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     このサイトは、山田順の個人的なウェブサイトです。

  コンテンツの一部は情報発信のために書いていますが、ほとんどは個人的な記録の蓄積を目的としています。

 

 *このサイトのイラストは、「海の素材屋」
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 産経新聞運営のサイト『IRONNA』 でも
 コラムを書いています。

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 最新刊3冊

   

『米中冷戦 中国必敗の結末』(MdN)

https://books.mdn.co.jp/books/3219403034/
『コロナショック』(MdN新書)

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『コロナ敗戦後の世界』 (MdN新書) 

https://www.amazon.co.jp/コロナ敗戦後の世界-MdN新書-山田-順/

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近著4冊

  

永久属国論(さくら舎)

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東京「近未来」年表 (さくら舎)

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希望の地としての新興アジア

-私たちが失ったものがそこにある(実務教育出版)

地方創生の罠-イースト新書(イーストプレス)

隠れ増税(青春出版)

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[364]政府がどんなにひどかろうと時はめぐり、桜は咲く
2021年 3月 19日(金曜日) 04:05

 本当に春めいて、桜が咲き出した。

 ほぼ毎日散歩していて、もっともよく行くのが本牧山頂公園。ここには、何本かのソメイヨシノがあるが、昨日、開花しているのを発見したので、フェイスブックにアップした。このままいけば、来週には満開になるだろう。そうしたら、三渓園、根岸森林公園、港が見える丘公園、大岡川などにも足を運んでみようと思っている。

  

 相変わらず、国会の茶番劇が続いている。これまで「私は国民のみなさんから疑念を招くような会食に応じることはありません」と何十回も繰り返し答弁していたゴーマン武田(総務相)だが、NTT社長らとの会食が発覚すると、「ビール2、3杯飲んだだけ」「1万円を支払った」と、弁解。2、3杯で1万円とは、いったい、どんなビールを飲んだのだろうか?

 

 ガースーの緊急事態宣言の解除の発言もひどかった。解除の理由を聞かれ、「感染者や病床使用率の数字が解除の方向に入っている」と言ってのけた。この日本語、私にはなんのことか理解できない。これは、いつものようにペーパーを読み上げたわけではない。「数字が解除の方向」とは、いったいどういうことなのだろうか? ガースーは日本語ができないと言うほかない。

 

 いまや、この国から、なにもかもが失われようとしている。どこを向いても正義はないし、嘘だらけ。倫理や道徳もなくなった。本当にいまの政府はひどい。ひどすぎる。

 コロナには無策だし、ワクチン接種は世界一の遅さ。それなのに、無観客になろうと、選手が来なかろうと、五輪だけはやろうとしている。

 この先、日本は本当にどうなるのか? なにがあろうと、時はめぐり、桜は咲く。虚しい春だ。

 
[363]マスクを外して街を歩けるようになるのはいつに?
2021年 3月 11日(木曜日) 18:42

まだ、首都圏は緊急事態宣言下にある。しかし、昨日は所用があって横浜駅まで出たが、駅中、地下街、デパートなど、どこも人でいっぱいだった。緊急事態宣言などどこかに行ってしまった感じだ。

 昨年11月にオープンしたJR横浜タワーに初めて行き、6階のガーデンから、駅と港の光景を眺めた。すぐ前に「そごう」と「ベイクオーター」に見え、その向こうに港と湾が見える。低層階なのに、眺めはよかった。

 

 このところ、すっかり春めいてきたので、ウオーキングしていても寒さを感じなくなった。思うのは、いったいいつになったらマスクを外し、思い切り空気を吸えるかということ。マスクをしていると、漂ってくる花の香りも、風のそよぎも楽しめない。

 

 3月10日、グレッグ・アボット州知事の宣言どおり、テキサス州では「マスク着用義務」(mask mandate)が解除された。ヒューストンのナイトクラブでは、「マスクオフ・パーティ」も企画されたが、さすがにこれはキャンセルされた。とはいえ、テキサス州はこの日から、マスク着用の義務はなくなり、多くの人々がマスクを着けなくなった。

 テキサス州ばかりではない、今日まで、フロリダ、オクラホマなど全米で16もの州がマスク着用の義務化を解除した。これは、ワクチン接種が進んで感染者数が減ってきたからではない。州知事がみな共和党だからだ。

 そこで、「Republican Governors Association」から、共和党の州マップを、ここにアップ。これらの州では、いまやマスクなしで街をあるけるようになった。

 

 マスク不着用は、完全に大統領令違反で、バイデン大統領に言わせると「ネアンデルタール人の思考」となるが、そんなことはおかまいなし。共和党支持の保守層は、マスクが大嫌い、マスクなしが自由の象徴だと思っている。

 

 マスク着用は、科学的、医学的に正しいと言われてきた。当初、WHOは、あのテドロス事務局長が「いかなる種類のマスクの利用も推奨しない」と言っていたが、去年6月に「公共の場でのマスク着用を推奨する」と方針転換した。それにともない、世界中で着用が義務化された。

 しかし、欧米人にはマスクを着ける習慣がない。

 

 日本では「目は口ほどにものを言う」として、顔の部分のなかで「目」を重視するが、欧米人は「口」を重視するという。欧米人は、口の動きで、相手の心を推し量るという科学的調査がある。よって、口を隠すマスクすることは、相手に不信感を抱かせる。

 とはいえ、いまこの時点、全米16州がマスク義務を解除したのは、どう考えても行き過ぎだ。大きなリバウンドが考えられる。

 まあ、日本ではいつまでたっても、少なくとも今年中はマスクを外せないのではないだろうか。

 
[362]今後10年を思うと憂鬱に。ワクチンパスポートできず世界の「孤児」に!
2021年 3月 02日(火曜日) 12:40

早いもので、あっという間に3月になった。相変わらず、家ごもり生活が続いているが、ふと思うことがある。もし、コロナ禍がなかったら、いまごろどうなっていただろうか?と。

 当然、2020年の東京オリンピックは開催されていただろうし、ガースー政権が誕生することはなく、安倍政権がいまも続いていただろう。そして、おそらくはいまごろ、日本全体を五輪後不況が襲っていたのではないだろうか。

 

 私は2018年12月に、『東京「近未来」年表―オリンピック後の10年で何が起こるのか?』という本を出している。この本は、2020年から1年ごとに区切って、日本が直面している問題を整理してまとめたものだ。

 以下が、年度ごとの見出しだが、いま見返すと、これらの問題がなにも解決されていないことに愕然とする。

 

 2020年「奴隷の祭典」東京オリンピック大炎上

 2021年「五輪後不況」でついに不動産大暴落

 2022年  中国人に見捨てられ「観光立国」終焉

 2023年  財政破綻秒読み!政府が個人資産を奪う

 2024年  気がつけば400万人、ついに移民大国に!

 2025年 年金破綻で右も左も貧困老人ばかり

 2026年 ヤンキー絶滅、結婚難民、女性残酷社会

 2027年 ついに開通もリニア新幹線に乗客なし

 2028年 大学は潰れ、卒業しても職なし借金まみれ

 2029年  AIに職を奪われ、街に溢れる失業者

 2030年  キャッシュレスによる監視社会の完成

 

 最近はすっかり、「日本すごい論」を見かけなくなった。その代わり、新聞、雑誌で「日本はもはや後進国」という記事が増え、ヤフコメを見ると、嘆きのコメントがあふれている。

 

 今日のニュースによると、EUはワクチン接種をした人に移動の自由を認めるデジタル証明書「ワクチンパスポート」を発行するための法案を、月内に加盟国に提示するという。

 一方の日本は、昨日、政府が65歳以上の高齢者へのワクチンの接種について、市町村が手続きのための「接種券」を4月23日ごろまでに送付すると、やっと発表した。しかし、「23日ごろまで」と曖昧で、紙の接種券。しかも、いまだに十分なワクチンが調達できるかわかっていない。

 これでは、日本人は世界中が自由に行き来できるようになったなかで、「孤児」になってしまうのは確実だ。

 

 
[361]なぜ、日本でも世界でもコロナ感染者数は急減しているのか?
2021年 2月 17日(水曜日) 17:52

先ほどのニュースによると、今日の東京都の新型コロナウイルスの新たな感染者数は378人。1日の新規感染者数としては11日連続で500人を下回り、重症者も16日から5人減って87人。重症者が80人台になるのは1月1日以来のことだという。

 緊急事態宣言が発せられたのが1月7日。以来、1カ月以上が経過したが、正直、ここまで感染者が減るとは思ってもいなかった。なぜなら、日本の緊急事態は欧米のような厳しいロックダウンを伴わず、ワクチン接種も遅れに遅れたからだ。

 

 感染者数の急減は、日本ばかりではない。世界中の傾向だ。2月13日のAFPの報道によると、「1月5日から11日にかけて1日当たりに確認された新規感染者数は74万3000人だったが、先週は41万2700人」である。「これは昨年10月以来、最も低い水準」という。

 ただ、この急減の理由については、「ロックダウンが効いた」くらいの観測報道しかなく、本当の理由はまったくわからない。

 

 WHOは、新しい報告書を16日に公表したが、そこでは、「感染者数は減少傾向にあるが、変異ウイルスは拡大している」と述べられているだけで、減少理由に関しては触れていない。

 報告書によると、主要国の感染者数の減少は、感染者数が累計でもっとも多いアメリカが67万3630人で前週に比べて23%減、ブラジルが31万8290人で3%減、イギリスが9万7271人で27%の減などとなっている。また、この1週間での死亡者数は8万1340人で、前週に比べて10%減となっている。

 

 出典「WHO」https://covid19.who.int

 

 今日までの日本の報道を振り返っても、なぜ感染者数がここまで減ったのかは、まったくわからない。

 専門家組織座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は先日の会見で「飲食店の営業時間短縮や不要不急の外出削減、テレワーク推奨により新規感染者数は減少した。急所を押さえた対策が一定程度の効果を発揮している」と述べたが、御用学者ならそう言うほかないという見解で、とても信じる気にならない。

 これに反して、キャスターの辛坊治郎氏は、保健所が積極的疫学調査をやめ、「PCR検査数が減ったのだから感染者が減るのは当然」と言ってきた。しかし、これもまた、そうとは言い切れない。実際に、発症者が減って、一時期、医療崩壊が言われた病院の逼迫度が下がってきたからだ。

 

 ともかく、なぜ世界でも日本でも感染者数がここまで減ってきたのか。それは、 緊急事態宣言のせいなのか? 欧米諸国ではロックダウンのせいなのか? あるいは、ワクチン接種のせいなのか? 単に季節のせいなのか? ウイルス自体の感染力が弱くなってきたせいなのか? それとも、なにか別の隠された理由でもあるのか?

 誰か科学的、論理的に説明してほしい。

 
[360]地震、ワクチン接種、オリンピック組織委迷走、トランプ無罪 ---- 騒々しい冬は続く
2021年 2月 16日(火曜日) 13:58

いつの間にか2月も半ばになった。今年の冬は暖冬らしく、今日も快晴で、気温も10度を超えている。報道によると、いよいよ明日からワクチン接種が始まるというが、医療関係者を対象としたデモンストレーションにすぎないようだ。

 まだ、ファイザーのベルギー工場から、第1便の40万回分が到着したばかりだ。全国への輸送体制もうまく整っていない。欧州のDHLでは「日本には毎週、運ぶ予定になっている」と言っているようだが、本当なのか?

 

 13日夜11時すぎに、突如停電になり、大きな揺れがしばらく続いた。あわてて、外を見ると非常灯以外の灯り以外は点いていないので、これは地域全体が停電しているのだとはじめてわかった。

 その後、スマホで福島県沖を震源とするマグニチュード7.3の地震があったと知ったが、なにしろ真っ暗なため、不安が募るばかりだった。仕方なく、寝るしかないとベッドに入ったが寝付かれず、深夜うとうとしているときにやっと電気が回復した。

 改めて、日本は地震国。この先、なにがあるかわからないと思った。

 

 昨日、日経平均が終値で3万84円をつけ、30年と半年ぶりに3万円台を回復した。1980年代のバブル期とまったく異なり、景気と関連しない株価の上昇だが、メディアは相変わらず、トンチンカンなことを言っている。

 いちおう、量的緩和による「空前のカネ余り」を原因とするものの、「株価は景気の先行指標」と言って、「世界中でワクチン接種が始まり、経済も回復する機運が高まったため」と付け加えている。そんなステレオタイプの見方でいいのか?

 

 そんななか、先週来続いているのが、女性差別発言による東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の辞任騒動だ。辞任後の会長人選をめぐって、今日も大報道が続いていて、本当に騒々しい。

 

 

 ここまで次期会長候補としてスピードスケート銅メダルの橋本聖子五輪相(56)、アーティスティックスイミング(シンクロ)銅メダルで組織委の小谷実可子スポーツディレクター(54)、競泳金メダルで初代スポーツ庁長官の鈴木大地氏(54)、ハンマー投げ金メダルでスポーツ庁の室伏広治長官(46)、バレーボール銅メダルで日本バスケットボール協会の三屋裕子会長(62)、柔道の元世界女王で日本オリンピック委員会(JOC)の山口香理事(56)、元五輪相で参議院議員の丸川珠代氏(50)らの名前が挙がっているが、組織委では非公開会議で決めるというから、あきれるばかりだ。

 

 それにしても、もっとあきれたのは、ガースーの優柔不断さ、2枚舌ぶり、ダブルスタンダードだ。当初は森元会長が後継指名した元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏(84)を渋々承認したというのに、「密室政治」「不透明だ」と批判されると、今度は「透明性のなかで決定するべき」「国民が納得できるような手順を踏んで決定するのが大事」と言い出した。川淵氏がもらしてしまった「もっと若い人、女性はいないか」発言の事実関係を記者団にツッコまれると、ゴニョゴニョと口を濁すだけ。「あの、川淵さんとは話していません」と逃げてしまった。

 この国は、このままいくとすべてがオワコンになってしまう。

 

「東北に寄り添う」「コロナに打ち勝った証し」などというスローガンは、もう本当に虚しく響くだけ。当初予算7000億円のコンパクト五輪は、総経費5兆円超えの金満五輪に変貌。それでも、ボランティアに応募して、いま待機中だが、はたして本当に五輪はあるのか? いい加減、茶番はやめて、政府はすべてのことに真剣に取り組んでほしい。

  

 1カ月ほど前から、中学の同期性たちがつくった同窓会グループに参加するために、フェイスブックを始めた。当初は、グループ投稿だけにしようと思っていたが、始めてみると公開投稿にも手を出すようになった。

 それで、先ほど、以下の2つの投稿をした。

 

 一つは、森発言を批判してきたメディアが、じつはもっとも「女性差別」「女性蔑視」をしているということ。テレビ、新聞、出版で、女性役員はほとんどいない。

・日本民間放送連盟(民放連)45名(女性0人)

・日本新聞協会(新聞協会)53人(女性0人)

・日本書籍出版協会(書協)40人(女性2人)

・日本雑誌協会(雑協)21人(女性1人)

つまり、この状態で、よく人のことが言えたものだと思う。長く、出版社にいたが、いつも思ってきたのは、じつはメディアがもっとも体質が古いということだった。

「罪を犯したことのない人が、まず石を投げなさい」とヨハネによる福音書にある。

→『メディア業界4団体、役員159人中「女性は3人」だけ…まずは「30%を目指そう」呼びかけ』

https://news.yahoo.co.jp/articles/4cd4aa698558827fd467f943a7645586f9fea022?fbclid=IwAR1pxX_Lt6DGJ1kvOr0bA1RXW6u2BUfsS5Fa1uBW69B0rS9OPxJeU5AuTGk

  もう一つは、先ほど改めて見たトランプの弾劾裁判での共和党、ミッチ・マコーネル議員のスピーチだ。

 これはじつ感動的なスピーチで、トランプとの決別をはっきりと表明している。

 トランプは無罪になったが、その理由をマコーネル「元職(トランプのこと)は弾劾の対象とはならない」と言った。つまり、罪を犯したどうかは不問ということだ。

 だから、マコーネルはこう続けた。

「元職は普通の市民として裁かれることはありえる」

https://www.youtube.com/watch?v=7oTgnwVDQ7I

 

 

 
[359]ミャンマーのクーデターを“軍=悪、スーチー=善”で見るのは大間違い
2021年 2月 04日(木曜日) 22:33

ミャンマーで軍部のクーデターが起こって3日、ミャンマー国軍は、今日、首都ネピドーで拘束していた国民民主連盟(NLD)の議員ら約400人を解放し、自宅に戻るよう命じた。ただし、アウン・サン・スー・チー国家顧問らNLD幹部は引き続き軟禁されているという。

 ミャンマーに取材で行ったのは5年前のこと。スーチー政権ができて、ヤンゴンの街は活気づいていた。しかし、それは一時的なことで、その後、スーチー政治は民衆の期待を裏切り、ここのところ完全に空回りしていた。よって、軍が思い余ってクーデターを起こしたのは、民主主義の手続きに反するとはいえ、いたしかたないのではと思う。

 

 今日、ミャンマーの知人と話したが、彼ははっきり、「スーチーはボケている。民主化のシンボルになっただけで、政治家としてはダメだった」と言った。付け加えて、「自分ができないのなら、経済にせよ、政治にせよ、後継者を育てればよかった。それができず、軍と対立ばかりしてきた」と。

 

 日本のメディアは、欧米メディアと同じように、“軍=悪、スーチー=善”のパターン報道をしているが、事態はそんな単純なものではない。しかも、メディアも専門家も、なぜか軍のバックには中国がいて、クーデターで中国の影響力が増すようなことを言っている。

 しかし、本当は逆だ。ミャンマー国軍は中国を嫌っている。上層部は賄賂などでうまい汁を吸ってきたが、幹部以下はみな中国嫌い。また、一般国民は、これまで中国人にさんざんカモられてきたので、もっと嫌っている。さらに、ミャンマー政府はいま、ラオスやカンボジアと同じように、中国の「借金の罠」に陥っている

 スーチーはこの状況を改善せず、ロヒンギャの人権問題で欧米から見放されると、中国にすり寄った。つまり、メディアの見立ては、完全に間違っている。

 

 中国は、国連の安保理でミャンマー制裁に反対した。それは、今日まで確保してきたミャンマー利権を確保させるためで、それ以上ではない。

 実際、クーデターに関しての中国の声明は「ミャンマーの各関係者が憲法と法律の枠内で適切に問題解決を行い、社会の安定性を保つべき」、と歯切れが悪い。

 ASEAN諸国は利口だから、静観の構えだ。とくに、カンボジアとタイはスーチーを嫌っているので沈黙している。日本の立場は微妙だが、アメリカと政策を同じにするしかない以上、バイデン がどうするか見極めてから、態度を決めるほかないだろう。

 
[358]諸外国はワクチン「接種」で、日本はワクチン「接種訓練」
2021年 1月 28日(木曜日) 11:37

連日、ワクチンの報道が続いている。昨年まで、メディアも専門家もワクチンの安全性に疑問を呈し、接種には懐疑的だった。ところが、いまや手のひらを返したように、「いいワクチンです」だから、その定見のなさが見苦しい。

 私は早くから、今回の遺伝子ワクチンに期待し、1日も早くと思ってきた。それは、mRNAワクチンは最先端の遺伝子工学に基づき、アメリカ政府がその威信と莫大な投資により開発したからだ。つまり、科学的な見地からではなく、政治的な見地から、そう確信してきた。

 

 昨日、厚労省が川崎市に命じて、市立看護短大の体育館でワクチンの集団接種訓練を行い、その様子がテレビ報道された。ワクチン提供側のファイザーも協力したが、想像通り時間も手間がかかる。これで、大丈夫だろうか?と正直思った。

 それにしても、欧米では接種が始まっている。イスラエルなど、すでにファイザーワクチンを人口の30パーセントに接種した。となると、あと1カ月でコロナは収束するだろう。アジアでも、あのミャンマーまでもが、中国とインドからの無償供与を受けて接種を始めている。

 それが、日本ではまだ訓練の段階で、接種開始は2月末と発表されている。しかも、優先順位があり、まず医療従事者からだが、それすらも大幅に遅れる可能性がある。河野大臣は先日の会見で、優先されるべき65歳以上の高齢者に関しても「最短で4月から」と言った。そのなかでも基礎疾患を持った者からになるので、結局、一般国民に接種されるのは夏になってからだろう。

 

 日本は訓練だけで、ワクチンそのものがないのだから、これはどうしようもない。ファイザー、モデルナ、アストロゼネカの3社と契約をしたと政府は言っているが、契約では供与は「年内に」となっているだけ。お人好しというか、危機感ゼロだ。

 アストロゼネカは、最大9000万回分を日本国内で生産すると、昨日の朝日新聞が報じた。ワクチンの原液はJCRファーマ(兵庫)がつくり、容器への充塡などの製品化は第一三共(東京)やKMバイオロジクス(熊本)などが担うという。ヤフコメを見ると、これに喜びのコメントがあふれているが、欧州でも供給が遅れているので、日本でやろうと間に合わないかもしれない。契約では、「年内に1億2000万本」という。

 

 コロナ禍が始まってから、日本が世界からどれだけ遅れているか痛感するようになった。本当に情けない。

 さっき、時事通信記事『呼び名は「ヨシ」「ジョー」 日米首脳、信頼構築目指す』に衝撃を受け、思わず、始めたばかりのフェイスブックに投稿した。 

[衝撃1]なぜガースーではないんだ?

[衝撃2]電話会談ではなく「電話連絡」である。

[衝撃3]宗主国の大統領をファーストネームで呼ぶのは儀礼に反しないか?

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021012800195&g=pol

 
[357]いったいいつハワイへ行ける? 気になるハワイのコロナ事情
2021年 1月 18日(月曜日) 14:38

本当にどれくらいハワイに行っていないだろうか? 

 スケジュールメモを見たら、7年前に久しぶりにホノルル経由でハワイ島を家族旅行したのが最後だった。それ以後は米本土ばかりに行っている。

 娘が小学校2年生のときから、夏の間はずっとワイキキで過ごした。家内と娘は、6月に学校が夏休みに入るとすぐにハワイに出かけ、娘はサマースクールに通った。

 小学生のときは、ダイヤモンドヘットそばの女子校「LA PIETRA Hawaii School for Girls」に、中学生のときは州政府そばの「St. Andrews Priory School」に通った。

 私は短い夏休みが取れるとすぐにハワイに行き、家内と娘と過ごした。20年以上前の話だ。サマースクールから帰ってきた娘と、ボディボードを抱えてカピオラニビーチに行くのが日課だった。青い空に白い雲。波間に揺られながら、空とダイヤモンドヘッドを眺めた。

「パパ、次の波は大きいよ」。いまも娘の声が聞こえる。

 

  2021年1月16日現在のハワイ州の新型コロナ感染者数は2万4223名(前日比+165)。1月5日には284名の今年最多を記録している。ハワイ州政府の統計を見ると、10月~12月の新規感染者数は1日50~80人前後。ただ、クリスマスのホリディシーズン後に跳ね上がり、その後、最近では100人以下に落ちている。

 かつて、現地の日系ローカルメディア「アロハストリート」を取材したことがあるが、ここのサイトでは「コロナ最新情報」を毎日のように更新している。私は、ハワイのことが気になって、ここのサイトや現地紙「ホノルル・アドバタイザー」のサイト、州政府の「ビジネス、経済、観光局」のサイトをよく見る。

  

 これらのサイトと報道を総合すると、ワイキキにはいま日本人の姿はほとんどない。アメリカ本土からの観光客は例年の4割ほど戻ってきているが、日本人はほぼゼロだという。

 「ビジネス、経済、観光局」のサイトによると、日本からのフライトでハワイ(全島計)に到着した訪問者は、次のようになっている。

 

 12月25日:231人

 12月26日:249人

 12月27日:57人

 12月28日125人 

 12月29日:163人

 12月30日:82人

 12月31日:128人

 2021年1月1日:109人

 1月2日:137人

 1月3日:117人

 1月4日:224人

 1月5日:57人

 1月10日:87人

 1月15日:180人

(ちなみに、2020年の年末年始は、1日平均8000〜1万人だった)

 

 これに比べて、アメリカ本土からの訪問者は、たとえばホリディシーズンの12月26日が1万4055人で、連日1万人を超えている。 

 

 ハワイは本土に比べたら感染者は少ない。そのうえ、本土が真冬なのだから、観光客はやって来る。しかも、出発前72時間以内の陰性照明さえ持ってくれば、到着後のクアランティは免除される。

 日本人も11月から同様の扱いを受けてクアランティが免除されることになったが、帰国後に14日間の「隔離」があるので、よほどの暇人でないと無理だ。

 しかも、フライトがほとんどない。全日空も日本航空も定期便は休止。アロハ航空も休止中だ。臨時便だけが飛んでいる。

 

 

 現在の日本の感染状況では、ハワイにいつ行けるようになるかはまったくわからない。ワクチン接種によって状況は変わるという見方があるが、日本に限っては、ワクチン接種は大幅に遅れそうだ。

 1月17日、 国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、バイデン次期大統領が掲げる就任後100日以内に国民にワクチン1億回分を投与する目標は「完全に達成可能だ」と述べたという。これを信じれば、アメリカは今後、急速に回復に向かうことになる。ただし、人口の半分が接種されるのには半年はかかるだろう。

 では、日本は? 1年はかかると思われる。

 

 ハワイでは、今月中に大規模なワクチン接種センターが2ヵ所オープンし、今月いっぱいで10万人、来月は15万人接種が行われるという。ハワイの人口は約140万人だから、1カ月に15万人のペースなら7月には人口の半分に達する。となれば、今年の夏にはハワイの感染は収束する可能性が高い。しかし、日本人がハワイ旅行ができるのは、夏になってもまだ無理かもしれない。 

 
[356]ワクチン接種が受けられるのは今年の夏か?絶望ニッポン
2021年 1月 17日(日曜日) 00:20

コロナのパンデミックから私たちを救うのは、やはりワクチンしかないようだ。すでに欧米では接種が始まって1カ月が経つが、計画通りには進んでいない。アメリカは1カ月で2000万人接種を目指していたが、現在のところ、やっと1000万人を超えたという。

 この遅延に、バイデン新大統領は昨日の会見で、就任から最初の100日間で1億回の接種を目指すと強調した。しかし、いろいろなハードルがあり、目標通りにはいかないと思われる。

 欧州のほうも、昨日、ファイザー/ビオンテックが、一時的に出荷ペースを落とすことを表明した。

 

 そんななか、着々と接種が進んでいるのがイスラエルだ。ロイターの報道によると、すでに4人に1人が接種を受け、3月中旬までに人口の半数を超える見通しだという。

 英オックスフォード大の研究者らの統計によると、1月14日現在で、イスラエルの人口100人当たりの接種率はほぼ25%に達している。アラブ首長国連邦(UAE)が15%、バーレーンが6%で続き、英国は5%、米国は3%となっている。

 

 そこでやはり気になるのは、わが国の状況だ。

 ガースー政権は口だけだから、「2月末に開始」と言ってもまったく信用できない。なにしろ、接種するためのシステムづくりがまったくできていない。このワクチンは超低温保存が必要のうえ、「蜜」を防ぐための広いスペース、接種後の副反応確認のために15分以上止まるなど、インフルエンザのようにクリニックで簡単に済ませることができない。本当に、どうなるのか?と思っていたら、次のような報道があった。

 

「ワクチン接種、全国1万か所拠点に実施へ…氷点下75度の超低温冷凍庫を配備」(読売オンライン:1月16日20:11配信)

 

《厚生労働省は、新型コロナウイルスワクチンの接種を、全国約1万か所の医療機関などの「基本型接種施設」を拠点として実施する方針を決めた。各拠点には氷点下約75度でワクチンを保管できる超低温冷凍庫を配備、そこを起点に2~8度の冷蔵状態で診療所などに輸送し、多くの人に効率的に接種する体制を整える。

 2月下旬にも接種が始まる米製薬大手ファイザーのワクチンは、基本的に超低温で保管する必要があり、冷蔵での保管は最大5日間に限られる。厚労省は超低温冷凍庫を、2月末までに約1500台配る。6月末までに計約万1台を全市区町村に最低1台割り当て、基本型施設に位置づける。》

 

 なにをいまごろ決めているのか、遅すぎだろうということが、これでわかる。「2月末までに約1500台配る。6月末までに計約万1台」ということは、結局、一般国民がワクチンの接種を受けられるのは7月からということだ。

 いくらアメリカが遅いとはいえ、バイデンの言葉通りなら7月までには、人口の半分を終えているだろう。

 もうなにを言ってもどうしようもないが、本当に日本は情けない国になってしまった。絶望ニッポン!

 
[355]ついに「非常事態宣言」=「なんちゃってロックダウン」に!
2021年 1月 06日(水曜日) 21:48

今日の東京都の感染者数は、1591人で過去最高を記録。神奈川県は591人で過去2番目を記録。ここまでの報道では、1日の発表としては初めて6000人を超えて、感染者数(陽性者数)は過去最多となった。もはや、感染拡大は止まらない状況だ。

 これに政府はあたふたし、ついに「緊急事態宣言」をする運びになった。そこで、思うのが、同時流行すると言われていたインフルエンザはいったどうしてしまったのかということ。この観点から、「Yahoo!ニュース」の個人欄に、「インフルエンザとの比較」のコラム記事を出したところ、《医師、医療従事者、医療専門のジャーナリスト以外のオーサーが新型コロナウイルスに関連する医学的な内容を発信するのは禁止とする》の措置に抵触するので、非公開となってしまった。「Yahoo!ニュース」の「医師、医療従事者、医療専門のジャーナリストに限定する」という判断は正しいと思うが、今回の記事は医学的見地からのもではないので、以下、ここにアップしておくことにした。

「なんちゃって緊急事態宣言」で感染拡大は止まるのか?インフルエンザとコロナのグラフを比較してみた。

 とうとう「緊急事態宣言」が発出される。が、これでコロナな感染拡大が収束に向かうのだろうか? それにしても、今年はインフルエンザがまったく流行していない。そこで、コロナとインフルエンザを比較してみると-----。

 ついこの間まで、政府は税金を投入して「Go toイート」という飲食店支援策を行っていた。しかし、感染拡大で「医療崩壊」が懸念されてきたので、ついに「緊急事態宣言」に追い込まれた。

 一般的に「緊急事態」と言うと「ロックダウン」を意味するが、日本だけは違っていて、なんと、飲食店の営業時間短縮などに限定される措置という。つまり、「なんちゃってロックダウン」=「なんちゃって非常事態宣言」である。これでは、「医療崩壊」より先に「飲食店崩壊」になってしまうだろう。

 

 かつて「8割おじさん」と呼ばれた西浦博・京都大学大学院教授は、飲食店の営業時間短縮などでは効果は期待できないとし、昨年4~5月の宣言時に近い厳しい対策をしても、東京の1日当たりの新規感染者数が100人以下に減るまでには約2カ月かかるだろうという試算を公表した。

 そこで、思うのが、今年はインフルエンザがまったく流行していないことだ。これまでに報告された患者数は、例年に比べると圧倒的に少ない。

 

 厚生労働省は、毎年、9月から翌年5月末までの間、1週間ごとにインフルエンザ患者の発生状況をまとめて公表している。それによると、9月1日を含む第36週から第50週(2020年12月7日~13日)の15週間の累積の患者数は、全国でたった383人。過去5年間の同期間の平均患者総数は約9万人だから、2020/21年シーズンの患者数は0.5%以下である。

 新型コロナウイルス感染が拡大する東京都では、第50週1週間の患者数はたった4人だった。

 

 そこで、以下、インフルエンザとコロナを、公開されているグラフによって比較してみた。私は、疫学、医学の専門家ではないので、こうしたことに意味があるのかどうかは解説できない。

 ただ、これで言えるのは、インフルエンザもコロナも同じような流行曲線を描いていることだ。

 

 次は、東京都の「感染症情報センター」のHPにある過去5シーズンのインフルエンザ患者報告数の推移グラフである。これを見ると、例年11月(第46週あたり)から患者数が増え始め、年が明けて急増し、1月後半(第3週あたり)にピークに達し、その後、じょじょに収束していくのがわかる。5月(第20週あたり)になるとほぼ収束し、夏から秋口にかけては発症者はほとんどいなくなる。

 

    

 次は、「Yahoo!ニュース」の特設サイト「新型コロナウイルス感染症まとめ」にある、東京都の新規感染者数の推移グラフだ。2020年6月からの「第2波」と11月からの「第3波」の推移が表されているが、見てわかるのは、現在の「第3波」が、インフルエンザと同じような経過をたどってきたことだ。

     

 すでに、コロナに関して「季節性」はほとんど言われなくなっている。真夏の南アフリカで変異種が出現し、感染拡大が止まらないのだから、「冬に流行する」という特性はないと思われる。

 それでもなお、不思議なのは、なぜインフルエンザがほぼ壊滅し、コロナだけが感染拡大しているのかということ。この点を、専門家はきちんと解明してほしい。

 すでに、英国は厳しいロックダウンに入った。この効果はいずれ出ると思うが、はたして日本の「なんちゃってロックダウン」=「なんちゃって非常事態宣言」で大丈夫だろうか?

 コロナがインフルと同じ経過をたどってほしいとするのは、「希望的観測」なのか。「8割おじさん」の試算が当たらないことを切に願う。

 
[354]2020年の年の瀬に思う「鎌倉での日々」と「淡々と流れゆく日々」
2020年 12月 29日(火曜日) 23:52

いよいよ今年も終わろうとしている。しかし、今年はコロナ禍のため、年の瀬のあわただしさを感じない。季節は確実に進み、寒さは日毎に増しているというのに、ほぼ毎日家にいるため、冬の実感がない。

 窓から外を見下ろせば、木々は冬枯れているというのに、室内はエアコンが利いて暖かい。結局、原稿を書く以外は、本を読むかテレビを見るかネットサーフィンをするかで、毎日が淡々と過ぎていく。

 

 コロナ禍になってから、歴史本を徹底して読んできた。古代から幕末まで、もう一度、あやふやな知識を整理するため、手当たり次第に手を出しては読み散らかした。

 やはり、心惹かれるのは、卑弥呼の邪馬台国からヤマト王権の成立、倭の五王、聖徳太子と大化の改新、白村江の戦いを経て天智天武朝による日本国の成立までの物語だ。

「私たちはどこから来たのか?」「私たちは何者なのか?」「私たちはどこへ行こうとしているのか?」

 今日まで、この3つの答えを探す旅をずっとしてきて、いまだに明確な答えは見出せない。日本、日本人とはいったい何なのだろうか?

 

  鎌倉育ちだから、鎌倉時代にも限りなく興味がある。小学校、中学校を通して、教師に連れられ、市内の史跡巡りしたことをなつかしく思い出す。鎌倉五山を巡り、七口の切り通しを登った。夏は、いつも家のそばの腰越海岸で泳いだ。

 あまりに鎌倉がなつかしくなり、歴史書をいったん閉じて、吉田秋生の『海街Diary』を読み返した。漫画というより、これは珠玉の短編小説の連作で、鎌倉が舞台だけに、読みながらときどき目を閉じて、子供の頃に焼きついた光景を思い浮かべる。

 

 それにしても、吉田秋生という女性漫画家は素晴らしい。どんな青春を鎌倉で送ったのだろうか?こんなに心のうちに抒情、哀愁を持った作家は2人といない。鎌倉とそこで暮らす人々(かつて私もそうだった)への愛情に溢れている。私の父は作家だったので、西岸良平の『鎌倉物語』も好きだが、『海街Diary』のほうが心にしみる。

 

 何気ない日常が、じつはどんなに尊いか。淡々と流れゆく日々のなかに、どんな心象風景が隠されているのか。これは、そういう人生を送った人間でなければわからない。

 高校生のとき、父に愛人が2人いるのを知り、その一人に幼子がいて、ある日、突然、母がその子を鎌倉の家に連れ帰った。愛人がもう一人の愛人に子供がいるのを知って、自殺未遂したからだった。

 庭を駆けずり回る何も知らない子。この腹違いの弟といっしょに、私もかけずり回った。庭には紫陽花が咲いていた。この弟は、10年ほど前、春スキーに行って転落死した。

 

 母はその後、自律神経失調で倒れ、梅雨の間、しばらく寝込んだ。そのころ、付き合っていた同じ高校の1学年下の彼女には、すべてを話した。腰越海岸を歩き、江ノ島の向こうに沈む夕日を見た。その年の江ノ島の花火は、彼女を連れて、打ち上げ場所のそばの桟橋まで見に行った。花火大会が始まると、まさに真上に花火の大輪が咲いた。

 ところが、その後、破片が空からバラバラ落ちてきた。私は、あわてて彼女の手を引いて逃げた。周りの人たちもみな逃げた。

 これまでの人生で見た、いちばん哀しい花火だった。

 

 『海街Diary』を読み返しながら、百人一首の解説本も並行して読み返した。映画『海街Diary』では、末の妹・浅野すず役を広瀬すずが演じた。その広瀬すずは、映画『ちはやふる』では主人公の綾瀬千早役を演じた。だから、百人一首を読み返したというわけではなく、なぜか自然と手に取っていた。

 中学時代、百人一首を必死に暗記した。そうして、「競技かるた」で勝ち、同級生の女の子から「すごい」と言われたときは、天にも上る気持ちになった。

 初めて百人一首を読んで、歌の内容を知ったとき、ほとんどが男と女の恋の歌なのに、本当に驚いた。とくに「長からむ心も知らず黒髪の 乱れて今朝はものをこそ思へ」(待賢門院堀河)の歌の意味、その場面を知ったときは、男と女が何をするのかを想像して、心が高ぶった。

 

  百人一首の女性歌人のなかでは、やはり和泉式部が飛び抜けている。こんなに、女性が情熱的で、素直にありのままの恋心を表明できる、日本にそういう時代があったことに驚く。

 

「あらざらむ この世のほかの思ひ出に いまひとたびの逢ふこともがな」

「世の中に 恋てふ色はなけれども 深く身にしむ 物ぞありける」

「黒髪の 乱れも知らずうちふせば まづかきやりし 人ぞ恋しき」

「涙川 おなじ身よりはながるれど 恋をば消たぬものにぞありける」

 

 じつは、私は詩人になることを夢見ていた。中学時代は、詩を書き、短歌、俳句をつくり、毎月、旺文社の『中1、中2時代』と学研の『中1、中2コース』に投稿していた。そうして、毎月のように入選した。そのときの雑誌はしばらくとっていたが、いまはない。どこかにあるはずだが、探してみなければわからない。

 俳句で覚えているのは、次の2首。選者は石田波郷で、どちらも特選だった。

 

「初蝶や山路すれすれ登りゆく」

「ひっそりと春は暮れ行く火事の跡」

 

 後者の俳句は、実際の光景を詠んだものだ。

 私は、鶴岡八幡宮の脇にある横浜国大付属の生徒だった。付属小、付属中と9年間、江ノ電に乗って通った。1965年1月、小学6年生のとき、火事で校舎が焼けた。小学校、中学校の木造校舎と並んで、古い木造の大学(当時、学芸学部)の校舎と寮があったが、そこが火元だった。大学は全焼したが、小中学校は無事だった。あの頃、よく学生寮に遊びに行き、大学生の部屋の中に入らせてもらったが、どこも汚くてゴミ部屋のようだった。

 火事の後、1年ほどして新校舎が建つことになったが、それまでは焼け残っていた古い木造の校舎で授業があった。

 その校舎の階段脇の黒板に、私は、国語の教師の許可をえて、有名詩人の詩を白墨で書いた。

 

 そのなかで、私の心にいちばんしみたのが、『萱草に寄す』(立原道造)の、「はじめてのものに」と「のちのおもいに」だった。私は、この詩を暗記した。


「はじめてのものに」

 ささやかな地異は そのかたみに
 灰を降らした この村に ひとしきり
 灰はかなしい追憶のやうに 音立てて
 樹木の梢に 家々の屋根に 降りしきつた

 その夜 月は明かつたが 私はひとと
 窓に凭れて語りあつた(その窓からは山の姿が見えた)
 部屋の隅々に 峡谷のやうに 光と
 よくひびく笑ひ声が溢れてゐた

 ――
人の心を知ることは……人の心とは……
 私は そのひとが蛾を追ふ手つきを あれは蛾を
 把へようとするのだらうか 何かいぶかしかつた

 いかな日にみねに灰の煙の立ち初めたか
 火の山の物語と……また幾夜さかは 果して夢に
 その夜習つたエリーザベトの物語を織つた

 

「のちのおもひに」

 夢はいつもかへつて行つた 山の麓のさびしい村に
 水引草に風が立ち
 草ひばりのうたひやまない
 しづまりかへつた午さがりの林道を

 うららかに青い空には陽がてり 火山は眠つてゐた
 ――
そして私は
 見て来たものを 島々を 波を 岬を 日光月光を
 だれもきいてゐないと知りながら 語りつづけた……

 夢は そのさきには もうゆかない
 なにもかも 忘れ果てようとおもひ
 忘れつくしたことさへ 忘れてしまつたときには

 夢は 真冬の追憶のうちに凍るであらう
 そして それは戸をあけて 寂寥のなかに
 星くづにてらされた道を過ぎ去るであらう

 

 もう一編、忘れられない詩がある。大木実の「夜汽車」だ。最後の「何でもないあの人達なのに――」の一文がなにを意味しているのかは、大人になってしみじみとわかった。「人生は旅」というが、そのとおりだ。

 

 「夜汽車」      
 

 いつの旅であったろう
 となりあわせた女のひとが
 窓に向かって泣いていたのは
 その背なで安らかそうに幼児が眠っていたのは

 また いつの旅であったろう
 むかいあわせた老人が
 手紙をしめして行く先をたずね
 哀しい身のうえを語ったのは

 灯火(ともしび)も暗く すちいむも通わぬ
 田舎の小さな町から町へ行く終列車

 ああ あのひと達
 一時間ほどいっしょに過ごしただけなのに
 おそらく生涯 二度と会わないであろう
 何でもないあのひと達なのに――
       

 

 大人になって、「人生の旅」を重ねるにつれ、李白の詩が好きになった。中国に行き、悠久の大河・長江の流れを初めて見て、「峨眉山月歌」「黄鶴楼送孟浩然之広陵」の世界がわかった。酒を飲むようになって、気にいったのが「客中作」。南京には何度か行ったので、「金陵酒肆留別」も、その光景が浮かぶ。南京は、唐代に金陵(ジンリン)と呼ばれていた。

 

「峨眉山月歌」

 峨眉山月半輪秋  峨眉山月半輪の秋
 影入平羌江水流  影は平羌の江水に入りて流る
 夜發清溪向三峽  夜清溪を發して三峽に向ふ
 思君不見下渝州  君を思へども見えず渝州に下る 

 

「黄鶴楼送孟浩然之広陵」

 故人西辭黄鶴樓  故人西のかた黄鶴樓を辭し
 煙花三月下揚州  煙花三月 揚州に下る
 孤帆遠影碧空盡  孤帆の遠影 碧空に盡き
 惟見長江天際流  惟だ見る 長江の天際に流るるを

 

「客中作」

 蘭陵美酒鬱金香  蘭陵の美酒 鬱金香
 玉碗盛來琥珀光  玉碗に盛り来たる 琥珀の光
 但使主人能醉客  但だ主人をして能く客を醉はしむれば
 不知何處是他鄕  知らず 何れの處か是れ他鄕

 

「金陵酒肆留別」 

 白門柳花滿店香  白門の柳花 満店香し
 呉姫酒喚客嘗   呉姫 酒を圧して客を嘗めしむ
 金陵子弟來相送  金陵の子弟 来たりて相送り
 欲行不行各盡觴  行かんと欲して行かず 各觴を盡くす
 請君問取東流水  請う 君 問取せよ 東流の水に
 意與之誰短長   別意と之と誰か短長と

 

 結局、詩人にはなれなかったが、編集者、ジャーナリスト・作家と書く仕事を続け、いまもものを書いている。2020年は終わるが、はたして来年はどんな年になるのか? 歴史の流れから見れば、どうってことないない1年となり、淡々と日々が流れていってほしい。

 
[353]久しぶりに「流れ星」を見て想うこと
2020年 12月 17日(木曜日) 17:25

一昨夜、流れ星を見た。午後10時過ぎ、南西の空にあるオリオン座の脇をサッと流れて、一瞬で消えた。本当に久ぶりのことで、「あっ」と言う間もなかったが、晴れ晴れとした気分になった。

 

 ここ数年、12月の半ばは、誕生日なので、大磯プリンスに宿泊し、4Fのスパで、インフィニティプール、ジャグジーに入りながら、湘南の海の光景を見ている。一昨日は、夕日が箱根に沈むのを眺め、富士山がオレンジのシルエットのなかにじょじょに夜のとばりに包まれていくのを眺めた。

 右手に伊豆半島、正面に伊豆大島、左手に江ノ島と三浦半島。相模湾の景色は、中心の大磯から見るのがいちばんだ。

 

   

 

 そして、夜、ふたたび、スパに行き、今度は夜空をずっと見つめていた。小学生のころ、星座盤を買ってもらったとき、毎晩のように夜空を見上げて星座を探したことを思い出す。しかし、大人になってから、どれだけ夜空を見上げてきただろうか?

「満点の星」という言葉があるが、それを体験したのは数回しかない。それも、海外でのことだ。

 残念ながら、満点の星は大磯では無理だ。それでも、目を凝らせば、オリオン座やこいぬ座、おおいぬ座は確認でき、「冬の三角形」ペテルギウス、シリウス、プロテオンははっきり見える。

 ちょうど、いまは「ふたご座流星群」の時期で、そのせいか、流れ星を見ることができたのだろう。

 

 NHKの番組「コズミックフロント」は毎回見ている。先週来、「はぶさ2号」が小惑星「りゅうぐう」から持ち帰ったサンプルに注目が集まっている。また、昨日は、中国の月面探査機「嫦娥5号」がサンプル帰還に成功した。世界中で、ハビタブルゾーン内惑星の発見と探査が進んでいる。

「私たちはどこから来たのか。私たちは何ものなのか。私たちはどこへ行くのか」

 この答は、私が生きているうちには出ないだろう。しかし、星空を見るたびに、この問いが心に浮かぶ。

 人類の歴史、とくにいまのコロナ禍など、悠久の宇宙から見れば、一瞬の流れ星に過ぎない。
 
2020年12月3日●新刊『コロナ敗戦後の世界』(MdN新書)発売

私の新著『コロナ敗戦後の世界』(MdN新書、980円)が、12月4日に発売されます。前著『コロナショック』に続く第2弾で、コロナ禍によって今後、世界と日本がどうなっていくのかを展望しています。

 それは、日本に関して言えば「絶望未来」です。いまの日本は衰退を続けるだけで、明るい材料がなにもありません。そこに襲ってきたのが「コロナ禍」ですから、日本の衰退は加速します。

 

 いつも思うのは、いったい日本はどれほど敗戦を重ねればいいのだろうか?ということです。

 半導体敗戦」「家電敗戦」「液晶敗戦」「パソコン敗戦」「デジタル敗戦」「スマホ敗戦」など、挙げていけばきりがありません。今回の「コロナ敗戦」から、はたして立ち上がることができるのか? そのためになにができるのか?それをいま真剣に考えなければなりません。

 

Amazon『コロナ敗戦後の世界』 (MdN新書) 

https://www.amazon.co.jp/コロナ敗戦後の世界-MdN新書-山田-順/dp/4295200913/ref=sr_1_2?dchild=1&qid=1606968867&s=books&sr=1-2

  

 

 以下が、本書の「はじめに」と「目次」です。

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[352]冬到来。ワクチン開発でボロ負けの日本。このまま迷走を続けるだけなのか?
2020年 12月 02日(水曜日) 17:53

1カ月ほど静養の旅に出て、帰ってみたらすっかり冬になっていた。今日は1日雨降り。気温は10度までしか上がらなかった。まだ5時前だというのに、もう外は夜のとばりが降りている。

 石垣、沖縄、指宿、鹿児島、宮崎を回った。南の旅だったから、どこもまだ暖かく、石垣ではビーチで泳いだ。

 

 今日の東京の感染者数は、水曜日としては最高の500人。1カ月前、旅に出る前は、コロナ感染がここまで悪化するとは思わなかった。コロナより米大統領戦の結果に気を取られていた。まだ、トランプが騒いでいた。それがすっかりおとなしくなったので、今後、アメリカは大きく変わるだろう。

  

   

 それにしても、「Go Toトラベル」の混乱、迷走ぶりはひどい。私も利用したので批判するのはおこがましいが、どう考えてもコロナには逆効果だった。どこに行っても人出は多く、とくに人気の観光地はごったがえしていた。長期滞在した南のリゾート以外は、なんとなく落ち着かなかった。昨日、小池百合子と菅が会談し、東京の「Go Toトラベル」から、65歳高齢者と基礎疾患のある人間の除外が決まった。こんな愚策を決めるために東京と国のトップが会談するのだから、どうかしている。もう半年以上、この国は迷走を続けている。いったい、政府はどうしたいのだろうか?

 

  

 アメリカ、英国では、いよいよワクチンの投与が開始される。ファイザーとモデルナの2種のワクチンが認可される予定たが、なぜか、日本では懐疑的な見方が強い。メディアも専門家も「やってみないとわからない」と言っている。

 しかし、このワクチンは間違いなく効果がある。2社とも95%の効果を公表したが、そのとおりだろう。

 

 とくにモデルナは、「mRNA」(メッセンジャーRNA)ワクチンだけに、必ず成功するはずだ。

 モデルナは気鋭の生物学者デリック・ロッシが2010年に創業し、遺伝子情報を駆使した製薬開発を進めてきた新興企業にすぎない。そこに、ワクチンは安全保障にかかわる戦略物質という認識で、アメリカは大金を投じた。あのアンソニー・ファウチ博士も「効果は十分に期待できる」と断言している。

 

 ワクチン開発で、日本はボロ負けだ。いまだに、臨床試験(フェーズ3)までいっていない。ロシアや中国の見掛け倒しのワクチンよりひどい。たった600億円しか予算を投じなかったことに、政府の認識のなさがよく表れている。

 日本政府はファイザー、モデルナ、アストラゼネカから供給を受けることで合意したと発表しているが、どうなるかはわからない。

 

 ワクチン投与が順調に進めば、いずれコロナは政治課題ではなくなるだろう。アメリカは、ワクチン接種がある程度進んだ段階で、「コロナ克服」を宣言するだろう。もし、期待した効果がなかったとしても、そうして政治的な解決をはかるだろう。

 そのとき、日本はどうするのか? このままずるずると感染拡大を続け、ワクチンも届かないとなれば、最悪の2021年になりかねない。
 
[351]バイデン勝利も、トランプがぶち壊したアメリカの分断は続く
2020年 11月 06日(金曜日) 10:58

米大統領選がほぼ終わった。トランプが勝つには、現在残っているペンシルベニア(選挙人20)、ジョージア(16)、ノースカロライナ(15)を取ったうえ、もっとも票が遅れるとされるネバダ(6)も取らなければならない。つまり、ほぼバイデンで決したと見ていい。

 現在、CNNを見ているが、ジョージアでは残り1万8000票ほどで、ほとんどがアトランタ都市圏の票だから、バイデンがトランプをひっくり返す可能性が高い。そうなると、決まりだ。

 

 さきほど、トランプは会見を行い、「合法的な票を数えれば私は簡単に勝っている。違法な票を数えれば、彼らが選挙結果を盗むことになる。われわれは多くの鍵となる地域で大きく勝っている」と述べた。郵便投票は不正だと改めて主張したわけだが、元気がなかった。

 

 とはいえ、ここまでトランプが接戦に持ち込むとは思わなかった。世論調査とメディアの報道通り、バイデンが圧勝するものと思っていた。

 それが、当初は、トランプが勝つ勢いだった。少なくとも、フロリダ、テキサスを取ったときは、「ああ、これはトランプの勝ちだ」と思った。ところが、事前に予想された「レッド・ミラージュ」の展開となり、ウィスコンシン、ミシガンでバイデンが逆転、「ブルーシフト」となった。

  

 それにしても、開票状況を見ていると、アメリカは都市部と郊外、地方ではまったく違う。完全にデモクラッツとリパブリカンに分断されている。

 トランプ支持者は、都市部にはいない。アリゾナにしてもフェニックスと郊外、ジョージアにしてもアトランタ、サバンナと郊外、ペンシルバニアにしてもフィラデルフィア、ピッツバーグと郊外ではまったく違う。なぜ、ここまで違うのか、「都市部のインテリと郊外の庶民」と解説されても、そんなはずはないと思う。郊外住民、地方住民はインテリではないのか。

 

 それにしても、トランプの支持者の多さに驚く。世論調査は今回もまた機能しなかった。前回、2016年のとき、トランプの当選は予想外だったが、それでも、反エリート、むき出しの本音が、エスタブのヒラリーを嫌う人々に受け入れただろうと納得できた。マニュアル労働に従事し、郊外のダイナーで、クアーズを飲んでステーキを食べていれば、そういう気分になる。

 

 しかし、今回は違う。この4年間で、誰もがトランプがどんな人物か知った。完全な自己中オヤジで、ウソつき、女性蔑視、白人至上主義者で、難しいことは大嫌い、ディールで勝つことしか頭になく、逆らう人間はすぐにクビにする。これがわかったのに、アメリカ人の半分が投票した。しかも驚くべきことに、前回よりもラティーノと黒人の票は増えている。

 これでは、アメリカの分断は今後も続く。上院は民主党が逆転できなかったのだから、「ねじれ」で、バイデンはろくなことはできないだろう。

 もう、アメリカは元に戻らない。世界をリードする「ランドオブ・フリーダム」(自由な国)は消えた。

 
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「出版大崩壊」著者インタビュー

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