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Horse Race(競馬G1予想/随時更新)

 ここでは、JRAのG1レースの予想記事を掲載しています。記事は、G1のある週の金曜日までに書き、アップしています。

 ただし、この予想記事は、当てるという目的で書いていないので、ほかのどんな予想記事とも中身が違います。

 また、予想コラムだけではなく、そのときどきの競馬に関するエッセイもここに、アップしています。

 

 

 



G1予想[220]第2回ペガサスワールドC(2018年1月27日)
2018年 1月 24日(水曜日) 11:41

トランプに鉄槌を! ウォーストリーよ来い!

 

    ガンランナーがここで引退するため、今年のアメリカ競馬の中心になるとされるのが、2、3番人気に押されているコレクテッドとウエストコースト。昨年のブリーダーズカップ・クラシックの2、3着馬で、ガンランナーが逃げ切って、この2頭が続けば、このレースはブリーダーズカップ・クラシックの再現となる。もちろん、ここまでG14連勝できたガンランナーが断然の1番人気になっている。 

 ガンランナーが逃げ切ってブリーダーズカップ・クラシックの再現? 冗談ではない、そんなことがあっていいわけがない。ここはフロリダ、ガルストリームパークだ。

 トランプが大統領になって2年目、「悪夢」は続いている。暴露本『炎と怒り(Fire and Fury)』などどこ吹く風。オレ様自慢ツイッターをしまくっている。こうなったら、“炎と怒り”でウォーストーリーを買うほかない。戦争が起こるかもしれない。いや、起こってしまっていい。

  まず、ウォーストーリーの単勝(WIN)と複勝(SHOW)。次に、相手は戦争にふさわしいガンランナー1頭と見て、ウォーストーリーとガンランナーの馬連(QUINELLA)を買う。戦争をキーワードにすると、最低人気のシンギングバレットも怖いので、これも馬連でおさえておく。

結論: ウォーストーリーの単複。 ウォーストーリーとガンランナー、シンギングバレットの馬連。

 

Gulfstream Park - Pegasus World Cup 27th Jan 2018

    Gun Runner 4/5

    West Coast 6/1

    Collected 7/1

    Sharp Azteca 8/1

    Gunnevera 16/1

    Stellar Wind 16/1

    Toast Of New York 16/1

    Seeking The Soul 20/1

    Giant Expectations 25/1

    War Story 40/1

    Fear The Cowboy 50/1

    Game Over 100/1

    Giuseppe The Great 100/1

    Singing Bullet 100/1

          (William Hill)

 

追加で、以下「根岸ステークス」(G2)の予想も!

 

根岸ステークス2018年1月28日

 

 ノースフライトが2月22日に死んだ。訃報(動物にも使っていいのか)を聞いて、胸がズキンとした。日刊スポーツの記事に、北海道浦河町の大北牧場の斎藤敏雄氏のコメントが載っていた。

「この牧場で生まれ、かけがえのない馬で、本当に天からの授かりものでした。現役時代にはファンから『フーちゃん』の愛称で親しまれ、牧場に戻ってきてからも多くのファンが毎年会いに来てくださいましたので、残念でなりません」

 本当に天から降りて来たような馬だった。なんといっても、角田晃一が乗り1994年の安田記念を勝ったときの印象は強烈だった。

 

 この年、安田記念は初の国際レースとなり、ジャクマロワ賞の勝ち馬の英サイエダディなど、G1級の外国馬が3頭も参戦していたが、ノースフライトはまったく危なげなく抜け出して快勝した。2着には超人気薄、田中勝春のトーワダーリンが来て万馬券になり、ゴール板をすぎた後に、角田と勝春が握手した姿がいまも目に焼き付いている。当時、私は、角田と勝春の馬券ばかり買っていた。

 その後、ノースフライトは秋のマイルCSを勝って、それを最後に惜しまれて引退した。史上最強のマイラー牝馬だった。この年は、ナリタブライアンが3冠を達成した年だったが、ノースフライトのほうがはるかに“天馬”だと思った。

 翌年の1995年は、阪神大震災と地下鉄サリン事件があり、日本中が暗い1年になった。だから、前年のノースフライトの姿はよりいっそう際立って眼中にあった。そして私は、この年から、予想に基づいて馬券を買うのをやめたのだ。

 

 さて、根岸ステークスだが、 根岸ステークスの「根岸」は、横浜市中区の地名である、幕末につくられた日本初の競馬場は、この地にあり、地名の根岸をとって「根岸競馬場」と呼ばれた。現在、ここは馬事公苑と森林公園になっていて、広い公園内には芝が張り巡らされ、桜の木が植えられている。

 私は本牧に住んでいるため、毎年、桜が咲くと、ここにお花見に行く。ここに行かないときは、日本庭園として有名な三渓園に行く。

 お花見に行くといつも思うのは、花が散る光景が本当に虚しいということ。咲き誇っているときはいいが、風に吹かれて散る桜には、言いようのない孤独、寂寥を感じる。それは、競馬でレースが終わったときと同じだ。いまは磁気馬券なので見なくなったが、昔は外れ馬券が桜の花びらのように風に舞ったものだ。

 

 さて、ここはなにが勝ってもいい。ファブラリーステークスを目指すということで言えば、去年の勝ち馬カフジテイクが筆頭だろうが、食指が動かない。 そこでああでもないこうでもないと堂々巡りして、ノンコノユメでいくことにした。2016年秋から騸馬となって1年半、4着、6着、4着、7着、4着、9着と、まったくいいところがない。デムーロ、ルメールが乗っているのに、これだから、もう終わったと見るべきだろう。 とすれば、買うほかない。データに基づく実績馬より、終わった馬こそ買いだと、ノースフライトが去った1995年のあときに決めたのだ。

 結論:ノンコノユメから馬連、枠連総流し。

 
G1予想[219]第34回ホープフルステークス(2018年12月28日)
2017年 12月 26日(火曜日) 17:47

スターウォーズ馬券で宇宙の果てまで鉄板!

 

 今年の有馬記念の売り上げは前年を下回った。これまで、有馬記念がクリスマスイブの12月24日に行われたことは何度かあるが、いずれも売り上げが前年を下回っている。

 なぜか? それは、給料日前だからである。給料日後は財布の紐が緩む。それを狙って、ほとんどのビッグレースは月末に行われている。

 このように、日本の競馬はマーケティングに基づいて行われ、JRAは一般会社員層から税金を巻き上げることに貢献してきた。

 

 したがって、今年からホープフルステークスをG1に格上げして、有馬記念の後にもってきたのも、馬や競馬サークルの都合というより、JRAの都合である。なんとJRAは、有馬記念で大負けしたファンからさらにカネを巻き上げようというのだ。そうすれば、有馬記念の売り上げが多少落ちても問題はない。

 このJRAのマーケティングに付き合うと、年越し資金まで溶かしてしまう可能性がある。「ホープフル」(希望でいっぱい)など、冗談ではないだろう。

 JRAは本当にあざとい。

 このあざとさは、賞金にも表れている。昨年までG2のときのこのレースの1着賞金は6700万円だった。ところが今回G1に昇格したというのに、7000万円にすぎない。2着も2700万円→2800万円である。ちなみに大阪杯も今年からG1に昇格したが、こちらは1着賞金が6700万円→1億2000万円と大幅にアップしている。

 

 というわけで、ではなにを買うかだが、じつに簡単だ。先週、『スターウォーズ 最後のジェダイ』を見に行ったが、予想以上に面白く、堪能した。まさに手に汗握るスペースオペラが、スクリーンいっぱいに展開して、いくつく暇もなかった。

 となると、「スターウォーズ馬券」を買うしかない。そんな馬券があるのか?と、出走馬を見ると、なんとピタリとはまる2頭が出ている。ルーカスとタイムフライヤーだ。

『スターウォーズ』と言えば、生みの親はジョージ・ルーカス。まさにルーカスである。そして、タイムフライヤー銀河宇宙にふさわしい“時空を超える旅行者”である。

 ルーカスにはM・デムーロ、タイムフライヤーにはC・デムーロが乗るので、兄弟で宇宙を制覇してほしい。

 結論:ルーカスとタイムフライヤーの馬連7-10と、枠連4-5の2点で勝負。

 

 ところで、『スターウォーズ』は、いったい、いつまで続くのだろうか?

 見終わってわかったのは、 ファーストオーダーの支配はまだまだ続き、レジスタンスはジェダイの後継者となったレイ(レイジー・リドリー)を中心に、さらに抵抗を続けていくということ。となると、次の「エピソード9」で完結するとはとても思えない。

 銀河に平和は永遠に訪れないのだろうか。

 
G1予想[218]第62回有馬記念(2017年12月24日)
2017年 12月 20日(水曜日) 01:50
今年の総決算馬はブレスジャーニー!

 

 とうとう有馬記念になった。この季節になると、年の瀬ということで、1年を振り返ることが恒例となる。そうして、「今年もいろいろありました」と誰もが口をそろえる。

 テレビでこの言葉を聞かない日はない。

 

 今年の漢字は「北」だという。もちろん、ロケットマンが大活躍した北朝鮮の「北」だ。となると、単純に「キタサンブラック(馬主:北島三郎)で鉄板」と言う人間がいる。なにしろ、引退レースなのだから、やはり有終の美で終わってほしいと、誰もが願う。

 

 今年の有馬記念はクリスマスイブに行われる。したがって、「クリスマスカラーを買うべき」と言う人間もいる。クリスマスカラーは、赤と緑だから「枠連3-6で鉄板」と言うのだ。しかし、赤ということなら、ルージュバックも考えられる。

 

 もちろん、ちゃんと予想をして、「中山だけにキタサンブラックが絶対有利。相手はジャパンカップを勝ったシュヴァルグラン、アルゼンチン共和国杯を圧勝した3歳馬スワーヴリチャードの2頭」と言ってくる人間もいる。

 

 次は、過去10年の優勝馬と前走成績だが、これを見て、「前走が天皇賞、菊花賞、ジャパンカップ、アルゼンチン共和国杯以外の馬はいらない」と言う人間がいる。「しかも、G1の1、2着馬でなければならない」と言うので、それだと、キタサンブラック、シュヴァルグラン、スワーヴリチャード、サトノクラウンの4頭に絞られてしまう。

【有馬記念・過去の優勝馬(2001年以降)と前走】

2007年 マツリダゴッホ(前走)天皇賞・秋 15着

2008年 ダイワスカーレット(前走)天皇賞・秋 2着

2009年 ドリームジャーニー(前走)天皇賞・秋 6着

2010年 ヴィクトワールピサ(前走)ジャパンC 3着

2011年 オルフェーヴル(前走)菊花賞 1着

2012年 ゴールドシップ(前走)菊花賞 1着

2013年 オルフェーヴル(前走)凱旋門賞 2着

2014年 ジェンティルドンナ(前走)ジャパンC 4着

2015年 ゴールドアクター(前走)アルゼンチン共和国杯 1着

2016年 サトノダイヤモンド(前走)菊花賞 1着

 

 と、以上、いろいろな買い方を書いてみたが、全部気にいらない。それでたどり着いたのが、ブレスジャーニー。

 なぜか?「有馬記念は今年の総決算レース」とよく言われる。となると、この馬が「今年の総決算」にもっともふさわしくないからだ。

 

 なにしろ、この馬は今年たった2走しかしていない。それも、2歳時に走ったきり約1年間休養して、いきなり菊花賞にぶつけ12着。そして前走、チェレンジカップで3着。この馬以外は、それなりにみな今年は活躍してきた馬たちなのに、こんな経過で来ていいわけがない。

 つまり、もし来てしまったら、有馬記念は総決算レースではなくなってしまう。そう考えると、この馬を以外に買う馬はいないだろう。

 

 ちなみに、このブレスジャーニーは、ここに出走している馬の中で、最安値で買われた馬だ。2015年度サマーセール1歳において250万円(税別)で落札されている。また、生産牧場である競優牧場(北海道新冠町)の元経営者は、破産手続き中の2016年2月に競走馬2頭を射殺したとして逮捕され、その後、有罪判決を受けている。

 そんな馬が昨年はサウジアラビアロイヤルC、東スポ杯2才ステークスと2連勝し、東スポ杯ではスワーヴリチャードを負かしている。

 結論:プレスジャニーから馬連、枠連総流し。厚めはスワーヴリチャード。

 
G1予想[216]第69回朝日杯フチュリティーS(2017年12月17日)
2017年 12月 14日(木曜日) 02:21
未来からの刺客ヒシコスマー

 

 朝日杯という以上、朝日新聞が「冠」となっている。で、朝日新聞の最近の状況はどうか?というと、これが大不調。先月行われた労組との協議会で、会社側は「給与160万円減(年収)」を再提案している。この提案は昨年提案されて却下されたもので、今年こそは実施されそうだと言う。

 なにしろ、部数は620万部を割り込み、部数減は止まらない。これでは700億円近い人件費を100億円削らないとやっていけないのだと、知人の朝日関係者は言う。

 というわけで、朝日には「フューチュリティ」(未来)はないようだ。

 

 じつは、今週、Yahooジャパン主催の「オーサーコンファレンス」に初めて出席した。これは、Yahooニュースの「個人欄」でコラム記事を書いているオーサー(執筆者)の会合で、年間を通していい記事を書いた人間にアワードが贈呈され、それとともに、どのように記事を発信していけばいいか?などをテーマにしたシンポジウムも行われた。

 それで、いろいろ思うことがあったのだが、結局、なにがどうであれ、人は好奇心の塊であるということだ。メディアの役割は、この一般大衆の好奇心を満たすことである。

 

 ともかく、人はなんでも知りたいのである。この世の中で起こることを、なぜ起こるのか? なぜそうなるのか?裏になにがあるのか?など、知って、知って、知りまくりたいのだ。

 私は小さいころから、教師に嫌われていた。なんでもかんでも知りたいので、「なぜ?」を連発したからだ。「先生、なぜそうなるんですか?」としつこく聞いた。そのたびに教師は嫌な顔をした。なぜなら、教師は答は知っている。しかし、「なぜそうなるのか?」は知らないからだ(算数、理科は例外)。

 

 競馬も結局「なぜ」の繰り返しである。なぜ大穴が飛び出すのか、誰にもわからない。すべては結果論で、わかることは、結局、未来は誰にもわからないということだ。たった2分ほど先に起こることなのに、現時点ではわからないのである。

 よって予想は的中させることが目的ではない。わからない未来を、わからないと正直に示すことこそが、予想の本筋だ。そういう目で見ると、いまの競馬メディアで本当の予想をしている人間はほぼいない。みながみな、同じようなことしか言わない。誰もが知っている「過去」に基づいて「未来」を見ようとしている。本当に馬鹿げている。

 たしかに「過去」は「現在」に影響を与え、さらに「未来」にも影響を与えている。しかし、「未来」もまた「現在」に影響を与え、「過去」にも影響を与えているのだ。すべては流転、これが宇宙だ。

 

 と長くなったが、下馬評ではタワーオブロンドンとダノンプレミアムで絶対のようだ。まず、タワーオブロンドンだが、ここまで4戦3勝2着1回とほぼ完璧なキャリアを歩んできている。しかも、前走の京王杯2歳Sは、直線で一気に伸びて快勝している。この切れ味はこのメンバー中でも一番だろう。

 一方のダノンプレミアムは、新馬戦を0.7秒差で圧勝。しかもこのときのメンバーのレベルは高い。なぜなら、2、4着馬はその後出走していないが、5、6、9着馬はその後勝ち上がっているからだ。そして2戦目の前走のサウジアラビアロイヤルカップは、なんとレコード勝ちである。

 これでは、誰もがこの2頭の「一騎打ち」と予想するだろう。

 

 しかし、この2頭とも買うわけにはいかない。この2頭が来る未来は、過去に基づく、もっともあり得る未来だからだ。よって、違う未来を買う。

 違う未来をつくる力を持っているのは、前走の阪神の万両賞を8番人気で勝ち上がったヒシコスマーだ。前々走、デイリー杯2歳Sでは7番人気で8着(ビリ)惨敗。しかも、7着馬から8馬身も離されて入線した馬が、なぜ前走を快勝できたのか? しかも最後方から直線一気だった。

 つまり、この馬は、なぜ勝つのか説明できない馬なので、この点を評価して買うほかないのである。おそらく、現時点では「ハマれば」という評価しかできない馬が、ヒシコスマーである。つまり、未来からの刺客だ。フュチュリティー(未来)に、もっともふさわしい馬だ。

 結論:ヒシコスマーから馬連、枠連総流し。

 
G1予想[215]第69回阪神ジュビナイルF(2017年12月10日)
2017年 12月 08日(金曜日) 22:31

ロックタウンは恋の街

 

 もういい加減、世間も相撲の話題には飽きてきたのではなだろうか? 被害者・貴乃岩、そして貴乃花親方、さらに白鵬とモンゴル互助会、さらに迷路にはまっている相撲協会------がどうなろうと、どうでもいいと思うようになったのではないだろうか?

 なぜなら、ようやく、相撲には「注射」と「ガチンコ」の2通りあって、全部ガチンコになどできっこないと気がつき始めたからだ。要するに、こんな競技を「国技」とし、「相撲道」「神事」「横綱の品格」などを求めること自体がおかしいのである。したがって、すべてをうやむやにして、表向きだけの「国技」を続けていく以外に道はない。ほかになにかやりようがあるだろうか?

 

 そんなこんなんで、たまには過去データを見てみようと、過去10年の優勝馬と前走を、以下のようにまとめてみた。相撲の過去データはまったく意味がないが、競馬はさすがに意味があるからだ。

 で、これを見るとあることに気がつく。

 

     【阪神JF優勝馬と前走(過去10年)】

2007年トールポピー 黄菊賞500万下 京都1800m2着

2008年ブエナビスタ 未勝利・牝 京都1600m1着

2009年アパパネ 赤松賞・牝500万下 東京1600m1着

2010年レーヴディソール デイリー杯2歳S京都1600m 1着

2011年ジョワドヴィーヴル 新馬 京都1600m 1着

2012年ローブティサージュ ファンタジーS京都1400m2着

2013年レッドリヴェール 札幌2歳S札幌1800m1着

2014年ショウナンアデラ からまつ賞500万下 東京1400m1着

2015年メジャーエンブレム アルテミスS東京1600m 2着

2016年ソウルスターリング アイビーS東京1800m 1着

 

  見ればわかるように、このレースの優勝馬は、前走が新馬、未勝利、500万下、オープン、重賞にかかわらず1着か2着のどちらかである。つまり、前走で3着以下の馬は勝っていない。となると、単勝を買ってはいけないというのが、このデータから言えることになる。

 そこで結論だが、たとえ競馬でも過去データは無意味と思っている私としては、前走3着以下の馬に注目することになる。探してみると、いたいた。アルテミスS3着のラテュロスだ。まずはこの馬の単勝を買ってみたい。

 

 次に、いつもやっている馬連総流しだが、その軸馬はロックディスタウンだ。ロックディスタウンと言えば、80年代のネオロカビリーバンドSTRAY CATSの曲「Rock This Town」。これを馬名にしたのは、母がストレイキャット、母父がストームキャットだからだろう。それにしても、STRAY CATSにはもっといい曲がいっぱいあるのに、なぜこの曲にしたのか? 信じがたい。しかも、この曲の邦題は「ロック・タウンは恋の街」と、とんでもない超訳だ。ロック・タウンっていったいどこの街なのか? とツッコミを入れたくなる。

 というわけで買うことにしたが、オルフェーヴルの1年目の産駒、札幌2歳ステークスの勝馬、騎手はルメールなので、人気になるのは間違いない。1番人気になる可能性だってある。それでも、今回はSTRAY CATS心中といってみたい。

 競馬とロカビリー、ロックはなんの関係もない。

 結論:2番ラテュロスの単。8枠18番ロックディスタウンから馬連、枠連総流し

 
G1予想[218]香港国際競走(2018年12月10日)
2017年 12月 06日(水曜日) 19:46
 トランプがとんでもないことをやってくれた。先週、税制改革法案が上院で可決された勢いにのって、なんと、エルサレムをイスラエルの首都と承認してしまった。しかも、連邦最高裁はイスラム圏など8カ国の国民の入国を禁じる大統領令について、全面的な執行を認める判断を下した。

 これで、アメリカは完全にアラブの敵になり、中東が大混乱に陥ると、世界中が騒いでいる(とくに欧州)。しかし、それのどこが悪いのだろうか? 一時的に東証は今年最大の下落を記録したが、投資家の目は確かなのか。 

 中東が大混乱してどこがいけないのか? 石油が出ることをいいことに、これまで怠け放題怠けて改革を怠り、いまだに宗教支配が続いている地域だ。どうなってもかまわないではないか?

 ただし、ここからの難民を受け入れているメルケルは、本当に偉い。トランプがろくでもない大統領なだけはたしかだ。

 というわけで、香港の話になるが、12月の香港は、いくら南国とはいえ、風が冷たく寒い日もある。ビクトリアピークなどに行くと、本当に「寒い」と感じることもあるので、パーカーやジャケットが必要だ。ただし、毎日、よく晴れている。香港国際当日も、晴れる模様だ。まだ、出走馬が確定していないが、以下、予想を書き留めておきたい。

 

[香港ヴァーズ]芝2400m

 菊花賞馬キセキ(118)に勝ってほしいし、勝つ力は十分にある。しかし、馬券は買えない。日本発売だから1番人気なってしまうのは間違いないからだ。それで買うならトーセンバジル(113)のほうになるが、どうも買う気にならない。

 もちろん、昨年の2着馬でこれが引退レースになるハイランドリール(123)と前走のブリーダーズカップターフでハイランドリールを破ったタリスマニック(122)が人気になるが、今年のブリーダーズカップターフは近年では最低レベルだった。当然2頭ともケリだ。JCで5着と走り過ぎたアイダホもケリだ。

123 ハイランドリール(愛)
122
タリスマニック(仏)
119
アイダホ(愛)
118
キセキ(日)
114
ティベリアン(仏)
113
ケミカルチャージ(英)
113
デインヒルコディアク(英)
113
イーグルウェイ(香)
113
マックスダイナマイト(愛)
113
トーセンバジル(日)
110 スマートコール(英)
109
ゴールドマウント(香)
108
ヘレンカリスマ(香)
108
エジラ(愛)

 とういうわけで、ここで買って面白いのは、レイティングからも、成績、実力からもまったく通用しない香港馬イーグルウェイ(113)だ。オーストラリアからの移籍馬で、オーストラリアでは、田舎のG1クイーンズランドダービーを勝ったというだけが勲章の馬だ。来るわけがない。

 結論:イーグルウェイから馬連総流し。

[香港スプリント]芝1200m

121 ミスタースタニング(香)

119 ラッキーバブルス(香)
119
ペニアフォビア(香)
119
ジウィザードオブオズ(香)
118
アメージングキッズ(香)
118
ノットリスニントゥーミー(香)
117
サインズオブブレッシング(仏)
117
ザティンマン(英)
116
ザライトマン(仏)
115
ブリザード(香)
115
ディービーピン(香)
114
ストーミーリベラル(米)
111
レッツゴードンキ(日)
110
ワンスインナムーン(日)

   ここはなんも考えずに、レイティング最上位の香港馬ミスタースタニング(121)を買う。レッゴードンキ(111)では、香港のスプリントレースは通用しないとみる。ただし、もっと通用しないレイティング最下位馬ワンスインナムーン(110)を厚めにする。。

 結論:ミスタースタニングから馬連総流し。ワンスインナムーン厚め。

 

[香港マイル]芝1600m

   サトノアラジンと同じレイティングが118 の3歳馬ランカスターボマー(愛)を買う。ここは、昨年の香港マイルで上位4着までを占めたビューティーオンリー(119)、ヘレンパラゴン(119)、ジョイフルトリニティ(117)、コンテントメント(118)がすべて出走してきて人気を分け合っているが、いちばん魅力的なのはランカスターボマーだ。

119 ビューティーオンリー(香)
119
ヘレンパラゴン(香)
119
リブリサブリーズ(英)
118
コンテントメント(香)
118
サトノアラジン(日)
118
ランカスターボマー(愛)
117
ジョイフルトリニティ(香)
116
ライトニングスピア(英)
115
ローリーポリー(愛)
115
シーズンズブルーム(香)
114
ホースオブフォーチュン(香)
114
カラール(仏)
112
ビューティージェネレーション(香)
110
スーチョワンダル(香)

 ランカスターボマーは、今季のマイルG1で3度2着しているので、4度目の正直。今年の3歳馬は、日本だけでなく、世界的に豊作だ。

 結論:ランカスターボマーの単・複、ランカスターボマーから馬連総流し。

 

[香港カップ]芝2000m

119 ドーヴィル(愛)
119
ネオリアリズム(日)
119
ポエッツワード(英)
119
ワーザー(香)
118
ステファノス(日)
116
シークレットウェポン(香)
114
ロビンオブナヴァン(英)
114
ブロンドミー(英)
113
ガルリンガリ(仏)
112
タイムワープ(香)
112
ウォーディクリー(愛)
110
スマートレイアー(日)
109
ナッサ(香)

 まったく人気がない英A.ボールディング厩舎の5歳牝馬ブロンドミー(114)から馬連総流しをする。ブロンドミーは、今年の5月、英G2ミドルトンステークスを制すと、8月の英G1ナッソーステークスでは2着。続く仏G1ヴェルメイユ賞で期待されながら、なんと最下位の11着と惨敗。ところが、今年10月のカナダG1のE.P.テイラーステークス(牝馬限定、芝2000m)に出ると、快勝している。これが引退レースというので、買うしかない。

 結論:ブロンドミーから馬連総流し。

 
G1予想[214]第18回チャンピオンズC(2017年12月3日)
2017年 11月 28日(火曜日) 20:36
なぜかロンドンタウンが抜け出し、そこにテイエムジンソクが突っ込んで来る!

 

 抜けた馬がいず、混戦模様だ。下馬評から有力馬を挙げると、アウォーディー、ケイティブレイブ、サウンドトゥルー、カフジテイク、テイエムジンソク、ロンドンタウン、アポロケンタッキー、ゴールドドリーム、ノンコノユメ、コパノリッキーなど。予想サイトを見ると、ここまでが単勝予想15倍までの間にひしめいている。

 1番人気がどの馬になるかはわからないが、候補としてはアウォーディーとケイティブレイブ、テイエムジンソクの3頭が考えられる。アウォーディーは、昨年のチャンピオンズカップ以降惜敗続きだが、その堅実さから軸馬として人気を集めるはずだ。ケイティブレイブは逃げ馬だったが、先の帝王賞では出遅れからのまさかの追い込み勝ち。新たな一面を見せてのG1勝ちだから、人気は集まる。テイエムジンソクの近走は安定している。前走のみやこSは余裕をもって快勝している。

 この3頭に続くのが、まずはロンドンタウンだろう。現在、エルムS、コリアカップと連勝中で、勢いなら断然この馬か。昨年の勝ち馬サウンドトゥルーも怖い。前走のJCBクラシックでは展開がハマって快勝している。また、カフジテイクは成績の安定性が、コパノリッキーは実績が、そしてアポロケンタッキー、ゴールドドリーム、ノンコノユメは一発が期待されて、人気は散る。

 

 と、以上、本当にありきたりのことをまとめて書いてみたが、書いてみると、なにも面白くない。かつては、このような「下馬評」をベースにして馬券を買っていたのだから、競馬ファンとしての「病(やまい)」は深い。

 この「病」から抜け出す方法を見つけたのは、50歳を超えてからだ。要するにまったく「理」にかなわない方法で馬券を買う。これだけだ。

 とすると、このチャンピオンズカップの過去データで、もっともらしいのが「優勝馬は前走4つのレースを使っていた馬から出ている」ということだ。4つのレースとは、JCBクラシックかレディス、武蔵野S、南部杯、みやこS。以下が、過去10年の優勝馬データである。

 

 【チャンピオンズカップ優勝馬と前走(過去10年)】
 2007年 ヴァーミリアン (前走)JBCクラ(大井)1着
 2008
年 カネヒキリ (前走)武蔵野S 9着
 2009
年 エスポワールシチー (前走)南部杯 1着
 2010
年 トランセンド (前走)みやこS 1着
 2011
年 トランセンド (前走)JBC(大井)2着
 2012
年 ニホンピロアワーズ (前走)みやこS 2着
 2013
年 ベルシャザール (前走)武蔵野S 1着
 2014
年 ホッコータルマエ(前走)JBCクラ(盛岡) 4着
 2015
年 サンビスタ (前走)JBCレディス(大井) 2着
 2016
年 サウンドトゥルー (前走)JBCクラ(川崎)3着

  となると、この過去データを無意味化するためには、4つのレースに出ていない馬を買うしかない。それは、ロンドンタウンだ。前走は韓国遠征してコリアカップで1着。コリア(韓国)になぜロンドン(英国)が来るのかという見方もあるが、勝ってしまった以上仕方ない。ここも勝ってもらっていっこうにかまわない。

 

 さて、この2週間は、ミサイルを撃たなくなった北朝鮮が話題から消え、もっぱら相撲が話題を独占している。今週も、テレビはそればかりだ。

 それにしても、貴乃花はどこまで「ガチンコ」を貫けば気がすむのだろうか? 相撲を本当にスポーツにしてしまいたいのだろうか? 長年の相撲ファンの私としては、「注射」がなくなったら、ファンをやめてしまうかもしれない。

 なぜなら、どちらの力士が強いかという、じつに単純なことで勝敗を予想しなければならないからだ。こんなつまらないことはない。

  カネ、人間関係、ムード、談合、星の貸し借り、番付----すべてが絡んでこそ相撲だ。貴乃花は「相撲道」を履き違えている。フェアプレーでないからこそ、伝統文化なのである。

 というわけで、少しでも早くこの問題にケリをつけてほしいという願いもあって、テイエムジンソクも指名したい。ジンソクは「迅速」の意味だと思うが、違うのだろうか?

 

 結論:ロンドンタウン=テイエムジンソクの馬連、枠連の2点勝負。

 
G1予想[213]第37回ジャパンカップ(2017年11月26日)
2017年 11月 20日(月曜日) 23:10
馬ならレイデオロ。枠なら感謝祭で「7枠」

 

 11月の最終週、ジャパンカップの週は、アメリカでは「感謝祭(サンクスギビング)ウィーク」だ。11月の第4木曜日と決まっている感謝祭は、今年は23日。この日から26日の日曜日までが連休となる。

 日本のように国家の休日がやたらに多くないアメリカでは、この感謝祭ウィークに里帰りして、家族で七面鳥ディナーを食べることになっている。また、まとめて休暇をとって旅行に出かける若者も多い。

 NYでは、恒例のメイシーズのパレードが行われ、おおいに盛り上がる。また、いつもの週なら、日曜と月曜にしか行われないNFLの試合が3試合行われる。

 というわけで、こんな週は、競馬どころではない。

 

 感謝祭の七面鳥料理を、日本でもつくったことがある。最近では売られるようになったが、かつては丸焼きできる七面鳥などどこにも売っていなかった。それで、麻布十番の外国人向けスーパー「日進」までわざわざ買いに行ったものだ。

 うちは家族3人だから、七面鳥にスタッフィングをいっぱい詰めて焼くと、食べきれず、その後、食べ残しをターキーサンドなどにして何日間も食べることになる。このとき、肉はパサパサになって、本当に不味い。

 また、七面鳥の肉そのものが美味しいものではないので、スタッフィングを工夫しなければならない。定番のスタッフィングに、りんご、オレンジなどの果物を切って入れ、各種のハーブで香りづけしたりする。

 また、七面鳥の肉にかけるクランベリーソースも、工夫しないと不味い。これは、クランベリーを水やアップルサイダーなどと砂糖で煮込んでジャムのようにしたものだが、味つけに失敗すると悲惨だ。

 さらに、七面鳥を焼くとたっぷり溜まる肉汁でつくるグレイビーソースもつくり方を工夫しないと美味しくない。

 ともかく、アメリカの定番レシピ通りつくると、日本人の口には合わない。だいたい、七面鳥はニワトリと同じように農場の柵の中で大量に飼育されるので、肉そのものが美味くないのだ。それなのに、アメリカ人は七面鳥の肉が、豚肉や牛肉に比べてヘルシーだと信じている。

 

 今年のジャパンカップの最大の注目は、現時点の日本最強馬キタサンブラックが昨年に続いて連覇を果たすどうかだろう。あるいは、今年のダービー馬レイデオロが古馬を打ち破るかどうかだ。この2頭以外では、サトノクラウン、シュヴァルグラン、ソウルスターリング、マカヒキなどが人気になるだろう。いずれにしても、すでにジャパンカップは国際レースではなくなり、近年は、日本馬による最強馬決定戦になっている。

 もし、これが費用負担の招待競走でなければ、外国馬は1頭もこないだろう。

 

 今回も外国馬はたった4頭だけだ。ドイツ2頭、アイルランド1頭、オーストラリア1頭。そのなかで、アイルランド馬でキングジョージ3着のアイダホが最上位だが、いくらオブライエン厩舎とはいえ、凱旋門賞8着、カナディアンインターナショナル4着では、完全に圏外だ。

 豪州馬ブームタイムも、今年のコーフィールドカップの勝ち馬とはいえ、これが重賞初制覇で、前走のメルボルンカップは15着と惨敗しているので、通用しないだろう。

 さらに、ドイツ馬のギニョールとイキートスの2頭だが、これはバイエルン大賞の1、2着馬。近年、ドイツ馬は、バイエルン大賞の施行日が11月1日に変更されて以来、ローテーションと賞金の魅力で、積極的にジャパンカップにやってくるようになった。

 なにしろ、ドイツではG1ですら賞金は2000万円ほど。これに対して、ジャパンカップは5着以内に来なくとも、10着までは1000万円〜2000万円の賞金が出る。要するに、着が拾えればラッキーという考えだ。

 

 東京競馬場の芝2400メートルは、世界の競馬の2400メートル戦では、ナンバーワンの舞台である。凱旋門賞のようなパワーを競う欧州の「田舎のG1」と違って、この距離における究極のスピード能力を試されるからだ。

 したがって、スピードがなければ通用しないという事実がわかってしまい、ローテーション的に合わないとなってからは、“歴史と伝統”のある欧州馬はやって来なくなった。

 実際、それまでのジャパンカップを見ると、このレースは凱旋門賞馬、キングジョージ馬の「墓場」と言っていい。私は何度も、凱旋門賞馬、キングジョージ馬が消える場面を見てきた。とくに若い頃は、欧州最強馬を世界最強馬と信じて、馬券で大損したものだ。

 ちなみに、これまでの凱旋門賞馬は、トニービン、キャロルハウス、アーバンシー、エリシオ、モンジュー、バゴがやって来た。また、キングジョージ馬は、ベルメッツ、ペンタイア、ゴーラン、コンデュイットがやって来た。しかし、以上のすべての馬が負けている。また、両レースとも勝っているディラントーマスも2007年に来日したが、JRAの不手際(?)で出走できなかった。

 

 というわけで、東京芝2400メートルという点で予想すると、一番手はレイデオロだろう。今年の3歳世代は強い。マイルCSも17年ぶりに皐月賞2着馬ペルシアンナイトが勝ち、アルゼンチン共和国杯もダービー2着馬スワーヴリチャードが勝った。ダービー馬レイデオロなら、キタサンブラックを差し切れるはずだ。また、オークス馬ソウルスターリングも軽量を活かせば、勝つまであるだろう。

 したがって、予想して馬券を買うなら、レイデオロを軸に馬連、枠連を総流しし、厚めをソウルスターリングに絞る。3歳牡馬と牝馬のワンツーという、ジャパンカップ史上初めてのことが起こる。

 

 さて、話を感謝祭に戻してみたい。

 一つ、疑問に思うことがある。それは、英語では「ターキー」(turkey)なのに、なぜ日本ではこのトリを「七面鳥」と呼ぶのだろうか?ということだ。

 そこで、 語源辞典を見てみると、このキジ科のトリは、興奮すると首のところに裸出した皮膚が赤、青、紫などに変化するので、「七色に変化する」ということで七面鳥と名付けられたのだという。初めて知った。

 それでは、英語ではこのトリをなぜ、「ターキー」(トルコ)と言う国の名前で呼ぶのだろうか? 別に七面鳥はトルコ産のトリではない。

 これも語源辞典を見ると、その原因はイギリス人が誤解したからだそうだ。そもそも、北アフリカ原産のホロホロ鳥というトリがいて、このトリはトルコを経由してヨーロッパに入ったので、トルコ原産のトリと思われ「ターキー」と呼ばれていたと言う。そこに、今度は新大陸から同じようなトリが入って来たので、まとめて「ターキー」と呼ぶようなったのだそうだ。要するに、トルコとはなんの関係もないということだ。

 

 というわけで、今回のジャパンカップを馬ではなく買うなら、枠の「7枠」だ。「七面鳥」の「7枠」である。

 ワインを飲み、たいして美味しくない七面鳥料理を1日かかりでつくって、それを食べながら、ジャパンカップをテレビ観戦する。そんなとき、馬のことなんか考えていられない。また、考えて外したら、それこそ気分が落ち込む。それなら、生まれて初めて、ジャパンカップを「7枠」から買ってみることにしてみたい。

 もちろん「7枠」にレイデオロが入れば、言うことがない。

 結論:レイデオロの単・複。レイデオロから馬連総流し。また、「7枠」から枠連総流し。

 
G1予想[212]第34回マイルチャンピオンS(2017年11月19日)
2017年 11月 16日(木曜日) 00:17

 ついにイスラボニータが来る! 

 

 先月、私はジャマイカに行った。首都キングストンに滞在中、偶然にもウサイン・ボルトの自伝出版記念サイン会が開かれていたので、出向いてサインをもらった。行列ができていて30分待ちだったが、並んでよかった。

 それはともかく、ジャマイカは黒人の国である。もともとここに住んでいた現住民は、スペイン人が持ち込んだ疫病で全滅してしまったから、いま、ここにいる人たちは、すべてアフリカから連れてこられた黒人奴隷の子孫だ。

 つまり、この国の歴史というのは、日本のような国から見ると、なんとも異様に映る。なにしろ、さかのぼれば、自分たちはいなくなってしまうのだ。こういう国は歴史をどう子供たちに教えているのか、すごく気になった。

 そんなことを考えながら、もちろん、ボブ・マーリーの博物館にも行ってみた。そして、夜はレゲエを聞いて、ジャマイカンビアーの「レッドストライプ」で気持ちよく酔った。

 ジャマイカはカリブ海の美しい島国である。

 キングストン滞在後は、リゾート地のモンテゴベイに行った。白いビーチで青い海を見ながら、しばらくなにも考えないときを過ごした。

 というわけで、ここは、イスラボニータ(=美しい島)を買うことにした。人気にはなっているが、3年前の皐月賞以来勝ち星がないことは、大いに好感が持てる。もし、今年の皐月賞2着馬ペルシアンナイトと1点で来たら、これほど美しい話はないだろう。

 結論:イスラボニータから馬連、枠連総流し。厚めは3歳馬3頭、ペルシアンナイト、アメリカズカップ、サングレーサー。

 
G1予想[211]第42回エリザベス女王杯(2017年11月12日)
2017年 11月 09日(木曜日) 12:03

「黒=2枠」からの枠連総流し

 

 今回のエリザベス女王杯は、有力馬が5指に余り、どこからでも買える。したがって、一般ファンは迷いに迷う。予想家は決まって、こういうレースを「面白い」と言う。

 しかし、本当にそうだろうか?

 以下、有力馬を列記してみる

 ヴィブロス、ディアドラ、クイーンズリング、ミッキークイーン、ルージュバック、スマートレイアー、リスグラシュー、モズカッチャン、クロコスミア------。

 

 おそらくヴィブロスが1番人気になるだろうが、もし来なかったとしたら、「やはりね」で終わる。しかし、来たとしても「やはりね」ではないだろうか。

 ディアドラにしても、ルージュバック、スマートレイアーにしても、来ても来なくても「やはりね」ではないだろうか。

 というわけで、こういうときは馬を選んではいけないというのが、長年にわたって培ってきた私の馬券観だ。もちろん、馬を選ぶという予想はどんなレースにおいても無意味だが、こういうレースではなおさら無意味だ。ともかく、予想をすればするほど、結果から遠ざかる。

 

 そこで、いきなり天気の話に話を変える。

 今週は、昨日の火曜日から急に寒くなった。それまでは、毎日、60度以上になり、11月の気候とは思えない暖かさだった。いつもなら、11月に入ればダウンは欠かせない。去年は、10月の半ばから寒くなり、慌ててダウンを買い走ったりしたが、今年は違った。去年買ったダウンを着ないですむ日々が続いた。

 ところが、私は疑い深い性格なので、もういくらなんでも寒くなるだろうと、11月になってすぐ、天気予報を無視して厚着で出かけたら、地下鉄の中でびっしょり汗をかいてしまった。

 昔と違って、天気予報はほぼ確実に当たる。それを実感した。

 

 一昨日もそうだった。朝は雲ひとつない快晴だったのに、午後になると、夕方まで4時間ほど雨が降った。まさか、こんな秋晴れの日に降るわけがないと、天気予報を無視して傘を持たないで出かけたら、えらい目にあった。

 天気予報の的中率は競馬予想の比ではない。的中率は90%を超えているはずだ。

 天気予報によると、今週は毎日、最低気温が40度台になるという。金曜日には32度、氷点下になるかもしれないという。そのため、昨日から街行く人は、誰も彼もが厚着になった。朝は、吐く息も白くなった。とうとう、私がもっとも嫌いな冬がやってくる。

 

 ところで、この街では、コートといえば男も女も黒や灰色系統のものばかり着ている。コートばかりではない、その下のセーターやトレーナー、ジャケットも、みな、くすんだ色ばかりだ。

 この街のファッションは、まったく彩りがない。原色など着ていたら、完全に浮いてしまう。黄色や赤など原色を着ているのは、一目でわかる観光チャイニーズだけだ。

 昨日、市長選挙があり、現職のビル・デ・ブラシオ市長が勝った。5区の長も全員が再選された。トランプが大統領になっても、この街は何も変わっていない。トランプはいま北京にいるが、彼がいないほうがこの国はうまくいくだろう。

  ということで、エリザベス女王杯は、馬ではなく色で買う。当然、ニューヨークの地味なカラー、ブラックかグレーなるが、枠にグレーはないので、買うのはブラックの2枠。キタサンブラックも勝っていることだし、ブラックは鉄板だろう。

 結論:2枠から枠連総流し。

 
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