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[341]新規感染者224人。東京はアジアで最も危険な都市か。致死率比較
2020年 7月 10日(金曜日) 12:35

九州では豪雨による被害が拡大し、東京ではコロナの新規感染者がレコード。いったいどうなっているのかと、不安な日々が続く。

 それで、昨日、コロナに関してネットメディアに1本記事を書いたが、「非公開」になったので、ここに再録することにした。コロナに関しては、真偽が確かめられない情報が多いので、医療関係者、医療ジャーナリストのみが記事提供できると決めたというためだ。これは、一つの見識で、メディアとしてあるべき姿勢だ。

 ただ、私が書いたのは、医療記事ではなく、むしろ政治記事で、コロナ対策を批判するものだ。

 現在、アジアの諸都市では、1日の新規感染者がほとんどいなくなったのに、東京だけが連日3桁を記録している。そこで、世界の諸都市の致死率を比較して、危険度について考察してみることにした。

 以下が、その記事。メルマガでも特罰配信した。

 

■ついに感染者数が過去最高を記録

  7月9日、東京の新型コロナウイルスの新規感染者数が224人と、レコードを記録してしまった。過去最高の4月17日の206人を一気に18人も上回ったことに、街では衝撃が走った。

  しかし、小池百合子都知事は、「PCR検査を3400件行ったうえでの陽性者数であり、検査数の増加が影響しておりますが、増加についてはさらなる警戒が必要」と述べるにとどまった。

 検査数の増加、そして若い人中心に感染が広がっていることで、これまでとは違うとしたいようだが、はたして原因はそれだけなのだろうか。

  これまで、「ステイホーム週間」「東京アラート」「“夜の街”要警戒」などのボードを掲げ、数々の口先対策のヒットを飛ばしてきた都知事だが、もはや“ボキャ貧”に陥って、なにも出てこないようだ。

■東京の致死率4.46%は世界標準と同じ

 そこで、はたして現状で、東京はどうなのか? このままで大丈夫なのか? 以下、アジアの諸都市、世界の諸都市と、「数値」を比較して考えてみたい。

 すでに、日本の死者数が欧米に比べて異常に少ないこと(アジアでは多いほう)はさんざん言われてきた。ただ、その原因(京都大学iPS細胞研究所所長・教授の山中伸弥氏が「ファクターX」と命名)は解明されていないので、ここでは、「致死率」(死者数÷確認感染者数)を取り上げてみたい。

 *「google news」「Corona Tracker」および「The New York Times」を参照、7月9日現在。

 

[東京とアジア諸都市の比較]

     左から、人口、確認感染者数、死者数、致死率

東京(東京都):人口1399万人7,272人325人 0.0446

武漢 :人口1108万人50.340人 3,869人0.0768

北京:人口2154万人929人 9人 0.0096

上海:人口2428万人718人 7人 0.0097

台北:人口265万人118人 0人 0.0000

ソウル:978万人1375人 8人 0.0058

ホーチミン:人口899.3万人 62人 0人 0.0000

バンコク:828.1万人1616人 24人0.0148

シンガポール:人口564万人 45,298人 26人 0.0005

 

 東京の致死率は0.0446(4.46%)。これは100人患者がいたら、おおまかに4〜5人が死ぬということだ。世界では7月になった時点で、約1000万人が感染し、約50万人の死者が出ているので、致死率は約5%である。つまり、東京の致死率は、ほぼ世界平均と同じと見ていい。

 もっと言うと、コロナでは20人に1人が死ぬ。これが、現在の世界でコンセンサスが得られているデータで、最低限、これを踏まえて「対策」が取られなければ、私たちは安心して暮らせない。

 

■いまや武漢ほか中国都市がいちばん安全

  それでは、アジアの諸都市はどうだろう。コロナの発生地の武漢は、致死率0.0768(100人で7〜8人)と、東京より高い。しかし、これは感染収束前の数字。いまはゼロである。というのは、5月半ばに新規感染者が記録された時点で、市民1108万人全員にPCR検査を行い、それで判明した感染者(無症状)約300人を隔離してしまったからだ。以来、感染者は1人も出ていない。

  北京は感染者が散発しているが致死率は0.0096(100人で1人)、上海もほぼ同じ。つまり、中国の諸都市は、東京に比べてはるかに安全と言えるだろう。

 自由、人権がない強権国家がいいかどうかは別にして、生命の安全だけは確保されていると言っていい。また、中国の数値は信用できないという声もあるが、経済数値でない人命の数値なので、このまま受け止めるべきだろう。

  ソウル、台北、ホーチミンに関しては、もはや言うまでもない。徹底した検査、追跡、隔離などの対策で、致死率は圧倒的に低い。台北、ホーチミンは、これまで死者が出ていないし、いまや感染者も出ていない。

 バンコクもシンガポールも同じだ。シンガポールは人口の割に感染者が多く、外国人労働者を中心に感染爆発が起こったが、死者は抑えられた。

 

■日本はブラジルと同じ「無策国家」か?

  では、経済を再開したら再び感染拡大が起こったアメリカ、ほぼ無策できた南米、第二波が懸念される欧州諸都市はどうだろうか?

 [東京と米欧諸都市の比較]

     左から、人口、確認感染者数、死者数、致死率

 

東京(東京都):人口1399万人7,272人325人 0.0446

ニューヨーク(NYC):人口840万人222,444人 22,696人 0.1020%

マイアミ(Miami-Dade郡):人口271万人 53,973人 1,068人0.0197%

ロサンゼルス(L.A.郡):人口1004万人 123,004人 3.642人0.0296%

ヒューストン(Harris郡):人口471万人40,012人 411人 0.0102

ホノルル:人口90万人 808人 13人 0.0160

サンパウロ:人口1218万人 341,365人 16,788人0.0491

リマ(リマ首都圏):人口963万人159,992人 4,473人0.0279

 

ロンドン:人口898万人 33,729人 6,106人 0.1810

ベルリン:人口377万人 8,220人 214人 0.0260

ローマ(ラッツオ県):人口570万人 8224人 842人 0.1024

パリ:人口215万人 8353人 1761人0.2108 

ストックホルム:人口98万人 21,490人 2,344人 0.1090

モスクワ:人口1192万人 227,367人 4059人 0.0178

 

 アメリカの場合、ニューヨーク州は感染者数も死者数も減ったが、南部諸州、カリフォルニア州などは、現在、感染者数の過去最高を記録し続けている。

 とはいえ、致死率を見ると、ロサンゼルス0.0296(100人で3人)、マイアミ0.0197(100人で2人)、ヒューストン0.0102(100人で1人)と、東京より低いのだ。

 

 さすがにブラジルは、ボルソナロ大統領が「ただの風邪」と豪語して感染しまっただけに、致死率は高い。東京都と人口がほぼ変わらないサンパウロで0.0491(100人で5人)である。ただ、これは東京と変わらないので、目を疑う。致死率から見ると、日本はブラジルと同じ「無策国家」と言うほかないのかもしれない。

  欧州都市は、どこも致死率が高い。ロンドン0.1810(100人で18人)、ローマ0.1024(100人で10人)、パリ0.2108(100人で21人)だ。ただ、ドイツは死者数を抑え込むことに成功し、ベルリン0.0260(100人で2〜3人)である。スウエーデンは、ここにきて感染者数も死者数も減ったが、ゆるいロックダウンによる「集団免疫戦略」を取ったので、ストックホルムは致死率が高くなった。とはいえ、0.1090(100人で11人)である。

■中国人はOKで日本人は拒否、ありえる

  こうして見てくると、日本はなにか勘違いをしていたのではないかと思う。とくに、東京はそうだ。このままでは、世界の諸都市のなかで最も危険な“コロナ感染”都市になりかねない。

 東京大学先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦氏が指摘する「交差免疫」で守られていたとしても、不安は募る。世界はようやく「鎖国」を解くようになった。国を開いて、外国からのビジネス、観光客を入れようとしている。

 

 しかし、このまま行くと、日本人の入国はどこの国からも拒否されたままになるだろう。ハワイは日本に観光客の入国を打診しているようだが、感染拡大が止まらなければ、永遠に拒否するだろう。中国人は受け入れても日本人は拒否ということになりかねない。

 

■致死率の低下に安心してはいけない

  先日、アメリカでは支持率急落のトランプ大統領が新型コロナウイルスを「99%無害」と言って、物議をかもした。致死率が下がっていることで、状況は改善していると強がった。

 しかし、国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ博士は、7日のビデオ会見で、「致死率の低下に安心を求めるのは誤っている」と訴えた。

 

 ファウチ博士は、こう言った。

「致死率が低下している理由は、感染者の年齢の中央値が、当初よりも15歳ほど下がったためと考えられる。しかし、若いからといって重症化しないわけではなく、深刻な状況に変わりはない」

■会議を開いて話し合うが、なにも決めない

 東京都も国も、今後も会議、協議を続け、状況を見守るとしている。小池知事はここのところ、毎日、西村康稔経済再生担当相と「対策」を話し合っているという。他県の知事とも話し合い、専門家にも話を聞いているという。

 政治家と役人は本当に会議が好きだ。なにかあれば、必ず会議をして話し合う。そして、なにも決めない。

 それでもメディアは我慢強く“垂れ流し報道”を繰り返し、聞くのはただ1点だけ。「緊急事態宣言を発出しますか?」「自粛要請を発令しますか?」。 

「緊急事態宣言」と「自粛要請」が必要なのは、国民ではなく、小池百合子都知事、西村康稔経済再生担当相、つまり東京都と国ではないのか。

 
[340]梅雨の合間の夏空。感染者107人。「要注意」は「夜の街」でなく小池百合子本人ではないか
2020年 7月 02日(木曜日) 21:47

梅雨の合間の夏空。どこまでも青く晴れ渡り、30度を超える真夏日となった。術後3カ月検診の造影CTの結果を聞きに行き、画像を見せてもらった。

「ここが手術で繋いだ血管です」「足から取った静脈ですか?」「そうです。はっきり写っていますが、太くていい血管です」

 もう手術跡の痛みはすっかり消え、体調がいいので、気分のほうも軽快だ。コロナがなければ、どこかへ出かけていただろう。

 病院から帰宅後、近所の丘の上の公園に行き、日光を浴びた。芝生の上にシートを強いて、体を思い切り伸ばした。頭の真上に太陽。すぐに汗ばんだが、風が強いので、その分、心地よかった。

 

 

 小学生のころの夏は、家のそばの鎌倉・腰越海岸で、砂の上に寝転んで日光を浴びた。もっとも、泳ぐ方が忙しかった。中学生になると、江ノ島西浜、由比ヶ浜、材木座、逗子などでも泳いだ。高校から大学にかけては、友達の関係で、鎌倉より葉山が多くなった。一夏、葉山・一色海岸で過ごしたこともある。まさに「太陽の季節」。

 

 思えば、今日まで、いろいろなところで夏の太陽を浴びた。グアム、ハワイに行き、初めてこの世に常夏があることを実感した。

 娘が小学生になってからの夏は、毎年、ハワイ。カピオラニビーチで、ボディボードに乗りながら波しぶきのなかで太陽を垣間見た。向こうにはダイヤモンドヘッド。

 ロサンゼルスではマリブのズーマビーチ、フロリダではシエスタキー、メキシコではカンクンなど、そのときどきの日の光、ビーチの砂の色と海の色、そして風が運んで来る塩の匂いが蘇る。

 

 

 

 夕方、家に戻り、シャワーを浴びて、先日買ってきた「グアバネクター」を飲む。そして、テレビを点けて、今日の東京の感染者が107人だと知った。その後、小池百合子都知事の緊急記者会見が始まった。

 相変わらず、人ごとのように説明、報告する。そして、得意げに「感染拡大要警戒」のボートを掲げ、ボードに書かれた言葉を繰り返した。なぜ、毎回、ごていねいにボードをつくらせて、これ見よがしに見せるのだろう。

 そして次もまたボード。今度は、「“夜の街”要注意」と書かれていた。そして「夜の街」を連呼し、ともかく「夜の街」に行くなとのたまうのだ。

 

 

 感染拡大は、「夜の街」が悪いのではない。また、そこで働く人たちが悪いのではない。中国のように完全封鎖、ロックダウンをすれば、必ず防げる。日本はそれができないというなら、歌舞伎町だけでも徹底PCR検査をすればよかった。そうして、感染者をていねいに隔離していけばいい。それもしないで、ただ「要注意」である。

 完全な「責任逃れ発言」としか、思えない。

 

 つまり、どう見ても、現在の感染拡大は、「夜の街」の責任ではなく、「行政の責任」である。拡大の兆し、クラスターが発生した時点で、打つ手はあった。ところがなにもせず、涼しい顔で、「夜の街」を繰り返すことだけだったのだから、この知事はやり方が汚い。都民より、自分のアピールにしか興味がない。

 感染するのは自己責任。「あんたたちが悪いのよ」で片付けようとしている。こんな人間がもう一期、本当に都知事をやるのか。考えただけで憂鬱になる。「要注意」は小池百合子のほうだ。

 安倍政権も同じだ。「ウイズコロナ」になった現在、このまま安倍政権と東京都政が続いていけば、日本は沈没してしまう。香港の恐怖政治と日本の無策政治と、どちらがいいのかわからない。

 

 

 それにしても、アメリカはどうしてしまったのだろうか? 南部や中西部など「保守州」での新型コロナウイルスの感染爆発が止まらない。とくに、テキサス、アリゾナ、フロリダは危機的な状況だ。トランプもついにマスクを着けると言い出した。

 明後日は、アメリカの「独立記念日」である。「フォース・オブ・ジュライ」は、アメリカ市民にとっては最大の祝祭日だ。この日、首都ワシントンでは軍やマーチングバンドが参加して、派手なパレードを繰り広げられる。また、ニューヨークでは、4万発以上の花火が打ち上げられる。

 はたして、これらのイベントは行われるのか? 今後、世界がどうなっていくのか、まるで見えてこない。

 
[339]「東京アラート」が解除され、梅雨入り。日本の奇跡は「交差免疫」仮説がもっとも納得がいく。
2020年 6月 16日(火曜日) 12:04

先週、11日の木曜日、「東京アラート」が解除されたと思ったら、その後、感染者が増えた。一昨日は47人、昨日は48人。東京都知事選に出馬宣言した小池百合子は、「夜の街」(ホストクラブでの集団感染など)を強調し、「これまでの数字とは背景が少し異なる」と言ってのけた。

  まったく、勝手な話だ。しかも、東京アラートに代わる「新しい指標」を検討しているとか。東京アラートを点灯すべきなのは、彼女の頭の中だろう。

 

 どう見ても、彼女には生活者の視点がなく、人間に対する思いやりがない。「ロックダウン」も「ステイホーム週間」も、みな“学歴詐称の女帝”と言われる小池百合子が言い出したことだ。そして、いまは、「ウイズコロナ」で、今度は「東京大改革2.0」だと。本当に、馬鹿バカしくらて聞いていられない。

 

 東京アラート解除とともに、関東は梅雨入りした。これから1カ月間は、雨の日が続く。と思ったら、昨日、今日と、もう「梅雨の中休み」で、晴れ間が出て、気温が急上昇。昨日は30度越えで、本当に暑かった。それで、エアコンを入れたら、家内と喧嘩になった。

 

「掃除をしたけど、奥にカビがびっしり。まだ残っている。そんな空気を吸ったら大変。プロの掃除の人を呼んでやってもらうか、それとも、もう古いから買い換えなくては」

「そんなの、待ってらいれない」

「悪い空気吸って、体を壊してもいいの」

 結局、エアコンは点けず、窓を開けて風を入れたが。ほとんど風はなく、入ってきたのは暑い空気だけだった。

 

 さて、常々、なぜ日本を含めたアジア(とくに東アジア)は、新型コロナウイルスの感染が抑制され、死者数が少ないのか、疑問を持ち続けてきた。麻生太郎財務相に言わせると、その理由は「民度のレベルが違うから」となるが、そんなわけがあるわけがない。

 民度と言った時点で、科学的ではないし、頭の中は化石化している。

 

  Photo:CDC

 

 ただし、最近、「やはりこれだろう」と、ほぼ腑に落ちる説明がなされてきた。東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦・名誉教授が指摘している「交差免疫」仮説だ。アジア人は、これを持っているので、新型コロナウイルスに感染しても、発症を抑えられることができているというのだ。

 

 児玉龍彦・名誉教授は、「日刊ゲンダイ」(6月15日)のインタビュー記事で、次のように述べている。

「日本や中国、韓国、台湾などの東アジア沿岸部は、過去にコロナファミリーの何らかのウイルスに感染し、免疫を持っている可能性が浮上しています。抗体検査ではまずIgMが出現し、遅れてIgGが現れるというのが免疫学的なイロハなのですが、都内の調査では、最初からIgGが出た検体がほとんど。

 

 つまり、すでにコロナファミリーに曝露されている人が多い可能性があるということなのです。日本ではSARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)の感染者は少なかったといわれていますが、類似のコロナウイルスが流行していた可能性も否定できないと思っています」

 

  19日から、「休業要請」がすべて解除され、都道府県をまたぐ移動も解禁となる。経済のことを考えれば、もはや「自粛」(実質的なロックダウン)に戻ることはできない。

 アメリカは、多くの州で感染者がまだ増加傾向にあるのに、経済再開を開始している。ただ、中国は、北京で卸売市場を中心に感染者が報告されると、4日間で計79人にもかかわらず、発生源の封鎖に入った。中国の報道によると、今回のコロナウイルスは武漢のものより危険で感染力が強いという。

 先のことは予測できないが、いまの日本の「いい加減さ」が、今度こそ致命的にならないか心配だ。
 
[338]なぜ、日本で「奇跡」が起こったのか?緊急事態解除後の世界に思う。
2020年 5月 26日(火曜日) 19:37

今日から、「緊急事態宣言」が全国で解除された。テレビは、朝からずっとこのニュースをやっている。驚いたのは昨日の記者会見で、安倍首相がこう言ったことだ。

「日本ならではのやり方で、わずか1カ月半で流行をほぼ収束させることができた。日本モデルの力を示した」

  日本モデル? それは、いったいなんだ? いまだに検査数は増えず、アベノマスクも10万円も届かない。すべての対策は後手で失敗続き。専門家会議も迷走続き。つまり、日本モデルは失敗モデルなのである。

 

 ところが、人口100万人当たりの死亡者数は6人で、欧米諸国よりダントツに低い。感染者数も少ない。ただ、死亡者数はアジアではフィリピンの8人に次いで2番目に悪いが、それでも、結果的には「成功」だ。

 となると、日本は「奇跡の国」と言うほかない。

 

 日本が感染拡大に「成功」したことに関しては、諸説ある。BCGワクチン説、ウイルス変異説、文化の違い説、マスク説など。しかし、どれも化学的には解明できていない。私は、アジア諸国がみな成功しているので、マスクのせいではないかと思っている。アジア諸国では、感染拡大以前から、みなマスクを着用していた。欧米では、感染爆発してからやっとし始めた。この差は大きい。

 

 先ほどから、ずっとCNNを見ていた。そして、日本以上に驚いたのが、アメリカの現状だ。

 ロックダウンの段階解除に入り、経済がリオープンされたら、もう人々は完全に元に戻っている。メモリアルデイの週末、アーカンソーのリトルロックとアラバマのオレンジビーチの様子をレポートしていたが、誰もソーシャルディスタンシングを守らず、マスクも付けていない。ビーチサイドのレスランもバーも完全密着状態で飲食を楽しんでいる。レポーターが聞いても、みなどこ吹く風。

 警官も「マスクをしない人間にはペナルティを科せれるが、注意にとどめている」と言う。それはそうだ。そうしたら、全員逮捕しなければならない。

 

 テキサスもカリフィオルニアもロックダウン解除後、感染者数が増えた。本当に、大丈夫なのだろうか? NYだけは、確実に減っているが、それでもまだまだひどい。

 ひどいといえば、ブラジルだ。もはや、世界で2番目の感染大国になり、1日の確認感染数は1万人を超え、毎日800人が死んでいる。

 CNNでは、英国、スウエーデンもやっていたが、驚いたのはスウエーデン。集団免疫戦略をとっているのに、感染者はまだ国民の6%に止まっているという。それで、すでに4000人以上が死亡した。スウエーデンの人口は1020万人。日本の約12分の1。日本の死亡者数は、今日で851人だ。

 

 毎日、今後、どうなるのだろうか?と思っている。いつになったら、気持ちよく外出できるだろうかと思う。海外に行けるのはいつになるだろうか? NYのマジソンパークを歩く、ハワイのカピオラニビーチでボードをやる、ヘルシンキのマーケット広場に行くなんてことが今後できるのだろうか?

 退院後1カ月半。回復は順調なので、最近は、早朝に近所の丘の上の公園にいき、深呼吸をして景色を眺めている。東京湾と対岸の千葉、房総半島の稜線が見える。空気が澄んでいる早朝は、本当にすがすがしい。

 
[337]聞いて呆れる「新しい生活様式」。信頼できない政府の言うことを国民は聞かない。
2020年 5月 08日(金曜日) 07:52

退院して1カ月が過ぎ、新緑の季節に変わった。家から一歩も出ていない。もっとも、「コロナ禍」だから出るわけにはいかない。まだ、手術の傷跡が痛む。頼まれた原稿があるので、それに没頭していると、時がどんどん過ぎていく。

 ただ、毎日、欠かさずテレビやネットでコロナ禍の状況を見ている。気になるのは、やはりニューヨークとフィンランド。そして、スウエーデン、英国、イタリア。もちろん、中国も気になる。最近は最悪になりそうなブラジルだ。本当に、どうなっていくのだろうか。

 

 今週、「緊急事態宣言」が1カ月延長された。これで、自粛生活は5月31日までとなったが、14日に「専門家の意見を聞き、可能と判断すれば期間満了を待つことなく解除したい」と安倍晋三首相は言った。毎回、「専門家の意見」である。自分で考えたらどうだろう。

 専門家というが、なにが専門なのか疑わしい。専門的な見地からの進言はなく、データも出さない。

 

 

 とくに、尾身茂副座長は見ていられない。完全に昔の疫学の人間だ。現代の遺伝子工学などを理解していない。なにしろ、これまで1度も、新型コロナウイルスに関しての知見、データなどを口にしていない。クラスターだのオーバーシュートなどという言葉を持ち出して、わけのわからない解説をしている。検査数が少ないことに関しては、毎度、言い訳ばかり。

 座長の脇田隆字氏、押谷仁氏、釜萢敏氏、西浦博氏など、みな、大丈夫なのかと思う。といっても、もっと大丈夫でないのは、安倍首相自身で、いまや完全に国民の信頼を失っている。

 

 こうなると、もはやなにを言っても、国民は聞かない。「勝手にやる」となる。だから、自粛なんて言われても、そもそもウチで愛犬を抱いてテレビを見ている(星野源とのコラボ動画)人間の言うことを聞くわけがない。GW中もいまも、勝手に出かけている。目につかないところでは、思い切り好きなことをしている。

 

 これを“自粛警察”は、自己満足のために取り締まり、メディアもわざと取材して映像を流している。そして、きまって「いっしょに頑張りましょう」と言う。これでは、本当に戦時下の日本、「欲しがりません、勝つまでは」と同じではないか。自粛破りをしているのは、安倍首相以下、政府がまったく信用できないからだ。「このままでは政府に殺される」と思うから、みな従おうとしないのだ。

 これで、「日本人ならできる」と言っている識者は、なにか勘違いしているとしか言いようがない。

 

 

  勘違いと言えば、完全に勘違いしているのが、政府と専門家会議で、なんと「新しい生活様式」なんてものをつくって、こうしましょうと言い出した。

「ステイホーム」だけで十分なのに、事細かく生活の隅々まで指定している。しかも、コロナ対策に関しては常識化していることばかり。「遊びに行くなら屋内より屋外を選ぶ」「会話の際、真正面を避ける」「名刺交換はオンライン」「大皿は避けて横並びに」「料理に集中 おしゃべりは控えめに」----これが専門家、政府が考えることだろうか。西村康稔経済再生相にいたっては、「スマートライフ」と言った。耳を疑う。

 政府は、国民をみな幼稚園児と思っているのか。

 

 政府が国民生活の中身に口を出してはいけない。もし、コロナ禍がなかったら、いま、政府がやっていることは、全体主義国家、権威主義国家のやっていることと同じだ。近代は、国家権力から個人が解放されることによって始まった。自由主義、個人主義、私有財産、民主主義が近代の基盤だ。そういう考え方は、この国の政治家、官僚にはないようだ。

 毎回、プロンプターの原稿を読んでいるだけで、それで国民にメッセージが届くと考えている首相が、本当に哀れで情けない。

 このままいったら日本はどうなるのか? コロナ禍はなんらかのかたちで終わり、ポストコロナの新時代が来るだろうが、そのとき、日本はどうなっているのだろうか?
 
[336]春爛漫のなか退院。しかし、「コロナ禍」でいつもとまったく違う春。今後、日本はひどいことになる。
2020年 4月 11日(土曜日) 16:38

今日(4月11日)、センター南「昭和大学横浜市北部病院」を退院して家に戻った。入院したのが3月27日だから、約2週間(16日間)、病院で過ごしたことになる。

 胸部と脚の手術の傷跡はまだまだ痛く、あと1カ月ぐらいしなければ普通には動けないだろう。

  女子医大に、心臓カテーテル検査のために入院したのが、3月17日。結果は思いもよらぬ、「最悪」で、心臓の冠動脈が3本とも詰まっていた。自覚症状がなかったため、ただただびっくりするほかなかったが、すぐ頭に浮かんだのが、冠動脈バイパス手術。冠動脈バイパス手術といえば南淵明宏医師以外にいない。即座に、富家孝先生に連絡して、南渕氏のスケジュールをもらい、4月4日のオペが決まった。

 が、その後、南渕氏から電話があり、「早いほうがいい。3月30日にオペができるのですぐに入ってください」ということで、3月27日に入院したのだった。

 

 手術日前日の3月29日の日曜日は、なんと雪。都心では積雪1センチを記録し、3月下旬の積雪は32年ぶりだとニュースは伝えていた。病院8階のデイルームから、降りしきる雪を見ていると、本当に不思議な気分になった。娘はNYに取り残され、ロックダウンのなかほぼ監禁状態で暮らしている。私は入院。家内は、コロナのため、身内とはいえ、手術日以外の面会は禁じられている。家族バラバラだ。

 

 手術が終わって気がついたのは、当日の夜7時ごろ。

 以後、4日間、集中治療室で寝たまま過ごした。多くのチュープ、点滴、酸素吸入器などに繋がれて生かされていると、いまの医学のすごさを思わずにいられなかった。左右両方の脚が約30センチ切られ、そこから静脈が取り出されて冠動脈に移植された。南渕氏は、この手術に関して日本の第一人者だ。

 手術後、家内は、心筋梗塞の跡があったと南渕氏から聞かされたという。自覚症状はなかったが、すでに心筋梗塞を起こしていて、そのときは他の血管により虚血が回避されていたようだ。

 

 一般病棟に戻って、リハビリを続けるなか、4月7日夜、安倍首相の「緊急事態宣言」をテレビで見た。連日のコロナ禍報道のなか、どう言うのか注目したが、がっかりもいいところだった。

 いつもながら、彼の言葉には力がない。原稿を読み上げているだけだ。内閣官房の一部スタッフと内容を示し合わせ、それに沿ってスピーチする。この緊急時でさえこれだ。だから、短いフレーズが一つもない。ともかく、なにもかも長すぎる。有名なルーズベルトの「われわれが恐れなければならないのは恐れることそのものである」を、ルーズベルトの言葉だと言わずに使ったのには、本当に呆れた。

 この夜、なによりも心を洗われたのは、夜空に輝くスーパームーンだった。

 

 「緊急事態」宣言後、日本の感染者数は、それに合わせるように急増した。毎日、過去最高と報道されたが、検査数が増えたのだから当然だ。つまり、これまで、検査を絞って明るみに出なかった潜在感染者が顕在化しただけである。

 それにしても「検査数の増大は医療崩壊を招くから必要ない」「日本なりに独自にうまくやっている」と言ってきた政権擁護派論者たちは、どう答えるのだろうか。

 また、「重大局面」「持ちこたえている」と言ってきた専門家会議と政府は、この事態をどう言い繕うのだろうか。ここまでの経緯をみれば、日本の現状は「人災」だと結論できる。

 

 もっと早く、手を打っていればこんなことにならなかった。今後、事態はさらに悪化するだろう。中国が立ち直り、欧州やアメリカがピークアウトしていくなか、日本だけが取り残される。最悪の未来が予測される。

 自宅に戻り、窓から外を見ると、もう桜は散り、葉桜になろうとしている。この後、風光る季節がやってくるだろうが、私はコロナ禍がなくとも、家に閉じ籠ったままで、夏まで過ごすことになる。

 
[335]どうしても納得できない感染者数と危機意識。今後、感染爆発が起こるのではないか?
2020年 3月 20日(金曜日) 20:29

今日、女子医大を退院して家に戻った。すっかり春めいた3連休初日、東横線の車窓からの景色のなかに、開花した桜の木々が見えた。

 検査結果は最悪で、冠動脈が3カ所詰まっていた。冠動脈バイパス手術が最善の選択肢で、近いうちに手術を受ける手配をした。H先生を通して、 N外科医に頼むことにした。新型コロナウイルスの感染拡大がどうなるか次第だが、4月はほとんど入院生活になるだろう。

 

 今年の春がこんなふうになるなんて、年が明けたときはまったく想像がつかなかった。なにしろ、今年はオリンピックの年で、私はボランティアに応募していた。家族の節目となる行事も控えていた。しかしいまや、そうしたことはすべてなくなり、まったく違う日々が訪れた。

 ともかく、新型コロナウイルス(トランプはあえて「China Virus」と呼んでいる)のパンデミックが収束しないかぎりは、なにもできない。

 

 いまや、NYもLAもパリも、誰も外出していない。アメリカも欧州も人間が動いていない。なのに、この日本はどうだ。今日も、「自粛」というのに、いつもと変わらない休日の人出が見られた。

 昨日、専門家会議が開かれ、「なんとか持ちこたえている」という見解が繰り返された。この人々は研究者で、データを読んで解釈しているだけで、危機意識に基づいて話してはいない。そのため、「オーバーシュートの心配がある」などと言っても、後からの責任逃れを見込んだ発言としか受け取れない。

 

 しかも、以下の数字はどう見ても、信じられない。日本がこんなに少ないなんてことは、中国との近さ、人口から見てありえない。桁が違いすぎる。これは、検査して確認されたケース(confirmed case)だけの比較だから、ほとんど検査をしていない(意図的と思われる)日本が少なくなるのは仕方ないとしても、それでも、どうしても信じられない。感染者の実数ならば、日本は欧米各国と同じか、それ以上いなければおかしい。

 

中国:8万967人、
イタリア:4万1035人、
イラン:1万8407人、
スペイン:1万7147人、
ドイツ:1万999人、
フランス:1万995人、
アメリカ:1万442人

日本:950人

(2020年3月20日1200現在)

 

 それなのに、さきほど、安倍首相は「休校要請」を一部解除すると言い出した。もはや、頭がおかしいとしかいいようがない。それとも、相当な高等戦術で、このまま人口の多くが感染して自然収束するのを待つことにしたのか。まさか、そこまではこの男は考えていないだろう。

 ともかく、安倍という首相は、本当に専門家に弱い。定見がない。

 

 この騒ぎが起こってから、メディアの論調を見てきたが、日本は衛生も医療も優れた国という信仰(根拠がない)に捉われている人が多いのに驚かされた。このことも、判断を狂わせている大きな原因だと思う。思い上がりが、危機意識を薄れさせるのだ。

 

 もし、現在の発表数字だけをもとに情勢を判断し続けるなら、この先、感染爆発が起こり(潜在感染者がオモテに出て)、日本も欧米並みになる可能性が強い。検査数が増えれば、そうならざるをえない。新潟ではドライブスルー検査が導入されるという。どうなるか、見ものだ。仮に、新しい感染者がどんどん見つかれば、専門家会議の権威性は吹っ飛び、安倍政権は徹底的に叩かれる。そうなるのだろうか?

 それにしても、検査数を増やさなければ、グラフの曲線は維持できる。ゆるやか平行線でずっといける。

 もし、感染者数をゼロにしたければ、検査しなければいい。そうすれば、その日だけは感染者は出ないでゼロになり、それを続ければ「収束」したかのように見える。いま、中国はこれをやっているのかもしれない。

 

 もう一つ、日本の確認感染者数が増えないことに対する見方がある。それは、じつはもう日本では早いうちに感染爆発が起こり、多くの人が免疫(抗体)を獲得してしまったのではないか。私は、こうも思っている。

 つまり、いま感染が確認されているのは最近発症した人々で、過去に発症した人々は自然治癒してしまった。軽い風邪ですんでしまったのだ。または、感染しても発症しなかったのではないか。

 いま、そんな人間がゴロゴロいるのではないだろうか。

 

 はたして東京が、今後、武漢やNYやパリになるのかどうか?

 安倍首相、小池都知事の危機感のなさを見ていると、日本は世界とはまったく違うと、つくづく思う。いまだオリンピックをやるという姿勢を崩さない。世界でこれだけ多くの人々が苦しみ、日々、死者が出ているのに、そんな発言をすることに後ろめたさを感じないないのだろうか?

 誰もが、最悪を想定して準備をしようとしない。日本人の思考回路、社会意識は、最近、本当におかしくなってしまっているのではないか。

 
[334]最後の雪の日、トランプと安倍の記者会見を見て日本に絶望する
2020年 3月 14日(土曜日) 20:15

コロナウイルスで家にとじこもるようになって3週間ほどがすぎた。今週は、1度も東京に出ていない。すっかり春めいてきたというのに、それを外で味わえないのはつらいものだ。

 今日は冬に逆戻りしたように冷え込み、午後になって、小一時間ほど雪が降った。大粒の雪で、窓から降る様子を眺めながら、いったいなぜこんなことになってしまったのかと思った。

 春になったらと、今年の初めはいろいろな計画を立てていた。しかし、すべてキャンセル。本来なら、来月はNYに行く予定だったが、いまやアメリカばかりか、世界どこにも行けない。

 

 今朝方、トランプの記者会見をCNNのライブで見た。日本時間4時半から行われると知って、それまでずっと起きていた。

 とうとうアメリカも感染拡大が進み、ついに「国家非常事態宣言」をするところまで追い込まれた。昨日、NYダウが2000ドルも暴落し、コロナウイルスによる死者も50人に迫ったのだから、このタイミングを逃すわけにはいかない。トランプは、経済対策費として連邦予算から500億ドルを拠出すること、学生ローンの利子を免除することなどを打ち出し、PCR検査の拡大、医療機関のベッド数の制限の撤廃や遠隔診療の実施など、官民あげて取り組むことを強調した。

                

 それにしても、トランプの後ろにウォルマート、ターゲット、CVSなどの幹部たちが並び、トランプの指名で、新型コロナ対策にどう貢献していくか表明したことには驚いた。PCR検査キットをつくっているロシュの幹部も登場し、3.5時間で検査結果が出るキットを開発し、FDAにスピード認可されたことを表明した。このキットを使うと24時間で4128件の検査ができるという。ペンス副大統領は「歴史的な官民連携だ」と明言した。

 この会見を受けて、取引終了時間が迫っていたNYダウは、昨日の暴落分をほとんど取り戻す2000ドル近い過去最大の上げ幅を記録した。

 

 それにしても、アメリカはいったんやるとなったら早い。すでに、NYのニューローシェルは封鎖されている。今後、クラスターが出れば、そのエリアは封鎖されるだろう。欧州からの入国も止めた。これによって、NY在住の娘は大変なことになってしまった。

 それもあって、私が腹立たしいのは、日本政府の危機感のなさ、コロナ対策のいい加減さ、場当たりさだ。この政府には国民の命、安全をなんとしても守るという使命感がない。

 

 この腹出さしさが一層増したのが、今日、午後6時から行われた安倍首相の記者会見だ。終始、言い訳と説明だけ。具体的な中身はなにもなかった。なぜ、安倍は長々と、用意されたペーパーに目をとおしながら話すのだろうか?

 もっと、端的にはっきり言えばいいものを、言い訳ばかりする。安倍が述べたことは、もうほとんどわかりきったことで、「専門家の意見を聞いて政府はこうしました」ということばかりだった。

 しかも、「(これは)わが国だけの孤独な戦いではない。世界全体がいま、新型コロナウイルスという共通の敵に立ち向かっている。G7、G20の枠組みを活用し経済政策も含めた国際社会の結束した対応をリードしていく考えだ。いかなる困難も、力を合わせれば、必ずや打ち勝つことができる。私はそう確信している」

 と言ったことで、私は完全に脱力した。これは、世界的な危機なので、私たちの責任ではありませんという責任逃れにしか聞こえない。

 

 安倍首相の記者会見を見て、あまりに落胆したので、その後は、買い込んだワインを1本開けて、いまそれを飲みながらこれを書いている。

 ここ何年か、日本をなんとかしなければと、いろいろなことを考えてきたが、もう絶望するしかないと思った。いま、学校は休みに入っている。それで、子供達の勉強が遅れるからどうしたらいいかという声が上がるかと思ったら、家庭で面倒を見きれない、親が仕事に行けないという声ばかりとなった。本当に、どうかしている。

 しかも、学校は、私が、小・中学生だったころとなにも変わらない。黒板と白墨、そして机と椅子があるだけ。完全な後進国だ。オンライン授業をすればいいだけなのに、それができないのだから、もはや日本の将来はない。

 この子供たちは、本当に不幸だ。絶望ニッポン。本当に、どうしたらいいのか? このまま、世界から大きく遅れる国になり、なんとか国民が生きていける、そんな国になることを、もう覚悟するときがきたのだろうか。まあ、それならそれでいいとも思うが、本当に情けない。 日本をこれ以上、ひどい国にしてしまったら、次の世代、子供たちに合わせる顔がない。そうは思わないのだろうか?

 
[333]来週からコロナウイルス感染者数が激増する。そうなったらどうなるのか?
2020年 2月 27日(木曜日) 20:38

新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。すでに、日本は「武漢状態」に陥っていると思われるが、テレビは、無意味な感染者数比べをやって、韓国では何人増えた、イタリアでは何人増えたなどと言っている。また、国内で新しい感染者が発表されるたびに、発症履歴を伝えている。これも、市中感染が進んでいるとしたら、ほぼ意味がない。

 

 本当に、政府は場当たり対応ばかり。無能極まりない。緊急事態なのに、安倍首相はまだペーパーを読んでいて、専門家会議の受け売りの「ここ1、2週間がヤマ場」と言っている。情けなくて見ていられない。彼の言葉は心に響かない。

 

 今日は、家内の大腸内視鏡検査の付き添いで、新宿のKクリニックに朝から出かけた。そのため、待ち時間は、ずっとワイドショーを見ていた。テレ朝の玉川徹が、いま一番的確な指摘、意見を言っている。一刻も早く、希望者には検査を受けさること。これを優先せよと主張している。これは、政府の重症者を優先して受けさせるという方針に反するから、政府批判になる。彼はそんなことはかまわない。その姿勢がいい。

 インタビューでは、上昌広・医療ガバナンス研究所理事長が「(政府のやり方は)は言語道断」だと切り捨てていた。もっともだ。上昌広氏が、いま医療関係者ではいちばん信頼できる。

 

 これまで、のらりくらりでまったく緊張感のない加藤厚労相は、今日の衆議院予算委員会で、野党議員の追及に、やっと、来週中にも、検査に保険適用を認める方向で調整すると言った。

 保険適用され、民間検査が始まれが、検査数は一気に増えるだろう。そうなれば、比例して感染者数も増える。日本の現状が明らかになる。

 

 今日、韓国は感染者が500人以上増えた。韓国では、1日1万3000件ペースで検査しているという。それに対して、日本は18日から今日まで、1日平均900件ほどにすぎない。

 この差が、感染者数に表れている。よって、日本も韓国並みに検査数が増えれば、人口比からいって、感染者数は一気に韓国を抜くだろう。毎日、数百人単位で感染者が確認されたら、この社会はどうなるだろうか?

 

 もちろん、政府はお手上げだ。これまで事態を楽観視して、なんとかなる程度に思っていたツケが一気に回ってくる。そして、そのツケを、私たちが全部かぶる。

 はたして、政府は東京を武漢と同じように封鎖できるだろうか。安倍には知恵と勇気、そして決断力がないから無理だろう。そう考えると、絶望しかなく、もう考えるのもバカバカしくなってきた。 

 
[332]見通し立たずのコロナウイルス感染拡大。このままだともうどこにも行けない。
2020年 2月 23日(日曜日) 10:12

 日本もついに「武漢状態」になってきた。COVID19の感染拡大が止まらない。毎日、報道を見て、家内とどうなるか話し合っている。また、誰と会っても、新型コロナウイルスの話しかしなくなった。いまや報道のほとんどを疑っていて、楽観論は吹き飛んだ。

 日本は、本当に情けない国に成り下がった。「ダイヤモンドプリンセス」で作業を行っていた厚労省の幹部など国の職員4人が感染していたと伝えられたら、今度は、船に入った職員90人余りが検査を受けずに職場に復帰していたという。となると、日本の中心、霞ヶ関はもう感染されてしまったことになる。

 

 昨日(2月22日)、伝えられたことで、私が懸念したことを列記してみる。

 

■イタリアでは初めての死者が出た。さらに15人が感染。10都市を封鎖。(欧州は大丈夫かと思ったが、もうそうではない)
■アメリカでの感染者は34人に達した。ダイヤモンドプリンセスの乗客253人が帰国したが、そのうちの11人が検査で陽性となった。(インフルエンザ感染者のなかに新型コロナウイルス感染者も含まれているとすると、もうアメリカでも感染が拡大していることになる。アメリカは明らかに検査をしていない)
■中国政府は武漢に新たに19の病院(感染者を隔離する強制収容所か?)を建設すると発表した。(やはり、ウイルスは人工なのか?)
■ハワイでは感染の疑いのある患者の検査を行っていない。

(検査キットがないのだという)

■レバノンで初めての感染者が確認された。イランでもテヘランに感染が拡大し、新たに9人が感染。(中東は圏外と思ってきたが、もうそうではなくなった)
■韓国では感染者が急増しており204人が感染。

 

次は、ワシントン発の共同電。

【ワシントン共同】米国務省は22日、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の拡大を受け、日本全土への渡航警戒レベルを4段階中で下から2番目の「注意を強化」に1段階引き上げた。感染するとより重症化しやすいとされる高齢者や持病のある人に対し、不要不急の日本への旅行は延期を検討すべきだとした。
 これまではレベル1の「通常の注意」だったが、「経路不明な感染が広がっている」ことを警戒強化の理由に挙げた。他国が追随する可能性があり、日本経済への影響が懸念される。国務省は同日、感染者が急増する韓国も日本と同様にレベル2とした。

 

 アメリカ企業では、すでに一部で日本出張を見合わせる動きが出ている。知り合いの在米日系人も、予定していた日本渡航をキャンセルした。留学生たちも、アメリカに戻れない可能性が出てきたので、帰国を見合わせるようになった。

 本当にこれからどうなるのか?

 ようやく、春めいて、季節は変わろうとしている。今年は暖冬だったが、冬が終われば、活動の季節だ。いろいろ予定していたが、このままだとどこにも行けそうにない。

*同内容の記事を「Yahoo個人」欄に書きました。

 https://news.yahoo.co.jp/byline/yamadajun/20200223-00164291/

 
[331]武漢肺炎(新型コロナウイルス)の楽観論は間違いなのか?米が規制強化
2020年 2月 16日(日曜日) 09:59

私はこれまで、今回の武漢肺炎(新型コロナウイルス)はいずれ終息する。インフルエンザと同じようようにやがて一般化して、それなりに、従来型の対応策で落ち着くだろうと考えてきた。

 しかし、日本でも感染者が急増し、もはやパンデミックと言える状況になっていること、さらに感染源の特定が遅れていること、そして、中国の状況を見ていると、楽観視してはいられないと思うようになってきた。

 

 武漢ウイルス研究所に、中国人民解放軍の少将であり、トップクラス科学者が送り込まれたので、大丈夫ではとは思ったが、これは裏返しに考えると、武漢肺炎の発生源はここであり、新型コロナウイルスは人工的なものというのが真実かもしれない。

 それを知ってアメリカはいち早く、中国との人的交流を絶った。日本の処置は甘かった。昨日(2月14日)、クルーズ船の乗客のうちアメリカ国籍者は帰国のためのチャーター便を出すことが発表された。

 

 また、米CDC(疾病予防管理センター)の所長ロバート・レッドフィールドが、こう警告したと報道された。

「米国はいま、新型ウイルスの国内での蔓延を必死で封じ込めている段階だが、ウイルスが米国内に感染拡大の根を下ろしてしまった可能性もある。ウイルスは米国でも蔓延し、感染問題は今年中に終わらず、来年まで続くかもしれない」

 アメリカの感染者はまだ15人である。それなのに、大々的な感染防止の処置を取り始めた。保健福祉省、CDCは中国以外のアジア諸国、日本、シンガポール、香港などとの人的交流を規制することを提言しているという。

 

 となると、日本人はアメリカに渡航できなくなる。NYにいる娘は日本に帰れなくなる。ただ、いったん帰れたとしても、今度は入国できなくなる。

 楽観論は間違いだったのかもしれない。

 

■なお、「Yahoo」個人欄に、以上の内容を詳しく書いた。

https://news.yahoo.co.jp/byline/yamadajun/20200216-00163266/ 

 
[330]メディアは騒ぎすぎ!「武漢肺炎」はそんなに怖いか? 
2020年 2月 14日(金曜日) 11:37

今朝起きてワイドショーを見ると、どこもタクシーで感染するかどうかという検証映像を流していた。昨日、都内のタクシー運転手が感染していたと発表され、即、それに反応したようだ。あまりに安易だ。

 ただ、昨日、厚労省などから発表された国内感染例は衝撃的だった。まず、神奈川県在住の80歳代女性が死亡していたこと。これは「武漢肺炎」(新型コロナウイルス)による国内初の死亡例である。また、タクシー運転手はこの女性の義理の息子という。

 さらに、千葉県県内に住む20歳代の男性会社員、和歌山県湯浅町の済生会有田病院に勤務する50歳代の外科医師の男性の感染も発表された。いずれも、中国への渡航歴がなく、中国人との接触も確認されていない。となると、もはや「水際作戦」は失敗し、ウイルスは国内に入り込んで感染者を増やしていることになる。

 

 この点をふまえると、タクシー運転手より和歌山県の医師のほうがよほど問題だと思うが、ワイドショーはあまりふれない。なぜなのだろうか? 済生会有田病院はなぜ 記者会見しないのか?メディアはそれを強く求めないのか?

 今日まで、発表はすべて厚労省や各県など、役所ばかりである。だから、まったく要領をえない。専門家がキチンと会見して、今後の予測を述べるべきだ。

 

 横浜港にはいま、監禁状態にした乗客3700人を乗せたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号が停泊している。もう10日以上経つ。その映像、状況は連日報道され、船内の感染者数が日毎に増えている。

 最初はわからなかったが、この封鎖することにして感染拡大を防ぐという対応は、完全に間違っていたようだ。

 船にはアメリカ人も乗っているので、米メディアは業を煮やして、この対応を批判しだした。NYTは、専門家の見解として、「公衆の衛生に関わる危機について、『こうしてはいけない』と教科書に載る見本だ」と伝え、さらに日本政府の広報の仕方について「信頼を低下させた」としたうえで、「すでに汚染されたクルーズ船にこれほど多くの人を閉じ込めておく以外に他の手段があったのではないかと思わせる」と批判した。

 

 今回の武漢肺炎の騒ぎが起こってから、家内はNYに住む娘を心配して、何度もライン、メールしている。アメリカでは史上最悪のインフルのアウトブレークが起こっていて、コロナウイルスどころではないからだ。すでに何万人もの死者が出ている。だから、こちらのほうが心配であり、死者もまだ少なく、それも持病を持つ高齢者などの例が多い武漢肺炎をこれほど騒ぐのか、よくわからない。

 おそらく、それは、中国が発生源だからだろう。

 

 ここまで日本の報道で使われる「新型肺炎」ではなく、武漢肺炎と書いてきたが、それは、当初、中国ではそう呼んでいたからだ。欧米メディアも「Wuhan coronavirus」、あるいは「China coronavirus」としていた。ウイルスは病原であり、症例は肺炎とほぼ同じなので、「Wuhan pneumonia」(武漢の肺炎)と呼んでいるところもある。ただ、いまや単に「coronavirus」としている。わざと「武漢」を使わないほうが、偏見・差別を助長することになるのを日本のメディアはわかっていない。結局、WHOは、「COVIT-19」と名付けた。 

 

 いま私が心配しているのは、このまま日本で感染者が増え続けると、アメリカは中国と同じように、日本への渡航を禁止しかねないことだ。すでにユナイテッド、アメリカン、デルタは、中国全便を欠航している。他国の航空大手も同じだ。となると、娘は当分、帰国できないことになる。欧州経由としても、ルフトハンザ、BAなども中国便を欠航しているので、アメリカに追随するだろう。

 このまま日本の感染者が増え続け、数百人ということになれば、そうなりかねない。

 昨日、2人の医者と別件で会って話したが、「オリンピックは大丈夫か」と心配していた。

 

 ただ、今回のコロナウイルスに関して、それほど心配していない。心配なのは騒ぎすることで、ウイルスそのものに対しては心配していない。健常者なら感染したとしても発症しないか、発症したとして軽くてすみ、よほどのことがないと死に至らないと思うからだ。

 そこで、致死率に注目しているが、これまでの報道によるとたいしたことはない。

 「ブルームバーグ」の2月13日の報道では、こうなっている。

 

《医療専門家は死亡率の推計に取り組んでいる。死者数を確認症例数で割った大まかな分析では、死亡率は約2%だ。診断未確定の軽い症例を含めれば1%近くに低下する。世界保健機関(WHO)のチーフサイエンティスト、スーミャ・スワミナサン氏は「検査を受けた患者の数が増えるにつれ、死亡率は日ごとに低下している」とインタビューで述べた。》

 

 しかし、「ナショナルジオグラフィック」(2月11日)の記事は、こう解説していた。

 

《単純に致死率を比較するだけでは、どれが最悪の感染症かを判断しがたい場合もある。例えばインフルエンザは、従来型のものであれH1N1のような新型のものであれ、感染者は何百万人にも上りうるが、死亡に至る割合は比較的低く、そのうち0.1%ほどだ。対して、SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)、そして今回の新型コロナウイルス感染症「COVID―19」は、致死率の点でははるかに深刻だ。ただし、SARSは致死率が10%ほどに上ったが、感染が確認されたのはわずか8000例ほどだった。

 現時点で、新型コロナウイルスの感染者数はSARSを大きく上回っている。そのうち死亡に至るのは2%ほどだ。致死率でいえばインフルエンザの20倍ほどということになる。新型ウイルスの脅威は早期に終息するだろうと予測する科学者もいる一方、中東で2012年から流行が続いているMERSではそうなっていない。》

 

 いろいろな見方があるものの、最大の問題は、この騒動がいつ終息するかだ。この点に関しては、あと2カ月ほどではないだろうか? すでに、中国では感染者がピークアウトしたと思えるからだ。そして、もう一つ、中国が現在、ウイルス撲滅に全力で取り組んでいるからだ。

 これを確信したのは、「In Deep」というサイトで、中国の武漢ウイルス研究所に人民解放軍の陳薇(チェン・ウェイ)少将が最高責任者と赴任したということを知ったからである。武漢ウイルス研究所は、今回の新型コロナウイルスの発生源と一部で言われているところだ。とすると、このウイルスは人為的なものだが、ともかく、そこに人民解放軍の高官が赴任して陣頭指揮に当たっている。

 

 この少将は女性である。軍人であるが、中国の最高レベルの科学者であり、SARS とエボラ出血熱のエキスパート。SARSとの戦いでもっとも貢献した学者で、生物化学兵器部門の最高責任者だ。

 「In Deep」では、「1月30日に、中国科学ニュースというメディアが、チェン・ウェイ少将に独占インタビューをおこなっている記事を見つけました」として、その内容を紹介している。

 以下、その一部を、ここに載せておきたい。

 

《インタビュアー: SARS と比較して、新型コロナウイルスは、より「狡猾」な感じを受けます。特に、潜伏期間中の隠れたキャリアによっても感染が起きるようですが、このように潜伏期間中に引き起こされる感染を防ぐことはほとんど不可能ではないでしょうか。

 チェン・ウェイ氏:それぞれの疾患には新しい特徴がありますが、対策としては、最終的に、病原体、伝染経路、影響を受けやすい集団という 3つのリンクを制御することに他なりません。

 隠れたキャリアによる感染を防ぐ方法としては、最も原始的な方法である「分離」(人と触れ合わない)が最良の方法です。人と接触する必要がある場合は、1〜 5メートル以上離れてコミュニケーションをし、できるだけ早く手を洗って消毒し、手で目をこすったり、鼻や口に触れたりしないでください。

 もちろん、中国はとても大きな国で、人口も非常に多いので、これを誰もがうまく行い続けるのは難しいことだとは思います。これには、グリッドベースの社会的管理が役割を果たす必要があり、すべての管理者は、まず自分たちの足場を維持する必要があります。今、すべての中国人が一緒に動く必要があるのです。》

 

《インタビュアー:誰もが、この流行を打ち負かせる必要があると言いますが、本当の勝利は何でしょうか?

 チェン・ウェイ氏:感染症との戦いにおける、いわゆる勝利にはいくつかの種類があります。最も大きなものは「根絶」です。これが最も理想的な状態であり、私たちの努力の目標でもあります。しかし、人類の歴史で根絶された感染症は、迅速に根絶された天然痘とポリオなど限られたものしかなく、病原体が完全に根絶された例はほとんどないのです。

 新しい病気に遭遇したとき、私たちはそれを完全に排除したいと思い行動します。しかし、時には、過剰な介入が病原体を刺激して急速に変異させてしまうことがあるのです。したがって、新型コロナウイルスに対しての「勝利」がどのような形になるかはまだ予測できませんが、すべては進展していっています。》

 
[329]パンデミックになりそうな「新型コロナウイルス肺炎」は、はたして終息させられるのか?
2020年 1月 30日(木曜日) 18:59

中国の武漢市で発生した、新型コロナウイルス による肺炎が「パンデミック」の様相を示している。いまや、感染者は世界中に広がり、2003年のSARS以上の騒乱を引き起こしている。

 現在、日本の右メディアは中国政府の対応の遅れ、情報の隠蔽などを指摘し、「それみたことか」と中国を暗に批判しているが、この状況でいまさらそんなことを言っても仕方ないだろう。

 

 それより、中国からのインバウンドを見込んで「観光立国」「外国人観光客4000万人」などという政策を進めてきたことを恥じるべきだ。カジノをつくるというIR構想も、中国人富裕層を見込んでのものだから、新型コロナウイルスは、今後の日本経済に深刻なダメージを与える。

 そして、もっとも懸念されるのが、東京オリンピックがどうなるかだ。この騒ぎがいつ治るかによるが、長引けば東京オリンピックによる経済効果など吹き飛んでしまう。中国人観光客ばかりか、世界中から人が来なくなる。

 

 ここで、SARSのことを思い出すと、2003年の春、騒ぎがピークだった頃、娘は大学2年生。スタディアブロードで、秋学期から南京大学への半年間留学する予定だった。当時、アメリカ人学生の中国人気はすさまじく、海外研修人気NO1は中国だった。だから、娘も中国を選んだわけだが、実施されるかどうかずっと危ぶまれていた。

 それが、7月になってWHOから「終息宣言」が出て、8月になってやって実施が決まったが、それまで、親としてもだいぶ気をもんだものだ。

 それで、騒ぎが収まった8月末、状況を見たくて上海、南京に行ってみたが、そのときは、もうなんでもなかった。それより、2001年の小泉首相の靖国参拝以来、高まってきた「反日」感情のほうが心配だった。

 

 SARSと今回の新型コロナウイルス肺炎の違いは、発症しなくともヒトヒト感染を起こすこと。そのため、現在、潜在感染者がどれほどいるのか、まったくつかめていない。したがって、いつ終息宣言が出されるのか予想できない。

 また、SARSは発生源がハクビシンと特定されたが、今回のウイルスの発生源がまだ特定できいないことも、不安を掻き立てる。

 いまのところ、ウイルスの発生源は武漢の海鮮市場と報じられている。ここでは、コウモリや、ハクビシン、サソリ、ヘビ、ワニなどのほか、コアラも売られていたといい、このうちコウモリが犯人とされている。

 

 しかし、大手メディアは報じていないが、アメリカのオルトメディアなどでは、このウイルスが人工的につくられたもので、その発生源は野生動物ではなく、武漢にある生物化学兵器などの研究をしているバイオ施設「中国科学院武漢病毒研究所」ではないかという説を流している。

 しかも、つい最近、ハーバード大学のチャールズ・リーバーという教授が、ボストンのローガン国際空港で 2019年12月10日に逮捕され、その後、「21種類の生物学的研究を中国に密輸しようとした罪」で起訴されたという報道があった。これは大手メディアも報じた。

 このニュースは、簡単に言えば、この教授がアメリカで厳重に保管されていたウイルスを「中国に密輸しようとした」ということだ。この教授はかつて「武漢理工大学」に派遣されていたという。さらに、かつてカナダの国立微生物学研究所からも、中国のエージェントがウイルスを持ち出し、中国にある4つのバイオ施設に運んだと報じられている。

 

 

 以上のことは点と線を結んだ推測報道だが、今回のコロナウイルスのアウトブレイクぶりを見ると、自然界のウイルスとは思えない点もある。いずれにせよ、もう起きてしまっているので、真相がどうであれ、いまは事態の推移を見守るしかない。

 

 
[328]許せないゴーンの「逃亡」と安倍「全方位外交」のバラマキ。
2020年 1月 16日(木曜日) 17:04

年が明けてから、あっという間に2週間が過ぎた。本当に月日が経つのは早い。年末年始はフィンランドの田舎町にいたので、昼が短くて夜が長い、雪に包まれた“静寂”のなかで過ごした。

 それが、日本に帰ってくると、すべてが慌ただしい。オリンピックイヤーということで、その話題がひっきりなしに報道されている。そればかりか、日産自動車の前会長カルロス・ゴーンの逃亡劇、そしてイラク情勢の悪化が、連日、伝えられている。

 

 

 それにしても、ゴーンの国外逃亡は、日本人としては本当に許せない。この人物は、現夫人のキャロルという女性と不倫関係になってから、まったく変わってしまった。上流社会のデカタンスに染まって、勘違いオトコになってしまった。ベルサイユ宮殿でド派手な結婚式をやるなど、上流階級の人間がやることではない。お互いに4人と3人の子持ちだ。

 キャロルという女性は、ホンモノの上流階級の人間ではないだろう。

 

 かつて、私の娘が通っていたサンモールに、彼の娘も通っていた関係で、カルロス・ゴーンは、2005年の卒業式に招かれてスピーチをしたことがある。そのときのスピーチを覚えているが、子供たちが将来どう生きるべきかを熱く語って感動的だった。

 それがどうだろう。いまは、子供たちの将来の生き方など語る資格のないオトコに成り下がってしまった。日産であろうとルノーであろうと、会社のカネを私用で使い込んだのだから、どの国であろうと訴追されて当然だ。

 

 ただ、日本の「人質司法」がよくないことは、本当だ。日本はミスが許されない社会的プレッシャーがあるので、こんなことになる。徹底して証拠固めして裁判で有罪にできなければ、検察の沽券にかかわる。しかし、そんな沽券を守ることが、それほど重要だろうか?

 

 

 それにしても、レバノンである。こんな中東の腐敗国家、それもヒズボラの巣靴に、日本はなぜ舐められなければいかないのか?

 そこで思うのは、安倍外交の定見のなさ、デタラメぶりだ。安倍首相は、自身の外交を「地球儀俯瞰外交」と自賛しているが、それは、ひと言で言えば、全方位にカネをばらまくことだ。

 レバノンもそんな国の一つ。日本はこれまで、シリア危機によって約150万人もの難民が流入したレバノンに多額の援助をしている。その額、2012年以降、医療、廃棄物処理、食糧、教育、技能・職業訓練、治安維持に対し、2億1000万ドル。みんな安倍首相が中東訪問で約束したことであり、日本国民(われわれ)の税金だ。

 ゴーンの保釈金15億円は没収され、ゴーンは逃走費用に総額23億円を使ったという。どう考えても、日本はレバノンとは国交断絶すべきだろう。

 

 日本の中東外交は迷走している。中東諸国にとっては、「全方位」などと言って、なにか起これば、カネを持ってやって来てくれるのだから、日本みたいな「いい国」はない。これでは、中国と同じだ。安倍外交のお人好しぶりは、度を超えている。なぜ、日本の大手メディアはこれを批判しないのか? 幹部たちが首相と定期的に食事し、「今回の中東訪問はどうでしたか?」などと、酒を酌み交わしている場合ではないだろう。イラン問題にしても、NHKをはじめとする大手メディアは、これまで、「世界で安倍首相だけが、アメリカとイランの仲を取り持てる」という虚偽報道を繰り返してきた。 

 

 今後、自衛隊が中東に派遣される。野党は、「安全なのか」とトンチンカンな批判をしているが、本当に批判しなければならないのは、その派遣規模の脆弱ぶりだ。なんと、P3C哨戒機1機と、ヘリコプター搭載可能な護衛艦「たかなみ」1隻だけである。自国タンカーが攻撃を受けたというのに、こんな中途半端な陣容でいいわけがない。せっかくつくったのだから、「いずも」などの空母を中心にした艦隊を編成して、送り込むべきだろう。そうでないと、なにかあったら、自衛隊員の身の安全は守れない。

 

 なぜ、日本は有志連合に参加しなかったのか? それは、安倍首相が小心者で、対面ばかり気にするからだ。もうひとつ、世界がトランプを嫌っていることもあるだろう。

 しかし、日米同盟を強調し、それが日本存立の基盤とするなら、このような曖昧な態度は、いずれ破局を招きかねない。敵か味方を明確にしなければ、安全保障は確立されない。このままでは、日本は「コウモリ」になってしまう。

 

 有志連合参加国は、いまのところ、アメリカ、英国、サウジアラビア、オーストラリア、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、アルバニアの7カ国だけだ。しかし、トランプの呼びかけだから、参加国が少ないだけで、ほかの大統領だったら結果は違っていただろう。

 すでに米中冷戦は始まり、中国もロシアもイラン側に立っている。つまり、世界はもう完全に分断されている。トランプであろうとなかろうと、世界の国々はどちらの陣営に立つのか、その岐路に立たされている。

 
[327]この世の出来事はみな一つのただの「光景」。すべてに無関心になった日本人。
2019年 12月 03日(火曜日) 21:00

国会では野党による「桜を見る会」の追及が続いている。首相枠、昭恵枠、名簿破棄、シュレッダー、反社会主義勢力、シンクライアントなど、ばかばかしい言葉(答弁)が毎日のように飛び交っている。

 見ているだけで、気分が落ち込む。

 だから、こんなことにかまけるな、もっと重要なことがあるという批判がある。こんなことで、安倍政権を崩壊させていいのか、野党は政権を担えるのかと言い出す専門家までいる。

 

 しかし、そういう批判は当たらない。公職選挙法違反、選挙民の買収、政権の私物化など、首相の責任は数多ある。しかし、それ以上に大きいのは、こんなことを続けていると、日本から、モラル、正義、公正などという、いちばん大事なことが失われてしまうことだ。嘘をついてもいいということが容認されるなら、それは、社会崩壊につながる。

 

 7年以上にわたる長期政権。それが、こんな状態を招いたという。本当に、そうなのだろうか? アベノミクスなどと自画自賛しても、この間も、日本経済は衰退を続けた。給料も上がらなかった。格差は進展し、相対的貧困率は上昇した。今回の消費税増税で、経済がさらにひどいことになってきたのが、すでに明確化している。

 この7年間、アベノミクスに限らず、外交から内政まで、安倍政権は「口先だけ」で、いいことなど一つもなかった。あるように見えるのは、ほぼ、メディアが本当のことを伝えてこなかったからだ。

 

 いまの日本は、財政も経済も、外交も安全保障も、かつて以上の危機にある。しかし、世間を見渡すと、危機感などほとんどない。経済は低迷し、世界は動乱しているというのに、日本人はほとんど無関心で、毎日をすごしている。

 世の中、無関心がはびこっている。人々が関心があるのは、自分の周囲のこととスマホ(ラインなど)だけだ。

 

「桜を見る会」に対しても、まったく無関心。「そうなんだ。安倍さんのオトモダチがいっぱい呼ばれたんだ。芸能人も多かったね」で、終わりだ。

 米中戦争が激化しいるとうのに、「関税ってなんなの?」で、終わり。香港がデモで騒乱としているというのに、「これでは観光に行けないじゃないか」で、終わり。北朝鮮がミサイルを撃っても「またか」で終わりだ。

 すべてがこうで、なにがあっても、それ以上考えない。この世で起こることは、すべて単なる一つの光景にすぎず、通り過ぎていくだけなのである。

 

 だから、ときどき思う。みな、自分たちがどんな世界に生きているのか、本当にわかっているのだろうかと。メディアが本当のことを伝えなくなってから、はたしてどれくらい経ったのだろうかと-----。

 

 
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