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    Welcome to My  Website

     このサイトは、山田順の個人的なウェブサイトです。

  コンテンツの一部は情報発信のために書いていますが、ほとんどは個人的な記録の蓄積を目的としています。

 

 *このサイトのイラストは、「海の素材屋」
(http://uminosozaiya.com/)のフリー素材を使わせてもらっています。
 素晴らしいイラストをありがとう。 
 

  以下のブログとは別にメールマガジン(有料)
 を発行しています。

 こちらから→http://foomii.com/00065

  

 また、YAHOO!ニュース「個人」欄でコラムを
   書いています。

  こちらから→http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamad

  

 産経新聞運営のサイト『IRONNA』 でも
 コラムを書いています。

  こちらから → https://ironna.jp/blogger/97

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  こちらから → https://www.facebook.com/profile.php?id=100062248806504

 最新刊

  

地球温暖化敗戦 日本経済の絶望未来 (ベストセレクト)

登場、挫折、復活――そして崩壊 トランプ帝国クロニクル(1)ヒラリーvs.トランプ

登場、挫折、復活――そして崩壊 トランプ帝国クロニクル(23)アメコミ劇場政治

 

 新刊3冊

   

『米中冷戦 中国必敗の結末』(MdN)

https://books.mdn.co.jp/books/3219403034/
『コロナショック』(MdN新書)

 https://www.amazon.co.jp/gp/product/4295200077?pf_rd_r

『コロナ敗戦後の世界』 (MdN新書) 

https://www.amazon.co.jp/コロナ敗戦後の世界-MdN新書-山田-順/

dp/4295200913/ref=sr_1_2?dchild=1&qid=1606968867&s

=books&sr=1-2 

 

近著4冊

  

永久属国論(さくら舎)

www.amazon.co.jp/o/ASIN/4865811176/hnzk-22

東京「近未来」年表 (さくら舎)

 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784865811773

希望の地としての新興アジア

-私たちが失ったものがそこにある(実務教育出版)

地方創生の罠-イースト新書(イーストプレス)



[313]氷点下3度の「感謝祭パレード」と盛況だった「Anime NYC」
2018年 11月 24日(土曜日) 03:19

(米国東部時間11月23日13時19分)

11月22日、感謝祭の朝、なんと気温は26度(氷点下3度)。テレビをつけると「1901年以来、もっとも寒い感謝祭になりました」と言っている。

 それでも、近所なので、恒例のMacy’s(メイシーズ)のパレードを見に出かけた。今年は、「ピカチュウ」に加えて「ドラゴンボール」が初登場するというので、一目見たいと家族で出かけた。外に出ると、息は白く、寒風が肌を刺した。

 パレードのある6アベは28ストから規制中で、34ストのメイシーズの手前からは人でいっぱい。仕方なく迂回して8アベを上がって、43ストから6アベに近づいて、ごった返す人混みのなかからパレードを見た。

 さいわい、「ピカチュウ」と「ドラゴンボール」のバルーンが通り過ぎるのを見ることができた。以下、そのときの写真。

 

    

  こんな写真より、ここのAFPのサイトにいい写真がいっぱいある。

 →http://www.afpbb.com/articles/-/3198889?pid=20742029

 

 先週は、金曜日から3日間、「Javits Center」で「Anime NYC」(アニメ・ニューヨーク)が開かれた。以前は「コミックコン」と同時開催していたが、昨年から単独で開催され成功を収め、今回が2回目。最終日に出かけたが、会場はコスプレファンでいっぱい。

 熱気ムンムンで、圧倒された。やはり、もう年であることを実感した。

 

 Anime NYC is New York City's anime convention! A showcase of the best of Japanese pop culture in the biggest city in America, Anime NYC brings anime fans and publishers together for three days of unique exhibits, exclusive screenings, extensive panels, and appearances by some of the biggest creators in Japan. Join us for a celebration of Japanese animation, manga, and cosplay in the heart of NYC!

 

   

     

 
NEWS●私の新刊『東京「近未来」年表』(さくら舎)が12月6日に発売されます
2018年 11月 24日(土曜日) 01:00

この12月6日、私の新著『東京「近未来」年表―オリンピック後の10年で何が起こるのか?』(さくら舎、1620円税込)が発売されます。

 この本は、徹底した悲観論に基づく、東京、いや日本全体の近未来予測です。2020年の東京オリンピックに向けて、いま、日本は楽観的なムードのなかにありますが、実際は少子高齢化による人口減が進み、経済も人間も確実に老いています。今後はそれがますます加速し、あらゆる面で社会から活力を奪っていきます。

 では、どのような面で、日本社会は変わっていくのか?東京オリンピック後の10年に凝縮して、描いたのが本書です。その10年とは、次のとおりです。

 

2020年「奴隷の祭典」東京オリンピック大炎上

2021年「五輪後不況」でついに不動産大暴落

2022年  中国人に見捨てられ「観光立国」終焉

2023年  財政破綻秒読み!政府が個人資産を奪う

2024年  気がつけば400万人、ついに移民大国に!

2025年  年金破綻で右も左も貧困老人ばかり

2026年  ヤンキー絶滅、結婚難民、女性残酷社会

2027年  ついに開通もリニア新幹線に乗客なし

2028年  大学は潰れ、卒業しても職なし借金まみれ

2029年  AIに職を奪われ、街に溢れる失業者

2030年  キャッシュレスによる監視社会の完成

 

 こうならないために、今後、私たちはなにをしていけばいいのか?それを考えるきっかけになれば、本書の意義はあると思います。

 

 

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784865811773

https://www.amazon.co.jp/dp/toc/486581177X/ref=dp_toc?_encoding=UTF8&n=465392 

 
[312]ダウ急落の今週は雪も降りそう。中間選挙も終わり、今後の注目は移民キャラバン。
2018年 11月 12日(月曜日) 16:45

 朝からダウが急落し、なんと602ドルも下げたので、いろいろな話が飛び交っている。こうなると、ダウの鏡相場の日経平均をいかに維持していくかで、日銀も大変だろう。しかし、仕手戦ではないので、日銀の資金が底をつくことはない。

 それにしても、「中間選挙が終わったのでもはや株価を維持する必要はなくなった」「原油価格の大幅な下落が嫌われた」「来年からと言われた後退局面が早まった」など、専門家から一般投資家まで勝手なことを言いまくっている。「秋の日の相場は釣瓶落とし」なんて言っている向きもあるが、もう秋ではない。

 

 今年の秋は暖かいと思っていたが、先週末から急に寒くなった。土曜日にアケダクト競馬場に行ったが、地下鉄を降りて競馬場まで歩くなか、寒風の直撃を受け、本当に寒かった。

 ここのところ快晴が続いているが、今朝は気温が40度まで下がった。明日は雨、木曜日には雪が降るという予想だ。

 

 雨といえば、先週の6日、中間選挙の日は雨だった。そのせいか、選挙はまったく盛り上がらなかった。原稿を頼まれたので、投票所をのぞいてみようと、バルーク・カレッジのキャンパス内にある投票所(連邦議会下院第12選挙区、州上院第28区選挙区、州議会第75選挙区)に行ってみたが、人影はまばら。大学のキャンパス内だというのに、若者より老人が多く、その老人をつかまえてメディアが出口調査をしていた。目についたのは、投票所を示す張り紙に中国語が書いてあったこと。なんでか、本当に不思議だ。

 

 もっともニューヨークは、民主党の鉄板の牙城で、トランプ共和党などお呼びではない。だいたい、白人が少ないのだから、トランプの口車に乗るわけがない。

 結局、上院はキルステン・ギリブランド(民主党)が圧勝し、知事選は現職のアンドリュー・クオモ(民主党)が難なく3選を果たした。

 話題となったのは、下院第14選挙区。予備選挙から旋風を巻き起こした元バーテンダーのアレクサンドリア・オカシオコルテス(民主党)が、29歳という若さで、最年少の女性連邦議会議員となったこと。

 

      

 

 それにしても、トランプの暴言、失言はとどまるところを知らない。カリフォルニアの山火事は、なんと森林管理の失敗にあるとツイートし、消防士たちやレオナルド・ディカプリオなどからの大反発を買ってしまった。

「カリフォルニアでこのように大規模で死者が出て金のかかる森林火災が起きる理由は、森林管理が悪い以外にありえない。毎年、多額の金と多くの命が無駄になるのは、森林管理がまずいからだ。改善しないなら連邦政府から(州への)支払いを止める!」

 

 移民キャラバンに対しても、彼らを送り出したホンジュラスなどに「援助を停止する」と言い、ともかく、カネを出さないというのがトランプのやり口だ。

 中間選挙で、共和党はカリフォルニア州で大敗を喫している。トランプは、ともかくカリフォルニアを心底から嫌っているのは確かだ。

 

 今後の注目は、移民キャラバンがアメリカ国境に達したとき、どうするかだ。彼らはティファナを目指しているという。トランプは彼らを「犯罪者」と呼び、難民申請などさせないと息巻いている。ある意味でこれは政治的には正しいことで、彼らを受け入れてしまえば、今後、アメリカは内部崩壊するしかなくなる。

 しかし、アメリカ自由人権協会(ACLU)は、「法律ではいかなる所でも難民申請できる」と、猛反発している。ACLUはユダヤ系の組織である。

 感謝祭が終わったころ、アメリカは大きく揺れ動くことになるかもしれない。NYダウが安定することは、しばらくないだろう。

 
[311]どうなるトランプ?目前に迫った中間選挙と「米中新冷戦」に思うこと
2018年 11月 01日(木曜日) 23:00

いよいよ、中間選挙まで1週間を切った。大手メディアはどこも、下院は民主党が過半数を回復するが、上院は共和党が過半数を維持すると予測している。大統領選でトランプ当選を外したことによほど懲りたのか、トランプの支持率がいくら落ちても、トランプ支持層は岩盤だとしている。接戦州においても、共和党はそこまで落とさないだろうと、大方のコメンテーターが言っている。

 本当なのだろうか?

 

 とはいえ、ここNYは、民主党の岩盤地帯だから、反トランプは揺るぎない。昨日のヴィレッジのハロウィン・パレードでは、「fear of 11.6」なんていうプラカードが登場していた。確かに、結果がどうなるかは、ちょっと怖いものがある。トランプ共和党が圧勝なんてことがあったら、今後、この国はどうなるのだろうか?

 トランプは、選挙に合わせて、大統領令によって、アメリカで生まれた子どもには自動的に市民権が与えられる「出生地主義」を転換させると言い出した。

 もはや、つけるクスリはない。

 

 ただし、トランプが米中新冷戦をやり出したことは評価できる。評価できるというか、これをアメリカがやらないと、世界は今後、暗黒面に落ちる。愚か者たちは盛んに「多極化」を唱えているが、そんな世界は人類に必要ない。とくに、日本人には必要がない。

 アメリカ1極世界、しかも自由と人権と民主政体のアメリカが世界覇権を持つ世界が、いちばん安定するし、世界は発展する。中国になぜ世界のルールをつくる権利を与えるのか? 多極化主義者は頭を冷やして考え直すべきだ。

 

 中間選挙がどう転ぼうと、先月4日にペンス米副大統領がハドソン研究所で行ったスピーチは画期的であった。まさに、アメリカの新冷戦宣言で、中国の覇権挑戦を許さないとペンス大統領は断言した。

 トランプのシンプルヘッドのなかは貿易赤字しかにかもしれないが、それであっても、ここで中国を叩かないと取り返しがつかなくなる。

 

 それなのに、安倍首相は財界人を引き連れて訪中し、中国に手を差し伸べた。今後、経済的結びつきを強めるというのだから、方向が全く間違っている。

 今度こそ、日本企業は中国から引かなければならない。新冷戦によって、世界が中国に投資しなくなれば、中国は経済発展を維持できない。対米輸出は激減するのだから、中国でモノをつくっても仕方ない。

 

 今回の新冷戦がソ連相手の冷戦と違うのは、ソ連には日本を直接叩く中距離核ミサイルがなかったことだ。INF条約により、中距離核は放棄された。

 しかし、中国は日本に撃ち込むことができる中距離核を100発以上配備している。いくら、アメリカの核の傘があるとはいえ、これだけは相当にやばい。抑止力がない。

 それでもなお、北朝鮮と一体化しようとしている韓国とともに、中国に友好路線など取ってはいけない。

 

 先月来、NYダウも日経平均も崩れ、まだ、元に戻していない。あの高値には2度と届かないかもしれない。IMFは、世界は金融危機に対する耐性がなくなっていると警告している。

 しかし、それでもまだ、市場は楽観論が支配している。トランプがいいところは、これだけ暴言を吐き、悪手を連発しても、地球はいつも通り回り続けていることだ。

 となるとなんだか、あと2年、トランプでもいいような気がしてくるから不思議だ。

 それにしても、今年の秋は本当に暖かい。11月になったというのに、今日も昼間の気温は70度もあった。半袖で街を歩ける、本当にいい陽気が続いている。

 
[310]今後、中国はどうなる? 米中戦争の敗戦は初めから明らか。
2018年 10月 02日(火曜日) 14:30

台風24号が去って、晴天が戻ってきた。昨日の横浜は気温が30度を超えて真夏日となったが、今日は26、7度の予想。まさに、秋晴れの1日になりそうだ。

 そんななか、いろいろなニュースがあったが、やはりいちばん気になるのが、今後、中国がどうなるかだ。NYダウも日経平均も最高値を更新して、トランプが仕掛けた「米中戦争」は、トランプの考えていることは別にして、アメリカでは党派を超えて歓迎されているようだ。

 

 *なお、以下の内容は、「ヤフー個人」欄のコラムとダブリます。

https://news.yahoo.co.jp/byline/yamadajun/20181002-00099077/ 

 

  9月27日のロイター記事「Trump's election meddling charge against China marks U.S. pressure campaign」(トランプ政権、中国向け「圧力戦略」が新局面入りか)によると、ワシントンでは、対中強硬派(China hawk)として知られるボルトン大統領補佐官が中心となって、貿易摩擦の枠を超え、サイバー活動や台湾、南シナ海の領有権問題なども含めて、中国に対して「より強硬な姿勢」(tougher approach)を取るようトランプ大統領を説得しているという。

 

 これは、はっきり言って非常にいいことだ。トランプは、自分がしていることが単なる「貿易戦争」(trade war)で貿易赤字を解消することではなく、中国の覇権挑戦を潰すことだと、自覚せねばならない。

 その意味で、「習近平とはもう友人でないかもしれない」(“Maybe he’s not anymore”)発言(国連総会後の記者会見)は、ドンピシャだった。

 

 トランプは、どこからどう見ても史上最低の大統領だが、対中対決外交や知的所有権防衛に関しては史上最低ではない。この点では、史上最低のオバマのはるか上を行く。オバマには、アメリカが世界のリーダーであるという自覚がなかった。アメリカの宿命は、世界のルールをつくる唯一の覇権国(hegemon)であり続けるということだ。

 

 『FT』の記事(9月23日)「US trade hawks seize their chance to reset China relations Latest tariffs look more like the start of a cold war than a trade war、by Rana Foroohar」(米国の通商タカ派、対中関係リセットの好機つかむ貿易戦争というより冷戦の始まり、企業は政治を超越できるのかbyラナ・フォルーハー)や『WSJ』の記事(9月27日)「An Economic Cold War Looms Between the U.S. and China、by Greg Ip」(米中の貿易摩擦、経済冷戦の様相に近づく米国の目的は交渉による解決ではなく米中を恒久的に切り離すことだとの見方もbyクレッグ・イップ)(9月27日)などを読めば、今回の米中戦争がまさに覇権戦争であることは明確だ。そして、この戦争の敗者は、中国ですでに確定している。

 

 なにしろ、中国は食料もエネルギーも、そして技術もすべて海外に依存している。この点、戦前の日本と本当によく似ている。おそらく、このことは北京もわかっているはずなのに、メンツからこれを受け入れられない。1度決めた「中国製造2025」「一帯一路」などの看板を下ろせない。

 となれば、ワシントンとの報復合戦を続けて、じょじょに衰退していくほかないだろう。慌てて、所得税を減税する、人民元を切り下げないなどと言い出したが、もう手遅れである。

 衰退から逃れるには、体制を一新し、たとえば人民元を変動相場制にし、外資規制を撤廃するなど、大胆な改革をしなければならない。そうしなければ、アメリカの攻撃は止まらない。

 

 『FT』記事にもあるように、今後、アメリカ企業は中国をサプライチェーンから切り離していくことになると思われる。ワシントンはアップルなどにそれを促していく。となれば、日本企業も、本腰を入れて中国から撤退すべきだろう。

 日本はTPPが中国包囲網になるとして、これまでこれを推進してきた。しかし、ノーテンキなトランプに反故にされ、以後、復帰を説得できないでいる。それもあってか、安倍政権は今度は中国にヘッジをかけ、習近平の誘いにのって経済関係を再構築しようとしている。これは、最悪の選択だ。今月末の安倍訪中は、その意味で日本の今後に大きな意味を持つ。

 この際、日本は中国をサポートしてはいけない。世界の貿易体制にタダ乗りして勢力を伸ばしてきた国と、これ以上、仲良くやろうなんて、けっしてやってはいけない。

 
18/09/26●『新潮45』がついに休刊。杉田論文擁護、極右変身がアダに。背景に「雑誌大崩壊」!
2018年 9月 26日(水曜日) 11:38

すでに何度も書いてきたように、もはや雑誌はジャーナリズム、メディアとしての使命を終えている。それなのに無理やり続けると、今回の『新潮45』のような結果を招く。

 新潮社は9月25日、公式HPで『新潮45』の休刊(廃刊)を発表したが、そこには次のような文言があった。

 《ここ数年、部数低迷に直面し、試行錯誤の過程において編集上の無理が生じ、企画の厳密な吟味や十分な原稿チェックがおろそかになっていた》

 おそらく、この問題、つまり雑誌の部数低迷(=雑誌崩壊)が、この問題の本質である。つまり、今回のような騒動が起こらずとも、『新潮45』はいずれ休刊したということだ。

 

 もちろん、掲載した杉田水脈議員の「LGBTには生産性がない」論文(6月号)と、それを擁護した特集「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」(10月号)が炎上し、大きな批判が巻き起こった。そうして、抗議デモ、不買運動にまでに発展したことが、休刊の直接の原因だが、その背景には、深刻さを増す「雑誌崩壊」がある。

 

 すでに3年前、私は『静かにそして徐々に紙の雑誌の「死」が近づいている』という記事を、「Yahoo個人」サイトに寄稿している。

https://news.yahoo.co.jp/byline/yamadajun/20150324-00044178/

 この記事では、返品5割がザラになった紙の雑誌は、もはや命脈が尽きたということを指摘した。

 したがって、昨年、『新潮45』が部数2万部を切っていると聞いたときは、「いずれ休刊だな」と正直に思った。昔なら、ミニコミ誌でも2万部以上のものがあった。

 では、このような部数になった月刊誌の部数増を図るには、なにをしたらいいだろうか?

 

 答は簡単である。マーケティングに従えばいいのだ。出版社がやるマーケティングとは、読者の分析である。読者カードによるアンケートの回収・分析から、いまでは書店のPOSシステムなどがある。

 これらを見れば、ノンフィクション、オピニオンを基調とする月刊誌の読者が、ほぼ60歳以上の男性であることがわかる。しかも、学歴、職歴などのデータから見ると、それほど教養のない人々である。若い世代はデジタルが主で、紙媒体などいまさら手にも取らない。

 

 となると、このような低教養・高齢世代が好む右言論を載せるほかないと、誰もが思う。

 その結果、多くの月刊誌が極度に右傾化していった。ここで言う右傾化とは、朝日新聞などのリベラルと言われるメディア(本当にリベラルかどうかは置いていく)を叩き、野党と左翼を叩き、北朝鮮、韓国、中国を叩く。場合によってはアメリカの横暴も叩く。この典型が、「WiLL」や「月刊Hanada」、「正論」などだが、いまでは「PHP」「SAPIO」までがそうなり、最後発として「新潮45」がそうなったと言えるだろう。

 こうして新潮社は、創業者・佐藤義亮の「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事」すら、編集現場で省みられなくなってしまった。

 もはや、雑誌を救う方法はない。紙でもデジタルでも、雑誌というスタイルはもう必要ない。

 
[309]夏が去って秋が立ち、なにもかも変わっていくなかで---。
2018年 9月 24日(月曜日) 11:57

最近、減量のために食事を野菜中心にして量を減らし、なおかつ、毎日のようにウォーキングしている。先日まではあんなに暑かったのに、もう街は秋の気配が漂い、同じ景色でも違って見える。とくに今年は、秋雨前線が活発で、先週は雨が多く、そのなかを歩いたりした。

 昨日、今日は晴れているが、明日から気温がグッと下がり、天気もくずれると天気予報は言っている。

 

 歩きながら、頭に浮かぶののは、立原道造の詩だ。

「夢はいつもかへつて行つた 山の麓のさびしい村に 水引草に風が立ち 草ひばりのうたひやまない しづまりかへつた午さがりの林道を うららかに青い空には陽がてり 火山は眠つてゐた ――そして私は 見て来たものを 島々を 波を 岬を 日光月光を だれもきいてゐないと知りながら 語りつづけた……」
 これは『のちのおもいに』の冒頭だが、これまで何度、暗唱しただろうか? そのたびに、高原の光景が浮かび、心が澄み切ってくる。若いとき、こういう詩人の生活に本当に憧れた。そうして、この詩にあるように、「見て来たものを 島々を 波を 岬を 日光月光を だれもきいてゐないと知りながら」語りつづけたいと思った。

 

 別の詩『はじめてのものに』の後半「いかな日にみねに灰の煙の立ち初めたか火の山の物語と……また幾夜さかは 果して夢にその夜習つたエリーザベトの物語を織つた」も胸を刺す。
 
海辺で育った私だから、「火の山の物語」と聞くだけで、すごい物語に思える。ここでの火の山は、浅間山だが、後年、ハワイ島に行き、海からマウナケアを眺めて、火の山の物語に思いをはせた。

 今年の秋は、いつもの秋とまったく違った秋になりそうだ。

 

 さて先週は、大坂なおみ(20)フィーバーの1週間だった。全米オープン制覇から凱旋帰国以来、テレビで彼女の顔を見ない日はなかった。東レパンパシフィックの試合結果が、相撲の結果より気になるなどいうことは、これまでなかった。稀勢の里復帰の秋場所も、終わってみれば、白鵬が全勝優勝した。まったく、盛り上がらないとうか、関心外だったのが、自民党総裁選。なにごともなく、安倍三選で終わった。

 日本が置かれている状況は、かなり危機的なのに、安倍内閣は日本人の政治への関心を奪い続けている。このまま、あと3年も安倍内閣が続けば、日本の危機はさらに深まるだろう。

 

 大坂なおみ選手の快挙は、日本人の意識を大きく変えるという話がある。たしかに、そうかもしれない。NYTは、そのような記事を掲載し、日本人は血統的な日本人だけではなくなっているとした。

 スポーツ紙は、大坂なおみ選手がこのまま東京五輪に日本代表で出場するかどうかに注目し、大坂選手以外にも、日米“二重国籍”選手の動向が注目されている。

 たとえば、スポーツクライミングのリードとボルダリングの19歳以下のカテゴリーで3年連続世界ランク1位の白石阿島(17)、サーフィンで全米オープンを連覇した五十嵐カノア(20)などだ。

 

 二重国籍の問題がこれほど騒がれたのは、あの蓮舫事件以来だろう。しかも、今回は蓮舫のときとは違っている。22歳までに国籍を選択しなければならないという日本の法律が問題視されている。

 日本は二重国籍を認めていない。22歳になったら選択を迫られる。だから、娘の友人の日米ミックスドの子供と親はこの問題に悩んできた。ただ、罰則がないため、問題が起こらない限り、手続きをしないで放置している人間が圧倒的だ。

 日本は、「あいまい」の国である。政治決定の多くは「御都合主義」で行われている。よって、大坂選手は22歳になってもなにもしなくもいいのではないだろうか?

 いずれにしても、1度日本代表を選択しているので、東京五輪は日本の代表選手として出場する。

 

 以下、「Yahoo」に大坂なおみ選手の問題について書いたら、何通もメールが来て、かなりバッシングされた。タイトルが誤解を招いたが、日本人を「」を付けて「日本人」としたのは、旧来の価値観の日本人という意味だ。

 しかし、日本人である以外に自分に誇りを持てない人たちは、こういう書き方が気にいらない。この記事が、大坂選手をクサしていると思い込んで、文句を言ってくる。まったく、逆なのに-------。

 本当に、情けない。以下、その記事を再録する。

続きを読む...
 
[308]記録的酷暑、自民党総裁選、トランプ、男・山根劇場の2週間
2018年 8月 11日(土曜日) 12:05

本当に暑い。天が怒り狂ったとしか思えない「猛暑日」が続いている。テレビでは連日、温度計を持ったレポーターが「なんと40度を超えています」と、全国各地からレポートしている。そのレポートを見るたびに、さらに暑くなるからたまらない。

 幸い(本当は不幸)仕事がなく、エアコンを効かせて家にいるから、救われている。朝から30度を超えるなか、仕事に出かける人たちに、本当に同情する。

 

 すでに8月も10日が過ぎたが、この猛暑は、例年より圧倒的に早く梅雨明けした7月初旬から1カ月以上も続いている。この間、西日本では大雨による大規模災害が起こったが、それが過ぎると、気温は上がりに上がった。

 岐阜県多治見市では7月18日に40度超えを記録すると、7月23日にも40.7度を記録した。この日は、東京都青梅市でも午後1時前に40.3度を記録し、都内で初めて40度超えとなった。もはや「記録的」という言葉は聞き飽きた。

 

 この酷暑は、日本だけではない。東アジアはもとより、アメリカでも欧州でも起こっている。昨日は、北朝鮮でも連日40度を記録し、作物が壊滅的な被害を受けているという報道があった。

 心配なのはカリフォルニアで、山火事が続いて死者が出ている。ヨセミテはどうなってしまうのだろうか?アリゾナでは120度(華氏)まで気温が上がり、飛行機が浮力が得られないためにテイクオフできなくなったという。娘が住んでいるNYも猛暑で、市当局はホームレスにクールシェルターに避難するよう、何度も呼びかけている。

 

 8月10日、気象庁の異常気象分析検討会は臨時会を開き、7月上旬の西日本豪雨と、その後の記録的猛暑は、ともに偏西風が大きく蛇行したことによって起きたと分析した、とニュースが伝えていた。「30年に1度以下の頻度で起きる異常気象の連鎖と考えられる」というのだ。

 しかし、分析はどうでもいい。いくら分析しても、気候だけは打つ手がないのだから----。陰謀論によれば、気候変動は世界支配層が「気候兵器」でつくり出しているというが、これだけ暑いと笑い話にもならない。

 

 そんななか、安倍首相は三選に意欲満々で、派閥固め、地方票固めに忙しい。なんで、それほど首相を続けたいのか?すでにアベノミクスは失敗が明白になり、これ以上異次元緩和を続けると、本当にクラッシュが訪れる可能性がある。この借金まみれの国がいつまで持つと、この人は考えているのだろうか?

 いずれにしても、東京オリンピック後は危ない。だから、そこまでやって逃げればいいということなのか?

 昨日、石破茂元幹事長が国会内で会見し、ついに総裁選への出馬を表明した。そのキャッチフレーズは「正直、公正、石破茂」。完全な当てつけだ。石破はこうも言った。「己に厳しく、他人に寛容なのが保守の神髄と先輩に教わった」

 安倍との一騎打ちは、完全に劣勢とされているが、人間性を問うて戦うなら、案外、面白いかもしれない。

 

 トランプもまた、11月の中間選挙に向けて必死だ。

 ただ、この男の場合、自分だけのために政治をやっているので、考え方は昔のままで、なにも変わらない。中国とのメンツをかけた貿易戦争は下りる気はなく、いずれ、日本の自動車にも関税をふっかけてくるだろう。

 アメコミの読みすぎとしか思えない「宇宙軍」の創設を言いまくり、なんとそのグッズを売り出した。「中国やロシアよりも先に宇宙を支配するべきだ」はわかるが、それをトランプがやるのは許してほしい。まあ、議会が反対するだろう。

 そんななか宿敵「NYタイムズ」が、トランプが「移民の連鎖」と激しく非難していた方法で、メラニア夫人の両親がアメリカ国籍を取得していたことを伝えた。

 

 さて、このような猛暑が続くなか、日本の組織は限りなく腐っているというニュースが続いている。ともかく、組織の会長とか理事長というのは、とんでもなく“悪い奴”、“悪の権化”で、どうしようもないということが定着してきた。日大の田中理事長しかり、ボクシング連盟の山根会長しかりだ。こういう連中を、「ドン」と呼ぶ。ドン田中、ドン山根----いったい、日本にドンはどれほどいるのだろうか?

 

 しかし、このドン山根という78歳男は面白すぎる。いっさい出てこないドン田中と違って、8月2日、FNNの女性キャスターの電話取材に応じて以来、テレビに出まくってきた。ローレックスを売って、160万円、成松選手に即送金した、ボクシングに入れ込んだために喫茶店をやっていた嫁に離縁されたなど、聞いてもいない話までする始末。

 そうして記者会見では「嫁に一生私が守りますと言われたので辞任します」と言ってのけた。

「男・山根」「世界の山根」「カリスマ山根」「歴史の中の山根----今週は、ワイドショーはまさに山根劇場と化した。そのため、高校野球中継のチャンネルを、何度も山根報道のワイドショーに切り替えた。はたして、どれくらい視聴率を取ったのだろうか? かなり気になる。

 
[307]眠れない夜が続くので、いま気になることを書き留めておくことに。
2018年 7月 09日(月曜日) 08:23

このところ、よく眠れない。歳のせいもあるが、いろいろなことが気になるせいもあるだろう。また、すでに真夏になって熱帯夜が続くせいもある。さらに、ロシアW杯の中継が深夜、早朝だから、全部見ると床につくのは朝5時になる。自ら眠れないようにしているようなものだ。

 そこで、最近気になっていることを、以下、全部、書き留めておきたい。

 

・このまま「加計・森友問題」は終息してしまうのだろうか?とすると、この国は「嘘をついてもいい」「文書を偽造してもいい」ということになり、道徳や倫理はなくなってしまうが、それでいいのだろうか?

・安倍首相は3選され、口先だけの安倍政治とアベノミクス(異次元緩和)はずっと続くのか?悪夢だ。

・この首相は外交が得意というつくられたイメージに乗っかって、外遊が大好きだが、先日のG7の醜態は見ていられなかった。やはり英語ができないと困る。誰からも相手にされていない。それなのに、メディアは彼が各国の調整役になれるなどいう絵空ごとを言っている。

・保守政治はかまわない。しかし、なにがあろうと安倍支持はおかしい。なぜネトウヨヨのよな異常な言論にメディアは引っ張られるのか?最近のメディアには、本当に批判精神がなくなった。

・関東は梅雨が明け猛暑、西日本は記録的な大雨で大被害。不思議すぎる。

 

・トランプは単に自分の好き嫌いで政治をやっている。金正恩が好き、プーチンが好きではどうしようもない。

・ワシントンポストによると、トランプは「勝手に電話会談」をやっていて、政府中枢は混乱しているとか。また、ブリーフィングのペーパーは一切見ないとか。

・はたして民主党は中間選挙で共和党を逆転できるのか?民主党を支持するわけではないが、トランプに乗っ取られた共和党よりましだ。

・ポンペオは本当に役立たずの国務長官。北の言うことを聞いて帰るだけのメッセンジャーではないのか?

・先月、10年国債の取引不成立が4日も起こった。異常事態なのに、報道はほとんどなし。このままいくと国債暴落からインフレになるのか?

 

・日本経済は縮小している。この第一四半期、GDP成長率はマイナスに転じた。はっきりと不景気になっているのに、そういう報道がほとんどない。おかしい。

・結局、日本の景気は悪い。将来不安が強い。だから、みな余裕なくイライラ過ごしている。街を歩くと、本当にそう思う。

・ 社会の風通しが悪くなっている。モリカケ問題、相撲スキャンダル、セクハラ事件、日大アメフト事件など、みな密室でものごとが決められ、バレると隠蔽工作。知らぬ存ぜぬで幕引き。これでは景気がよくなるわけがない。なのに、日本国民は、こうしたことを平気で行なっている既得権者のために懸命に働いている。

・中国経済もいまや危機的だ。このままいくとハードランディングもありえる。 

・この先円はどんどん安くなっていくだろう。これだけは確信できる。

 

・眞子さま婚約者、ケイコムロがなぜ全額免除スカラーシップを得てロースクールに留学できるのか?誰かその理由を教えてほしい。

・ロサンゼルスが暑すぎる。なんと摂氏40度を超えている。現在、コンベンションセンターで開かれている「Anime Expo」に娘が行っているので、家内は心配して連絡した。忙しくて気温など気にしていない。それにイベントは室内だ。

・ロスばかりではないNYも異常に暑い。先月行っていたフィンランドも異常に暑かった。気候変動は本当に起こっているのだろう。

・タイで洞窟に閉じ込められた少年たちとのうち4人が、8日にやっと救出された。一安心。

・またも稀勢の里欠場。今場所は誰が優勝するのか?

・日大アメフト事件もまた、なんとなくこのまま終息し、巨悪は生き残りそうだ。本当にメディアの追及は甘い。

・W杯ベスト4が出揃った。決勝はベルギーVSイングランドか?フランスVSイングランドの英仏決戦もあるか?万が一クロアチアが優勝したら、予想家は全員、出直しだ。

 

 というわけで、気になることはまだあるが、この辺のところにしておく。

 
[306]疑問だらけの「エリート局長が息子を裏口入学」と「眞子さまの婚約者が米国留学」。報道の裏側になにがあるのか?
2018年 7月 08日(日曜日) 00:12

先週、報道された2つのニュースは、どうしても解せない点がある。報道されていることの向こう側に、なにか重大な真相が隠されているとしか思えない。

 それがなにかは、あえて書かないが、間違いなく真相は報道内容とは違う。

 

 一つ目のニュースは、文科省のエリート局長が、自分の息子を東京医科大に入学させるために、文科省の予算獲得の便宜をはかったというもの。

 いわゆる「受託収賄罪」事件。言葉を替えれば、「裏口入学」事件だ。新聞やワイドショーは、検察の発表通りの内容をそのまま伝えているが、いまどき、この程度の稚拙な裏口入学をやる人間がいるだろうか?しかも、それが文部行政、大学の状況を知っている役人である。

 驚いたことに、このエリート局長=学術政策局長の佐野太容疑者、医療コンサル会社役員の谷口浩司容疑者は逮捕されている。入学試験の点数を水増ししたと報道されているが、検察にそれを立件できる証拠があるのだろうか?

 いずれにしても、東京医科大の臼井正彦理事長らはすでに辞任した。

 

 

 加計・森友問題も、同じような構造なのに、立件しなかった検察が、なぜ、この程度の事件を立件するのか?これを収賄だと証言する証言者がいるのか?証拠があるのか?この点が、本当に解せない。

 

 裏口入学とは言うが、医学部入学に際して、有力者の子息に下駄をはかせて入学させることは、よく行われている。それに金銭が絡むことがあるが、このようなエリート官僚、しかも文科省の局長なら、こんなわかりやすい予算獲得を取引材料にしなくとも、大学側は無条件で受け入れる。

 本当に、裏取引があったのか?

 

 東京医科大は、このところ赤字経営で内紛状態にあると噂されてきた。そういう裏事情が、今回のことに関連している可能性がある。

 さらに、解せないのが、今回の収賄の対象である「私立大学研究ブランディング事業」だ。これには、昨年、加計学園の岡山理科大学と千葉科学大学が認定されている。かなり、いい加減な補助金だから、なぜ、ここに焦点があたりそうな事件を立件するのか、本当に不思議だ。

 

 

 二つ目のニュースは、眞子さまの婚約者・小室圭氏がフォーダム大学のロースクールに学費全額免除での留学が決したということだ。

 最初に聞いたときは、まさかと思った。なぜなら、このような留学はありえないからだ。この疑惑は、日本の新聞各紙、週刊誌報道に続いて、大学側がサイトで「プリンセスの婚約者が入学」と公表したことで、さらに深まった。

 

 『週刊文春』などの記事によると、彼は今年の2月にLSATを受けたという。ということは、そのスコアで志望をフォーダムにしたのだろうか?

 LSATはフルマークが180(下は120)だから、全米のロースクールランキングで30位以下のフォーダムなら、スコアは150ぐらいだったはずだ。

 ただ、それならなぜ、約5万ドルとされるトゥーション(授業料)が全額免除なるのだろうか? だいたい、アメリカの大学はどこでも、入学申請に学費支払い能力証明に関する書類を添付させる。年間5万ドルなら、少なくとも1000万円の銀行預金残高証明書が必要だ。しかし、年収300万円のパラリーガルで、母親の借金無返済がマスコミネタになっている小室家にそんなおカネがあるのだろうか?

 

 さらに、ロースクールでも3年間のJDコースで、その後NY州の弁護士試験を受験するという。すでに弁護士資格を持っている人間なら別だが、単なるパラリーガルを3年間も面倒を見るということは、一般では考えられない。しかし、小室氏の勤務先の奥野法律事務所は、これをするというから驚く。

 

 というわけで、報道では伝えてられない、見えない力が働いた留学のように思える。実際、『週刊朝日』記事では、次の事実が紹介されていた。

 

《これまでフォーダム大学における返済義務のない奨学金は、年間2万ドル(約220万円)の枠だけであった。ところが、ホームページには、「100%学費免除を受けられる新しい奨学金」として今回、小室さんが給付される「Martin Scholarship」の説明がアップされていた。》

 

 見えない力の源泉は、「プリンセスマコの婚約者、ケイ・コムロ」にあるのは間違いない。ただ、この力を誰がフォーダム側に使ったのだろうか?

 小室氏はまだ内定会見を行っただけで、正式な婚約者ではない。ゆえに、誰がフォーダムに口利きをしたかによっては問題が生じる可能性がある。もちろんそれ以外にも問題は残る。

 いずれにしても「疑惑の留学」であるのは、間違いない。
 
[305]W杯日本代表を批判したら抗議殺到。7割が擁護という気持ち悪さ
2018年 6月 30日(土曜日) 21:35

6月29日、なんと史上最速で梅雨が明けた。青い空、白い雲、吹き渡る風、揺れる木々、眩しい光------すべてがもう真夏を思わせる。現在、サッカーW杯がロシアで開催中だが、どの会場もすでに真夏の雰囲気で、気温も30度以上のところがある。

 

 そんななか、日本代表の予選リーグ最終戦であるポーランド戦が行われたが、最後の10分間あまりで、目を疑うようなことが起こった。会場をつんざくブーイングのなか、日本代表はパス回しを始め、まったく攻めなくなった。これをずっと続けたのだ。1-0で負けているというのに、このまま敗戦で終わっても決勝トーナメントに進めるからである。

 

 しかし、こんなことはしてはいけない。フェアではない。卑屈すぎる。本当にがっかりし、翌日、「Yahoo個人」欄に、『日本と日本人の評判を貶めたW杯サムライブルー。この“茶番”はスポーツを超えた問題だ!』というタイトルでコラムを寄稿した。

https://news.yahoo.co.jp/byline/yamadajun/20180629-00087538/

 

 私が言いたかったのは、こんなことをしたら、日本人は海外での評判を落とす。恥ずかしくないのだろうか?サイムライブルーなどというネーミングが泣く。彼らは、今回のプレー(試合放棄)で、「日本人はいつもフェアで尊敬すべき人々だ」という見方を一瞬にして打ち砕いてしまった。残念でならない。およそ、そういうことだった。

 

 しかし、すぐに批判が殺到した。抗議メールは来るし、ツイート状況を見てみると、炎上ともいうべき状態で、批判(というより怒りと誹謗)の嵐になっていた。以下、そんなメール、ツイートを一部、並べてみる。

 

・山田順、コイツが日本人で一番卑怯で恥ずかしい。

・海外メディアと一緒になって西野を叩くとは、どこまで非国民なんだ。

・頭悪過ぎ‼  FIFAのレギュレーションに従った戦術なだけ。これで日本の評判を貶めたとかどんだけ傲慢なんだよ。

・ところでこいつサッカーの何を知ってるの?

・この手の事を言うおじさんたちには早いとこ隠居して頂きたい。 

・スポーツを何一つ理解していないゴミのような記事。読む価値なし。

・オメーは何様なんだよ。ガタガタ抜かしてる暇があんならロシアのスタジアムでゴミ拾いでもして来いよ。

・BBCの酷評という他人の言葉を借りて、代表選手やそのスタッフたちを貶めるのか! 

 

 SNSで使われる言葉は、相手に面と向かって言えるような言葉でない。その結果、感情がむき出しになる。しかし、それはいいとしても、これは異常だ。彼らは、いったいなにがそんなに不満なのだろうか?日本代表が批判されることが、まるで自分が批判された。そればかりか、自分が全否定されたように受け取って反撃してくる。哀しいとしか言いようがない。

 

  日本代表の戦い方にがっかりし、それを表明しただけで、歌手・小柳ルミ子、女優・足立梨花、俳優・野村周平が同じようように批判されたと報道されている。野村周平の場合、「選手に失礼」「お前何様だよ」といった批判が殺到し、謝罪に追い込まれたというのだから異常だ。野村は、「えー。なにこの試合」と呆れたような一言を投稿しただけというのに------。

 

 さらに驚くのは、ライブドアニュースが、この問題に関してアンケートした結果だ。ライブドアでは「突破できたのでOK」か「リスクを負ってでも勝ちに行って欲しかった」の2択アンケートを実施した。その結果、最終的に5万8540票が集まったが、「突破できたのでOK」、つまり擁護派が73%を占めたのである。《コメント欄には、「反則プレーではないのに批判も何もないでしょ」や「サッカー経験者には分かると思うけど、そういった場面は遭遇するんだよ」「ひとつでも先に進むためには英断だと思う」などと、西野監督の決断を称賛する内容が並んだ。》と、ライブドアニュースは伝えている。

 

 しかし、百歩譲っても日本代表がしたことは、私には受け入れられない。同じ日本人だから応援すべきだろうが、応援する気が失せた。

 なぜなら、彼らは自分たちの運命を自分たちで決めにいかず、他者にまかせたのだ。しかも、セネガルにそのまま負けてほしいと考えたのである。

 一生懸命戦っているセネガルが同点に追いついたら、それですべてがパーになるのに、そういう選択をしたのである。スポーツであろうと、人生であろうと、自分の運命は自分で切り開く。それが当然ではなかろうか。

 そうしない人たちを、応援できるだろうか。これは、日本人だろうと外国人だろうと同じだ。

 

 日本を結果的にアシストしたセネガルのシセ監督は、試合後、日本と明暗を分けたフェアプレー・ポイントの規則について次のように言ったと報道されている。

 「このルールが残酷かどうかはわからない。しかし、イエローカードをもらわないようピッチの上でジャンプしていろと選手に要求することはできない」

 つまり彼は、ルールに対してはあえて批判せず、敗退を受け入れたのである。
「これがフットボール、フェアプレーのルールだ。その点、われわれは劣っていたし、それを受け入れなければいけない」

 しかし、日本はイエローカードを1枚でももらってはいけないと、戦うことをやめ、パス回しをしたのである。

 
[304]G7をぶち壊したトランプ大統領に「ノーベル平和破壊賞」を!
2018年 6月 10日(日曜日) 14:38

トランプがカナダで行われていたG7をぶち壊し、シンガポールへ向かった。この大統領は「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)と言いながら、アメリカの力を衰えさせ、世界から嫌われる「単なるわがまま大国」にしてしまっている。

 トランプの言う「アメリカ第一主義」は、「アメリカ利己主義(エゴイズム)」にすぎない。

 このまま、6月12日の米朝首脳会談で、金正恩の言うことを聞いて、平和条約を結ぶなどと言いだせば、世界は一気にダークサイドに落ちてしまうだろう。

 

 *この記事は「Yahooニュース個人」欄に投稿したものと同じです。

 →https://news.yahoo.co.jp/byline/yamadajun/20180610-00086300/

 

 驚くのは、トランプがG7会談後に、カナダ首相トルドー氏の態度をツイッターで、「会談中は従順だったのに、私がいなくなった後、記者会見で『侮辱的だ』と言った。とんでもなく不誠実で弱虫(very dishonest & weak)だ」と非難したことだ。

 なんと、 「very dishonest & weak」である。これでは、金正恩を「sick puppy」(病気の子犬)と呼んだのと同じではないか。

 しかも、 合意文書を承認しないよう指示した(I have instructed our U.S. Reps not to endorse the Communique as we look at Tariffs on automobiles flooding the U.S. Market!)のだから、国際会議をなめている。いくら、“早退”したとはいえ、いったんは合意した文書ではないのか?

 

 そんななか、Justify(ジャスティファイ)がベルモントステークスに勝って、シアトルスルー以来の無敗の3冠馬となった。スタンドもアナウンサーも熱狂のゴール。なんと、スタートから先頭に立つと、そのまま2400メートルを逃げ切った。4コーナー手前から、Vino Rosso (ヴィーノロッソ)がまくりにいったが捉えられず、直線では内から追い上げてきた欧州移籍馬、ポリトラック4戦無敗というGronkowski (グロンコウスキー)が2着、Hofburg (ホフバーグ)が3着に入った。

 

 ジャスティファイはこれで偉大なアメリカ3冠馬となったが、トランプは、偉大なアメリカの破壊者のままだ。パリ協定から離脱し、気候変動など知ったことではない。TPPから抜けて、中国の拡張主義は包囲しない。ロシアのクリミア併合を許してG7に呼び戻す。自由貿易なんかバカがやること。おまけに、北朝鮮の非核化は「ゆっくりでいい」では、世界はどうなるというのか?

 

 トランプがもしかしたら本当にモノを知らないのではと思うのは、アメリカ経済がなんで成り立っているか理解できていないのでは疑わざるをえなくなることだ。

 アメリカが自由貿易を主導してきたのは、自国市場をほとんど無関税で開放し、そうすることで対米輸出の黒字を得た国々は、そのドルでアメリカ国債を買い込む。そうすると、ドルはアメリカに還流するので、アメリカがいくら赤字でも、ドルによる経済覇権は維持される。こういうメカニズムを、トランプは本当に理解しているのだろうか?単なる会社の社長として、赤字を減らすことがいいことだと考えているだけではないのか。

 

 

 アメリカの貿易赤字というのは、会社の赤字とはまったく違うものだ。しかも、世界貿易のほとんどがドル決済なのだから、アメリカの貿易赤字は他国の貿易赤字とは性質が違う。なぜなら、アメリカにとって、自国通貨ドルでの貿易は国内取引と同じだからだ。つまり、アメリカにとって、ある国とほかの国を2つに分け、その国とのおカネの流れを計算して、赤字だ、黒字だと言うこと自体、ほとんど意味がない。

 このままではトランプにつけるクスリはない。

 米朝首脳会談次第だが、もし、これがアメリカの譲歩となったら、トランプには「ノーベル平和破壊賞」を与えるほかないだろう。

 
[303]なぜフィンランドはギャンブル大国なのか? 同じギャンブル大国・日本とのギャップを思う
2018年 5月 31日(木曜日) 01:43

連日、気温が20度以上で快晴という「異常気象」が続くなか(5月としては59年ぶりとか)、田舎町のKannus(カンヌス)郊外で、草競馬のトラックを見つけたので立ち寄った。フィンランドでは、競馬と言えば「ハーネス」(harness:繋駕速歩競走)である。

 

 トラック脇のミニ厩舎に厩務員と馬(サラブレッドではなくハーネス用のフィンランド馬)が1頭いたので、近づいて話してみると、調教師はスウエーデンに出かけていて、この馬(3歳コルト)を預けられているとか。

「日本の競馬はどんな競馬か?」と聞かれたので、「サラブレッドの競走だ」と言うと、「そうではないハーネスかジョッキーレースか?」と言うので、「ジョッキーレースのみでハーネスはない」と答えた。

「これから、何周か調教する」と言うので、しばらくその様子を見せてもらった。馬を繋駕に繋ぎ、コースに出ると、速歩(トロット)で軽快にトラックを回っていく。広いコースにたった1頭だけ。北の大地ののんびりとした田園風景をしばらく堪能した。

 

 ハーネスは、フィンランド中で行われていて、Kannusの近辺ではYlivieska市(ユリヴィエスカ)とOulu市(オウル)に競馬場がある。首都Helsinki(ヘルシンキ)では、郊外のEspoo市(エスポー)に、フィンランド一のVermo(ベルモ)競馬場があり、この白夜の夏シーズンは、毎週競馬が開催されている。

 こちらに来て驚いたのは、福祉国家、教育国家、IT大国といったイメージとは相容れない「ギャンブル大国」としてのフィンランドの姿だ。

 

   

 

 なにしろ、ヘルシンキ中央駅の構内にスロットマシンが置かれていて、現金(ユーロのコイン)を入れてプレイができる。駅を出ると、左側の広場を挟んでカジノの「CASINO HELSINKI」が営業している。 

 さらに、スーパーマーケット、KIOSKI(コンビニ)にもスロットのマシンが置かれ、どこでも市民がギャンブルを楽しんでいる。もちろん、バーに行ってもマシンは置かれている。

 さらに、KIOSKIでは「ユーロジャックポット」という「lotto」やそのほか各種の「lotto」(宝くじ)、サッカーくじの「toto」から競馬の馬券まで、なんでもかんでも売っているし、ネットでも購入できる。

 まさに、福祉大国はギャンブル大国でもあるのだ。

 

   

 

 世界指折りの福祉国家、しかも1人あたりのGDP(2017年)が約4万6000ドルと日本(約3万8000ドル)をはるかにしのぎ、国連の「世界幸福度ランキング」(2018年3月発表)で世界一の国の国民が、なぜ、こんなにギャンブルに熱中しているのだろうか?

 ちなみに、日本はこの幸福度ランキングで51位と、完全に低迷している。

 

 フィンランドに行って驚くのは、やはり税金の高さだ。日本の消費税にあたる「VAT」(付加価値税)は24%だから、たとえばマリメッコで1万円の服を買えば1万2400円になってしまう(旅行者は免税申請すればVATは免除される)。もちろん、軽減税率があり、医療費、学費は無料で、本、薬などは10%、食料品は14%である。ただし、アルコールは29.9%で、タバコにいたっては81.3%だから、とんでもない高さではないだろうか。

 もちろん、所得税、住民税も高い。住民税は日本の場合10%だが、フィンランドでは20%。こうした結果、フィンランドの国民負担率は約65%に達しているのに、なぜか国民は不満を持っていない。

 

 

 これはおそらく、税金の使途の透明度が高いからだ。普通なら、所得の半分以上を国に持っていかれれば反乱が起こる。しかし、フィンランドは、政治家の汚職が世界一少ない国であり、税金の使途は政治家と役人が国民の目にみえるようなかたちで決められ、常に発表されている。

 首相のオトモダチが補助金をたっぷりもらって、教育者でもないのに大学をつくるなどということが起こりようがないのだ。また、公共事業に関する税金を政治家とゼネコンが山分けする“ハコモノ行政”もない。

 つまり、こんな国だと、国民は心置きなくギャンブルが楽しめるのではないだろうか。

 

 というのは、ギャンブルの収益は社会に還元されるのが、原則であるからだ。フィンランドではこれが徹底されていて、たとえばRAY(フィンランド・スロットマシン協会)というギャンブル運営組織は、その収益金のほとんどを、障害者、ホームレス、退役軍人といった人々の健康福祉のための支援資金に充てている。前記した草競馬のレーストラックがあるカンヌスにも、こうした資金で建てられた退役軍人の引退後のホームがある。

 要するに、スロットをやったり、「lotto」を買ったりして負けても(ほぼ間違いなく負ける)、その負けたおおカネが福祉に役立っているなら、負けても意義があると、フィンランド国民は納得しているのだ。

 

 ひるがえって日本はどうか? 

 日本はフィンランド以上のギャンブル大国である。競馬、競輪、競艇、オートレース、宝くじ、toto、パチンコと、メニューは盛りだくさんである。ところが、大きく違っている点がある。

 

 日本でも宝くじや競馬の収益の一部は、フィンランドと同じく社会還元されている。宝くじの場合、収益全体の約40%が発売元の都道府県などに回され、高齢化少子化対策、教育及び社会福祉施設の建設改修などの公共事業に使われている。しかし、その実態はよくわからない。役人が勝手に予算化してバラまいている可能性がある。

 また、競馬の場合、たとえば私たちが馬券を100円買うと、還元されるのは75円であり、25円のうち10円が国庫に納付される。この国庫納付金は4分の3相当額を畜産振興事業に、4分の1相当額を社会福祉事業に充当すると法律で定められているが、本当にそうなっているのかどうかは確かめられていない。

 

 また、日本最大のギャンブル「パチンコ」は平均9割を還元しているとされるが、そもそもパチンコはギャンブルとして政府が認めていない。そのため、表向き現金に換金できない、いわゆる三店方式という形態になっているのだから、ここに不正が行われる余地が十分にある。

 

 つまり、このような国では、気持ちよく負けられないのだ。ギャンブルは負けることを楽しむゲームである。そして、その負けが、社会のほかの人々に役に立ってこそ、やる意義がある。

 それなのに、この国では、赤字自治体の役人の給料の補填になったり、必要のないハコモノの建設に使われたり、成功するわけがない事業の助成金に使われたりと、プレーヤーはただの集金マシンとして扱われている。「宝くじは愚者の税金」という言葉があるが、まさにその通りである。

 それなのに、政府は性懲りもなく、IR法を成立させ、日本にカジノをつくり、新たな税収をもくろんでいる。カジノ事業者に対して約30%の「カジノ税」を課す方向というのだから、あきれてしまう。

 

 フィンランド人は貯金をしないという。将来不安がほとんどないからだ。リストラされても、病気をしても、離婚をしても、ちゃんとやっていける社会システムがつくられているからだ。それを維持するためにも、じつは、彼らはよく働いている。常に世界の最先端を走ることを心がけ、ハイテク産業では世界をリードし続けている。

 日本人もよく働いている。いくら残業をやめろと言っても、やめずに働いている。そうして、おカネを稼ぎ、将来不安のため貯金に励む。

 そしてとうとう、個人金融資産は、1831兆6564億円(2017年12月)に達した。ところが、その一方で「貯蓄なし世帯(2人以上)」は3割以上に上っている(金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」)。

 個人金融資産というのは、政府が莫大な借金をかかえ、出口なき量的緩和を続けているから、あってもやがて吹き飛ぶ可能性のある資産である。

 

 とまあ、ここまで書いてみて、これほど社会のあり方と国民の生き方が違うので、同じギャンブル大国でも、フィンランド と日本は比べられない。イギリスともアメリカとも比べられない。しかし、カジノでも競馬でも、日本でベットすることはまったく気持ちのいいものではない。本当にバカらしく思えるのだが、どうだろうか?

 
G1予想[231]第85回日本ダービー(2018年5月27日)
2018年 5月 24日(木曜日) 13:28

世界最先端の街から

ステイフーリッシュの激走にベット

 

 皐月賞で人気馬が総崩れになったことで、今年のダービーの予想は一気に難しくなった。皐月賞までの勢力図が大きく変わってしまったからだ。 

 しかし、皐月賞を例外として、それまでの実績は実績なのだから、それでダービーを予想するべきだという見方がある。なぜなら、皐月賞には、出ていれば大本命になっていたダノンプレミアムが出ていなかったからだ。

 いや、そうはいっても、皐月賞の結果は結果、尊重すべきだという見方もある。なにしろ、勝ったエポカドーロは悠々と2馬身も抜け、稍重とはいえタイムもそこまで悪くなかったからだ。2、3着となったサンリヴァルもジェネラーレウーノもそれなりに強い競馬をしている。

 

 さあ、どうすればいいのか?

 人間の心理というのは面白い。馬券を買うとなると、2つの心理の間を揺れ動く。1つは「過去の実績による安心感」、もう1つは「未知への憧れ」だ。

 1つめから考えれば、皐月賞上位馬は当然、人気になる。また、皐月賞では敗れたが、1番人気になったワグネリアン、2番人気になったステルヴィオも捨てきれない。しかし、2つめから考えれば、皐月賞に出なかったダノンプレミアムは、今回、「未知への憧れ」に最適の馬だ。それまでの4戦4勝はパーフェクトとも言える圧勝で、距離さえこなせば死角はないと、誰もが思うからだ。

 というわけで、やはりダノンプレミアムが1番人気になるだろう。

 

 しかし、当然だが、私はダノンプレミアムも、ほかの有力馬も買わない。ダービーでそんなことはするのは無謀だという人間がいる。なぜなら、ダービーはまず間違いなく3番人気以内の馬が勝つからだ。

 以下、過去20年のデータは、まさにそれを示している。

 

 1番人気【11・3・3・3】、2番人気【3・2・0・15】、3番人気【5・5・3・7】、4番人気【0・1・1・18】、5番人気【0・5・0・15】、6〜9番人気【1・0・10・69】、10番人気以下【0・4・3・171】

 

 なんと過去20回のダービーのうち、19回が3番人気以内であり、例外は2010年のエイシンフラッシュ(7番人気)だけだ。驚くべきことに、過去30年までさかのぼってもこれは同じ。エイシンフラッシュというのは、グレード制が導入された1984年以降で、最低人気のダービーの勝ち馬なのだ。

 

 それなのに人気馬でない馬を買うのか?もちろん買う。それは、私の馬券の買い方が、馬券を買うレースのあるとき、どう生き、なにを考えていたかを、最大の基準としているからだ。  

 

 その日、その時は、一生のうち1回しかない。毎年、ダービーはあるが、いつの年のダービーもそれ1回きりである。それなのに、単に的中させたいだけで、過去データやメデイアの記事、予想家の予想を参考にして、それを基に馬券を買う。そんなことを毎年繰り返して、馬券を買ってきた。そうして、常に負け続けてきた。

 もちろん、的中させたことはしばしばあるが、トータルすれば負けだ。

 

 そこで、50歳を超えたぐらいから、私は、馬券の買い方を変えた。あらゆることから自由になって、馬券を買うことにした。そして、身の程知らずのおカネを賭けなくなった。

 過去データ、実績、タイム、血統、調教などどうでもいいのだ。もっと、どうでもいいのは予想家、競馬記者の予想だ。要するに、馬券的中をゴールとしないことに切り替えた。

 こうすると、負けてもダメージはなく、純粋に競馬を楽しめるようになった。相変わらず負け続けたが、すべては納得のうえだ。もちろん、大金を賭けて「これで勝負!」なんて言っていた若い時は懐かしいが、時の流れには逆らえない。

 

 今回買うのはステイフーリッシュである。

「ステイフーリッシュ」と言えば、誰もが、「あのスティーブ・ジョブズの伝説のスピーチですね」と答える。競馬を知らない人間なら、この答しかない。

 “Stay hungry, stay foolish”(いつでもお腹をすかしていろ、そしていつもバカでいろ)と、2005年6月、スタンフォード大学の卒業式で、ジョブズはこうスピーチを締めくくった。以来、この言葉は、起業を目指す世界の若者の「合言葉」になった。

 

 

 では、なぜステイフーリッシュなのか?

 それはいま、私がフィンランドのオウルに滞在しているからだ。よって、このブログは、この街の一画にあるホテルの一室で、外の景色を見ながら書いている。

 オウルは、フィンランドのシリコンバレーというところで、世界中からIT系の起業家、つまり将来のスティーブ・ジョブズが集まってきている。ここには、世界のITテクノロジーをリードするサイエンスセンター、オウル大学、ノキアのR&D拠点と、数百のスタートアップ企業がある。

  2020年から4Gは5Gに切り替わるとされるが、この「5G革命」の中心地が、オウルである。

 こうして、ステイフーリッシュを買うと決めると、この言葉は、起業家とともに馬券プレーヤーへのメッセージではないかと思うようになった。

 「いつもバカでいろ」。それで馬券を買えばいい。

 

 結論:5枠10番ステイフーリッシュから枠連、馬連、総流し。

  

 
[302]「森友・加計問題」が続くなか、静かに確実に進行していく日本の衰退
2018年 5月 16日(水曜日) 23:36

 この2カ月ほど、「米朝首脳会談」と「森友・加計問題」がどうなるのか?ということばかり追いかけてきた。この2つの問題はまったく別の話だが、毎日の展開を見ているだけで、本当にイライラが募る。

 しかし、どんなことをやっても「解」を得なければ、日本の未来は暗い。暗すぎる。ただでさえ、人口減社会で、ゆるやかに衰退していくこの国で、1人、意気軒昂に自己弁護をしている首相を見ると、なぜか哀れに思えてきて仕方がない。

 

 日本はあなたが考えるような「美しい国」ではない。アベノミクスが成功と言う根拠などどこにもないのに、「景気はよくなっている」と、毎年実質賃金が下がっている国民に向かって言い続けている神経を疑う。

 

 次は、2010年からのGDP(国内総生産)の推移を、GDP成長率、名目GDP(円ベース)、名目GDP(ドルベース)の3つで見たものだ。

 

2010年 4.19%  500兆円 5兆7001億ドル

2011年 −0.12%  491兆円   6兆1575億ドル

2012年 1.50%  495兆円 6兆2032億ドル

2013年 2.00%  503兆円 5兆1557億ドル

2014年 0.38%  514兆円 4兆8504億ドル

2015年 1.35%  532兆円 4兆3950億ドル

2016年 0.94%  538兆円 4兆9493億ドル

2017年 1.71%  546兆円 4兆8721億ドル

 

  アベノミクスが始まったのは、2013年である。「3本の矢」でデフレから脱却し、景気を回復させると、安倍首相は高らかに宣言した。そうして、この年の4月から、黒田日銀による「異次元緩和」が始まった。

 しかし、アベノミクスはGDPにはまったく効果はなかった。

 見ればわかるように、アベノミクスになってからのGDP成長率は2%を超えたことは1度もない。また、名目GDPは円ベースでは少しずつ増えてはいるものの、ドルベースでは減っている。つまり、ドルで見た場合の日本経済は、年々縮小している。

 

 

 いまや世界経済はデジタルエコノミーが主流になり、ネットをベースとする先端テクノロジー企業が全盛の世の中になった。しかし、過去10年、日本で先端テクノロジー企業は育ってきただろうか?中国では、アリババとテンセントが時価総額でトップ10入りしているが、日本企業はトップ50まで見ても1社もない。36位に旧来型の企業、トヨタがランクインしているだけだ。

 

 「森友・加計問題」は、政治家と官僚のモラル、倫理が地に落ちたことを示した。それが、公文書改ざんと国会での虚偽答弁、言い逃れである。これが罷りとおれば、この国に正義はなくなってしまう。

 ところが哀しいのは、官庁以前に、トップ企業で、データ改ざん事件が続出してきたことだ。データの改ざんが行われていたことが発覚した企業は5指に余る。東レ、日立、神戸製鋼、三菱マテリアル、スバル、日産-----、そして東芝は粉飾会計で会社が傾くまでトップは真実を隠蔽し続けた。

 

 これが、私たちが世界に誇れる日本の姿だろうか?

 この4月、日銀はとうとう「物価上昇率2%」の達成時期を言うのをやめてしまった。もう、あとは野となれ山となれというのだろう。もはや引き返せない量的緩和を続け、国に借金を重ねさせるために、いまだに国債を年間80兆円買い続けている。

 

 そんななか、トランプが「オレはすごいんだ」ということを世界とアメリカの有権者に見せつけるためにやっている政治と外交ショーに振り回される姿を見ていると、哀しみがいっそう募る。別に日本だけが蚊帳の外でなにが悪いのか?

 暴力と恐怖で国民を支配する国と、話し合う必要などない。

 

 それにしても、「森友・加計問題なんかやっている場合ではない。もっと重要なことがある」という人々の神経を疑う。それでは聞きたいが、この国のモラルや倫理が崩壊しようとしているのに、それよりもっと重要な問題とはなにか?

 そして、この問題を長引かせてきたのは誰なのか? メディア報道だけに乗っかって政局ばかりを狙う野党は本当に情けないが、それでもなお、政府・与党の対応は、国民を舐めている。

 

 そんなことを思っていたら、「ビジネスジャーナル」で江川紹子さんの記事を読んで、本当に感銘した。論点が明確で、問題点を端的に指摘しているこういう記事こそ、ジャーナリストの仕事だと思った。

 「森友・加計問題」に右も左もない。保守もリベラルもない。これは、人間性の問題である。

 

→江川紹子の「事件ウオッチ」第103回【柳瀬氏参考人招致】地に堕ちた公務員倫理――それでも支持率が下がらないのはなぜなのか

http://biz-journal.jp/2018/05/post_23334.html

 
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