドロブスター
  • [外食Diary]ブラッセリー「フローラ」
  • [442]世界とは違う日本の正月。新暦でやる国はほぼ日本だけ
  • [外食Diary]清香園
  • 24/12/19●ソニーとKADOKAWAが資本業務提携契約を締結、筆頭株主に!

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML
山田順プライベートサイト, supported by tanken.com, advertized by sanhaku.com

© JUN YAMADA All Rights Reserved.